
WATCH REPORT
AIの企画はなぜつまらないのか。箕輪厚介さんとけんすうさんの対談から、自分の現場の事実をAIに渡す方法を考える
2026.10.12
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。今回は、YouTubeチャンネル「箕輪・けんすうのご神託ラジオ」の動画『【意外性ゼロ】AIの企画はなぜつまらないのか | ご神託ラジオ #46』を紹介します。
AIに企画を考えさせたら、どれもどこかで見たような案になり、頼み方を変えても似た答えが並ぶ。言葉は整っているのに、自分の仕事に持ち帰ると、どこから手をつけるかが見えない。この対談から、私が考えるのは、頼み方を変える前に、自分の現場で何を言葉にするかです。
今回の動画は、箕輪・けんすうのご神託ラジオの#46『【意外性ゼロ】AIの企画はなぜつまらないのか』です。26分36秒。相談メール2通に、AIが答えた「ご神託」を読み上げ、箕輪厚介さんとけんすうさんが雑談で広げます。
対談から拾った7つの場面を、私は自分の仕事に置き換えて考えます。現場の事実をAIに渡す方法から、人と進める仕事、自分で使い道を決める仕事まで、手を動かす形にします。読み終えたら、今日15分で始める1つを決めるところまで進めます。最初は、自分しか知らない現場の事実を3つ書きます。
CHANNEL
箕輪・けんすうのご神託ラジオ
箕輪厚介さん(幻冬舎の編集者)とけんすうさん(アル株式会社代表取締役)がMCを務める、スタジオ収録のラジオ番組です。2026年10月5日公開、26分36秒。
相談①は、AIが来ない業界はないという話から、最後に残る人、意外性と納得性の4象限、人間性で生きろという助言まで。相談②は、器用貧乏と座りの良さへ進みます。
外れ値は、平均から外れた自分だけの具体、現場の事実や好き嫌いです。自分から渡すために、今日は現場の事実を3つ書きます。
AIの「今」を毎日シェアしているコミュニティをやっています
GPTs研究会に参加する(9,000名突破!)

相談①は、製造業で開発の仕事をしている人から。AIをうまく使えず市場価値が下がりそうで、AIを活用しやすい分野へ転職すべきか、という内容です。AIの答えは「転職は不要」でした。
対談の中で(AIの答えの読み上げ・0:27〜)
「これから価値が下がるのはAIを使えない人ではなく、AIが答えを知らない現場を持っていない人だからです。」
箕輪さんは、ここで次のように話します。
箕輪さん(0:47〜)
「AIがさ、ここはできないって言ってる領域がさ、…日に日になくなってくじゃん。…そう。だからそれが1番危険だと思う。」
AIが「ここはできない」と言う領域は、日に日になくなる。だから「自分たちの業界はAIが来ない」という考えが一番危険だ、と箕輪さんは言います。
けんすうさんは、収録のカメラは3台から減らせないと思っていたら「もうあります」と返された話をします。1台で撮るだけで、何アングルも生成できる技術だそうです。
けんすうさん(2:16〜)
「iPhoneで撮っとけば…もうカメラワークとか全部やってくれるとかができるんですよって言われて…ま、あるなと思いましたね。」
私が危ないと思うのは、自分の現場で起きていることを、言葉にしないまま持っている状態です。AIが来るかどうかを予想しても、その事実は届かない。自分には当たり前でも、AIには渡していない情報です。まず、そこを言葉にする。現場に身を置いて考える意味は、ここにあります。
3台のカメラが1台になる話を、撮影の仕事だけで終わらせません。今の手順が必要だと思う理由を、自分の仕事でも書いてみる。その理由は何か。技術が変わっても必要か。AIは来ないと仕事を抱える側から、現場の事実を渡して使う側へ、私は動きます。
たとえば製造業の開発なら、設計変更が通るまでにかかった日数、差し戻された箇所、修正後に通った条件を書きます。仮の例ですが、この3つなら現場の事実になります。開発は大変だ、では広すぎる。どこで何が起きたかまで書けば、AIに考えさせる対象が決まります。
3つ書けたら、そのうち1つをAIに渡し、状況を掘り下げる質問を3つ出してもらう。答えを急がなくていい。書けない答えがあれば、現場で次に調べることが分かります。始める時は、企画の完成まで求めません。今日は15分で、自分しか知らない現場の事実を3つ書きます。
→ 現場の事実を3つ書く
対象: 今の仕事にAIは関係ないと思っている人。所要時間: 15分。完了条件: 自分しか知らない現場の事実を3つ書き出し、そのうち1つをAIに渡して、質問を3つ出してもらうこと。


AIを使いこなすライターにも、仕事は来なくなる。対談の中で、そんな話が出ます。編集者が取材してAIに書かせれば足りるし、ライターが企画立案へ上がっても、その企画立案もAIでよくなる、という流れです。
そこから箕輪さんは、会社の形に話を進めます。幻冬舎で言えば、見城さんがAIを使いまくれば、理論上は見城さん1人でいい、と言います。
箕輪さん(3:17〜)
「理論的には…1人でいい。」
続けて、最終決裁者だけがいればよい、という一言が出ます。
箕輪さん(4:03〜)
「みたいな風に考えると究極最終決済者しかいらんよね。」
私なら、最後に決める人を一人にして、その間の作業はAIに任せます。案を採るか、次に何をするか、いつまでに出すか。その一人が持ち続けます。
4月のザ・インナーサークルのセミナーでも、現場で得た生の情報と、最終的なアウトプットの判断は人間が担い、中間の作業はAIに任せてよいと話しました。
見城さん1人でよくなる、という考え方には賛成です。人数を残すために仕事を残す必要はない。ただ、1人で決めるなら、出した結果もその1人が引き受ける。
たとえば、AIが返した案から1つ選ぶ場面。選んだ理由を聞かれて、文章が整っていたからとしか答えられないなら、企画を選ぶ基準が決まっていない。
誰に届けるのか。何を一番伝えるのか。その答えと選んだ案がつながっているかを、私の言葉で説明します。AIの案を採用した責任まで、AIへ預けない。
まず、今動いている仕事を1つ選び、最後に決める人の名前と、その人が持ち続けること(採るか、次に何をするか、いつまでに出すか)を書きます。中間でAIに頼む作業も1つ決める。ここまでで20分ほどです。
任せる所と人に残す所の分け方は、AIに任せる仕事と人間に残る仕事の分け方の記事にまとめました。


幻冬舎の見城さんの新刊『敗者の凱旋』は、メッセージが入り組んだ本として語られていて、そのゲラ作業の話が、この章の始まりです。
箕輪さんは、朝7時ごろから見城さんと電話をしながらゲラ作業をしました。自分に編集の技術はなく、言っていることを理解して、ここはいらない、と話しただけです。すると、見城さんからこう届きました。
箕輪さん(6:48〜)
「したらLINEで俺のこと1番分かってくれてんのはミノだよってきて」
ミノは、箕輪さんのことです。箕輪さんは、これはAIでもできるし、AIに対しても本当に分かってくれていると感じるはず、と認めたうえで、こう続けます。
対談の中で(7:01〜)
「まあ、少なくともこの何十年間かは人間にそれを思いたいという人がいるから」
ここでの「それ」は、自分のことを一番分かってくれていると思いたい気持ちです。編集作業そのものは、AIで技術的にはできると思う。ただ、見城さんは75歳で納得しないし、AIと話そうという気にもならないだろう、という見立てです。この時代の境い目には、人間を求めている人に人間を提供する役割がまだありそうだ、と話が進みます。
私が考えたのは、この電話の仕事を、何のために人に頼むのか、です。文章を直した完成物が欲しいのか。会話しながら、自分の考えを進める時間が欲しいのか。同じ編集でも、求めるものが違う。
分かってくれていると思いたい気持ちと、文章を直せる能力は、分けて考えます。完成物が欲しい仕事なら、AIで足りるかを試す。人に頼む仕事では、会話の途中で相手の見方も私の見方も変わる時間に意味があるんです。作業を代わりにできるかだけでは決めません。
私が一緒に仕事をする相手に求めるのは、会話と実践で互いに更新が起きることです。私の考えをそのまま実行して終わる関係に固定しない。相手の得意なことをきっかけに別の見方が出て、私も考え直す。関わってワクワクするかを見ます。仕事の数だけで関わり方を決めません。
今週の仕事に当てはめるなら、10分で10個書き出します。AIで代わりになる仕事に○、一部なら△、代わりにならない仕事に×を付ける。ここで、人とする仕事を増やそうとはしません。完成物があれば足りる仕事まで、人との会話へ戻す必要はないからです。
×の中から1つ選び、人としたい理由を1文で書く。仮に企画の相談なら、相手の問いで自分が考え直す所を見つけるため、と書けます。人が必要、だけでは曖昧です。今週の仕事10個のうち1つに、人と話す理由を具体的に書きます。


ここで、山口周さんの「意外性と納得性」の4象限が紹介されます。アイデアには、意外性のあるなしと、納得性のあるなしがある、という整理です。意外性も納得性もないものは論外。意外性はあるが納得性がないものは、突拍子もない案にすぎません。そして、こう続きます。
対談の中で(9:26〜)
「納得性はあるが意外性がない。…ま、当たり前だよねって。」
| 納得性なし | 納得性あり | |
|---|---|---|
| 意外性あり | 突拍子もない案 | 急に何を、と思うが、聞くと確かに |
| 意外性なし | どちらもない(論外) | 当たり前の案(AIが超得意) |
納得性だけの案は「当たり前」で、AIが超得意です。本の8割はそれでよい。ただ、タイトルのように一番言いたい所には意外性が要る、という話になります。
対談の中で(11:06〜)
「そしたら本当つまんないのよ。…だからそこは自分で考えなきゃいけないんだなって思って。」
書けなかった本のテーマをAIに30個考えさせたら、本当につまらなかった。そこで、枠の外へ飛び越えてと頼んでも、飛び越え方が下手で、意外性はあっても納得感のない案になる、という話です。
対談の中で(12:10〜)
「1番やっぱ平均的なものを出すのが超得意なので」
動画では、AIは平均を出すのが得意だから、方向性は人が作る必要があると話しています。私は、ここがこの対談のいちばん大事なところだと読んでいます。企画を出させる前に、自分の現場で起きたことを言葉にする。
私なら、AIが出す平均に対して、自分の外れ値を言葉にして渡します。意外な案を出して、と頼む前に、平均からは出てこない材料を用意する。
材料が先です。
6月30日のGPTs研究会の朝LIVEで、AIは平均値を作るのが得意で、人間は外れ値を作る、という話をしました。外れ値を言葉にして渡せば、AIも外れ値を出してくれるんです。
その材料は、新しい体験、人と会って話したこと、AIの問いに答えた言葉。毎日ノートに手で書いている私は、紙とペンがAI時代最強のツールだ、という話をしました。
同じ朝LIVEでは、100万冊を売るのではなく、100万人のために1人1冊ずつ作ったら100万部、という話もしました。平均的な一人を想定するのと、目の前の一人に向けるのでは、作る材料が変わります。
30個のテーマを出す数を増やす前に、材料を変えます。
今日やるなら、まず現場の事実を3つ、ノートに手で書きます。そのうち1つをAIに渡し、掘り下げる問いを出してもらう。問いに答えながら、最初のメモでは省いていた条件や、その時に判断した理由を言葉にします。
言葉になったものをまとめてAIに渡し、そこから企画を出させます。途中で分からないことが出たら、事実を足すところへ戻ります。
朝LIVEの話は、分身AIを育てるほど自分が育つ理由の記事にあります。
→ 資料なしと自分の話つきで企画を比べる
対象: AIに企画を考えさせてつまらなかった人。所要時間: 30分。完了条件: 同じ題材で、資料なしの版と、自分の話を3つ渡した版の企画を各10個出させ、意外性と納得性の4象限に置いて、違いを1文で書くこと。


ここで話は、相談①の本題に戻ります。AIの答えは「転職は不要」でしたが、2人はもう一つの、よく出る助言を疑います。AIが苦手そうな枠の外のことをやる転職を考える。人間臭さ、人間性で生きろ、という助言です。「みんなそう言うじゃないですか」という声が出ます。
けんすうさん(13:03〜)
「ミノさんみたいな人がちょっと特殊な立場にいるから…普通に会社員とかやってて、そんなこと言われても今まで求められてもなかったし。」
箕輪さんは、祖母の葬式の帰りの車の話をします。久しぶりに兄と母と話し、兄の家まで送る車の中で、家族の会話を聞いていました。兄がこの公園によく来ていると話し、母が公園の大きさを聞く。大きくはないけど、そんなにちっちゃくもない、という答え。その会話がずっと続いていた、という話です。
箕輪さん(13:34〜)
「嘘みたいに普通の話をしてるわけ。」
世の中の9割の人はそうで、こんなラジオを聞いている人も、イベントに来る人も、すごく変だ、と話は続きます。そこで、人間性・タレント性で生きろ、という助言に戻ります。
対談の中で(14:13〜)
「人間性タレント性で生きろなんて…変な人に向けて…変な人でもできないようなことを言っていて」
目の前の仕事をちゃんとやっている人にとっては、わけのわからない解決法に聞こえる、という話にもなります。ここに来るタクシーの運転手さんと、最近ずっと雨だったけど今日は晴れてよかったですね、と話したら、それで15分もった、という話も出ます。それが会話なんだ、と2人はうなずき合います。
結論は「頑張ってください」です。笑い声のなかで「ひどい結論」と言われ、次の相談に移ります。
ここは違うと思います。人間性で生きることを、変な人になれという要求にすると、始める場所が遠くなる。動画に出てきた公園の会話でも、自分の好き嫌いは足せます。仮の例なら、よく来る公園だと伝えたあとに、ここが好きだと続ける。変わった出来事を探す必要はありません。
天気の話にも、自分が雨の日を好きか嫌いかを足せます。自分の感じ方を消さずに話すところから始める、ということです。私は、誰かと噛み合うために普通へ合わせるより、凸凹のまま出した結果、つながる関係を選びます。
2025年10月の個別コンサルでも、好き嫌いやとがった所を凸凹のまま込め、伝わるようにする所はAIに任せると話しました。整えるのは伝え方です。好きな理由を消して、無難な説明へ替えることではない。読みやすくなっても、自分の考えが消えたら直します。
たとえば仕事の紹介を書くなら、何ができますかだけで終えず、どの作業が好きかを1つ足す。仮に、細かな違いを比べる作業が好きなら、何を比べている時なのかまで書く。その具体をAIに渡します。珍しい人に見せようと飾るより、自分が実際に好きなことを書く。
今日は15分で、普段の会話に足せる好き嫌いを5つ書きます。1つ選んで1段落にし、AIに伝わる形へ整えさせる。最後は読み直します。上手な文章になったかより、自分の声が残っているか。選んだ好き嫌い1つと、その理由が伝わる1段落にします。


相談②は、中小企業のコンサルをしながら、副業でスタートアップにも関わる人からです。AIシステム開発や事業計画など、経験が多岐にわたり、何屋か分からない。強みを絞るべきか、多彩な器用貧乏で終わる不安がある、という内容でした。AIの答えは「絞り込むべき」です。
対談の中で(AIの答えの読み上げ・17:09〜)
「減らすのは仕事の種類じゃなく、どんな時にこの人を呼ぶかを1つに決める。」
ここから箕輪さんは、器用貧乏な人は、その自分を自分のやりたいことに使う次の段階へ行く、と話します。例に挙げたのが、箕輪編集室を支えた何でも屋さんです。秩父で旅館を始め、ホームページ、デザイン、キャッチコピー、AIでの価格の調整まで、自分の旅館のために使っています。
対談の中で(19:05〜)
「自分発っていう風にしてかないと誰かから降ってくる仕事系は全部怖いよね。」
対談の中では、社内にも、動画の編集も経理もできる人がいる、という話も出ます。そういう人は仕事がどんどん増えていく。もう1人採用しようかとなっても、あの人でいい、になってしまうそうです。
どんな時に呼ぶかは、仕事を頼む側の基準です。一方、できることが多くて仕事が増える話は、頼まれる側の話。私は、呼ばれる前に自分で使い道を決める側に立ちます。何ができるかの一覧だけでは決まらない。その力を、何に使うと自分がワクワクするかを先に考えます。
秩父の旅館の話では、ホームページもデザインも、自分が始めた旅館のために使っています。できる仕事を一つに減らした話ではありません。いくつもの力を、何のために使うかが決まっている。私も、得意な作業を並べる前に、自分から始める仕事を1つ決めます。
6月30日の朝LIVEでは、好きで遊んでいることにAIをつなぎ、熱があるところを中心にやっていくのがいいかな、という話をしました。私を入れて3人でやっているアシュラでは、みんなゲームが大好きで、ゲームとAIとビジネスと暮らしが一体になっていて、毎日ワクワクしていると話しています。
だから、できるから引き受けるだけにしません。アイデアも、自分の熱から生えているかを見る。仮に動画編集が得意なら、依頼された動画を増やすことだけでなく、自分が関心を持つテーマの動画を作る使い道もある。先にテーマを決めれば、AIに広げさせる作業も絞れます。
今日は15分で、今までの仕事を書き出し、熱があるものに印を付けます。1つ選んだら、AIで広げる作業を1つ決めて、動画なら構成案を出す、という所まで具体にします。仕事の一覧から熱があるものを1つ選び、AIに頼む作業を1つ書きます。


相談②への答えの先で、座りがいいという話が出ます。LINEの元会長の川邊さんとの対談に呼ばれるのは、普通のアナウンサーでは足りず、箕輪さんでは強すぎる中間の人。大きな仕事は、技術より、現場が安心できる人が呼ばれる、という説明です。
対談の中で(20:28〜)
「座りがいいみたいな話を昔してたと思うんですけど」
箕輪さんは、著名なサッカー選手の本を頼まれた時に、「著名な編集者以外で」と言われたことがある、と話します。有名すぎて外される仕事もあり、無名の人にチャンスがある。そこから、結論につながります。
対談の中で(25:01〜)
「だからチャンスがあるので自分の座りのいいポジション見つけるがいいんですよね。」
私なら、座りの良さを探す前に、誰のための仕事かを絞ります。呼んでもらう条件を増やすより、引き受けない仕事を決める。
9月4日のまっちんぐー朝LIVEでは、AIが作業を担うほど、技術だけでは選ばれにくくなると話しました。だから大事なのは、誰に、何を、どう届けるかです。
LPなら、この人のために作っていると言えるところまで絞る。広い対象へ向けたままでは、一人に刺さらない。
続けて話したのは、誰を断るかです。断る相手を決めると、受け入れる相手が見えてきます。全部やると言えば、何でも屋さんになる。
ラーメン専門店なら、チャーハンと餃子を求められても、ありませんと言える。その方が強い、と話しました。
リフォームをやっていた頃、私が得意だったのはキッチンと浴室でした。たとえばトイレ交換だけなら、自分より得意な工事屋さんがいる場合、紹介して断れる状態を作る。その方針を話したんです。
座りの良さは、呼ぶ側の判断です。私は先に、誰のために働くかを決める。技術で選ばれにくくなるほど、断る基準がある店は強い。
まず、引き受ける相手を一人書き、最近断れなかった依頼を3つ見直して、メニューに載せない仕事を1つ決めます。紹介先か断り方も1文で書いておく。ここまで15分です。
ペルソナを絞った回の全体は、AIのLPが刺さらない理由、ペルソナを絞る勇気のまっちんぐー朝LIVEにまとめています。自分が何を望むかの言葉にし方は、AIに問いを出してもらって、人に残る望みを言葉にする方法の記事で扱いました。
Q. ご神託ラジオは、どんな番組ですか?
A. 箕輪厚介さん(幻冬舎の編集者)とけんすうさん(アル株式会社代表取締役)が、相談メールにAIが答えた「ご神託」を読み上げ、雑談で広げる番組です。#46は2026年10月5日の公開で、長さは26分36秒。相談は2通で、1通目は転職の相談、2通目は何屋か分からないという相談でした。
Q. AIの企画は、なぜつまらなくなりますか?
A. AIは平均的な案を作るのが得意で、筋は通っていても、どこかで見た企画になりやすいからです。枠の外へ、と頼むだけでは、今度は納得できない案に飛びます。
Q. 「意外性と納得性の4象限」とは何ですか?
A. 山口周さんの考え方として、対談の中で紹介されます。アイデアを、意外性と納得性それぞれのあるなしで4つに分けます。どちらもない案は論外。意外性だけの案は突拍子もない。納得性だけの案は当たり前で、AIが得意です。意外性も納得性もある案は、聞いた時は急に何を、と思うのに、よく聞くと確かに、となります。
Q. 何屋か分からない時、仕事は絞るべきですか?
A. 相談への「ご神託」は、減らすのは仕事の種類ではなく、どんな時にこの人を呼ぶかを1つに決めること、と答えています。私は、呼ばれる前に、熱があることを選んでから得意なことを使います。
Q. AIに企画を考えさせる時、何から渡せばいいですか?
A. 最初に渡すのは、自分の現場の事実3つです。渡す方法は、いつ、どこで、何が起きたかを、感想と分けて書くことです。
AIは平均的なものを作るのが得意で、方向性は人が作る。対談から私が受け取ったのは、意外な案を待つ前に、自分しか知らない現場の事実を言葉にして渡す、という順番です。最初に増やすのは企画の数ではなく、自分が書く材料です。
7つの場面を全部やる必要はありません。今の仕事に一番近い1つを選びます。現場の事実を書く。好き嫌いを書き出す。引き受けない仕事を決める。どれを選んでも、最初の一歩は読む時間から手を動かす時間へ移すこと。迷うなら、今日の15分で、現場の事実を3つ書きます。
COLUMN
AIに任せたあと、タイトルを考える時間

対談の中で、本の8割は納得できる内容でよく、一番言いたいところ、たとえばタイトルには意外性が要る、という話が出ました。私は、この話をタイトルを考える時間に絞って考えます。本文をAIに任せたあと、残りの部分を全部飾る必要はない。読み手が最初に目にする1行で、その記事を読む理由が伝わるか。そこに時間を使います。カレーの香りだけ強くしても、何を食べるのかが分からなければ選べない。意外性を足す前に、タイトルだけで意味が取れる一文にします。
タイトルは、本文を読んだ人への答え合わせではありません。初めての人が読むものです。本文の中なら説明できる言葉でも、タイトルに置いた途端、意味が取れなくなることがある。そこで、何の話なのかを知らない人が、この1行だけで理解できるかを考えます。言いたいことを詰め込んで、日本語の文として崩さない。短くするために必要な言葉まで削らない。私は、一番言いたい一文を先に書き、その一文が初めての人にも通じるタイトルになるまで考えます。
型に語句を入れ替えて、何案も並べることをタイトル作りの中心には置きません。毎回、その記事の核から考える。同じテーマでも、今回言いたいことが違えば、最初の1行も変わります。AIに委ねて、人は積み減らして生き直す。そのために空いた時間を、案の数を増やすことだけで埋めない。この記事で何を言い切るのかを決める時間に使う。タイトルに入れた言葉を本文で説明できるかも見る。意外な言葉を置くだけではなく、本文の内容を表す一文を探します。
仕上げる時は、タイトルだけを読んでみます。本文の説明を頭の中で足さず、この一文が普通の日本語として通じるかを見る。何の話か分からなければ、言葉を足す。意味が重なっていたら減らす。塩加減を調整するように、一語ずつ必要かを考えます。強い言葉を足すことと、伝わることは同じではありません。次にやることは一つです。自分の文章のタイトルを、初めての人に読んでもらうつもりで、何について何を言う記事なのかが分かる一文にしてみます。
AIに任せる仕事と、判断を人に残す仕事の分け方は、分身AI日記 DAY160でも扱っています。分身AIの取り組みは分身AI.comにまとまっています。
関連記事
AI時代に選ばれる強みの見つけ方を扱った記事です。第6章で熱のある仕事を選んだあと、その強みをどう見つけて言葉にするかを読みたい人に向きます
文章を書かせないAIが50件のアイデアを出した理由を扱った記事です。第4章で見た、AIに企画を考えさせるとつまらなくなる問題を、別の切り口から読み比べられます
AIの使い方より先に欲しい道具を思いつく順番を考えた記事です。第4章の、材料を先に持つ話と、第6章の、自分発で使い道を決める話の、どちらにもつながります
AIに手順を渡したあと、人間に何が残るのかを扱った記事です。第6章の、熱で仕事を選ぶ話と、第7章の、得意な人へ渡す話を、別の角度から読み返せます
箕輪厚介さんが出ている別の対談の視聴レポートです。第4章の、意外性と納得性の話を、人の決断の面から読み比べたい人に向きます
参考リンク
今回紹介した動画本編。時刻つきの発言は、ここで見られる
今回紹介した動画
| タイトル | 【意外性ゼロ】AIの企画はなぜつまらないのか | ご神託ラジオ #46 |
| チャンネル | 箕輪・けんすうのご神託ラジオ |
| 出演 | 箕輪厚介さん(幻冬舎の編集者)、けんすうさん(アル株式会社 代表取締役) |
| 長さ・公開日 | 26分36秒・2026年10月5日 |
| URL | https://www.youtube.com/watch?v=cEtKu9JMo0A |
🎁 無料プレゼント
Aiport(ClaudeCode AIエージェント実践会)
ClaudeCodeでAI秘書+分身AI+AIカンパニーが無料で作れるキット&解説動画をプレゼント!
▶ 無料で入会してキットを受け取る🤖 AI生成コンテンツについて
この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。
AI氣道 — 三方よしのAI活用
家事と子育てのスキマで経営する、ひろくんのAIブログ
📺 毎朝無料LIVE配信中!見逃しても大丈夫、アーカイブも完全無料。
記事も完全無料。見逃しても大丈夫!
YouTubeチャンネル: @AIKIDO-GPTs
| 曜日 | 時間 | メインホスト | ゲスト | テーマ |
|---|---|---|---|---|
| 月 | 7:00〜7:30 | ひろくん | ただっち | AI最新ニュース・実験 |
| 月 | 13:00〜 | ひろくん | れんくん(戸野塚蓮) | AI経営術LIVE |
| 火 | 7:00〜7:30 | ひろくん | 公ちゃん | 共感ストーリー×分身AI |
| 水 | 7:00〜8:00 | ひろくん | 高崎さん・たくみくん | AI×開発・教育 |
| 木 | 7:00〜7:30 | ただっち | ともみん | AI×デザイン |
| 金 | 7:00〜7:30 | ただっち | 友くん | AIツール最前線 |
| 土 | 7:00〜7:30 | ただっち | ゆきちゃん | AI×起業・発信 |
| 日 | 7:00〜7:30 / 7:30〜 | WACAコラボ | ひろくん+仲間たち | 生成AI最新ニュースまとめ |
📍 日曜日のZOOM(7:00〜)は登録制です。詳細・登録はこちら
🔥 火曜15:00〜 社長モテる化計画LIVEもやってるよ!