WATCH REPORT

Claude Projectsの実演を再現、Claude CodeでオセロAI5種類を同時に作らせたら117.5秒で全部完成した

2026.10.10

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTubeチャンネル「AI Jitan Lab」の『【Claude新機能】ClaudeがClaude Codeに仕事を振る。新プロジェクトを実演』の動画を紹介するね。

Claudeに1通頼むと、Claude Codeが何本も動き出す。AI Jitan Labの「【Claude新機能】ClaudeがClaude Codeに仕事を振る。新プロジェクトを実演」は、その流れをオセロAIの制作と対戦で見せる8分34秒の動画です。2026年10月10日公開。VOICEVOXの声で、ずんだもんとめたんが掛け合います。

各章では、動画の内容に、過去の記事に残した記録と、AI秘書の凛ちゃんが手元のMacで動かした結果を重ねます。

読み終えたら、土台を先に作り、1本1ファイルで任せる依頼の型を持ち帰れます。5本の制作は約2分、土台を含む6本で653,015トークン。何を先に決め、どこまで任せるか。時間とトークンの見積もりも、今回の数字で組めます。

SPEAKER

AI Jitan Lab

出演: 解説役のずんだもんと、聞き役の四国めたん。2人のキャラクターが掛け合いで進め、声は音声合成(VOICEVOX)です。人間の出演者は出てきません。

動画: 【Claude新機能】ClaudeがClaude Codeに仕事を振る。新プロジェクトを実演

8分34秒、2026年10月10日の公開です。

この記事の軸は「土台を先に、1本1ファイルで同時に任せる。AIが勝敗の表まで出し切ってから、人が味見する」。

3行でわかるポイント

  1. 新Projectsは、フォルダからClaudeとの1本の会話へ。まとめ役が仕事を分け、クラウドと手元のClaude Codeを同時に動かします。(第1章へ、第2章へ)
  2. 手元の5本は117.5秒で完成。40局では最速の貪欲法が全敗し、最も遅く完成した確定石と偶数理論が優勝。動画とは優勝AIが違いました。(第3章へ、第4章へ)
  3. 私なら、土台を先に、1本1ファイルで任せます。AIに比較の結論まで出してもらい、完成の速さより実際の勝敗を見て味見します。(第5章へ、第6章へ、第7章へ)

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01

Claude Projectsが、フォルダから1本の会話になった。私は20件以上で対象外

▲目次
フォルダが20件以上積み重なって対象外の札がついた左と、1つの会話から3本のスレッドが伸びる右を並べた図解
動画キャプチャ: 「前のプロジェクト」から「新しいプロジェクト(Claudeとの1本の会話)」へ変わる図が映る場面(0:57頃)
動画キャプチャ: 「前のプロジェクト」から「新しいプロジェクト(Claudeとの1本の会話)」へ変わる図が映る場面(0:57頃)

前のProjectsは、会話とファイルを置くフォルダでした。動画が紹介する新Projectsは、Claudeとの1本の会話。まとめ役が仕事を分け、クラウドのClaude Codeへ任せます。手元のPCが必要な仕事だけ、手元の1本を混ぜられるのも変化です。

ずんだもん(動画の中で・0:12〜)

今までは、何本も動かすなら、仕事の割り振りも、毎回の説明も、終わったかの確認も、全部自分でやっていたのだ。今はそれをClaudeがやるのだ。

ずんだもん(動画の中で・0:57〜)

新しいプロジェクトは、Claudeとの1本の会話なのだ。そこに仕事を投げると、まとめ役のClaudeが仕事を分けて、スレッドを何本も同時に立てて進めるのだ。

私なら、新機能を使うために過去の設定を消すことはしません。

積んできた記録を残したまま、新しい働き方を選びます。履歴は上書きして消すより、その時の判断を重ねて持っていたい。新しい道具に合わせて、自分の根まで切る必要はないからです。

9月20日の私はMax契約でした。それでも、2024年から作ったプロジェクトが20件以上あり、新Projectsの対象外。スキル構築くんや本執筆用、ヘルスコーチ用の設定。2年分の設定が並んでいました。

当時の条件は3つでした。Pro・Maxの一部であること。クラウドのClaude Codeを使っていること。webとデスクトップに既存プロジェクトがないこと。

私の記録は、積んだ20件以上が利用条件に引っかかった場面です。今の画面がどうなっているかは、自分で開いて確かめるのが早いです。

全部消せば2年分の指示文が失われ、取り消せない。だから削除を急がない。この経緯はClaudeの新しいProjectsを実測した記事に残しています。

→ 記録を残す

目安3分で既存プロジェクトの名前と指示文の保存先を確認し、新Projectsが画面に出ているか見ましょう。表示のために削除を急がず、残したい設定を先に決めます。

02

1通で頼むと、まず土台、それから5本。土台は55.8秒で動いた

▲目次
1通の依頼から、まず土台の板を作り(55.8秒)、その上に5本の小さな箱が並ぶ流れを示した図解
動画キャプチャ: Claudeが「了解です。まず土台作りから始めます」と答え、共通ルールと対戦の仕組みの土台を最初に立てる画面(2:24頃)
動画キャプチャ: Claudeが「了解です。まず土台作りから始めます」と答え、共通ルールと対戦の仕組みの土台を最初に立てる画面(2:24頃)

動画の依頼は、5種類のオセロAIを作って総当たりで戦わせること。最初から5本を動かさず、共通ルールと対戦の仕組みを先に頼みます。まとめ役のClaudeが最初に立てたのは、全員が使う土台を作る1本でした。

ずんだもん(動画の中で・2:09〜)

頼んだ文はこれなのだ。まず全員が使う共通のルールと対戦の仕組みを決めて、そのあと5つのスレッドで、戦い方の違うAIを作って、と書いたのだ。

ずんだもん(動画の中で・2:22〜)

送ると、まとめ役のClaudeが「まず土台作りから始めます」と答えて、最初は土台のスレッドを1本立てたのだ。全員が使うルールを、先に作るためなのだ。

私なら、割り振り、説明、終わったかの確認まで含めて任せます。

作業だけ渡して、私が進み具合を思い出して催促する形にはしたくない。頼み直す管理まで私へ戻ったら、手を離したことにならないからです。

今回は私が実機検証と記事化を頼み、AI秘書の凛ちゃんが依頼文を書き、起動と総当たりを担当しました。新Projects本体ではなく、手元のMacでclaude -pを6本動かした再現です。

動画ではClaudeが分け方を決めます。手元ではAI秘書が動画の5種類を借り、依頼文に分け方を書きました。

まず土台の1本。Sonnet 5.5、考える深さ(どれだけ念入りに考えさせるかの設定)はmediumで、55.8秒、7往復(AIが道具を使いながら作業を進めた回数)、94,106トークン(AIが読み書きした文字量の単位)でした。

できたのはルールのothello.py、197行のarena.py、見本のai_random.py、README.md。見本同士の4局が最後まで動くことも確かめています。

私が最初に任せるのは、この共通部分まで。全員が同じルールで動ける状態にしてから、それぞれの戦い方を作ってもらいます。

→ 土台から頼む

目安5分で、全員が使うルール、対戦の仕組み、動作確認までを依頼文に書きます。今回の土台制作は55.8秒。共通部分が動く所までを、最初の1本へ任せましょう。

03

オセロAI5種類が同時に動く。完成は27.5秒から117.4秒までばらけた

▲目次
同じ線から出発した5本の棒が、27.5秒から117.4秒までばらばらに完成して、全部そろう点線で終わる図解
動画キャプチャ: 横の一覧に、5つのAIの作業が「作業中」で並んでいるclaude.aiの画面(2:55頃)
動画キャプチャ: 横の一覧に、5つのAIの作業が「作業中」で並んでいるclaude.aiの画面(2:55頃)

土台ができると、戦い方の違う5本が同時に動きます。貪欲法(いちばん多く石をひっくり返せる手を選ぶ)、位置評価ミニマックス(数手先まで読み、角を高く評価する)、着手可能数重視(自分の打てる手を増やし、相手の打てる手を減らす)、モンテカルロ木探索(ランダムに最後まで打つ試合を繰り返し、勝率で選ぶ)、確定石と偶数理論(角を取り、ひっくり返されない石を増やす)。それぞれが作り、動かして確かめる様子を、ずんだもんとめたんが追います。

ずんだもん(動画の中で・3:02〜)

5本の中身はこれなのだ。貪欲法、位置評価ミニマックス、着手可能数重視、モンテカルロ木探索、確定石と偶数理論。戦い方の違うAIが、同時に作られているのだ。

四国めたん(動画の中で・3:24〜)

それぞれが自分で作って、自分で試しているのね。私が横から見張らなくていいのは楽だわ。

私なら、同時に頼む前に、1本が持つファイルを1つに決めます。

一つの仕事は一人が最後まで持つ。誰でも同じファイルを書き換えられる状態では、できた物の責任まで分かれてしまうからです。

AI秘書の凛ちゃんが5本を同時に起動しました。各AIが作るのはai_<名前>.pyだけ。othello.pyとarena.pyは変更禁止。他のAIのファイルも作らない。1手は0.7秒以内に収めるよう依頼し、対戦の仕組み側では1秒を超えると負けにしました。

手元での完成までの時間はこちら。

戦い方秒
貪欲法27.5
位置評価ミニマックス66.3
着手可能数重視75.8
モンテカルロ木探索78.0
確定石と偶数理論117.4
手元で5本を同時に頼んだ時の完成時間。貪欲法27.5秒から確定石と偶数理論117.4秒までを横棒で並べたグラフ
手元で5本を同時に頼んだ時の完成時間。貪欲法27.5秒から確定石と偶数理論117.4秒までを横棒で並べたグラフ

同時に起動してから5本が揃うまでの経過は117.5秒で、表の117.4秒は確定石と偶数理論1本の所要時間です。各所要時間を足すと365秒で、365÷117.5は約3.1。実測の足し算では、順番に頼む時間の約3分の1です。

動画は、送ってから10分半で5本が完成しました。手元は、土台の開始から5本の完成まで3分25秒でした。Fleetで記事を5体に同時執筆させた記録もあり、5体を動かすこと自体は初めてではありません。

→ 担当を分ける

目安3分で、5本それぞれの出力ファイル名と変更禁止のファイルを書き出します。手元では全員の完成まで117.5秒。共通ファイルを触らせない条件も一緒に渡しましょう。

04

手元で再現した総当たり40局。最初に完成した貪欲法は、動画でも手元でも1勝もできなかった

▲目次
確定石の型が一番高く、着手数、位置評価、モンテカルロの順に低くなり、最初に完成した貪欲が全敗の札で一番低い図解
動画キャプチャ: 総当たり表の画面で、着手可能数重視が優勝し、勝ち点14.5と出る場面(4:57頃)
動画キャプチャ: 総当たり表の画面で、着手可能数重視が優勝し、勝ち点14.5と出る場面(4:57頃)

動画の総当たりは10組、各4局の40局。最初に完成した貪欲法が最下位で、最後まで制作が続いた着手可能数重視が優勝します。私の手元も40局。最初の4手は固定した2通りの乱数手順を使い、先手後手を入れ替え、1手1秒以内で戦わせました。

ずんだもん(動画の中で・4:52〜)

優勝は、作るのに一番時間がかかった、着手可能数重視のAIだったのだ。16局で14勝1分1敗、勝ち点14.5なのだ。

ずんだもん(動画の中で・5:20〜)

別々のスレッドで作った5本が、同じルールの上で40局打って、反則や時間切れは1度も無かったのだ。1手で一番長く考えたAIでも0.77秒だったのだ。

私なら、AIが勝敗の表まで出し切ってから味見します。

早くできた物を先に採ると、完成の速さで選んでしまう。任せた側に比較の結論まで出してもらえば、私はその選び方を見られます。

AI秘書の凛ちゃんが回した手元の40局は、13分5秒でした。反則と時間切れは0。最長の1手は確定石と偶数理論の0.792秒で、依頼した0.7秒は超えましたが、失格になる1秒には収まりました。

戦い方勝・分・敗勝ち点
確定石と偶数理論15・1・015.5
着手可能数重視11・0・511.0
位置評価ミニマックス7・1・87.5
モンテカルロ木探索6・0・106.0
貪欲法0・0・160.0
手元の総当たり40局の結果表。確定石と偶数理論が15勝1分、貪欲法が0勝16敗で、5つのAI同士の勝ち負けを並べた表
手元の総当たり40局の結果表。確定石と偶数理論が15勝1分、貪欲法が0勝16敗で、5つのAI同士の勝ち負けを並べた表

貪欲法は、どの相手にも4戦4敗。27.5秒で完成した15行のAIが最下位でした。117.4秒かかった239行のAIが優勝し、2位との直接対決も4勝0敗です。

動画の優勝は着手可能数重視で、手元とは1位と2位が逆でした。共通したのは、最も遅く完成したAIが優勝したこと。採る前に戦わせる。ここまで任せたいです。

→ 勝敗で選ぶ

表の確認に目安2分。勝ち点、反則、時間切れ、直接対決を見ます。手元の40局は13分5秒でした。制作の速さだけで採らず、同じ条件で戦わせた結果から選びましょう。

05

完成品の形が増えた。文書・スライド・ダッシュボード・Motion

▲目次
1つの会話から、文書、スライド、ダッシュボード、Motionの4つの形へ矢印が広がる図解
動画キャプチャ: Claudeが作れる完成品として、文書・スライド・ダッシュボード・Motionが並ぶ図が映る場面(6:12頃)
動画キャプチャ: Claudeが作れる完成品として、文書・スライド・ダッシュボード・Motionが並ぶ図が映る場面(6:12頃)

できたファイルは、プロジェクトのライブラリにまとまります。動画では再生ページもスレッドが作りました。その先に紹介されるのが、文書、スライド、ダッシュボード、Claude Motion。完成品を受け取る形が増えています。

ずんだもん(動画の中で・6:10〜)

Claudeが作れる完成品の形も増えているのだ。9月には文書とスライドが入って、10月8日には、データからダッシュボードを作る機能が出たのだ。

ずんだもん(動画の中で・6:37〜)

もう1つ、10月8日に出たのが、説明用のアニメーションを作るClaude Motionなのだ。動画を作るAIではなく、Claudeがコードを書いて、文字やグラフを動かすのだ。

私なら、完成品の形が増えるほど、自分の体に違和感がないかを最後に確かめます。

文章でもスライドでも、整っているだけで選びたくない。私が届けたいことと、目の前の形がつながっているか。実行を任せても、この感覚は私に残します。

以前の記事では、SlidesとDesignを使おうとして止まりました。記事を書いていた環境に、呼び出す道具がなかったからです。claude.aiのアプリ内の機能で、外から触れませんでした。

作りかけた手順はボツ。その経験から、構成と台本まではAIに作らせ、見た目の仕上げはclaude.aiを開いて頼む形を選びます。全部を1か所で済ませようとすると、届かない所で止まる。

動画では、文書やスライドに加え、データからダッシュボードを作る機能も紹介されます。Claude MotionはTeam・Enterpriseのベータで、コードで文字やグラフを動かす説明用のアニメです。

出せる形が増えても、仕上げを頼む場所と、私が味見する場所は決めておきます。

→ 仕上げ先を決める

目安3分で、構成と台本を作る環境と、見た目を仕上げる画面を決めます。claude.aiで頼む部分を分け、受け取った形が自分の意図に合うか最後に味見しましょう。

06

使う前に知っておくこと。利用枠とモデルの選び方、ベータ版であること

▲目次
利用枠(1日200)、モデルのつまみ、ベータの旗の3つの札を並べた、使う前に知っておくことの図解
動画キャプチャ: まとめ役とスレッドで、モデルと考える深さを別々に選べることを示す図が映る場面(7:21頃)
動画キャプチャ: まとめ役とスレッドで、モデルと考える深さを別々に選べることを示す図が映る場面(7:21頃)

1本ずつがClaude Codeなので、同時に増やすほど利用枠も早く使います。動画では、まとめ役と各スレッドでモデルと考える深さを別々に選べることも紹介。Pro・Maxへ順番に公開するベータという条件まで見ておきましょう。

ずんだもん(動画の中で・4:10〜)

本数に決まりは無いのだ。Claudeが仕事に合わせて、必要なだけ立てるのだ。上限は、全部のプロジェクトを合わせて、1日に新しいスレッド200本までなのだ。

ずんだもん(動画の中で・7:21〜)

その代わり、まとめ役とスレッドのモデルと考える深さは、別々に選べるのだ。今回はまとめ役がOpus 5.5の低、スレッドが中だったのだ。

私なら、同時に動かす本数を先に決め、使ったトークンを残します。

速く終わっても、やり取りが少ないとは限らない。毎回すべての履歴を読み直すより、次の判断が変わる数字を残したいからです。

手元の6本は、入力の使い回し分を含めて合計653,015トークンでした。使い回し分とは、毎回の作業で履歴を読み直す分のことです。

担当トークン
土台94,106
貪欲法150,146
位置評価ミニマックス76,229
着手可能数重視76,656
モンテカルロ木探索76,200
確定石と偶数理論179,678

一番多かったのは、117.4秒、9往復の確定石と偶数理論。次が27.5秒、8往復の貪欲法です。最速の貪欲法は、出力が1,540トークンと少ないのに、毎回の読み込みが積み重なって合計は2番目でした。

動画ではまとめ役がOpus 5.5の低、スレッドが中。手元は6本ともSonnet 5.5のmediumで、モデルの条件も違います。

動画の新スレッド上限は全プロジェクト合計で1日200本。私は上限まで増やすことを目指しません。まず必要な5本を決め、時間とトークンを一緒に見て次の本数を選びます。

→ 使用量を控える

記録に目安2分。動かした本数、モデル、考える深さ、時間、トークンを1行に残します。今回の6本は653,015トークン。次に何本へ任せるかの判断材料にしましょう。

07

自分で動かす。依頼文と起動のしかた

▲目次
依頼文、起動、5本、総当たりの4つの場面を左から右へ並べ、手元で動かす流れを示した図解
動画キャプチャ: 「1通頼む」「土台を1本」「5本を同時に」「10分半で完成」「総当たりと再生ページ」の5つの手順図が映る場面(8:17頃)
動画キャプチャ: 「1通頼む」「土台を1本」「5本を同時に」「10分半で完成」「総当たりと再生ページ」の5つの手順図が映る場面(8:17頃)

ここからは手元で再現する入口です。土台用の依頼文と、5種類のうち1本分の依頼文、起動コマンドを下に置きます。まず共通ルールを作り、次に1本、そこから5本へ。ファイルの担当を決める所から真似できます。

最初は土台だけを動かします。共通ルールのothello.pyと、総当たりを回すarena.pyを先に作る。見本のai_random.py同士で4局が終わることまで確かめる。この順番です。

今回、私が頼んだ再現では、AI秘書の凛ちゃんが土台を55.8秒で作り、197行のarena.pyを含む4ファイルを揃えました。土台が動いてから、戦い方を作る依頼へ進んでいます。

次に頼む1本分では、作るファイルをai_<名前>.pyだけに絞ります。共通の2ファイルは書き換えない。他のAIのファイルを作らない。1手0.7秒以内。禁止事項まで依頼文に入れておく。

その1本分の書き方を、戦い方の名前だけ変えて5種類へ広げます。先に1本だけ動かせば、持ち時間の決め方が自分の環境で通るかを、5本を回す前に確かめられます。

今回の実測では、AI秘書がclaude -pを同時に5本起動し、27.5秒から117.4秒の間に完成しました。全員が揃うまで117.5秒。5本を同時に動かす前に、誰がどのファイルを作るかを決める。ここを依頼文に書いてから起動しましょう。

①土台を頼む依頼文(これを最初の1本に渡す)

私の環境では、手元の指示ファイル(CLAUDE.md)を読ませない設定を付けて動かしました。そのままコピーして、自分の作業フォルダで使えます。

まず、全員が使う共通のルールと対戦の仕組みを、この作業フォルダに作ってください。Python 3 の標準ライブラリだけを使います。

作るもの:
1. othello.py … オセロのルール。EMPTY=0, BLACK=1, WHITE=-1。initial_board()(8x8のlist of list)、legal_moves(board, player)([(行, 列), ...])、apply_move(board, player, move)(新しい盤面を返す。元の盤面は変えない)、game_over(board)、score(board)((黒の数, 白の数))。黒が先手。
2. AIの約束 … ai_<名前>.py というファイルに choose_move(board, player) -> (行, 列) を1つ置く。合法手がある時だけ呼ばれる。1手あたり1秒以内に返すこと。
3. arena.py … 総当たり戦の仕組み。使い方は python3 arena.py ai_a.py ai_b.py ai_c.py ...。どの2つの組み合わせでも4局ずつ打つ。最初の4手は、固定した乱数の種で選んだ2通りの手順から始め(同じ手順を、先手と後手を入れ替えて1回ずつ使う=1組み合わせで2通り×入れ替え=4局)、5手目からAIが打つ。1手1秒を超えた、または合法でない手を返したAIは、その局を負けにする。最後に、各AIの 勝ち・引き分け・負け・勝ち点(勝ち1、引き分け0.5)と、最長の1手の秒数を表にして表示し、results.json と games/ 以下に各局の手順(JSON)を保存する。
4. ai_random.py … ランダムに合法手を返す見本のAI(動作確認用)。
5. README.md … 上の約束を短く書いた説明書。

できたら、python3 arena.py ai_random.py ai_random.py が最後まで動くことを確認してください。確認が済んだら、作ったファイル名を1行で報告して終わります。

②戦い方を1つ頼む依頼文(5本のうち確定石と偶数理論の1本)

戦い方の1行だけを入れ替えれば、貪欲法でもモンテカルロ木探索でも同じ形で頼めます。

この作業フォルダには、オセロのルール(othello.py)と対戦の仕組み(arena.py)、AIの約束の説明(README.md)、見本(ai_random.py)があります。README.md を読んでから始めてください。Python 3 の標準ライブラリだけを使います。

あなたの仕事は、次の戦い方のオセロAIを1つ、ai_stable.py として作ることです。
戦い方: 確定石と偶数理論。角を取り、ひっくり返されない石(確定石)を増やし、終盤は空きマスの偶数個の領域で最後に打てるように手を選ぶ。

守ること:
- choose_move(board, player) -> (行, 列) を置く。1手1秒を超えると負けなので、最長でも0.7秒に収まるよう、探索の深さや回数を自分で決める(時間を測って確かめる)。
- othello.py と arena.py は書き換えない。ほかのAIのファイルは作らない。
- できたら python3 arena.py ai_stable.py ai_random.py で動作を確かめる(勝ち越すこと、最長1手が0.7秒以内であること)。
- 最後に、戦い方の要点と、確かめた結果(勝ち・分け・負け、最長1手の秒数)を2行で報告して終わる。

③起動のしかた(1本だけ/5本を同時に)

土台ができたら、5つの作業フォルダ(w_greedy など)に土台の4ファイルをコピーします。まず1本だけ動かして確かめ、動いたら5本を同時に起動します。

CLAUDE_CODE_DISABLE_CLAUDE_MDS=1 claude -p "$(cat request-stable.txt)" \
  --model claude-sonnet-5-5 --effort medium --output-format json \
  --permission-mode acceptEdits \
  --allowedTools "Write Edit Read Bash(python3:*) Bash(ls:*) Bash(cat:*)" \
  --max-turns 40 --no-session-persistence \
  --strict-mcp-config --disable-slash-commands
for k in greedy minimax mobility montecarlo stable; do
  (cd w_$k && CLAUDE_CODE_DISABLE_CLAUDE_MDS=1 claude -p "$(cat ../request-$k.txt)" \
     --model claude-sonnet-5-5 --effort medium --output-format json \
     --permission-mode acceptEdits --allowedTools "Write Edit Read Bash(python3:*) Bash(ls:*) Bash(cat:*)" \
     --max-turns 40 --no-session-persistence --strict-mcp-config --disable-slash-commands \
     > ../$k.out.json) &
done
wait

→ 1本から始める

まず土台、次に1本分の依頼文を使い、動きを確かめてから5本へ広げましょう。今回の土台は55.8秒、5本は117.5秒。自分の環境でも、同じ所で時間を記録します。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 新しいProjectsが画面に出ていない時は、既存プロジェクトを消せばいいですか?

A. 私は削除を急ぎません。9月20日の記録では、既存プロジェクトがないことも利用条件の一つでした。今の状態は、自分の画面を開けば分かります。
動画でもPro・Maxへ順番に公開するベータと説明されています。まず自分の画面を確認。過去の条件だけで、取り消せない削除を選ばないでください。

Q. 手元のMacで再現すると、動画と何が違いますか?

A. 動画は新Projectsのまとめ役Claudeが仕事を分け、クラウドのClaude Codeへ任せます。手元はclaude -pの6本で、AI秘書の凛ちゃんが動画から5種類の戦い方を借り、依頼文を書いて起動しました。
モデルも手元はSonnet 5.5のmedium。任せ方の再現で、新Projectsの機能そのものは動かしていません。

Q. 優勝したAIが、動画と手元で違ったのはなぜですか?

A. 理由は分かっていません。動画は着手可能数重視、手元は確定石と偶数理論が優勝しました。同じ戦い方の名前でも、書いたAIが違えばコードは別物です。
だから、名前だけで強さを決めない。自分の環境で同じルールの対戦を回し、その勝敗から選びます。

MATOME

まとめ。共通ルールとファイルの担当を先に決めて、勝敗の表で選ぶ

▲目次

1通で任せる前に、共通ルールとファイルの担当を決める。できた順に選ばず、AIが比較の結論まで出してから味見する。私が持ち帰るのは、この頼み方です。

手元では5本が117.5秒で揃い、40局の対戦は13分5秒。制作の速さと、選ぶための検証時間は別でした。土台から対戦までを任せる時は、両方を見積もりに入れる。まず1本の依頼文へ、作るファイルと変更禁止のファイルを書いてみましょう。

COLUMN

5人に同時に頼む前に、だしを先に取る

ひろくんが、先に取っただしの鍋と5枚の皿を前に、スプーンで味見をしている料理のたとえの図解

料理長が、だしも、焼き物も、煮物も、盛り付けも全部抱えた厨房を想像してみてください。5人いても、料理長に聞かないと手が動かない。私は、その真ん中に立ち続ける働き方を変えたいです。まず共通のだしを取る。味の土台を揃えたら、5人の担当が別の皿を同時に作る。誰がどの皿を持つかまで決まっていれば、料理長は同じ説明を5回しなくて済む。最後に並んだ料理を、自分が味見する。今回のオセロは、私ならどう任せるかを考える、この厨房の形に重なります。

ただ、私には「自分の手で完成させなければ」と結果を握ってしまう弱さがあります。任せた皿へ途中から手を出したくなる。そのたびに担当の仕事を自分へ戻していたら、厨房は私の手待ちになる。ワクワクして色々なことを並列に探求するのは、抱え込みではありません。境目は、結果を自分で所有し、手放せなくなること。私は今も、この戦いの最中です。だから「任せられる人になりました」ときれいに終えない。好きなことを続けながら、完成まで自分が抱える癖を見ていきます。

だしを先に決めるのは、料理長の味を全員へ押し付けるためではありません。別々の皿を、同じ食卓へ出せるようにするためです。その上で、担当ごとの工夫は残したい。オセロならルールと対戦の仕組みは共通で、戦い方は5種類。早く皿ができた人も、時間をかけた人も、同じ所へ並べて比べられる。この例えで私が守りたいのは、工夫の違いを残せる任せ方です。全部を自分の作り方へ揃えたら、5人に頼んだ広がりまで小さくなる。土台を揃え、違いが出る所を任せる。

味見の時、私が見るのは点数だけではありません。頼んだことと、できた料理がつながっているか。自分が届ける形として違和感がないか。比較の結果はAIに出し切ってもらい、その結論と自分の感覚を見ます。そこで違和感があったら、理由をほどいて返す。次も同じ状況で選び方が変わる所を残しておけば、味見は毎回の作り直しで終わりません。人間の感覚がAIの次の仕事へ届く。任せた結果を見る時間も、私自身が何を大切にしているかを知る時間になります。

抱え込みOSから委ねるOSへ変える時、私の好きまで手放す必要はありません。料理を考える楽しさも、できた皿を味わう時間も残したまま、実行と完成を持つ人を決める。私が毎回呼びに行かなくても、料理が最後まで届く形にする。これなら、任せることは自分を薄めることにならない。目的と守りたいことを依頼に込め、結果を受け取る。私がやりたいのは、その関わり方です。任せたあとに増えた余白を、またワクワク夢中に遊び探求する時間へ使っていきます。

任せたあとに拾い切る話は、分身AI.comの日記にも書いています。「AI秘書が気づいた214件、拾われて初めて「委ねる」は完成する話」

分身AIについてもっと知りたい方は分身AI.comもチェックしてね!

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

タイトル【Claude新機能】ClaudeがClaude Codeに仕事を振る。新プロジェクトを実演
チャンネルAI Jitan Lab
公開日2026年10月10日
長さ8分34秒
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=zmaASBrGYP8

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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。

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