人が自然と集まる告知デザインの正体。「1週間で100人」の画像と、美しさより”見えるか”の話
2026年7月2日(木)朝7:00〜 / 出演:ただっち × ともみん
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。今回は木曜あさのGPTs研究会LIVEから、ただっち(多田啓二)とともみん(甲斐智美)の「AI×デザイン」対談回を紹介するね。
「告知してるのに、人が集まらない」。これ、耳が痛い人多いと思うんですよ。私もね、告知画像は毎回悩むクチなので、朝からノートを取りながら見てました。AI開花マーケターのただっちと、AIクリエイティブデザイナーのともみん。マーケターの目とデザイナーの目、両方から「人が自然と集まるデザイン」を掘っていく回で——ぶっちゃけ、朝からノート取りっぱなしでした。AIで告知画像を作るのが当たり前になった今こそ、効いてくる話だと思う。実際に1週間で100人集まった告知画像の裏側から、身も蓋もない(でも深い)結論まで。一言でまとめると「美しさより”見えるか”、ツールより”心を揺さぶるか”」。LIVEを見てない人も全容がわかるように、たっぷりまとめていくね。
出演者プロフィール:ただっち(多田啓二) / ともみん(甲斐智美)
3行でわかるポイント
- ともみんがCanva時代に作った告知画像で、しゅうさんとのコラボ企画に1週間で100人。人が集まるデザインには「パッと見た瞬間、迷いが消える」仕掛けがある。
- デザインの基礎体力は「Canvaテンプレをトレースしまくる苦行」で身についた。AI時代はゼロから作る必要はなくなったけど、「2割良くして組み合わせる」目利きは人間の仕事のまま。
- 結論は「美しさより、見えるか見えないか」。料理で言うと、どんなに凝った盛り付けでもお品書きの字が読めなきゃ注文されない。80代が読める文字の優しさ×発信者の熱量、「2個イチ」で人は申し込む。
⏱ まず2分で:クレイアニメ動画版
じっくり読む時間がない人へ。この回のエッセンスを2分24秒のクレイアニメにしたよ。「美しさより、見えるか」——まず全体をつかんでから読むと、この先がもっと面白くなるはず。
目次
「1週間で100人集まった」告知画像の実物が出てきた


冒頭からいきなり、実物が出てきました。ただっちが画面共有したのは、去年の6月にともみんが作った告知のサムネイル。名郷根修さん(しゅうさん)とのコラボワークショップ「AI×10x」で使ったやつです。画像には「迷いが消える!仕事が減って成果は10倍」「限定100名」の文字。で、これがただの思い出話じゃない。
ただっち(02:12〜)「去年の6月ですね、しゅうさんとやったときのサムネイル。これはともみんが作ってくれたやつをベースに修正したやつかな、ですけれども。こんな感じのデザインを作ってくれたら、これが1週間で100人集まったのかな」
1週間で、100人。イベント告知やった経験がある人なら、この数字のヤバさわかるでしょ。私も告知は何度もやってきたけど、正直、画像ひとつでここまで変わるかって、ちょっと衝撃でした。しかもこれ、2人の記憶だと「未来(AI)じゃなかったよね、たぶん」「自力でね」って確認し合ってて——つまり当時はまだ画像生成AIをフル活用する前。ともみんがCanvaの素材を駆使して、手作りしてたころの作品なんですよね。AIなしでも人が集まるデザインは作れてた。だからこそ「何を意識してるのか」の中身は道具に依存しない、ともみんの身体に染みこんだ感覚なんだなあ、と。
ただっち(03:03〜)「自力で作ってもらったやつでしたね。当時Canvaこれ全部使ってね、ともみんが作ってくれて、これを告知画像で集客したら本当にあっという間に100人集まったので、さすがだなーって思ったのがですね」
ともみんも「そうね、Canvaで作ってたよね、あの時はね」って懐かしそうで、この空気感がもう、長年コンビでやってきた2人なんですよね。作った本人は当たり前の顔をしてるけど、頼んだ側のただっちは「さすがだなー」の記憶が鮮明に残ってる。デザインの価値って、作り手より受け取り手の記憶に刻まれるものなんだなあ、と。
で、ここからが今日の本題。「何を意識してこのデザインを作っているのか」。ただっち自身、タイトルは自分でつけたけど、どうして人が集まるのか、集まるにはどんな要素が必要なのか——そこをマーケターの視点とデザイナーの視点で対談していこう、と。ちなみにこの日のともみん、前日に多国籍な仲間と浴びるほど飲んできたらしく(笑)、髪をウルフカットにざっくり切った話から始まるゆるさ。でもね、このゆるい雑談の中に「髪型もデザイン」ってサラッと入ってくるのが、この2人の面白いところなんですよ。
それと、冒頭でもうひとつ面白い視点が出てました。名前や告知の見た目が「AIっぽいか、AIっぽくないか」問題。
ともみん(05:03〜)「逆に最近、AIっぽくないのも目立つかもしれんよね」
AI生成の画像が当たり前になったからこそ、手作り感が逆に目を引く。だからともみんは「逆にCanvaで全部一回作ってみる経験はありかもしれない」なんて話も。デザインって、画像の中だけの話じゃない。髪型も、名前の見せ方も、人がパッと見て受け取る印象ぜんぶがデザイン。その射程の広さが、冒頭の雑談からすでに見えてた回でした。
デザイン筋トレは「トレースの苦行」— Canvaの中に答えがある


じゃあ、その「人が集まるデザイン」を作る力って、どこで身についたのか。ともみんの答えが、いやー、体育会系でした。元チームのデザイン仲間との話から出てきたのが、デザインのオンラインサロン時代の修行の話。
ともみん(05:30〜)「あの当時、デザインの方のオンラインサロンでは、非常にトレースしまくるみたいなね、苦行をやってたんよ」
他の人が作ったデザインを、Canvaのテンプレを、ひたすらトレース(なぞって再現)する。しかもこれ、ただの写経じゃないんです。ポイントは「探す」ほう。ともみんいわく「Canvaのテンプレって結局、Canvaの中にあるんだよ、答えが」。テンプレで使われている素材も文字も、必ずCanvaのどこかに存在する。だから、お手本と全く同じ素材・同じフォントを、膨大な素材の海から自力で探し出してくる——それが修行の中身だったんです。
ともみん(06:23〜)「そもそもデザインってさ、選んでたわけじゃん。素材を集めて文字を入れてっていう作業をやってたから、それを探すスピード感がデザインだって、やっぱ必要なんだよ」
デザインは「描く」より先に「選ぶ」——この感覚、目からウロコじゃないですか? 探すスピード感がそのままデザイン力になる。じゃあ、AI時代になって素材を探す必要すらなくなった今、この話はどうなるのか。ここがともみんの鋭いところでした。最近人と話していて感じるのは「枠がCanvaだったりAIの中に留まってる人がすごい多い」ってこと。無料素材のイラストACやフォトACもあるし、自分の写真を入れてもいい。組み合わせは無限にあるのに、ひとつの道具の中だけで完結させちゃう。ただっちも「確かに、1から10まで全部AIで作ってもらうっていうのはあるよね」と即座に共感してました。で、ともみんの答えがこれ。
ともみん(07:51〜)「1から10じゃなくて、2割ぐらい良くて組み合わせたらいいから。別に背景をCanvaの素材から使ってもいいし、AIで生成した文字だけを使ってもいいみたいな感じになる。なんかそう、私にとっての当たり前を、当たり前じゃない人も結構いるんやなって思うよね」
AIに1から10まで全部作ってもらうんじゃない。AIの出力を「2割良くして、組み合わせる」。背景はCanvaから、文字だけAIから、写真は自分の実物から——って、道具の枠を越えて”いいとこ取り”する。トレースの苦行で鍛えた「選ぶ目」があるから、AI時代でも組み合わせの引き出しが違うわけです。ツールの中に閉じこもった瞬間に、みんなと同じものしか作れなくなる。これ、デザインに限らずAI活用全般に刺さる話だなあと、私は勝手に膝を打ってました。料理で言うと、レシピサイトの中だけで献立を考えるか、冷蔵庫と八百屋と記憶の中の母の味まで総動員するかの違い。引き出しの数が、そのまま仕上がりの違いになるんですよね。
パッと見た瞬間に「迷いが消える」— 目立たせる設計の話


で、いよいよ核心。人が集まる告知画像は、何が違うのか。ともみんの答えは、拍子抜けするほどシンプルでした。パッと見た瞬間に、何が起きるか。
ともみん(08:52〜)「パッと見つけると何が起きるかって、迷いが消える、しか多分残らんのよ」
迷いが、消える。いい言葉だなあ。情報がゴチャッと並んでると、見る側は無意識に「どこから読めばいいの?」って迷う。その迷いの一瞬が、スクロールで飛ばされる命取りになる。だからともみんは、サムネイルで「パッと入った時に何が一番目立つか」をいつも気をつけてるそうです。画面に並んだサムネイルを見ながら、ただっちも「一番上のこのネオンのやつがインパクトありますね」って、実際に視線が吸い寄せられる体験をその場でしてました。そして「目つぶってパッと開けた時にどれが一番入ってくるかとか、そこらへんあんまり考えたことなかったですね」と正直に白状(笑)。マーケティングのプロでも、この「視線の最初の一撃」は盲点だったって話です。そこにともみんがサラッと添えた「でも広告って、そういうもんだからさ」が、また本質で。
ともみん(10:02〜)「キャッチコピーもちろん大事なんやけど、どう目立たせるかがすごく大事だよね」
キャッチコピーの中身と同じくらい、「どこを、どう目立たせるか」。言葉を磨くのは得意でも、その言葉を”どう見せるか”まで設計してる人は意外と少ない。告知がスルーされるのって、コピーの弱さより「視線の置き場所」の問題なのかもしれないわけです。ここでただっちが、デザインを知る前の自分の話をしてくれました。
ただっち(10:06〜)「僕がデザイン全然知らないときは、同じぐらいの文字の大きさの、同じ色で同じ文字の大きさみたいな感じだったんで、ともみんのこの強調の仕方とか色の変え方とかっていうのは、めちゃめちゃ参考になって」
全部同じ大きさ・同じ色——つまり、全部を伝えようとして、何も伝わらない状態。あるあるすぎて胸が痛い。強弱をつけるって、裏を返せば「目立たせないものを決める」ってこと。全部載せたい気持ちをグッとこらえて、一番残したいものに視線を集める。料理の盛り付けで言えば、主役の一皿を決めて、付け合わせは脇に寄せる感覚です。主役が3つある皿は、結局どれも主役に見えない。ともみん自身、他の人のサムネイルを見る時も「パッと見た時に何が目立つのかな」って目で無意識にチェックしてるそうです。プロは見る時から違う。SNSのタイムラインって、告知画像が並ぶ巨大な陳列棚みたいなものだから、そこで指を止めてもらえるかどうかが最初の勝負。告知画像は「読ませるもの」じゃなくて「止めるもの」なんだ、って整理すると腹落ちしますね。私も今度から、作った告知を一回引きで眺めて「目をつぶってパッと開ける」テスト、やってみようと思います。
美しさより「見えるか見えないか」— 80代が読めるデザインという優しさ


ここからが、今日いちばん身も蓋もなくて、いちばん大事なパート。ウェブデザイナーのともみんが言い切るんですよ。「見えるか、見えないか」だって。
ともみん(10:36〜)「え、だってさ、私たちは今さ、こうやってパソコンで配信をしてるから、パソコンで大きい画面で見てるわけじゃない?でもね、配信見ててわかってる方って、スマホで見てる方もいるわけよ」
「そもそもさ、パソコンで見てると思うなよっていう話」と、ともみんはバッサリ。作る側はパソコンのデカい画面で作る。でも見る側はスマホ。この前提のズレを放置すると、渾身のデザインが「ちっちゃくて読めない何か」になる。しかもAIに任せると律儀に情報を詰め込んでくれるから余計にちっちゃくなる——「いっぱい情報詰めてくれるんやけど、本当にそれが人に優しいのかっていう視点」が要る、と。ここでただっちが出してきたのが、これまたともみん作の正方形バージョンのデザイン。「スマホだと正方形のが見やすいというところもあるので、こういう感じの正方形も作ってもらいました」って、画像の形からして「どの画面で見られるか」への配慮なんですよね。
で、この話が一気にリアルになったのが、年齢の話。ただっちが「最近、老眼が始まってる」ってカミングアウトして(今月46歳になるそうです)、コメント欄にも老眼仲間がぞろぞろ(笑)。ただっちのLP講座でも、受講生さんが思いをバーッと書いてくれるんだけど字がちっちゃくて、「対象者は何歳ですか?」「50から60です」「絶対見れないですよ」っていうやりとりが実際にあるそうで。笑い話みたいだけど、ともみんは経営者向けにデザインを見せる経験から「見えんって言われる。だから本当に重要なやつは、紙でデカデカと持っていくことが、年配の方には非常に重要」とまで言い切ります。ウェブデザイナーが「紙でデカデカ」を勧める。この割り切りに、相手基準の徹底ぶりが出てますよね。そして出てきたのが、この日いちばん優しい一言。
ともみん(16:56〜)「もう50代が見たとしても、80代が読めるようにっていうくらいの優しさを入れてあげることによって、ちょっと見やすくなるかなっていうのはある」
80代が読めるように、っていう優しさ。これ、デザインの話をしてるようで、完全に「相手を想像する力」の話なんですよね。ターゲットが年配なら「見える」がすべてに優先する。同世代より下を狙うならデザイン性で勝負する。誰に届けたいかで、デザインの正解がまるごと変わる。ともみんいわく、年配の方向けの本がめちゃくちゃシンプルで文字がでかいのには、ちゃんと理由がある。おしゃれなフォントで小さくまとめた告知は、作った本人だけが満足して、届けたい人には「存在しないのと同じ」になってるかもしれない。ただっちのまとめが、この章の結論でした。
ただっち(18:01〜)「美しさより読めるか。人が集まるためにも、美しさよりまずは伝わるかっていう、そこの伝わるかという大前提があってこそのデザイン性になってくるってことなのかな」
熱量×デザインは「2個イチ」— AIでみんな似てくる時代に選ばれるもの


じゃあ、見やすくて目立つデザインを作れば人は集まるのか。……そう単純じゃないのが、この回の深いところで。ともみんが、ただっちとのコンビを「ただっちの熱量と私のデザイン、終わったときに反応があるよね」って表現したんです。片方だけじゃない、2個イチ。そしてその仕組みを、こう言語化してくれました。
ともみん(18:49〜)「この画像の雰囲気かつ文字が面白くて、ちゃんと理解できた時に人は申し込むってわけ」
デザイン単体でも、熱量単体でもない。発信する人の「これを伝えたい」という熱と、それを受け取りやすく整えるデザイン。この“2個イチ”で反応が出る、っていう2人の実感がすごく腑に落ちました。で、そこから「依頼する側の姿勢」の話になっていくんです。
ともみん(19:20〜)「投稿する人が熱量なく、伝えたいことがなんとなくでいいよみたいな人なのか、ここの文字は絶対にこれを集中させたいんだよっていう思いがあるかないかって、結構重要なんだよね」
「なんとなくいい感じにして」で頼むと、デザイナーが大事だと思うものが強調されて、本人の伝えたいこととズレていく。ともみんも、目立たせたい文字はロジカルに「絶対反応があるもの」を大きくするけど、依頼側にこだわりの軸がないとバランスがずれていく、と話してました。逆に「この一言だけは絶対に届けたい」があると、デザインは一気に強くなる。聞きながら私は、AIへの指示出しと全く同じだ……って毎朝の画像づくりを思い出してました。「いい感じの画像作って」、私もつい言っちゃうんですよね。で、ただっちがマーケター目線で付け足したのが「私のことだと思ってもらえるか」問題。
ただっち(20:16〜)「いかに私のことだと思ってもらえるかどうかっていうところがすごくポイントだなと思っていて。ついつい伝えたい側としては、オリジナルの商品名とか作っちゃったりするわけですよ。でもそれは、受講者さんだったりお客さんの目線に立ってみて、どう伝わるのかっていうことの方が大事なんですよね」
カッコいいオリジナル商品名、つけたくなるんですよねえ。でも見た人が「それって何?」で止まったら、そこで試合終了。そして話は「AI時代、みんなのデザインが似てくる」問題へ。ほぼ全員がAIで作るようになって、平均点は上がった。Canva素材っぽさがすぐバレたように、これからは「AIっぽさ」もすぐバレる。その中でどうするか。ともみんの見立ては「その似た中で、またAIだって言ってめくっていくわけじゃん。印象に残るデザインは、今後は本当に自由になってくる」——似たものが並ぶ時代ほど、印象に残るデザインの価値が上がる、というもの。そして最後に選ばれる決め手は、結局そもそも論として主催者のお人柄だったりする——って、ただっちが着地させてました。デザインの話が、ぐるっと回って「人」の話に戻ってくる。これぞこの2人の対談って感じでした。
ツールの前に「良いデザインの定義」— 心を揺さぶるかどうか


終盤は、AI時代の学び方の話としても大事なパート。ともみんがよく受ける質問から始まります。「どんなAIツールで資料を作ってるんですか?」って。
ともみん(22:12〜)「最近さ、人とお話ししててよく質問されるのが、ともみんはどんなAIツールで資料を作ってるんですか、僕も上手になりたいんですって言われる。ツールの前に、良い配置って分かりますか?良いデザインって分かってますか?って言った時に、アッってなるよね」
グサッときた人、いるでしょ。私もです(笑)。ただっちの整理が的確で「良いデザインの定義が分かってないのに、ツールで選ぼうとしても良いデザインはできないわけね」。新しいツールを追いかける前に、「良い」の基準が自分の中にあるか。ともみんはさらに、根っこの問いを投げます。「フォトショップ使うとかCanva使うとか、その使う以前に、スライドって何のためにありますかって言った時に答えられないって、結構致命的だよ」って。
スライドは、何のためにあるのか。ともみんの答えは「相手のため」。相手のイメージを膨らませるためのもの。だから毎回作り込む必要すらなくて、写真1枚でもいいし、資料なしで熱量だけで伝わる人もいる。伝われば、いい。逆に、どれだけきれいに作っても——「きれいでまとまってて、でもなんか響かないみたいなやつ、あるやん」。デザイナーが作ったスライドだから響くわけじゃなくて、伝えたい思いがあってちゃんと伝わるものになってるかどうか。そして、この日いちばん深く刺さった一言がこれでした。
ともみん(28:15〜)「人の心を揺さぶれないものって、あんまり意味がないなって思うよね。上手い下手でもないけど、揺さぶるデザインっていいよね」
きれいなのに、響かない。あれの正体って感情の不在だったのか……と、聞いてて腑に落ちました。ここでコメント欄も動きます。視聴者のなつみさんから「今受けてる講座が文字だらけのスライドを使ってて、私は今なんの時間なんだ?となった」という生々しい実体験が届いて、2人も苦笑い。文字だらけスライド、受ける側は本当にしんどいんですよね。そしてここでただっちが繰り出した例えが、個人的に今日のMVPでした。
カラオケの話です。ただっちが今まで一番印象に残ってる歌は、歌が上手かった歌じゃなくて、「友達が振られた直後に一緒に行ったカラオケで歌った歌」なんだそうで。わかる。わかりすぎる。記憶に残ってるのは「上手さ」じゃなくて「感情と一緒にいた瞬間」だった——デザインの話をカラオケで腑に落とされるとは思いませんでした。じゃあAIの役割は何なのかというと、ただっちの締めがきれいでした。
ただっち(27:10〜)「結局は人の心を動かすって、いかにこの感情を動かせるのかっていうところなので。デザインを通して伝えたい思いを伝え、そして感情を動かすっていうところが大事だなと思って。そこのAIが、お客さんと提供する側の通訳者だと思うんですよね」
AIは、お客さんと提供側の「通訳者」。伝えたい思いを、相手が受け取れる形に翻訳して、コミュニケーションのロスを減らしてくれる存在。盛り込みすぎるとむしろお客さんとの距離が開いちゃう、っていう警告つきで。ツールに振り回されず、でもツールを最大限使う。そのバランスの支点が「何を伝えたいか」にある——って、最初の告知画像の話と最後がちゃんと繋がる、見事な着地でした。
- Q. 人が集まる告知デザインで、最初に意識すべきことは?
- A. 「パッと見た瞬間に、何が一番目立つか」。ともみんは「パッと見つけると迷いが消える、しか多分残らんのよ」と表現していました。全部を伝えようと同じ大きさ・同じ色で並べると、何も伝わらない告知になります。
- Q. スマホ時代のデザインでいちばん大事なことは?
- A. 「美しさより、見えるか見えないか」。作る側はパソコンでも、見る側の多くはスマホ。ターゲットが年配なら「80代が読めるくらいの優しさ」で文字を大きく、が今回のLIVEの結論でした。
- Q. AIでデザインを作ると、みんな似てしまわない?
- A. 似てきます。だからこそ「AIに1から10まで任せず、2割良くして組み合わせる」目利きと、発信者の熱量が差になります。似たデザインが並ぶ時代ほど、印象に残るデザインの価値は上がる、というのが2人の見立てです。
- Q. デザインが上手くなるには、どのAIツールを使えばいい?
- A. ツールの前に「良いデザインの定義」が自分の中にあるかが先、というのが今回の2人の結論でした。「スライドって何のためにありますか、に答えられないと致命的」とともみん。スライドや告知画像は相手のイメージを膨らませるためのもの、という軸の話が本編で語られています。
まとめ:告知デザインは「相手への優しさ」を形にする技術だった
1週間で100人集まった告知画像から始まって、トレースの苦行、迷いが消える設計、80代が読める優しさ、熱量とデザインの2個イチ、そして「AIは通訳者」まで。まるっと1本の線でつながる回でした。今日の話をひとつ持ち帰るなら、私はこの順番かな。美しさより”見えるか”、ツールより”心を揺さぶるか”。人が自然と集まるデザインの正体は、テクニックの寄せ集めじゃなくて、「見る人がどんな画面で、どんな目で、どんな気持ちで見るか」を想像し切ること。で、それを形にする速度をAIが上げてくれる、と。
私自身、このブログの記事画像もAIと一緒に毎日作ってる身なので、「情報を詰め込みすぎてないか」「スマホで見えるか」「で、結局何を一番伝えたいのか」——今日の問いはぜんぶ自分ごとでした。明日の告知画像から、まず文字をひとまわり大きくするところから始めてみない? 私もやります(笑)。
ひろくんコラム:「伝わるか」が先、「きれい」は後。AIと作るほど効いてくる順番の話

今日の「美しさより、見えるか見えないか」って結論、私には耳が痛いくらい実感があるんですよ。このAI氣道の記事も、毎日AIと一緒にグラレコ画像を作ってるんですけど、AIって放っておくと本当に律儀で、情報をぎっしり詰め込んだ「正しくて読めない画像」を出してくるんです。だから私の仕事は、足すことじゃなくて削ること。「この1枚で伝えたいのは結局どれ?」って自分に聞き直す作業が、生成ボタンを押す前のいちばん大事な工程になってます。
それとね、ともみんの「AIの出力を2割良くして組み合わせる」って話。あれ、AIに任せる側の心得としても核心で。AIの出したものって、なめらかで、それっぽくて、つい鵜呑みにしたくなる。でも仕上げの目利きを手放した瞬間に、変なものがスッと混ざる。分身AI.comでは、AIに例え話を任せたらもっともらしい顔で間違えてきた実録を「AIに『たとえ話』を任せたら——AIは”なめらかに”間違える話」として書いてます。最後の2割を人間が見る。デザインもAI活用も、そこは同じでした。
もうひとつ、「きれいなのに響かない」問題。実は私、AIが書いた文章を「自分より上手いかも」って本気で思っちゃった日がありまして。そのとき分身AIの偉人村で大論争になった一部始終を「AIが書いた文章を『自分より上手い』と思った日」に残してあるんですけど、行き着いた結論は今日のカラオケの話と同じでした。上手さでは、心は揺れない。揺らすのは、その人の熱量と体験。料理で言うと、AIは最高の調理器具。でも「誰に、何を食べさせたくて作るのか」だけは、器具からは出てこない。そこさえ握っていれば、AIと作るデザインは、どんどん自分の味方になってくれます。
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📺 この日のLIVE情報
| 配信日 | 2026年7月2日(木)朝7:00〜 |
|---|---|
| テーマ | AI×デザイン 人が自然と集まるデザインの力とは? |
| 出演者 | ただっち(多田啓二)× ともみん(甲斐智美) |
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| 曜日 | 時間 | メインホスト | ゲスト |
|---|---|---|---|
| 月 | 7:00〜 | ひろくん | ただっち |
| 火 | 6:30〜 | ひろくん | 公ちゃん |
| 水 | 6:30〜 | ひろくん | 高崎さん・たくみくん |
| 木 | 7:00〜 | ただっち | ともみん |
| 金 | 7:00〜 | ただっち | 友くん |
| 土 | 7:00〜 | ただっち | ゆきちゃん |
| 日 | 7:00〜/8:00〜 | WACAコラボ | ひろくん+仲間たち |
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