
WATCH REPORT
Grok Botの新機能をまさおさんが解説。Proactiveで声をかけられても、返信は私が見てから出す
2026.10.09
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、まさおAIじっくり解説chのまさおさんが、Grok Botの新機能3点を解説した動画を紹介するね。
Grok Botに新機能が入るたびに、名前ばかりが増えて、自分の仕事のどこに当てればいいのか分からなくなる。まさおさんは、その3点を18分16秒で解説します。
3点は、10月2日のProactive、10月7日のイーロン・マスク氏の投稿で伝えられた裏のモデルの利用、10月8日のX検索です。話者は、声でX検索を頼む実演や、メール返信を任せる使い方も見せます。結びは、Grok BotをS以上、dotsをA+とするティア評価です。
この記事では、公式の発表、話者の体験、話者の推測を分けて読みます。数字や仕様は話者の説明で、私はGrok Botの新機能3点を自分で試していません。そのうえで、声をかけられる側、裏のモデルが変わる側、BotごとにPCを持つ側として、私の足元に重ねます。
読み終えると、動画の3点を、公式の発表、話者の体験、話者の推測に分けて言えます。そして、Botに仕事を渡す前に、そのBotのPCで何が使えるかを、紙に3行で書けます。
SPEAKER
まさおAIじっくり解説ch
出演: まさおさん(スライドを見せながらの1人解説。途中でGrok Botの音声が応答する)。概要欄の自己紹介には、AIスタートアップのCEO兼CTOとあります。
動画: 【最高アプデ】『Grok Bot』の勢いが凄い!新機能3つを徹底解説!次のトレンドにイーロン氏も本気か
18分16秒、2026年10月9日の公開です。
この記事の軸は「新機能が来た週は、機能の名前より先に、自分の足元の線を紙に出す」。
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まさおさんの動画は18分16秒です。スライドを画面に出しながら、1人で話します。名前が次々に出てくる新機能を、公式の発表の3つと、話者が好きな機能に分けて数えます。
冒頭で、話者は新機能が3つ登場したと伝えます。
まさおさん(動画の中で・0:01〜)
グロックボットから新しい機能を3つ登場している
スライド「1週間で3つ、どれも公式の発表」(約8分33秒の画面)には、10月2日のProactive、10月7日のイーロン・マスク氏の投稿、10月8日のX検索が並びます。
Proactiveは、Grok Botの側から声をかけてくる機能です。10月7日の投稿は、これから仕事ごとに最適な裏のモデルを使う、Opus 5.5などを含む、という趣旨でスライドに映ります。
声での会話、ルーティン、Slack連携、メール返信は、3つとは別の、話者が好きな使い方です。
話者の位置づけは、2分6秒からの一言に出ます。
まさおさん(動画の中で・2:06〜)
非常に使いやすくてまあなんかほんと超シンプルに抽象化されているんですけれどもえー使いやすくなってるサービスやなということは個人的には思っております
ChatGPTとGrok Botのどちらも好きだと断ったうえで、どちらかというとGrok Botの方に未来を感じる、って話します。
この記事は、動画の話を3層に分けて読みます。
1つ目は公式の発表で、スライドの3点が入ります。2つ目は話者の体験で、声でX検索を頼む、メール返信を任せる、見逃したメールを拾ってもらった、がここです。3つ目は話者の推測で、裏でOpus 5.5を借りる設計では、という見立てが入ります。
層を分けるのは、機能の名前が増えるほど、決まった話と人の感想が混ざるからです。混ざったまま聞くと、自分の仕事に当てる時に、何を根拠にしていいのか分からなくなります。
数える線は、スライドの題名にあります。「どれも公式の発表」と書かれた物だけが3つで、残りは、話者が選んだ使い方です。「3点」という数も、この線で決まった数です。この線を先に引いておくと、あとの章で、これは公式の話か、話者の感想か、と迷わずに読めます。
私がやることは、1つだけ。3機能を、声をかけられる側、裏のモデルが変わる側、BotごとにPCを持つ側として、私の足元に重ねます。最初に出すのは、機能の感想ではなく、自分の線。


動画の前半の山場は、声でGrok BotにX検索を頼む実演です。話者が推し機能として見せます。2分26秒ごろから、話者が話しかけ、Grok Botが音声で返事をしながら検索を進めます。
話者は、自分に関する投稿の検索を頼みます。投稿が少なかったので、from指定の検索に切り替えてほしいと伝えると、Grok Botが切り替えます。続けて、伸びる投稿の傾向の分析を頼みます。
まさおさん(動画の中で・4:49〜)
ここで対話をしながらも全部仕事が終わってくれるみたいなのがやっぱ理想やなと思うんですよね認知負荷的な意味でもえー速さ的な意味でもね
X検索の仕組みの説明もあります。投稿を探す時に、fromに相手のIDを入れると、その人の発信だけを細かく見られます。
まさおさん(動画の中で・6:00〜)
例えばねツイート検索するときにフロムからなんちゃらかんちゃらIDみたいな感じでねやるとその人が発信してる内容みたいな感じでですねまあ細かくやることできます
「いいね100件以上」で絞る方法も、実際の画面で見せます。
まさおさん(動画の中で・6:22〜)
いいねのフィルターでやったりだとかまああの特定のまあだからノイズとかを弾きながら検索みたいなのをやっていけるとやっぱ強力なんですね
回数は、1日1000回ほどまで使える、と話者は説明します。以前は公式APIを使うなどしていた検索が、かなりやりやすくなったそうです。
私の手元にも、X検索の実績があります。10月8日、AI秘書の凛ちゃんが、Hermes(コマンドで動かすAIエージェント)のx_searchで、@karpathyさんの2025年の投稿20件を取り出しました。本文の全文と日付、URLもついています。Grokの有料プランのサインインで動きます。
別の仕事では、2023年1月から2026年10月までの46か月分を、月ごとに分けて取っています。1回で返ってくるのが、多くても20件前後だったからです。
話者は、fromやいいね数で条件を絞って、扱える量にします。私の手元は、期間で区切って、扱える量にします。入り口は違っても、返ってくる量を人間が扱える形にする工夫、という点は同じです。
話者の実演でも、投稿が少なかったので、from指定に切り替えて答えが出ました。絞り方が変わると、返ってくる答えも変わるってことです。
期間も、fromも、いいね数も、どれも「絞る」操作です。何を基準に切るかは、頼む側の目的から出てきます。
だから、声で頼める手軽さが増えるほど、何を、どの条件で絞るかは、頼む前に自分の言葉で決めておきたいんです。


10月2日に公式から発表されたProactiveは、Grok Botの側から、先に声をかけてくる機能です。話者は、実装は単純に見えるのに、体験はとてもいい、と話します。
スライドでは、星印の付いた「メインBot」は1体だけで、声をかけてくるのはこのBotです。別のBotに書き替えることもできます。
話者は、自分がメールを返せない人だと明かします。
まさおさん(動画の中で・8:16〜)
やっぱメール返せなくて正直ねめっちゃ美味しい企業案件とかもまあ来るんですけどまあそういうの全部まあ無視しちゃうんですよね
メールとカレンダーをつなぐと、返信していないメールを教えてくれて、返信案まで考えてくれます。メール返信は、Grok Botにかなり任せている、って話者は言います。
まさおさん(動画の中で・11:04〜)
このメインボット通してまあ自分から声かけてくれてまあスマホアプリとかの中にね入れておくと通知くるんですよでまあそれを経由してまあ通知来てるわみたいな感じで見てまああのメール返信したするみたいなえー感じでまあやっております
見逃していたメールを拾ってもらえた体験は、1つあるそうです。
まさおさん(動画の中で・11:32〜)
実際にやっぱ見逃してたメールをね拾ってくれたっていうところでよかったなっていう体験一個持ってますけれども
一方で、本当の先回りはほとんど見ていないという声と、dotsより役立つという声があり、賛否両論だと話者は紹介します。
私の朝にも、先に届く便があります。10月8日分の朝ブリーフィングで、AI秘書の凛ちゃんは、1,042字の朝レターとPDFを作って、私のChatworkのマイチャットに送りました。
体重の値が10月6日のままで、7日のカレンダーには食べ物の予定も睡眠の予定も無かったので、AI秘書の凛ちゃんは私に4問を聞いてきました。食事の答えは、「カレンダーいれるあとで」です。
食べ物の予定が無い日は、食事を創作せず、空欄のまま待つ。そう決めました。私が「いれた」と返すと、AI秘書の凛ちゃんが食事4件を転記してくれました。
先に声をかけてもらえるのは、助かります!ただ、分からない所を埋めて進められるより、空欄のまま待ってもらうほうが、私は安心です。
返信を任せる向きは、私と話者で違います。dotsに試運転を頼んだ時の記事に、私はこう書きました。
ひろくん(10月7日の記事)
AI秘書の凛ちゃんが頼む文に、送信、返信、削除、予定変更、下書き作成の5つを禁止として入れました。dotsの報告でも、この5つは0件でした。
話者は、メール返信を任せています。私は、返信と下書き作成を禁止に入れました。向きは違います。どちらが正しい、とは言わない。
メインBotが1体、という作りは、10月6日の記事で書いた、窓口を1人に決める話と同じ向きです。窓口を1人に決める記事もあわせてどうぞ。
私ならこうする。声をかけてもらうのは、受け取ります。返信を出す前に、自分の体が違和感ないかを見る所は、私に残します。


10月7日のイーロン・マスク氏の投稿は、これから仕事ごとに最適な裏のモデルを使う、と伝えました。Opus 5.5も含まれます。ここから先は、話者の推測と共有が混ざります。
公式の発表の範囲は、スライドに映った投稿の趣旨までです。話者は、そこから先を、自分の推測として話します。
動画のGrok 4.7は、Grok Botの仕組みをより理解するために進化したモデルだと、公式ブログにあったそうです。一方で、知能の絶対値ではOpus 5.5が強いので、必要な時に力を借りる設計では、と話者は見ます。
まさおさん(動画の中で・12:31〜)
まあここでね必要な時にはこの力を借りるとかまあもしかしたらその裏側でねオーパス5.5を選べる選択肢みたいなのも登場したりするのかなと
まさおさん(動画の中で・12:39〜)
まあタスクごとにね一番いいモデルが使えるようになりますよっていうのが一応イーロン氏から言われております
ここで言うハーネスは、AIモデルを包んで、道具や環境を使えるようにする枠組みのことです。
開発者の@potetoさんの共有も、スライドに出ます。Opusは展開中で、ボット本体もOpus 5.5になっていることがある、モデルは仕事によって変わる、という内容です。
話者の環境では、モデルを選ぶ画面はまだ見えていません。
まさおさん(動画の中で・13:24〜)
まだグロックボットでなんかそのモデルを選ぶみたいなところはねまあ見えていなかったのでまあ実際はまあ裏側変わってたりするのかな
私の手元にも、モデルの名前だけでは分からなかった試運転があります。10月2日、MBTIの組織図、社員11人を、Paperclipという仕組みに再現しました。全員をGrok 4.7に替えて、右腕の1人だけを動かしました。
1回目は、制限10分で時間切れになりました。2回目は、制限を20分に広げても、操作回数の上限に先に届いて、11分で止まりました。右腕から部下への振り分けまでは、進みませんでした。
使ったトークンは、1回目が約28万、2回目が約29万です。
完走しなかった原因は、未特定。起動時にスキル一覧を読むのに約2分半かかることと、Paperclipの大きな応答を処理しながら操作回数を使い切ることが関係しているのでは、というのが私の推測です。
Grok 4.7が悪い、と言いたいのではありません。同じ名前のモデルを、別の仕組みに入れた、という条件の違いです。私の手元で言えるのは、ここまでです。
モデルは入れ物の中で動く。これが、この試運転から私が持ち帰った見方です。名前が同じことと、出来が同じことは、別の話です。
裏のモデルが変わっている可能性のある週は、答えが違った時に、モデルも疑う項目の1つに入れます。これが私の線引きです。名前ではなく、自分の一件で出来を見ます。


動画の終盤で、話者はGrok Botを「ハーネスを操作するハーネス」と呼びます。Grok Botの中に環境があり、PCの中にターミナルとデスクトップがある、という説明です。
まさおさん(動画の中で・13:48〜)
グロックボット自体はやっぱハーネスを操作するハーネスみたいな形ですねグロックボットの中に環境を持っているんで
話者によると、Grok Botはバーチャルマシンごと貸してくれます。
まさおさん(動画の中で・14:07〜)
ボットごとにですねまああの画面は違うんですけれども同じねリソースを持っているので
その中で、CodexやClaude Codeにログインして、Grok Botに操作させる道もあります。スライドの図では、人からGrok Bot、Grok BotからClaude CodeやCodexへ、と仕事が渡ります。そこから仕事を振れる、という説明です。
まさおさん(動画の中で・14:17〜)
ここでターミナルでねコーデックスとかクロードコードログインしてそれをねグロックボットに操作させるみたいなことがまあ強力だよねっていう話があるんですけれども
私の手元とは、ここで1つ違いが出ます。8月下旬、Grok Bot 0.24.0を使った時は、2つのBotが別々のPCを持っていて、ブラウザのログイン状態も別でした。
noteにログインできずに止まった時の原因は、Grok Botの限界ではありません。ログインしていない別のBotを選んでしまった、私たちの運用ミスでした。
話者は、ボットごとに画面は違っても、同じリソースを持つ、と説明します。私の手元は、ログイン状態が別でした。どちらが今の仕様なのかは、この記事では決めません。違いがあることを、そのまま並べます。
別の場面もあります。10月4日朝、クラウドPCにLinux版のアプリを入れようとして確認すると、アプリ本体もtailscaleも無く、/workspaceにだけインストーラが残っていました。
10月3日ごろにPCが作り直され、手で入れた物が消えて、/workspaceだけが残ったのでは、というのが私の推測です。原因は、確かめられる形では残っていない。
私ならこうする。仕事を渡す前に、そのBotのPCの状態を、紙に3行で出します。頭の中で確かめたつもりより、紙に書いたほうが、全体が見えるからです。
→ 渡す前の3行メモ(15分)
提案です。未実装です。未試行です。Botに仕事を1つ渡す前に、紙に3行を書きます。1行目は、このBotのPCで、今ログインしているサービス。自分の目で見て書きます。2行目は、そこから外へ出せる操作。送信、公開、支払い、削除のどれか。3行目は、PCが作り直されても残したい物と、その置き場所です。
3行が埋まれば、完了です!1行目が自分の目で確かめられないなら、そのBotには、外へ出す仕事を渡しません。
判断だけを小さなモデルに預ける設計は、Jevの12ステップの記事に書いています。


動画のまとめで、話者はティア評価を出します。Grok BotはS以上、ChatGPTのdotsはA+です。作りの綺麗さならdotsはS+やSS、個人的な刺さり方はA+、と話者は分けます。順位の読み方を、ここで確かめます。
順位の前に、話者はまだGrok Botを使ったことがない人へ、一度押さえておくといい、って勧めます。メイン使いのモデルとして、Grokがどうなのか、という迷いはある、と断ったうえでの勧めです。
話者は、順位をこう話します。
まさおさん(動画の中で・16:12〜)
グロックボットのねティア評価をねS以上だと思ってるんでうんまあそれでいうとドッツはAプラスとかまあユーザー体験とか考慮したそのサービスの作りの綺麗さみたいなので言うとねやっぱSプラスとかSSとかやと思うんですけどまあ個人的な刺さり方はAプラスみたいな感じなんですよね
好みの話では、話者はGrok Botを選びます。
まさおさん(動画の中で・16:30〜)
あのグロックボットの方がGPTドッツより好きだしまあちょっと深みあるよねっていう
話者の順位で目を引くのは、評価が2つに分かれていることです。サービスの作りの綺麗さと、個人的な刺さり方を、別の物差しで言っています。
同じサービスでも、物差しが変わると順位が変わります。だから私は、順位の高さより、どの物差しで見た順位なのかを先に確かめます。
順位は、話者の使い方と好みの評価。私は、Grok Botとdotsを同じ条件では測っていません。どちらがS以上かは、私には言えない。
「噛んだら味が出るタイプ」という言い方は、使い続けた人の感覚です。使い始める前の人が、同じ味を先に知ることはできません。
新機能の名前を追いかける週ほど、順位表は魅力的に見えます。順位は結論を急がせる物でもあるので、私は、読んでから自分の仕事に当てる順で使います。
どちらから触る場合でも、先に決めたいことは同じです。任せる仕事の窓口を、1人に決めることです。メインBotが1体、というスライドと、設計思想の違いを読んだ6日の記事の見方は、同じ向きでした。
この記事で持ち帰る物は、3点です。公式の発表、話者の体験、話者の推測を分けて言えること。声をかけられても、返信を出す前に私が見る所を残すこと。裏のモデルが変わる週は、名前でなく自分の一件で出来を見ることです。
Q. この動画の話者は誰ですか?
A. チャンネル「まさおAIじっくり解説ch」を運営するまさおさんです。概要欄の自己紹介には、AIスタートアップのCEO兼CTOとあります。動画では、スライドを見せながら1人で話します。
Q. 新機能は何ですか?
A. 動画のスライド「1週間で3つ、どれも公式の発表」では、10月2日のProactive、10月7日のイーロン・マスク氏の投稿で伝えられた裏のモデルの利用、10月8日のX検索の3点です。第1章に書きました。
Q. X検索は1日に何回まで使えますか?
A. 話者は、1日1000回ほどまで使えると説明しています。この数字は話者の説明です。実演では、声で頼み、from指定やいいね数で絞り込む使い方を見せています。第2章に書きました。
Q. メインBotとは何ですか?
A. スライドでは、星印の付いたBotが1体だけで、Proactiveで声をかけてくるのはこのBotです。別のBotに書き替えることもできます。第3章に書きました。
Q. 裏のモデルは本当にOpus 5.5ですか?
A. 公式の発表の範囲は、これから仕事ごとに最適な裏のモデルを使う、Opus 5.5やMidjourney、Sunoなどの名前も挙がる、という投稿の趣旨までです。開発者の共有では、ボット本体もOpus 5.5になっていることがあります。話者の環境では、まだ見えていません。第4章に書きました。
まさおさんの18分16秒は、Grok Botの新機能3つと、話者が好きな使い方を、スライドと実演で見せる動画でした。
私ならこうする。声をかけてもらうのは受け取って、返信を出す前に私が見る所は残す。裏のモデルが変わる週は、名前でなく、自分の一件で出来を見る。
今日の15分は、1つだけ。Botに仕事を渡す前に、そのBotのPCで何が使えるかを、紙に3行で書きます。提案です。まだ試していません。
COLUMN
料理に例えると、新しい調理器具が届く週ほど、味見をする人の舌が大事になる

料理に例えると、今回の話は、台所に新しい調理器具が届く週に近いです。たとえば、ある週に、勝手に火加減を見てくれる鍋が届き、翌日には、鍋の中身を入れ替えてくれる仕組みが届き、その次の日には、冷蔵庫まで見に行ってくれる棚が届くとします。台所の置き場も、少しずつ変わります。どれも便利そうに見えます。名前もそれぞれ違います。ただ、届く速さが上がるほど、台所に立つ人は、どれが何をしてくれる器具なのかを、頭の中だけで整理しなくなっていきます。
ここで、2種類の台所を並べてみます。どちらも、料理人の腕は同じです。1つは、器具の名前で味を決める台所です。「この鍋は評判がいいから、味も確かだろう」と考えます。別の1つは、器具が変わっても、できあがった皿を一口食べて決める台所です。2つの台所は、普段は同じ味の皿を出します。違いが出るのは、器具が入れ替わった週です。名前で決める台所は、味が変わったことに気づくのが遅れます。一口食べて決める台所は、その日のうちに気づきます。
ただ、一口食べて決める台所にも、弱いところがあります。舌が鈍る日があるんです。たとえば、客が立て込んで急いでいる日。たとえば、朝から立ちっぱなしで、疲れている日。そういう日は、味見をしたつもりで、皿を出してしまいます。器具が優秀であるほど、「今日も大丈夫だろう」という気持ちが先に立ちます。同じ皿を出しているつもりでも、舌が鈍った日の味見は、薄いまま通り過ぎます。味見は、器具の腕の問題ではなく、味見をする人の体の問題なんです。
だから、味見の仕方は、舌が鈍る日のために決めておきます。たとえば、皿を出す前に、一口だけ食べる。たとえば、塩の量を、紙に書いて壁に貼っておく。どちらも、料理の腕とは関係がありません。貼った紙は、調子の悪い日の自分を助けてくれます。手順が短いほど、疲れた日にも続きます。疲れた日でも、急いだ日でも、同じ手順で動けるように、手順のほうを先に置いておく。器具が新しくなる週ほど、手順は古いままのほうが、役に立つことがあります。
台所の話に戻します。新しい器具が届く週に、器具の名前を全部覚える必要はありません。覚えるのは、自分の皿を出す前の、一口の手順です。名前を覚える時間は、一口の手順を磨く時間に回します。器具は、これからも毎週のように届くでしょう。そのたびに台所の中身は入れ替わります。それでも、皿を出す前に一口食べる人が台所に立っている限り、お客さんの前に出る味は、その人が決められます。あなたの台所で、皿を出す前の一口は、誰が食べていますか?
AIに任せた仕事が、出す前にどこで止まるのかについては、私の分身AI日記のDAY126にも書いています。AIエージェントの品質管理、直す腕は生えたが止まる関所はまだない
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関連記事
dotsとGrok Botを、作った思想の違いで比べた10月6日の記事です。第6章の順位の話の前に読むと、違いが見えます
第3章と第6章で触れた、窓口を1人に決める話の記事です
第5章で触れた、判断だけを小さなモデルに預ける設計の記事です
第3章で引いた、禁止の5つを入れた記事です
dotsが自分専用のクラウドPCで動く、という話を扱った10月4日のLIVE記事です。第5章でPCの状態を3行で書く話を読む前の土台になります
参考リンク
今回紹介した動画本編。時刻つきの発言は、ここで確かめられる
今回紹介した動画
| タイトル | 【最高アプデ】『Grok Bot』の勢いが凄い!新機能3つを徹底解説!次のトレンドにイーロン氏も本気か |
| チャンネル | まさおAIじっくり解説ch |
| 公開日 | 2026年10月9日 |
| 長さ | 18分16秒 |
| URL | https://www.youtube.com/watch?v=ZgQ9MXfNqys |
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