PRACTICE

dots・Grok Bot・Museの違いと、Addnessに書いたゴールを軸にAIへ任せる方法

2026.10.25

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。

10月24日の18時6分。dots から、こんなまとめが届きました。

18時の進捗まとめです。

・納豆ゲームは担当報告で11/12本まで進み、最後の1本に着手しています。単独での動作確認と、まだ制約が残るアプリ内起動は別です。実機・音の確認も未完了です。(Addnessのゴールへのリンク)

・KDP/LINEは集計表を作成済み。ただし7指標は未取得で、売上・登録数がゼロという意味ではありません。(Addnessのゴールへのリンク)

・限定LINE試験は未送信のまま待機。出版・集客本の企画は保留指示を受け、資料を残して追加作業を止めた記録を確認しました。今回、新たな判断を急がせるものはありません。

出典: dots から届いた18時の進捗まとめ(10月24日)。リンクは実物では Addness の各ゴールを指しています

この一通、読めば、どの仕事の話かが分かります。行ごとにゴールのリンクが付いていて、押せばその仕事の目的まで開けます。

今の状態も分かります。「11/12本まで」「7指標は未取得」と、終わっていない物が終わっていないまま書いてあります。

私が決めることがあるかどうかも分かります。最後の1行に「今回、新たな判断を急がせるものはありません」とあります!

私がAIに任せたいのは、作業だけではありません。約束を覚えて、期限まで運んで、成果か、本当に私が決めることだけを返してもらう。その管理まで任せたいんですよね。

この記事では、そのために私が使っている物を、あなたが持ち帰れる形で並べました。

  • dots・Grok Bot・Museを、公式が説明する仕事の進め方と、任せる時の確認で比べた表
  • 実際に dots へ送った指示文と、そこから組み立てる頼み方の型
  • 任せたい仕事を書き出す、5つの欄
  • Addness にゴール(目的と、どうなったら終わりか)を書いて、それを軸にAIへ渡す形

最初に決めたいのは「どのAIがよいか」ではありません。「自分の何を任せたいか」です。決めたら、それを Addness のゴールに、目的とどうなったら終わりかとして書いておきます。

3行でわかるポイント

  1. 任せたい仕事から、AIを選ぶ項目を決める(第1章へ)
  2. 目的と終わりの条件をAddnessのゴールに書き、軸にする(第8章へ)
  3. 成果と自分の判断を、分けて受け取る(第11章へ)

AIの「今」を毎日シェアしてる無料コミュニティやってます

GPTs研究会に参加する(無料・9,000名突破!)
図解: 源泉は自分。接点は分身AI。目的は人生。進み具合の管理まで任せる流れ
01

先回りするAIに任せたいのは、作業より「進み具合の管理」

▲目次
図解: 先回りするAIに任せたいのは、作業より「進み具合の管理」

24時間動いて、頼む前に動いてくれるAI。気づけば、選べるものが並ぶようになりました。

でも、私が困っているのは、作業の手が足りないことではありません。

進み具合を思い出して「あれ、どうなった?」と聞きに行く。前と同じ品質の基準を、また言い直す。その瞬間に、管理は私の手に戻ってきます。

作業をAIがやっていても、覚えておく係が私のままなら、荷物は下りていないんです。

例えば、日程調整を任せる時。以前紹介した The AI Advantage の Igorさんの動画では、Dot に2つの許可を先に渡していました。「候補を求められたら送ってよい」「確定したら予定に入れてよい」です。

私の記事より(常時稼働のエージェントは任せる範囲を先に決める Dotの日程調整が手本・02 Dotに日程調整を任せ、2つの許可だけ先に渡すと話すの節)

Igorさんの2行は、AIにどこまで任せるかの線引きです。任せる範囲を言葉にして渡せば、AIは勝手に動くものから、任せた範囲で動くものに変わります。

この2行は、してよい操作を決める線引きです。ここに4つを足すと、管理まで頼む形になります。

  • 目指す結果:何がどうなったら終わりか
  • 担当:その仕事を最後まで受け持つのは誰か
  • 返す物:何を手元に返してもらうか
  • 返す場所:どこへ返してもらうか

18時のまとめに付いていたゴールのリンクは、このうち「目指す結果」と「返す場所」を指しています。最後の1行は、私の判断が要るかを先に教えてくれる。読むだけで、どこを開けばいいかが分かる形でした。

任せる時は、してよい操作に加えて、何を終えて、何を返してもらうかまで決めておく。ここが出発点です!

02

dots・Grok Bot・Museは何が違うのか

▲目次
図解: dots・Grok Bot・Museは何が違うのか

では、先回りするこのAIたちは、何が違うのでしょうか?

3つとも、頼む前に動いてくれる所は似ています。違いが出るのは、仕事をどう進めるかと、どこで人に確かめるかです。公式の記述で表にしました。

AI公式が説明する仕事の進め方任せる時に押さえる操作と確認
dots許可された接続先を読む先回り調査(proactive research)。自分用のメモを残せる先回り調査の道具は、他人へのメッセージ送信、プラグインを通した書き換え、ブラウザやパソコンの操作を直接はできない(Custom Rules でも外せない)。調査の後に動く時は、通常の操作のルールと確認を通る
Grok Botボットごとに、ブラウザ・ファイル置き場・ターミナルを持つクラウドのコンピューターで動く。一度見せた手順をスキルやルーティンにして、時刻で回せる。名前と仕事を持つボットを用途ごとに作る承認が要る時に戻ってくる。送る前の下書きを、承認してから送る。人にしかできない手順は、人へ渡す
Muse計画づくりを手伝い、頼まれなくても提案できる。専用の仮想のコンピューター(Muse Secure VM)と、専用のブラウザで動くメールの送信や購入の前に、本人に確かめる。つなぐアプリと、どこまで触らせるかは、本人が選ぶ

出典: dots 公式FAQ / Grok Bot 公式の概要 / Meta の Muse 公式発表(9月8日)

表とは条件が違うので、分けて書きたい所があります。

Grok Bot の公式には、こう書いてあります。

Each Bot works on a persistent cloud computer with a browser, filesystem, and terminal.

ボットごとに、自分用のクラウドPCを持つ形です。同じ公式に「work continues while your laptop is closed.」とあり、ノートPCを閉じても作業は続きます。

Muse の公式発表には、時間のかかる仕事はアプリを閉じた後も続ける、とあります。提供については「Muse is rolling out in the US on iOS, Android, and muse.ai」。米国で順次、という書き方です。

じゃあ、どれから見ればいいのか。任せたい仕事の形で、見る所を決めます。

  • 決まった手順を、時刻で回したい → Grok Bot の、手順をスキルやルーティンにする説明
  • つないだメールや予定から、先に調べてほしい → dots の先回り調査の説明
  • 計画づくりや、頼む前の提案がほしい → Muse の計画と提案の説明

これは見始める入口です。どれが上、という話ではありません。

同じ Igorさんの動画には、私にとって大事な話もありました。ルールはテキストなので持ち運べる。Dot に出させたルールを、Grok Bot のボットに貼れる、という例です。

ルールが文なら、ゴールも文で書けます。だから私は、どのAIを使うかより先に、AIたちが読むゴールを1か所に置くことにしました。

選ぶ時は、まず任せたい仕事を1つ書く。その仕事が始まる条件、使う情報、承認する操作を、表の説明と照らしてみてください!

03

軸はAddnessのゴール。人生の理想から「次の1件」まで

▲目次
図解: 軸はAddnessのゴール。人生の理想から「次の1件」まで

Addness は、ゴールを置いて、その理想と、どうなったら終わりかを書いておける道具です。ゴールの下に子のゴールをつないで、階層にできます。

私のいちばん上のゴールは「ありのまま、夢中で育ち、三方よしが循環する」。理想の欄には4つの段落があり、3段落目にはこう書いてあります。

苦手なこと、繰り返しの作業、事業の実行は分身AIや仲間と共創し、自分が常に指示や管理をしなくても価値が生まれ続けている。

出典: Addness の最上位ゴール「ありのまま、夢中で育ち、三方よしが循環する」の理想の欄(3段落目・10月25日に読み出した本文)

「進み具合の管理を任せたい」は、この1文を、毎日の仕事の大きさまで降ろしたものです。

降ろし方は4段です。

  1. 大きな理想
  2. 事業と暮らしの成果
  3. 進めるテーマ
  4. 実行できる次の1件

この形は、三上功太さんが公開しているゴールの回し方の手順に合わせました。

10月21日、私は「全体が見えたほうがやりやすい」と言いました。それで、15の分野を一覧で持ち、今変えたい成果だけを細かく分ける形を選んでいます。全部を最初から細かくはしません。

実際の親子を、上からたどってみます。

いちばん上の下に15の分野が並び、その一つが「分身AI」です。理想の欄には「分身AIで、一人ひとりが自分の原液を活かして、指示し続けなくても仕事が回る人が増える」と書きました。

その下に「分身AI講座の受講生が成果を出し、次の講座・商品へ進む」というゴールがつながっています。上の段の「指示し続けなくても」が、受講生の成果という形に降りてくるわけです。

いちばん下の次の1件には、これを書きます。

  • 最初に開く資料
  • 何をするか
  • 終わりの確認

例えば、返信が要るメールを洗い出す1件なら、こうなります。最初に開くのは受信箱。することは、止まっているメールを表にすること。終わりの確認は、表の全部の行に根拠のリンクがそろったか。

ここまで書いてあれば、受け取ったAIは、始める所と止まる所を読み取れます。

ただ、ゴールを軸にするのは、過去の私が立てた計画に、今の私を縛るためではありません。私は、決まった計画に従うのが苦手です。今何にワクワクしているかから、続けるか、渡すか、終えるかを選び直したいんです。

だから上の段には、目的と、どうなったら終わりかだけを書きます。具体の行動は、いちばん下の次の1件へ。上ほど向かう先、下ほど具体の行動です。

大きな理想を全部細かく分けるのは、後でかまいません。まず、今動かす1件に、資料と行動と終わりの確認を書き足してみてください!

04

全体図:ゴールを読み、仕事を進め、結果を同じ場所へ戻す

▲目次
図解: 全体図:ゴールを読み、仕事を進め、結果を同じ場所へ戻す

今、私が組んでいる流れを、役割で並べます。私の運用での分け方です。

  • Addness のゴール:目的と、どうなったら終わりかを持つ
  • dots:決めた時刻に確認して、進み具合をまとめ、提案を持ってくる
  • 私:方針を決める。外へ出す操作にGOを出す
  • AGI Cockpit の担当:作業を受け持つ
  • 成果物と結果の記録:受け取って、次の判断に使う

AGI Cockpit は、私の Mac の上で、いくつものAIに仕事を頼み、進み具合と結果を見る道具です。私が「Cockpitでやって」と言った物だけが、ここへ渡ります。

結果は、Addness と dots へ返します。dots が次にまとめる時、返った結果をもとに書けるようにです。

点検で分かったことが一つあります。前の回に Addness へ追加した38件は、当時の Cockpit の見回りの対象に入っていませんでした。ゴールを書いても、担当へ渡す条件が無ければ、仕事は始まらないんです。

私がこだわっているのは、それぞれの段で「次の行動を決めるのは誰か」が一人に決まっていることです。一つの仕事は、人でもAIでも仕組みでも、誰か一人が全部受け持って、やり切る。共同では持ちません。

流れの最後が「結果を返す」なのも、そのためです。結果が返ってこなければ、私が見に行くしかない。見に行った瞬間、管理は私に戻ります。

製品の名前を写す前に、4つを決めてみてください。目的を置く場所、担当、始める条件、結果の返し先です。

一つの仕事に、担当を一人、結果の返し先を一つ。ここが運用の芯です!

05

dotsからAGI Cockpitへ。実際に送った指示文

▲目次
図解: dotsからAGI Cockpitへ。実際に送った指示文

「dots から AGI Cockpit を動かす」と書いても、絵が浮かびにくいと思います。

なので、10月5日と6日の試運転で dots へ送った指示文を載せます。送り手の名乗りを外し、宛先を置き換え、一部を省略した文です。

前提は、dots を私の Mac につないで、cockpit コマンドが使える環境です。

やったことは3段です。一覧を読む、担当へ送る、返事をまとめる。どれも Cockpit のタスクの機能を使っています。

まず「一覧を読む」依頼です。

このMacで、いつもの cockpit task list –status running を1回だけ実行して、今動いているタスクの名前を3つ教えて。エラーが出たら、その文をそのまま教えて。読むだけで、作る・送る・変えることはしないで。

出典: 試運転で dots へ送った「一覧を読む」指示文(10月5日15時41分)

中で動かしているコマンドは、これです。

cockpit task list --status running

返ってきたのは、実行中のタスクの上から3件。実物の一覧と照らして、3件とも合っていました。

次の「担当へ送る」では、dots から Cockpit の中の担当へ頼みごとを送り、その担当に1行が届いています。

そして「返事をまとめる」依頼です。

このMacで次のコマンドを1回だけ実行して。(中略)返事が返るまで待つので、数分かかります。

返ってきた報告を読んで、私向けに3行でまとめて。送り先と読む先はその席だけ。ほかのタスクを作る・送る・変えることはしないで。

出典: 試運転で dots へ送った「返事をまとめる」指示文(10月6日13時58分)

指示文の中で実行させたコマンドは、これです。

cockpit task send Cockpitのタスク番号 --text "今の状況を1行で返して" --wait

dots は担当の返事を読み、3行にまとめて返してきました。

写せる物は2つに分かれます。コマンドは、cockpit が使える環境でだけ意味があります。でも、依頼文の組み立ては、どのAIへの頼みごとにも使えるんです。

組み立ては5つです。

  1. 対象:「このMacで」と、どこで動かすかを最初に置く
  2. 回数:「1回だけ」と、何回してよいかを書く
  3. 返答の形:「名前を3つ」「3行で」と、何を返すかを書く
  4. 触らない範囲:「作る・送る・変えることはしないで」と、しない動作を書く。往復では「送り先と読む先はその席だけ」と、相手も1つに絞った
  5. エラー原文:「エラーが出たら、その文をそのまま教えて」と書く。言い換えではなく、元の文が手に入る

返ってきた物は、実物と照らして受け取ります。一覧なら、返った3件を本物の一覧と見比べる。これで、依頼どおりに動いたかが分かります。

最初の依頼は、対象を1つに絞る。何を返してもらうかと、何に触らせないかを書く。そこから始めると、返ってきた物を確かめやすくなります!

06

先回り調査と実行は別物。毎日3回の確認と提案3件まで

▲目次
図解: 先回り調査と実行は別物。毎日3回の確認と提案3件まで

dots の公式FAQを読むと、調べることと実行することは、きちんと分かれています。

先回り調査は、許可された接続先を読み、自分用のメモを残せます。一方で、先回り調査の道具は、他人へのメッセージ送信も、プラグインを通した書き換えも、ブラウザやパソコンの操作も、直接はできません。Custom Rules でも外せない、とあります。

調査の後に何かを動かす時は、通常の操作のルールと確認を通ります。先回りで読むことと、実行することは、製品の中で別の扱いなんです。

前の章の試運転は、先回り調査ではありません。私が送った指示による、通常の操作です。この時 dots は、Mac でコマンドを動かす依頼と、設定を変える依頼の時に、私に確認を求めてきました。「いいよ」「実行して」は、毎回私が送っています。

この仕組みの上に、私は自分の設定を置きました。

私の記事より(常時稼働のエージェントは任せる範囲を先に決める Dotの日程調整が手本・定期確認の設定の節)

設定は、毎日、日本時間の9時、13時、18時に確認。提案は3件まで。AGI Cockpit に頼むのは、私が Cockpit でやって、と言った物だけです。

この設定を、項目ごとに分けるとこうなります。

  • 確認する時刻:9時・13時・18時
  • 提案の上限:3件まで
  • 実行へ進む条件:私が「Cockpitでやって」と言った物だけ

数字は、私の設定の例です。

提案に上限を置いたのは、選ぶ係を抱え込まないためです。先回りが上手なAIほど、案をたくさん持ってきます。数が多ければ、選ぶのが私の仕事になる。作業を手放しても、選ぶ係を抱えたら同じなんですよね。

実行の合図を一言にしたのは、10月21日の私の言葉からです。「勝手にAGIコックピットを動かさないでまずDotが提案をしてくれてやりとりしたりするイメージかな。」設定は、この言葉どおりの形にしました。

いつ報告を受け取るか。提案を何件まで読むか。何を合図に実行へ進むか。先回りのAIに任せる前に、ここを決めておきましょう!

07

実例:メール・予定・文書から、対応待ちの仕事を見つける

▲目次
図解: 実例:メール・予定・文書から、対応待ちの仕事を見つける

ここからは、dots に読ませた実例です。

進み具合の管理で、いちばん困るのは何でしょうか? 私の場合は、自分が止めていることに気づいていない仕事です。

「確認します」と書いたまま、返していないメール。後で送りますと言ったきりの資料。覚えておく係が私だと、私が忘れた時点で止まります。

10月6日、私は dots に棚卸しを頼みました。見てもらったのは3か所です。

  • Gmail:直近30日。返信していない物、催促が来ている物、「確認します」「後で送ります」と書いて止まっている物
  • カレンダー:過去14日と今後14日
  • Drive:7日以上止まっている書きかけ

禁止したことも書きました。送信、返信、削除、予定の変更、下書きの作成。どれもしないでください、と。

返してもらう項目は、こう決めました。右の列は、その項目で何を判断するかです。

返してほしい項目この項目で判断すること
件名と相手どの仕事の話かを見分ける
期限どれから手を付けるかを決める
何が未完了か1行残っている作業をつかむ
根拠のリンク元のメールや文書を開いて確かめる
次の1手すぐ取る行動を決める
今すぐ下書きできるか材料がそろっているかを見る。下書きを作るかどうかは、別に決める

仕分けの決まりも入れています。根拠のリンクが無い物は「推測」。終わっているか迷う物は「終わっているか不明」。最後に、今日やるべき3件を出してもらいました。

dots の報告には、対応待ちが3件、「終わっているか不明」が23件、今日やるべき3件が並びました。

箱が分かれていると、表を開いた時に、どの行から手を付けるかがすぐ決まります。根拠のある対応待ちから。迷う物は、リンクを開いて自分で確かめる。

この頼み方を移す時、外せないのは「見つける」と「動く」を分けることです。送信や返信は、別の依頼にする。「今すぐ下書きできるか」も、判定だけ返してもらい、下書きを作るかは自分で決めます。

棚卸しで欲しいのは、見つけた件数ではありません。根拠を開いて、次の一手を選べる一覧です!

08

実例:足りない結果を、足りないままdotsとAddnessへ返す

▲目次
図解: 実例:足りない結果を、足りないままdotsとAddnessへ返す

18時のまとめに「KDP/LINEは集計表を作成済み。ただし7指標は未取得」とありました。この1件で、「表ができた」と「仕事が終わった」の違いを見ていきます。

対象は、Addness のゴール「【dot】初回KDP・LINE集計の基準値を照合する」です。AGI Cockpit の既存の担当が作った集計表(修正版)はあります。でも、中の7つの指標は、すべて未取得でした。ゴールは達成していません。

10月25日、dots へはこう返しました。7指標はすべて未取得で、実際の集計もゴールの達成も終わっていない。既存の担当はそのまま続け、新しい仕事は始めていない。実物と、対象のゴールのURLを付けて。

dots の返事は、これです。

了解です。基準表は「7指標とも未取得・実集計とゴール達成は未完・承認状態は未確認」として扱い、50件の業務完了数には含めません。既存担当を維持し、新しい作業や本人への催促は始めません。

出典: dots の返事(10月25日13時54分)

見てほしいのは「50件の業務完了数には含めません」の1文です。

集計表は「作成済み」。これを完了に数えたら、数字の上では進んで見えます。dots は、そこを数えないと返してきました。

「本人への催促は始めません」の1文もあります。催促が来たら、私がまた覚えておく係になる。返事の中に、それをしないと書いてありました。

Addness にも返しています。記録先は、集計のゴールではなく、流れを確かめるための別のゴールです。識別できる印を付けて1回だけ追記し、読み戻して1件だけあることを確かめました。ゴールの完了の状態は、変えていません。

この返し方は、10月25日に私が「既存経路へ統合手順を入れる」を選んで、AGI Cockpit の Addness の見回りの手順書に入りました。

この1件の報告を、項目に分けるとこうなります。

報告に入れる項目今回の集計表では
成果物と対象のゴールのURL集計表(修正版)と、対象のゴールのURLを付けた
完了の条件に対して足りない物7指標がすべて未取得
担当既存の担当をそのまま続ける
ゴールの完了の状態変えない

AIから報告が届いたら、この4つで読んでみてください。「表ができた」は成果物の行で分かります。「仕事が終わった」かは、成果物を開いて、先に決めた終わりの条件を満たしているかで決めます。

報告には、できた物へのリンクと、完了の条件に対して足りない物を、一緒に載せてもらいましょう!

09

止まった原因と、つなぐ時に確かめること

▲目次
図解: 止まった原因と、つなぐ時に確かめること

止まった所を2つ書きます。止まり方が違うと、することも違いました。

1つ目は10月5日です。dots から送った cockpit のコマンドが、app_not_running で止まりました。「Cockpit が起動していない」という意味の表示です。

でも、Cockpit は起動していました。原因は、dots の環境で一部のコマンドが使えない時に「起動していない」と判定してしまう関所。システムの側で直して、その後の「一覧を読む」依頼が通っています。

2つ目は10月24日です。公開されている資料を読むだけの単発の試験を、dots に送りました。依頼は私本人の画面からではなく、代理の依頼として書かれていて、承認番号が付いていました。

返ってきたのは、この言葉です。

承認番号だけではひろくん本人の承認を確認できません。ひろくん、この3つの公開資料だけを読む単発試験を進めてよいですか?

dots は、私本人の承認かを確かめられず、聞き返してきたんです。これは技術のエラーではありません。本人確認で止まったんです。

2つを並べると、することが分かれます。

  • エラーの文が返ってきた時:その文をそのまま受け取る。表示が本当の原因かを疑い、実行する環境を調べる。指示文に「エラーが出たら、その文をそのまま教えて」と書いておくと、ここが楽になります
  • 承認の問いが返ってきた時:直す物ではありません。頼んだ本人が答えます

止まったら、まず返ってきた文を読む。エラーの原文か、承認の問いか。環境を直す仕事と、本人が答える仕事を分けましょう!

10

同じ仕事を二重に始めない。GOを出す所と任せる所

▲目次
図解: 同じ仕事を二重に始めない。GOを出す所と任せる所

先回りするAIを増やすほど、困ることが出てきます。同じ仕事を、別のAIが別々に拾って、二重に始めてしまうことです。

私も、どのAIを窓口にするかで考えを動かしました。10月4日は「私は1人のドットに話しかけてるだけで全てが完結するようにできないか」と考えていました。

10月21日の夜には「dotsじゃなくてもいいんだよ?GrokBotでもAGIコックピットでもどこでもよい。」と、その前提を自分で外しています。だから、窓口をどこにしても使える決まりから、先に置くことにしました。

10月25日、AGI Cockpit の Addness の見回りの手順に、次の決まりが入りました。

  • 同じ仕事の追加の情報は、同じ担当に渡す
  • 受け取ったか分からない時は、送り直さずに、受け取りの記録を照らす
  • 同じ仕事のために、担当や定期処理を新しく増やさない
  • 成果を受け取ったら、ファイルやURLを実際に開き、依頼された版か、終わりの条件を満たしているかを確かめる
  • 部分的な成果なら、足りない物を書き、ゴールの完了の状態は変えない

前の章の集計表は、既存の担当を続け、不足を書いて返しました。この決まりと同じ向きです。

では、私が判断するのはどこか。仕事の種類で分けています。

1つ目は、許可済みの内部作業を続ける時です。始める条件がそろっていて、担当の受け取りの記録が無ければ、同じ担当へ渡せます。私に聞き直すことはありません。

2つ目は、新しい方針を決める時です。方針が決まっていないことを、AIが勝手に決めることはしません。ここは私に戻ってきます。

3つ目は、外へ出す時です。公開・配布・送信・支払い・削除・権限の変更は、対象の現物について、直前に私のGOが要ります。

これは、私が自分の運用に入れた決まりです。製品が代わりに決めてくれる物ではないので、あなたも自分の言葉で書いておいてください。

担当を増やす前に、受け取りの記録を見る。本人へ戻すのは、方針と、承認が要る操作に絞る。この2つが、二重に始めないための芯です!

11

届けて終わらない。原液をゴールに込めるのが分身AI起点マーケティングの土台

▲目次
図解: 届けて終わらない。原液をゴールに込めるのが分身AI起点マーケティングの土台

ここまでは、仕事をどう渡すかの話でした。最後に、ゴールに何を書くかへ戻ります。

私の親設計書のいちばん上には、この言葉があります。「源泉は自分。接点は分身AI。目的は人生。」

お客様に届く文や案内を作るのは、だんだんAIの側になっていきます。では、AIは何を源泉にして書くのでしょうか?

8月28日の魂磨きで、私は「魂は渡さないだろ。魂は込めるもの。」と答えています。何を大切にして、何で判断するのか。それを私が掘って、型にしても薄まらない所まで磨く。その後の実行を、一つの担当に渡す。

ゴールの理想の欄は、この「込める」場所なんですよね。

セカンドブレインの導入セミナーでも、分身AIに込める物について話しました。過去の生い立ちも、経験も、なぜそう思ったかという感情も、全部を言葉にして詰めていく。

私の最上位の理想にも、達成したい結果だけでなく、何を大切にするかが書いてあります。「家族や大切な人との時間を最優先に」。「予定を詰め込まず、何もしない時間や思いつきで動ける余白があり」。そして「家族の幸せ、お客様の成果、仲間の成長、社会への貢献につながり」。

AIが提案を持ってきた時、この言葉があれば、家族の時間を削る案かどうかを照らせます。届けた数より、届いた先でお客様に何が起きるかを見る物差しにもなります。

私が目指しているのは、こんな流れです。困りごとを持つ人に、分身AIが私の原液をもとに記事や道具を届ける。届いた人が試して、声が返ってくる。その声で直して、生まれた余白が私の暮らしへ戻る。

込めるのは私、運ぶのはAI! この分け方が、私にとっての分身AI起点マーケティングの土台です。

ゴールには、達成したい結果と一緒に、何を大切にして選ぶかも書いておきましょう。

COLUMN

ボールを持たないことと、思い出して催促しないこと

図解: ひろくんコラム|ボールを持たないことと、思い出して催促しないこと

この記事を書きながら、仲間に作業会を委ねた時の記事を読み返しました。8月18日の魂磨きで、誰もすぐ受け取らないボールが出てきた時、理想ではそのボールがどうなるか、と聞かれた時の答えです。

私の記事より(仲間に作業会を委ねた。私と子どもまで思ってもらえた有難さ|一人で抱えるあなたへ・01 ボールを持たない委ね方の節)

教えたりさせたり、関わることはするが、それは全て管轄してもらい。こちらにはボールは一切残らない

関わることは、やめません。助言を求められたら答えます。でも、採るか採らないか、次に何をするか、いつまでにやるかは、受け取った人が持ち続ける。8月18日の私が選んだ理想の形です。

AIに頼む時も、同じだと思っています。まとめが届いても、次の行動を私が覚えているなら、ボールは私の手に残ったままです。

7月16日の魂磨きには、自分を本当に満たすことと、成果で自分の欠けを埋め続けることは何が違うのか、と聞かれた時の答えがあります。

私の記事より(仲間に作業会を委ねた。私と子どもまで思ってもらえた有難さ|一人で抱えるあなたへ・06 何を握り、何を受け取っているかの節)

手放し委ねることで自分が満たせる余白ができる。

委ねる目的は、時間を空けることで終わりません。空いた余白で、自分が満たされること。そこまでが、私にとっての委ねるです。

余白は、ワクワク夢中に遊び探求して、自分を満たすための場所です。進み具合を覚えておく係を手放せた時に、初めてその場所ができる。

作業を手放しても、覚えておく係を握ったままなら、余白は生まれません。私がAIに管理まで任せたい理由は、結局ここに戻ってきます!

あなたが今、頭の中で覚えておく係になっている仕事は、いくつありますか?

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. dots・Grok Bot・Museは、3つともそろえる必要がありますか?

いいえ。この記事のやり方は、一つの仕事と一つの頼み先から始める手順です。まず手元で使えるAIへ、5つの欄を書いた仕事を1つ渡してみてください。

Q. PCやアプリを閉じた後も続くのは、どの作業ですか?

Grok Bot の公式には、ノートPCを閉じても作業は続くとあります。Muse の公式発表には、時間のかかる仕事はアプリを閉じた後も続けるとあります。自分の Mac へ渡した仕事まで続くかは、その仕事がどこで動いているかで見てください。

Q. Addnessにゴールを書いた後は、何を決めますか?

担当と、始める条件と、結果の返し先です。ゴールを書くだけでは、担当へ渡る条件にはなりません。分け方は、全体図の章に並べました。

Q. 調査から送信まで、まとめて任せてよいですか?

私は分けています。棚卸しで見つける依頼と、送る依頼は別にして、送る前は私が現物を見てGOを出します。見つけるのと動くのを分けておけば、確かめる前に相手へ何かが届くことを避けられます。

WORK

あなたの仕事を一つ選び、ゴールと返す物を書く

▲目次
図解: あなたの仕事を一つ選び、ゴールと返す物を書く

ここまで読んでくれたあなたに、書き込む欄を置きます。

任せたい仕事を1つ選んで、下の5つを1行ずつ書いてみてください。AIに渡すのは、その後です。例は全部「返信が要る仕事の棚卸し」でそろえました。

1. 目的
何のための仕事かを書きます。
書き方の例: 「返信が要る仕事を、根拠つきで把握する」

2. 今の状態
今どこまで進んでいて、何が足りないかを書きます。
書き方の例: 「返信が要りそうなメールはあるが、どれが止まっているかの一覧は無い」

3. 返してほしい物
何が手元に返ってきたら、確かめられるかを書きます。
書き方の例: 「件名・状態・根拠のリンク・次の1手を並べた一覧。期限は元のメールにあれば書き、無ければ空けておく」

4. 終わりの確かめ方
何を開いて、何がそろっていたら終わりかを書きます。
書き方の例: 「一覧を開き、全部の行に根拠のリンク・状態・次の1手がそろっていたら、棚卸しは終わり。そろわない行は、足りないと書いて返す」

5. 自分が決める境界
ここだけは自分がGOを出す、という所を書きます。
書き方の例: 「送信と削除の前は、私が現物を見てからGOを出す。それ以外の下調べは任せる」

ここで1つ、分けておきたいことがあります。棚卸しが終わるのは、一覧がそろった時です。一覧に出た返信が一つずつ済んだ時ではありません。

返信は、それぞれ別の仕事です。必要なら、また5つの欄を書いて渡します。

5つを書いたら、ゴールとして1か所に置く。そして最初は、一覧を返してもらう依頼から始めてみてください!

MATOME

まとめ

▲目次
図解: まとめ

AIに任せたいのは、作業だけではありません。「あれ、どうなった?」と聞きに行く係です。そのために押さえたいことは3つでした。

1つ目は、仕事から製品を見ること。つないだ情報から先に調べてほしいなら、dots の先回り調査。決まった手順を時刻で回したいなら、Grok Bot のルーティン。計画や提案を手伝ってほしいなら、Muse です。

2つ目は、目的と返してほしい物を、頼む前に書くこと。書く場所は Addness のゴールです。終わりの確かめ方と、自分が決める境界も一緒に書きます。

3つ目は、同じ担当から、結果と必要な判断を受け取ること。表ができたことと、仕事が終わったことを分けて読みます。

源泉は自分。接点は分身AI。目的は人生。まず、頭の中で覚え続けている仕事を1つ選んで、目的と返してほしい物を書いてみませんか?

LINK

関連記事

REF

参考リンク

🎁 無料プレゼント

Aiport(ClaudeCode AIエージェント実践会)

ClaudeCodeでAI秘書+分身AI+AIカンパニーを作るキット&解説動画をプレゼント!

▶ 無料で入会してキットを受け取る

🤖 AI生成コンテンツについて

この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。

この記事が気に入ったら、シェアをお願いします

この記事で学んだことを誰かに教えて恩送りして学びを深めよう!

XLINEはてブ

関連記事