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ローカルSEOはクリック数より、依頼につながる検索を見る。2027年に向けた5つの戦略

2026.10.26

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube で Caleb Ulku さんが話した動画で、Brian Dean さんの2027年向けSEO5戦略を、地域のビジネスに当てはめる話を紹介します。

AIが検索の答えを先に出す時代に、自社サイトのSEOをどう整えればいいのか。地域のお客さんに来てほしいお店や会社なら、なおさら迷うところ。英語の動画を通しで見る時間がない、個人事業主や小さな会社の経営者に向けて書きました。

元になるのは、19分の英語の動画。Calebさんが、Brianさんの2027年に向けたSEOの5つの戦略を、地域のビジネスに当てはめて話していきます。

読み終えると、2人の話を動画の順に追えます。

SPEAKER

Calebさん(Caleb Ulku)

この動画の語り手で、チャンネルの主です。ローカルSEOの代理店を運営していると話します。Brian Deanさんの動画の抜粋を流しながら、各戦略を地域のビジネスに当てはめて解説します。

SPEAKER

Brianさん(Brian Dean)

動画の中で抜粋として流れる別の動画の話し手です。SEOの世界の長い経験者として、2027年に向けて準備している5つの戦略を話します。

3行でわかるポイント

  1. Calebさんは、クリック数ではなく、お客さんになれる検索かを見ると話し、Brianさんの人間第一の戦略に、オーナーの一次の経験を重ねると説明します。(第1章・第2章へ)
  2. コモディティな検索、つまり誰が答えても同じになる検索から離れて、購買直前の検索を狙い、1本のコンテンツに複数の役割を持たせる、というのがCalebさんたちの説明の流れ。(第3章・第4章・第5章へ)
  3. 私なら、AIの要約で穴を埋めず、自分の一次の経験と数字を先に置きます。(第6章へ)

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01

ローカルSEOは、クリック数より顧客になれる検索かを先に見る

▲目次
図解。クリック数が多い、近くの検索に出ていない、顧客になれる検索かを見る、の三つの札が並び、数より中身を先に見ると示す
図解: クリック数より、顧客になれる検索
Googleの検索結果。AIの要約と、引用元のカードが右側に並ぶ画面。左上にCalebさんの丸いワイプ
動画キャプチャ: Googleの検索結果に、AIの要約と引用元が並ぶ画面(0:30頃)

AIが答えを出す検索が増えてきました。では、SEOの準備を始める前に、まず何を見るのか?動画の入り口は、そこからです。

冒頭でCalebさんは、地域のビジネスで電話を増やすSEOと、ソフトウェア会社を伸ばすSEOでは、計画が違うと話し始めます。事業主にも、事業主から頼まれてSEOをする人にも当てはまる、という前置き。

続いて流れるのが、Brianさんの抜粋。SEOの変化は速くて、圧倒されやすいと話します。10年以上の間に、Googleの更新、モバイル検索、強調スニペット、AIの要約、AIで検索する流れまで見てきて、それでも2027年に向けて準備できている、という導入です。

進め方は、5つの方法を地域のビジネスに当てはめて見ていく形。Calebさんが、そう道筋を示します。

最初の例は、シカゴのLASIK施設。Googleから月に8万クリックあった、という話です。

Calebさん(動画 1:03〜)

まず、代理店に依頼してきた、シカゴのLASIK施設の話をしたい。Search Consoleのデータでは、Googleから月に8万クリックあった。

原文: And I want to start by telling you about a LASIK facility in Chicago that hired my agency. They were getting 80,000 clicks a month from Google, according to their Search Console data.

ところが、その流入は地域のものではありませんでした。近隣の人が検索する場面には、出ていない状態。施設は前の代理店をやめて、Calebさんの代理店に頼んだ、と続きます。

見るのは、クリック数ではなく、お客さんになれる人の検索か。事業主なら、実際に来てくれる人が要ります。

Calebさん(動画 1:47〜)

流入の数字が上がって喜ぶ前に、どの検索がその数字を生んでいるのか、そして、その人たちが実際にそのビジネスに依頼できるのかを、つかむ必要がある。

原文: So, before we get excited about a traffic number going up, we need to understand what searches are generating it and whether those people can actually hire the business.

ここで大事なのは、数字が大きいことと、お客さんが来ることは別、という点。8万という数を見て安心する前に、その数がどこから来たのかを見ます。順番の話なんですよね。

私の記事より(Search Consoleの検索クエリを開いて、サイト名の言葉を数える私の記事)

数字の大きさより、どの言葉で来た人かが先です。私なら、まず Search Console の検索クエリを開いて、上位の言葉のうち、自分のサイト名や商品名がいくつあるかを数えます。平均的な見方で穴を埋めず、その一次の事実から、自分の価値観で選ぶ。

私の記事でも、数字の大きさより、どの言葉で来た人かを先に見る、と書いていました。Calebさんの話と並べると、向きは同じ。検索クエリを開くと、来た人がどんな言葉で探したのかが見えてきます。

私は、数の大きさより、響く人に届く検索かを先に見ます。

02

人間第一。名前を差し替えて他社に置ける文は載せない

▲目次
図解。名前を差し替えて他社に置ける文は載せない、オーナーの経験を話してもらう、書くのは何を見つけたか、の三つの札で、一次の経験が中身になると示す
図解: 人間第一と一次の経験
HouseFreshが実際にテストした空気清浄機の写真4枚。左上にCalebさんの丸いワイプ
動画キャプチャ: テストした空気清浄機の独自写真が並ぶ画面(2:38頃)

いま成果が出ているコンテンツには、何が入っているのでしょうか?Brianさんの答えは、一次の体験と視点。ここから2人の話が重なっていきます。

Brianさんは、いま最も成果が出ているコンテンツには、誰かの実際の一次体験と視点が入っている、と話します。

Brianさん(動画 2:12〜)

いま最も成果が出ているコンテンツには、誰かの実際の一次体験と、その人の視点が入っている。

原文: content that’s performing best right now contains someone’s real first-hand experience and perspective.

例は、空気清浄機のレビューサイトの HouseFresh。実際に製品をテストして、独自の写真や個人の意見、テストのデータを載せています。ふつうのレビューは中立に書くもの、と対比する形です。

受けるのは Calebさん。地域のコンテンツも、同じ見方で評価すると話します。

Calebさん(動画 2:54〜)

社名を差し替えて、同じ内容を競合のサイトにも置けるなら、その内容は自社のサイトに載せない。

原文: If I can change the business name and put the same content on any other competitor’s website, that content should not be on the website.

経験豊富なチーム、質の高いサービス、資格があります。どれも競合が同じように言う言葉です。代わりに書くのは、仕事で何が起きたか、なぜ交換を勧めたか、住む人が気づいていなかったことは何か、という中身。

話は Googleの特許にも触れます。ページの情報が、すでに見た情報に対して何を足すかを見積もる、という内容。ランキングに使われているとは限らない、とCalebさん自身が断ったうえで、考える時の見方として役に立つと話します。

すでに10のサイトにある情報をAIに書き直させても、情報は足せません。AIに配管の記事を頼むと、10本の記事を読んで、その平均を書く。そういう説明です。

ここで言いたいのは、AIに任せると平均になる、という話。名前を差し替えて他社に置ける文と、10本の平均で書いた文。根っこは同じところにあります。

私の記事より(AIに自分語りで材料を渡すと、自分に合った出力になる話を整理した記事)

ここ、私が前に書いた記事の根っこと、同じ向きなんです! 足りない前提を、AIが世間一般の平均で埋めるのか、その人が渡した材料で埋めるのか。答えの手触りが分かれるのは、まさにそこだと私は考えています。

私の記事では、足りない前提をAIが世間一般の平均で埋めるのか、その人が渡した材料で埋めるのか、という分かれ目を書きました。動画の10本の平均の話と、同じ向き。手触りが分かれるのは、材料の渡し方なんです。

Brianさんの2つ目の例は gumloop。見た目は、ツールを並べた一般的な記事。それでも一人称の視点がある、と説明します。

理由は2つ。Googleがそういう内容を出したがっていること。ユーザーが求めていること。AIは一般的な答えを一瞬で出せても、誰かが使って確かめた経験は出せない、という話です。

では、オーナーの経験をどう引き出すのか?アンケートだと、良いサービスです、程度の短い答えで終わります。具体的な仕事や起業の理由を話してもらうと、聞き手が想定していなかった話が出てくる、とCalebさんは話します。

Calebさん(動画 6:33〜)

ビジネスのオーナーには、何をしているのか、どんな問題を見つけるのか、お客さんがどんな質問をするのかを、説明してもらいたい。音声にしているのは、とりとめなく話してほしいからだ。

原文: We want the business owner to explain what they do, explain the problems they find, explain the questions that customers ask. The reason that this is audio is because we want them to ramble.

その答えに、地域の情報や口コミ、競合の口コミ、掲示板やQ&Aサイトの議論を組み合わせる流れ。

ここで肝になるのは、引き出す側の問いの作り方です。

私の記事より(AIにインタビューしてもらい、自分の経験をコンテンツにする問いの設計の記事)

目的と着地点を決めて、AIに聞いてもらう。そのうえで、人にも突っ込んでもらう。私はこの両方を使い分けるのがいいと思っています。AIにも人にも、それぞれの良さがあるからです。

私の朝LIVEの記事では、目的と着地点を決めてAIに聞いてもらい、そのうえで人にも突っ込んでもらう、と書きました。経験を引き出すのは、質問の設計。オーナーに音声インタビューで話してもらう動画のやり方と、問い方で経験を引き出す点で並びます。

私なら、平均で穴を埋めず、その人の一次の経験を材料に渡します。

03

定義ややり方の検索から離れ、先にサービスと地域を決める

▲目次
図解。定義ややり方の検索から離れる、先にサービスと地域を決める、記事はサービスページへつなぐ、の三つの札で、狙う検索を選ぶ順番を示す
図解: 検索の選び方
Googleで What is a backlink? を検索した画面。AIの要約の引用元にRedditとSemrushが並ぶ
動画キャプチャ: 定義の検索でも、AIの要約に引用元が出る画面(8:42頃)

〇〇とは、〇〇のやり方。こうした検索に向けた記事を、更新のために量産していませんか?第3章は、その書き方から離れる話です。狙う検索の種類を変えると、書く記事の顔ぶれも変わってきます。

Brianさんは、〇〇とは、〇〇のやり方、のような検索は、AIのほうが上手く答えると話します。AIの要約で答えが済むので、クリックまで進みにくい、という説明です。

Brianさん(動画 8:25〜)

だから、この種類のコンテンツを大量に出す意味は、もうあまりない。

原文: So, there really isn’t a lot of point of publishing this type of content anymore at scale.

ただし、定義系の内容を全く書かないわけではありません。AIの要約の引用元として載ることはある、とも断っています。

話はここで、配管業者の例へ移ります。コンテンツカレンダーを埋めるために、4本の記事を書く場面です。

狙う検索語を、地名つきの給湯器の交換とします。交換のやり方の記事は、手順を知りたい人向け。業者を探している人向けではない、という見立てです。

進め方は、サービスと地域を先に決めること。関連する記事はサービスのページへリンクでつなぐ、とCalebさんは説明します。

Calebさん(動画 10:35〜)

ブログを更新し続けるためだけに、テーマを選ぶことはしない。どのサービスの関連性を高めたいかで、テーマを選ぶ。

原文: we don’t choose topics just to keep the blog updated. We choose topics based on what service we’re trying to build more relevance for.

ここで言いたいのは、書く前に、誰がどの検索で探しているかを決める、という話です。記事の数より、検索の向き。

手順を知りたい人と、頼める業者を探している人。同じ給湯器の言葉で検索していても、求めている答えは別ものですよね。

検索する人の頭の中が違えば、記事に置く答えも違ってきます。書き手の都合ではなく、探している人の手前から考えたいんです。

AIに任せれば、記事は何本でも量産できる時代。だからこそ、どんな中身を入れるかが問われます。

AIが下書きを出すのは一瞬。でも、誰の何に答える記事なのかをこちらが決めて渡さないと、どこかで見た答えが返ってきます。

更新を絶やさないために書く記事と、サービスの関連性を高めるために書く記事。見た目は似ていても、別の型の記事。

前者は、カレンダーの空いた日付から書き始めます。後者の書き始めは、サービスと地域。どこから書くかで、記事の行き先が変わるんですよね。

私なら、書く前にひとつだけ確かめます。この記事は、どのサービスのページへつなぐのか?地域の人が何に困り、何を知ってから頼むのか。

04

購買直前の検索を狙い、ビジネスプロフィールと同じ形のページを作る

▲目次
図解。購買直前の検索を狙う、Googleビジネスプロフィールと同じ形のページを作る、一般の記事より先に作る、の三つの札で、地域の検索の順番を示す
図解: 購買直前の検索と鏡像のページ
Exploding Topics の比較記事 My 10 Favorite Google Trends Alternatives for 2026 のページ
動画キャプチャ: 購買直前の検索向けの比較記事のページ(11:06頃)

比較して選ぶ人の検索は、数は多くなくても、成約(申し込みや依頼)につながりやすい。では、地域のお店や会社は、これをどう当てはめればいいのでしょう?

Brianさんの例は Exploding Topics。どのトレンド発見ツールを選ぶか、のような比較検討の検索に力を入れた、と話します。

Brianさん(動画 11:01〜)

このコンテンツは、毎月たくさんの訪問者を連れてくるわけではない。ただ、来てくれる人の成約率は高い。

原文: this content doesn’t bring a huge amount of visitors every month, but the traffic we do get converts great.

比較する人は、Google、YouTube、掲示板、ソフトのレビューサイトなど、いくつもの場所を見て回ります。クリックが起きるのは、その途中という説明です。

話は、地域への当てはめへ進みます。狙うのは、Googleビジネスプロフィール(Googleの検索や地図に出る、お店の紹介ページ)が結果に出る検索だ、とCalebさんは話します。

Calebさん(動画 12:02〜)

地域のビジネスが、Googleビジネスプロフィールが出ない検索語を狙っているなら、それは地域の検索を狙っていない。

原文: If you’re a local business and you’re targeting a search term that doesn’t have Google Business Profiles, you’re not targeting a local search.

実際には、ビジネスプロフィールに載せているサービスのページが、サイトに無い会社が多い。Calebさんはそう指摘します。

そこで使うのが、Core 30 という構造(紹介ページと同じ並びで、サービスごとにページを作る形)です。カテゴリとサービスごとにページを作り、ビジネスプロフィールと同じ形でリンクでつなぎます。

Calebさん(動画 12:51〜)

目標は、Googleビジネスプロフィールを、実際のウェブサイトに、鏡のようにそのまま写すことだ。

原文: The goal is to create an exact mirror image of your Google Business Profile with your actual website.

一般的なブログ記事より先に、これを作ります。新しいお客さんには、まずこの構造から手をつける、と話は締めくくられます。

この章の芯は、外に出している紹介ページと、自社サイトの中身を揃えること。外と中の一致。

地図で見た紹介ページには載っているサービスが、サイトを開くと見当たりません。探した人は、そこで戸惑いますよね。

鏡のように写す、という言い方。事実を揃える作業として、何から手をつければいいかが、そのまま見えてくる言い方です。

ただ、揃えるだけで終わらせたくない気持ちもあります。カテゴリの名前とサービスの名前が、並んでいるだけのページ。

それを読んで、この会社に頼みたい、と思えるでしょうか?事実が揃っていることは、まず土台。その上に乗せる中身が要ります。

読んだ人が、この会社らしい、と感じる中身。どんな仕事を、どんな考えで引き受けているのか。そこまで入れたいんです。

私なら、サイトに写すのは、事実であり、自分らしいと思える形にします。

05

1本のコンテンツに複数の役割を持たせ、重要なサービスページを動画にする

▲目次
図解。順位だけで測らない、動画やSNSや営業にも使う、重要なサービスページから動画にする、の三つの札で、1本に複数の役割を持たせると示す
図解: 1本に複数の役割
Exploding Topics の記事 Top Legal Trends to Follow (2024-2026) のページ
動画キャプチャ: 動画やSNSにも使われた記事のページ(14:06頃)

時間をかけて作った1本を、検索の順位だけで良し悪しを決めていませんか?上位に出ても読まれる回数が減るなら、その1本の使い道を、順位の外にも広げておく。ここは、そんな話です。

Brianさんは、コンテンツを順位だけで測らず、動画やSNS、営業の資料にも使う、と話します。

例は、Exploding Topics の法務のトレンドの記事です。5万回超の再生になった動画にも、SNS投稿にも使い、営業が見込み客に見せる資料にもなっている、という説明です。

Brianさん(動画 14:46〜)

お金をかけて良いコンテンツを作り、Googleで上位に出ても、クリックが75%減るなら、本当に割に合うだろうか。

原文: Because if you spend a lot of money creating a great piece of content, it ranks in Google, but you get 75% fewer clicks, is it really worth it?

話は地域のビジネスへ移ります。地域では動画が実用的、とCalebさんは受けます。重要なサービスページから仕事の内容を撮影し、YouTubeに上げて、そのページに埋め込む流れです。

ただし、中身のない動画は避けます。オーナーが、良いサービスを提供します、としか言わないなら、それは決まり文句だ、というのがCalebさんの指摘です。

Calebさん(動画 15:44〜)

オーナーが、うちは良いサービスを提供します、としか言わないなら、それは決まり文句だ。

原文: If the owner just says things like, “We provide great service.” These are platitudes.

サービス動画は、AIの要約での引用にも、ビジネスプロフィールの順位にも効いた実感がある、とCalebさんは話します。

一方で、他の点も変えたので、動画だけが大きな改善の原因だとは言えない、とも断っています。そのうえで、十分に一貫して見てきたので、重要なサービスページには動画を勧める、という言い方です。

Calebさん(動画 16:44〜)

ほかの点も変えたので、動画だけが大きな改善の原因だとは言えない。ただ、これを十分に、一貫して見てきたので、重要なサービスページには動画を作ることを勧めている。

原文: we’ve changed other things, also, so we can’t say that the video alone caused a massive improvement, but we have seen this enough and consistently enough that we recommend creating videos for your most important service pages.

1本で終わらせない使い方。順位の外に、その1本の働き場所をいくつも作ります。この章の芯は、そこです。

動画だけが原因とは言えない、という断りつきです。それでも一貫して見てきたから勧める、とCalebさんは話します。

私の記事より(Googleの記事ガイドラインで、本文以外のどこまで見られるかを整理した記事)

私の朝LIVEのあとの流れは、こうです。LIVE後に文字起こしと話者分離をし、ファクトチェック、リンク切れチェック、画像の仕分けまで全部やります。

私の朝LIVEも、終わったあとに1本の素材を何段にも使います。書き起こし、ファクトチェック、リンク切れの確認、画像の仕分けまで、同じ1本から流れていきます。

チェックが全部済んでも、出すかどうかを決めるのは、最後は私の味見。

Brianさんの話す、1本に複数の役割。私の、朝LIVEのあとの流れ。どちらも、1本を何段にも使う点で並びます。

06

独自データは資産になります。ただし順番は、サービスページが先

▲目次
図解。独自のデータは参照される、簡単なページでも効く、順番はサービスページが先、の三つの札で、独自データを後に置く順番を示す
図解: 独自データの資産と順番
図。AI ecosystem から AI answer の Cited: Your data へつながる、独自データが引用される流れ
動画キャプチャ: 独自データがAIの答えに引用される流れの図(18:42頃)

AIが要約を書く時代に、AIが書けないものは何でしょうか?Brianさんの答えは、独自のデータ。ただ、地域のビジネスでは、それを置く順番にも話が及びます。

Brianさんの例は、AIのユーザー数をまとめたページです。発表のたびに更新していて、AIにも引用され、大手メディアなど数百のサイトからリンクされている、と話します。

話は地域へ移ります。地域の企業では統計のページの優先度を下げる、とCalebさんは受けます。主なサービスのページがまだ整っていないなら、そちらに取りかかる、という順番です。

Calebさん(動画 17:20〜)

主なサービスのページがまだ整っていないなら、統計のプロジェクトより先に、そちらに取りかかる。

原文: If you still don’t have good pages for your main services, we’re going to start working on those before we embed on a statistic project.

順番は、Core 30 が先で、統計のページは後。ここは、Calebさんが念を押す所です。

一方でBrianさんは、以前は大規模な調査を作っていたが、一つの数字を追う簡単なページのほうが効くことがある、と振り返ります。AIがコンテンツの価値を下げているなら、独自のデータの価値は上がる、という見立てです。

Brianさん(動画 18:26〜)

AIがコンテンツの価値を下げているなら、独自のデータの価値は上がる。AIは要約はおおむねできるが、まだ新しいものは作れないからだ。

原文: If AI is making content less valuable, original data becomes more valuable. And that’s because AI can largely summarize, but it can’t create anything new yet.

独自の情報は参照されやすいが、AIが引用する保証はない、とCalebさんは話します。

独自のデータは資産です。ただし、置く順番があります。この章で言われているのは、その2つです。

引用が付く保証はない、という断りつきです。それでも、自分の手元にしかない情報は、参照される側に回れる、という話です。

私の記事より(サーチコンソールの平均掲載順位が下がる理由を整理した、私の記事)

私は、記事の効き目を測る仕組みを作りました。施策の前後14日と28日を、同じページ・同じ検索語のクリック率で比べる形です。順位が2位以上動いた時は、判定不能として扱います。

私は、記事の効き目を、施策の前後14日と28日で比べる仕組みを作っています。

同じ物差しで、前と後を比べます。その測る仕組みを、私は作りました。

Brianさんの、独自のデータは資産、という話と、私の仕組み。同じ物差しで測って、数字を残す点で並びます。

私なら、要約で穴を埋めず、自分が測った一次の数字から書きます。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. この動画は、ひと言でいうと何を話していますか。

A. Brianさんの2027年向けSEO5つの戦略を、Calebさんが地域のビジネスに当てはめて話す動画です。人間第一のコンテンツから独自データまで、5つを順に見ていきます。

Q. クリック数が多ければ、地域のSEOはうまくいっていますか。

A. そうとは限らない、とCalebさんは話します。例はシカゴのLASIK施設で、月に8万クリックあっても、近隣の人が検索する場面には表示されていなかった、という話です。

Q. 人間第一のコンテンツとは、何を書くことですか。

A. オーナーの一次の経験を書くことです。仕事で何が起きたか、なぜその交換を勧めたか。社名を差し替えて他社に置ける文は載せない、とCalebさんは説明します。

Q. Core 30 とは何ですか。

A. Googleビジネスプロフィールのカテゴリとサービスごとにページを作り、同じ形でリンクでつなぐ構造です。Calebさんは、ビジネスプロフィールをサイトにそのまま写す形として説明します。

Q. 動画の例や数字は、確かめられた数字ですか。

A. どれも、動画の中でCalebさん・Brianさんが話している例と数字です。75%や5万回超も同じです。

MATOME

まとめ。クリック数より顧客になれる検索を見て、一次の経験と数字から整える

▲目次

動画は、顧客になれる検索を見る前置きから始まり、人間第一、コモディティから離れる、購買直前の検索、複数の役割、独自データと順に進みます。

私が持ち帰ったのは3つです。数の大きさより響く人に届く検索を先に見ます。平均で穴を埋めず、一次の経験を材料に渡します。記事の効き目は、前後14日と28日で比べて見ます。

私の運用でも、何を載せるかは最後に私が決めます。

自分のサイトに、他社の名前に差し替えても置ける文が、まだ残っていないでしょうか?

COLUMN

縦に掘るのは、一次の経験の手触り

図解。人間は縦に掘る、AIは横に広げる、一次の経験の手触りを置く、の三つの札が並び、縦に掘る場所を示す
図解: 縦に掘る、横に広げる

Calebさんは、オーナーの実際の経験が違いを作ると話します。Brianさんも、同じ一次の体験と視点の話をしています。読みながら、一次の経験はどこに置くものだろう、と考えたんです。

私は魂磨きの記事に、人間は縦に掘る、AIは横に広げる、と書きました。安宅さんの図に、その実感を重ねた記事です。

私の記事より(AIに任せる仕事と人間に残る仕事を、安宅さんの図に重ねて書いた魂磨きの記事)

これ、私の実感と同じなんです。買い出しの店先、紙のノート、朝LIVEの仲間、子どもとの遊び。AIの人なのに、一番大事にしているのはリアルの手触りなんです。

AIは、すでにある記事を横に広げます。読んだものの平均を書く。そこが得意な所です。

人間が縦に掘れるのは、自分の五感で感じた一次の経験です。ほかの誰も持っていない手触り。

Calebさんたちの話は、サイトに置く中身をその経験から作る話として読めます。で、私が置きたいのも、手触りのある中身なんです。

Calebさんが勧めたのは、オーナーに音声でとりとめなく話してもらうことでした。何をしているか、どんな問題に出会うか、お客さんが何を聞くか。そこに、サイトの文章になる一次の経験が入っているからです。

縦に掘った先にあるのは、ほかの誰の手元にも無い材料。Brianさんが、AIは要約はできてもまだ新しいものは作れないから、独自のデータの価値は上がる、と話すのも、同じ向きの話に読めます。

自分のサイトに置く文は、誰の手触りから出ているでしょうか?

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネルCaleb Ulku
出演Calebさん(Caleb Ulku)、Brianさん(Brian Dean)
公開日2026年10月21日
長さ19分7秒(英語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=KwLTzJD_zck

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