実践レポート/AI仕事術

Gemini Notebook(旧NotebookLM)で過去記事975本を悩み別に並べ替える方法

2026年9月23日

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、飯塚浩也さんの動画を見て、参考に試した実践レポートです。

試した題材は、AI氣道のGPTs研究会LIVE記事975本です。全部をGemini Notebookに入れて、お客さんの悩み別に並べ直しました。無料で配れる入口パッケージの試作までできました。ただ、途中でAIの答えのズレも見つかりました。そこも全部書きます。

3行でわかるポイント

  1. 過去の発信は「悩み別」に並べ直すと入口になる。975本を8つの悩みに並べ直し、元記事で照合できた一言を38本そろえました。
  2. AIの紐付けは信じきらない。対応表40行のうち、引用した一文がその記事に本当にあったのは7行でした。
  3. 料理で言えば、食材を集めるのはAI、味見は人。AIが持ってきた一文を、元の記事で1つずつ確かめてから使います。
動画を参考に過去のLIVE記事975本を悩み別の入口に変えるまでの全体図解

目次

  1. 飯塚浩也さんの動画を見て、参考に試しました
  2. 試した題材は、過去のLIVE記事975本
  3. 過去記事975本をGemini Notebook(旧NotebookLM)に入れる
  4. コードで悩み別の対応表とグラフを作らせる
  5. でも、AIの紐付けはズレていた
  6. できあがった無料の入口パッケージ(試作)
  7. あなたの過去記事を悩み別に並べ替える方法(3ステップ)
01

飯塚浩也さんの動画を見て、参考に試しました

Gemini Notebookが変わった3つの点の図解

見たのは、飯塚浩也さんの動画「【もう要約で満足しない】Gemini Notebookを仕事に活かす「問いの磨き方」」です。Obsidianの実践者として知られる飯塚さんのチャンネルで、とても参考になります。

動画によると、NotebookLMは2026年7月に「Gemini Notebook」へ名前が変わりました(Googleの発表は米国時間7月16日)。変わったのは3つです。

  • 能力:読むAIから、実行するAIへ。中でプログラムが動いて、グラフ・パワポ・Excelまで作れる
  • 情報源:自分が入れた資料だけでなく、AIが自分で資料を探して足せる
  • 立ち位置:GeminiやGoogle検索とつながった

で、飯塚さんが一番大事だと話していたのは使い方の方です。論文と自分のメモを一緒に入れて、「自分の場合はどうなの?」をグラフで確かめる。最後は、自分の言葉でObsidianに残す。

注意も2つありました。何でもかんでもAIに検索させない。変換して終わりにしない。この2つが、あとで効いてきます。飯塚さんのObsidianの設計は、前日の記事でも紹介しています。

02

試した題材は、過去のLIVE記事975本

試す題材を過去のLIVE記事975本に決めるまでの図解

試した題材は、AI氣道のGPTs研究会LIVEの記事です。2024年4月7日から2026年9月21日までで975本あります。サイトの中では、日付順に並んでいます。

動画のデモは、論文と自分のメモを組み合わせるものでした。今回は、自分の過去の発信と「お客さんの悩み」を組み合わせる形で試しています。何で試すかは、AI秘書の凛ちゃんに一問ずつ質問してもらって決めました(グリルミーというやり方です)。

  • 作るもの:無料で配る入口のパッケージ
  • 誰向け:コーチ・コンサル・士業など、実力があるのに埋もれている人
  • 講座の形:その人が自分の発信で同じことをやる手順講座を、パッケージの中に入れる
03

過去記事975本をGemini Notebook(旧NotebookLM)に入れる

975本を29ファイルに束ねてGemini Notebookに入れる図解

ここからの作業は、AI秘書の凛ちゃんが担当しました。まず975本の本文を取り出しました。合わせて約1,030万字です。これを半年ごとにまとめ、1ファイル40万字以下に分けて29ファイルにしました。大きすぎるファイルは、取り込めないおそれがあるからです。

29ファイルをGemini Notebookに入れると、全部入って「29 件のソース」と表示されました。次に、動画で紹介されていた「AIに資料を探させる」機能です。こう頼みました。

40〜60代のコーチ・コンサルタント・士業が、集客・発信・差別化・AI活用で抱えている悩みの調査やアンケート(2025〜2026年・日本)

見つかったのは10件。そのうち7件だけを取り込みました。士業向けのAI情報サイト、企業向けのインフルエンサー市場の記事、中小企業診断士の研究報告書の3件は外しています。お客さん本人の悩みから遠いからです。何でも取り込まない。飯塚さんの注意どおりです。

04

コードで悩み別の対応表とグラフを作らせる

コードで作らせた悩み別の対応表とグラフの図解

ここで、動画で紹介されていた「実行するAI」の出番です。AI秘書の凛ちゃんはGemini Notebookに、コードを実行して3つ作るよう頼みました。

  1. Web資料から、お客さんの悩みを重要な順に最大8つ
  2. 悩みごとに、答えになるLIVE記事を最大5本並べた対応表(Excel・CSV)
  3. 悩みごとに、答えになる記事が何本あるかの横棒グラフ

1回の依頼で、全部出てきました!悩みは8つです。

悩みGemini Notebookが数えた記事数
お客さんが集まらない・売上の柱がない245本
AIツールが次々出て追いつけない182本
経験はあるのに、言葉にして商品にできない138本
お客さんの本音を聞けていない94本
AIの答えが正しいか不安62本
AI検索の時代に、何をすればいいか分からない28本
資金繰り・補助金の相談に乗れない18本
士業の返信の速さ・IT化7本

グラフの下の方は、LIVE記事の中でまだ少ない悩みです。資金繰りと、士業の実務のIT化。ただし、この本数には次の章で書く問題があります。

05

でも、AIの紐付けはズレていた

引用の一文は本物でも記事の紐付けがズレていたことの図解

ここからが、この記事で一番伝えたいところです。AI秘書の凛ちゃんが、対応表を手元の975本と1行ずつ照らし合わせました。結果はこうです。

確かめたこと1回目(40行)作り直し後(25行)
書かれたURLが実在する22行―
引用した一文が、その記事の本文にある7行10行

分かったのは、一文そのものはほとんど本物だったことです。間違っていたのは「どの記事の文か」の方でした。存在しないURLを作っていた行もありました。

グラフの本数も合いませんでした。Gemini Notebookが示した数え方(キーワード)で数え直すと、「集客」は245本ではなく634本になります。

ズレを具体的に伝えて、1回作り直してもらいました。それでも、正しい行は25行中10行です。そこで、役割を分けました。

  • Gemini Notebookに任せる:お客さんの悩みを集める。答えになりそうな一文を探す
  • 人が確かめる:その一文を、元の記事で探す(ブラウザのページ内検索、Macなら⌘F)。見つからない一文は使わない

人間は縦に掘る。AIは横に広げる。AI氣道でいつも話している役割分担を、そのまま当てはめた形です。

確かめた結果、元記事の本文で照合できた一言は38本になりました。ガイドには悩みごとに最大5本ずつ、合計35本を載せています。

06

できあがった無料の入口パッケージ(試作)

悩み別ガイドと手順講座5レッスンができたことの図解

できあがったパッケージは2部構成です。まだ試作で、公開も配布もしていません。

第1部 悩み別ガイド。8つの悩みそれぞれに、答えになるLIVEの一言と記事を並べました。たとえば「経験はあるのに、言葉にして商品にできない」には、この一言が入っています。

自分自身がそもそもどんな価値を持っているのか分かってないのに、差別化なんてそもそもできない。

LIVE記事「AI×起業:お客様に喜ばれる商品づくりの方法とは?Part2」より

LIVEにはゲストも出ているので、私以外の方の言葉も入っています。「資金繰り・補助金」に答える一言は、2本しか見つかりませんでした。グラフが示した穴が、確かめた後でも残ったことになります。

第2部 手順講座(5レッスン)。実力があるのに埋もれている人が、自分のブログやセミナーの文字起こしで同じことをやる手順です。

  1. 過去の発信を1か所に集める
  2. Gemini Notebookに入れる
  3. お客さんの悩みを、AIに探させる
  4. 「悩み×自分の記事」の対応表を作らせる
  5. AIの答えを確かめて、最後は自分の言葉で一言書く

講座には、AI秘書の凛ちゃんが実際に送った依頼文と、Gemini Notebookが間違えた記録をそのまま載せています。

07

あなたの過去記事を悩み別に並べ替える方法(3ステップ)

自分の発信で試す3ステップの図解

過去記事を悩み別に並べ替える方法は、ブログでも、メルマガでも、セミナーの文字起こしでも同じです。

  1. 過去の発信を1か所に集める。WordPressなら、管理画面の「ツール → エクスポート」で全記事を書き出せます。
  2. Gemini Notebookに入れて、お客さんの悩みを探させる。取り込むのは、お客さん本人の悩みに近い資料だけにします。
  3. 対応表を作らせて、一文ずつ確かめる。元の記事で見つからない一文は使いません。最後に、悩みごとに自分の言葉で一言を書きます。

3つ目が一番手間がかかります。でも、ここを飛ばすと、自分の記事に書いていない言葉を配ることになります。

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COLUMN

発信は、並べ直すと鏡になる

発信は並べ直すと鏡になるというコラム図解

発信するから、自分が見える。私はそう思っています。書いたブログを読み返すことも、紙に書いたものを見ることも、自分を映す鏡です。

975本を悩み別に並べ直すと、何をたくさん語ってきたか、何をまだ語っていないかが表になって出てきます。日付順のままでは、この表は作れませんでした。

一方で、AIの答えを確かめないまま配ると、鏡が曇ります。AIが同じミスを繰り返す本当の原因と、防ぐための一手間で書いたことと、根っこは同じです。NotebookLMを使った分身AIの作り方は、3本立ての講座の記事にまとめています。

自分の発信を分身AIに育てていく方法は、分身AI.comもチェックしてね!

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