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USER.mdをObsidianに置く運用を飯塚浩也さんが解説。AIツールを乗り換えても自己紹介がいらなくなる

飯塚浩也さんのチャンネル「Obsidianでつくる最強の右腕」/2026年9月11日

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、飯塚浩也さんの「Obsidianでつくる最強の右腕」チャンネルから、USER.mdをObsidianに置く運用を紹介するね。

タイトルを見た瞬間、あ、そうそう、これ私もずっとやってることだ、と思いました。Cursor・Claude Code・Codexを行き来していると、ツールを変えるたびに「私はこういう人間で、こういう仕事をしていて」と一から説明し直す羽目になる。地味に疲れるんですよね。で、飯塚さんはこの動画で、その手間をObsidianに置く1枚のファイルで解消する方法を、ホワイトボードと実際のVault画面の両方で見せてくれています。ぶっちゃけ、私がObsidianにやってきたことと構造がほとんど同じで、勝手に頷きながら見てたんだよね。

3行でわかるポイント
  1. USER.mdは「自分の取扱説明書」で、CLAUDE.md・AGENTS.mdなどのルールファイルから読み込ませれば、AIツールを変えても自己紹介がいらなくなります
  2. Cursor・Claude Code・CodexはルールファイルがMDC・CLAUDE.md・AGENTS.mdと割れていますが、CLAUDE.mdの冒頭にAGENTS.mdを参照させる1行で橋渡しできるんだよね
  3. 飯塚さんの実際のVaultでは、セッション開始時にlessons.md→MEMORY.md→daily→USER.mdの順で読み、終了時にevents・facts・daily・corrections/inbox.mdへ書く型が運用されていました

出典:飯塚浩也さんのチャンネル「Obsidianでつくる最強の右腕」(2026年9月11日公開)

01

「躊躇っている人が多いと思いますので」——ツールを乗り換えるたびに自己紹介をやり直していた話

ツールを乗り換えるたびに自己紹介をやり直す問題の図解

動画は対談形式で始まります。冒頭、Cursor・Claude Code・Codexを日替わりで使い分けながら「ある時はClaude Codeが最強だ」と言い合う場面があって、複数のAIエージェントを行き来する人なら誰でも心当たりのある空気からスタートします。

飯塚浩也さん

「躊躇っている人が多いと思いますので」

01:50〜 動画で確認する

新しいAIツールに乗り換えたいのに踏み切れない理由として、飯塚さんが挙げていたのが「また一から自己紹介しなきゃいけない」という手間でした。せっかく育った文脈がリセットされる……このもったいなさ、痛いほどわかります。私も似たことをずっとやってきたんだよね。自分の経験、価値観、口癖、そういうものを全部文字にしてObsidianに蓄積しています。これが分身AIの「魂」になる。分身AIを育てることは、自分が育つことでもあるんだよね。

ツールを乗り換えるたびに説明し直すのって、結局「自分の情報は自分の頭の中だけにある」状態を続けているということです。それ、実は一人で抱え込んでいるのと同じ構造だと思うんですよね。文字にして外へ出しておけば、渡す相手がAIでも人でも、話は早い。実際、私も先月Cursorを新しく触り始めた時、同じ自己紹介を3回書き直しました。1回目はざっくり、2回目は少し詳しく、3回目でようやく形になった感じ。同じ手間を毎回払うくらいなら、最初の1回をUSER.mdに固定してしまったほうがいいんだよね。

乗り換えメモを数える:今使っているAIツールに、直近1週間で同じ説明を何回したか思い出して数えてください。3分、数字が1つ出たら十分です。
02

USER.mdは履歴書。「複数の会社に行ったとしても履歴書1つさえあれば」

USER.mdは履歴書という考え方の図解

ホワイトボードのパートで、飯塚さんはObsidianに最初に作るべきファイルとして「タスク」「知識」「USER.md」の3項目を挙げます。中でもUSER.mdは、自分についての情報をまとめた「自分の取扱説明書」だと説明していました。

飯塚浩也さん

「複数の会社に行ったとしても履歴書1つさえあれば」

06:24〜 動画で確認する

履歴書1枚あれば、どの会社に行っても一から自分を説明し直さなくていい——この例え、なるほどなあと思いました。私が発信でずっと大事にしているのも近い考え方です。「1本完璧に作って仕組み化すれば、質を落とさず量産できる」。その1本に残すのは表面の文体じゃなくて、なぜそうするのかという判断軸や、そこに紐づく体験そのもの。USER.mdも同じで、履歴書という1本を完璧に仕込んでおけば、そこから先は量産できる。

USER.mdも同じ発想だと思います。頭の中に置きっぱなしにしていた自分の情報を、履歴書という1枚の形に固定する。固定したものは、渡せる。渡せるものは、抱え込まなくていい。飯塚さんの言い方を借りるなら、履歴書があれば会社を変えても自分自身は変わらなくていい……そういう安心感なんだと思います。履歴書と違うのは、書き直しが自由なところです。会社を変えるたびに更新する紙の履歴書と違って、USER.mdは新しい発見があるたびにその場で書き足せる。育てる履歴書、と言ってもいいかもしれません。

履歴書の見出しを書く:自分のUSER.mdに入れたい見出しを3つだけ、紙かメモアプリに書き出してください。10分、3つ出たら完了です。
03

CLAUDE.md、AGENTS.md、mdc。ルールファイルが割れている現実と「1行の橋」

CLAUDE.md・AGENTS.md・mdcを1行で橋渡しする図解

Obsidianに情報を蓄積できても、それを実際にAIへ読ませる入口はツールごとにバラバラです。CursorはMDCファイル、Claude CodeはCLAUDE.md、CodexはAGENTS.md。飯塚さんはこの違いを図解しながら、AGENTS.mdが業界標準になりつつあるとも語っていました。

飯塚浩也さん

「ルールファイルとして使えるようになった」

07:19〜 動画で確認する

Cursor・CodexはAGENTS.mdに対応したのに、Claude Codeはまだ非対応。この隙間を埋めるために飯塚さんが紹介していたのが、CLAUDE.mdの冒頭にAGENTS.mdを参照させる1行を書くという、拍子抜けするほど簡単な方法でした。シンボリックリンクという手もあるけれど「複雑なので」とあっさり見送っていて、そのバランス感覚に好感を持ちました。理想のAIって、外付けの記録庫じゃないんですよね。自分の体から生えたような、脳のシナプスとAIの記憶がつながった存在に近いほうがいい。

ツールが違えば入口のファイル名は違う。でも中身の「私」は1人しかいません。だから橋を架けるのは1行で十分で、複雑にする必要はどこにもないんだよね。私もCLAUDE.mdに、事業まるごとをAIに任せるための「AI憲法7条」というルールを持たせています。

ひろくん(過去記事より)

カルパシーさんの4原則は「コードを書くときの心得」。私が自分のAI秘書と分身AIに持たせたのは、もう少し広い「AI憲法7条」です。事業まるごとをAIに任せるために持たせた、行動の原則なんですよね。

出典:KarpathyのCLAUDE.md 4原則と、私がAIに持たせた「AI憲法7条」

ファイル名は違っても、渡している中身は同じでした。自分らしさをツールをまたいで引き継がせる、という一点において。

1行の橋を架ける:自分のCLAUDE.mdの冒頭に「AGENTS.mdも参照する」の1行を足してください。5分で終わります。
04

「lessons.md」から読み始める。飯塚さんのVaultで見た、セッション開始と終了の型

セッション開始と終了でメモを読み書きする型の図解

動画の後半は画面共有です。「EVERGREENS」という名前の実際のVaultを開き、AGENTS.md・CLAUDE.md・USER.mdが同じ階層に並んでいる様子や、セッション開始時と終了時に読み書きするメモの型が画面に映し出されます。

飯塚浩也さん(画面実写テキスト)

「1. .agents/memories/corrections/lessons.md — 過去の教訓」

10:30ごろ 動画で確認する

セッション開始時はlessons.md(過去の教訓)→MEMORY.md(長期記憶)→daily(直近の文脈)→USER.mdの順。終了時はevents・facts・daily・corrections/inbox.mdへ書く。この型、私が分身AIに課している最低条件とほぼ同じでした。わからないことは憶測しないで聞く。でも、わかることは2度聞かない。

正直、既に分かっていることをAIへ何度も再入力させるのは、私からすると一番もったいない時間の使い方です。lessons.mdを先頭で読ませるのは、この「2度聞かない」を仕組みにしている証拠。記録にない不足だけを、憶測で埋めずに聞く……この境界線があるから、原液と信頼が両方守られる。飯塚さんの「開始と終了の型」は、まさにその境界線を毎回引き直す作業なんだと思いました。

引き継ぎメモを書く:今日の作業が終わったら、明日の自分か誰かに向けて1行だけ引き継ぎメモを書いてください。5分でできます。
05

agentsフォルダにスキルを寄せる。共通言語としてのSkillの育て方

agentsフォルダにSkillを蓄積する図解

「自分専用となったAIがもたらすレバレッジ」パートでは、agentsフォルダに主要なスキルをまとめ、Cursor・Claude Code・Codexの各ツールがそこを参照する構成が紹介されます。Skillという単位は、ツールをまたいでも同じ形式で書けるのがポイントでした。

飯塚浩也さん

「そこからYouTube台本のSkillを作ってください」

04:10ごろ 動画で確認する

やり方の手順やチェックリストをメモ化しておくと、それがそのままSkillの種になる。YouTube台本づくりを例に挙げていましたが、要は「繰り返しやっていること」を先に言語化しておくということなんですよね。私自身、AI秘書の凛ちゃんに同じような形でSkillを蓄積させています。最初は「議事録を作って」のたびに手順を説明していたのが、今は名前を呼ぶだけで同じ質のアウトプットが返ってくる。あの最初の言語化の手間を、もう払わなくていいんだよね。分身AIと対話していると、自然と自分を客観的に俯瞰できる瞬間があります。自己発見にもなるし、一段上の視点が持てる。

Skillを育てるという作業は、単に効率化のためだけじゃないと思います。自分がどうやって物事を進めているかを言葉にする過程そのものが、実は自分を見つめ直す時間になっている。以前フォルダ設計について書いた記事でも近いことを扱いましたが、渡す場所を先に決めておくと、AIとの仕事は迷わず進むんだよね。

手順を3行にする:今週2回以上繰り返したAI作業を1つ選び、その手順を3行でメモしてください。10分で足ります。
06

「SOLD.mdということですか?」——AIに人格を持たせる、その先の話

AIに人格を持たせるファイルの図解

15分を過ぎたアフタートークで、聞き手が「何が変わるんですか?」と素朴な質問を投げます。話は、ユーザー情報だけでなく、AIエージェント自体に役割や人格を与えるファイルへと広がっていったんだよね。専門特化AIやAI社員という言葉も出てきます。

飯塚浩也さん

「SOLD.mdということですか?」

16:00〜 動画で確認する

画面には「SOLD.mdということですか?」というテロップがそのまま表示されていました。飯塚さんが例に挙げていた「専門特化AI」や「AI社員」という言葉の中身は伝わってきます。弁護士のように特定の役割を持ったAIや、ビジネスマネージャーとして動くAI社員には、USER.mdのような人間の情報だけでなく、そのAI自身の役割を定義するファイルが要る、という話だったんだよね。私は引退する時に言われたい言葉として、ある一言をずっと思い浮かべています。「でも大丈夫。分身AIがいるから、ひろくんの魂は永遠に続く。」

まだ叶っていない、ただの願いです。でも、USER.mdに自分の情報を書き、AIエージェントに役割を与えるファイルを育てる作業は、たぶんこの願いへ向かう最初の一歩と同じ方向を向いているんだよね。人格を持ったAIというと大げさに聞こえるかもしれないけれど、やっていることは地味で、書いて、読ませて、直す。それだけの積み重ねです。

人格を1文書く:自分のAIに「こういう人格であってほしい」を1文だけ書いてみてください。5分で書けます。
FAQ

よくある質問

動画を見ていなくても、この記事だけで内容はわかりますか?

主要な論点はこの記事で追えるようにしています。ただ、ホワイトボードの図が少しずつ書き足されていく過程や、実際のVault画面をスクロールしながら説明する間の取り方は、本編でしか伝わりません。気になった見出しはタイムスタンプから本編を確認してみてください。

USER.mdとAGENTS.mdは何が違うんですか?

動画の中での位置づけとしては、USER.mdは「自分(人間)についての情報」を書くファイル、AGENTS.mdやCLAUDE.md・MDCは「AIへの指示・ルール」を書くファイルという役割分担でした。USER.mdはAGENTS.md側から参照される形で使われています。

Claude Codeユーザーでも使える話ですか?

使えます。動画で紹介されていたのは、Claude CodeがAGENTS.md非対応でも、CLAUDE.mdの冒頭にAGENTS.mdを参照させる1行を書くだけで橋渡しできるという方法でした。私もこの記事の中で、自分のCLAUDE.md運用と重ねながら紹介しています。

MATOME

まとめ|飯塚浩也さんが教えてくれた、AIに渡す前の「自分の履歴書」

飯塚さんが繰り返していたのは、新しいツールを増やす話ではなく、自分の情報を置く場所を1つに決める話でした。USER.mdという履歴書を作り、ルールファイルから参照させ、セッションの始まりと終わりにメモを読み書きする。地味な作業の積み重ねですが、だからこそツールが増えても崩れません。

私が今週から変えるのは1つだけです。セッション終了時のメモを書く場所を1つに揃える。今はevents・facts・dailyに散らばったままなので、まず置き場所から整えます。今日拾った6つの見出しのうち、1つでもあなたの手元に持ち帰ってもらえたら嬉しいです。

COLUMN

ひろくんコラム|説明書を書くのは、面倒じゃなくて仕込みだった

実家の惣菜屋で弱火のまま味を仕込む場面の図解

ここからは、記事の中では書ききれなかった、私自身の話をさせてください。USER.mdの話を聞きながら、頭に浮かんでいたのは料理の下ごしらえだったんだよね。実家の惣菜屋「山口屋」の厨房で、祖父が仕込みをしている横で、私は味見をする係だったんです。仕込みは地味で、誰も見ていない時間が長い。でも、そこをサボると当日の火加減がどう頑張っても追いつかない。

自分の経験や価値観を文字にしてObsidianへ置く作業も、私にとってはまったく同じ「仕込み」です。派手さはゼロ。誰かに見せるためのものでもない——でも、そこをやっておくかどうかで、AIに何かを頼んだ時の出来上がりが全然違ってきます。仕込みをサボった鍋は、火を強くしてもごまかせないんだよね。

抱え込みOSの頃の私は、仕込みという概念自体がありませんでした。全部を自分の頭の中だけで抱えて、誰にも渡さず、必要になるたびに一から思い出していた。134kgだった頃も、借金を抱えていた頃も、根っこはそこだったと思います。外に出さない。出す仕込みをしない。だから毎回ゼロから始まっていた。

委ねるOSへ変わってから、私は仕込みを惜しまなくなりました。分身AIに渡すための言葉を、時間をかけて仕込む。分身AIひろくんと話していると、自分でも忘れていた仕込みの跡が、思わぬところで役に立っていることに気づかされます。

飯塚さんのUSER.mdも、きっと同じ仕込みです。あなたが今書いているメモは、地味で誰も褒めてくれないかもしれないんだよね。でも、次にAIと向き合う時、その仕込みがちゃんと味を決めます。今日、1行だけでいいので、自分についての仕込みを始めてみてください。

LINK

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REF

参考リンク・帰属

  • 飯塚浩也さんの自己紹介文「医師として10年以上の臨床経験を持ち、その後エンジニアへ転身。ベンチャー企業のCTOを務めたのち、株式会社Leversを創業」は動画概要欄の記載で確認しています
  • 本文中の引用は、動画内の発言または画面テロップ・実写テキストをそのまま抜き出したもので、読みやすさのために句読点のみを補っています
  • 「SOLD.md」という表記は、16:00ごろの画面テロップ(フレームキャプチャで実写確認済み)をそのまま採用しています
  • タイムスタンプは動画概要欄記載の目次、および画面テロップの表示位置から確認した目安です

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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成・画像制作にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っていますよね。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。

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