
WATCH REPORT
秋好陽介さんの成人発達理論5段階を、相手との関わり方を選ぶ地図として読む
2026.10.15
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、上場社長 秋好陽介【AI×経営】の動画「あなたの視座はどの段階?上場社長が語る大人の成長5段階」を紹介するね。
ビジョンが無いように見える相手は、その世界を知らないだけ。秋好陽介さんの動画には、そんな話が出てきます。相手の期待が高すぎると、役割に応えるほどストレスになる、という話もあります。
秋好さんのYouTubeチャンネルで2026年10月13日に公開された、12分12秒の回です。40代を前にキャリアの積み方が見えないという天良さんの相談に、ロバート・キーガン教授の成人発達理論で答えます。筋トレのAIエージェントを解説した秋好さんの別の動画は、任せる範囲で習慣が変わる話として視聴レポに書きました。
言ったことが、なぜ伝わらないのか。あの人は、なぜビジョンを持たないのか。成人発達理論の5段階は、その問いに一つの見え方をくれます。
私は自分の変化を、「抱え込みOS」から「委ねるOS」への転換と呼びます。自分が持っていないと止まるやり方から、人・AI・システムの誰かに任せて回るやり方へ移ることです。私は動画の5段階を、相手から何が見えるかを知って関わり方を選ぶ地図として読みます。
SPEAKER
上場社長 秋好陽介【AI×経営】
解説: 秋好陽介さん。ホワイトボードに5段階を書きながら、ロバート・キーガン教授の成人発達理論を解説する回です。相談役は運用担当の天良さん(声だけの出演)。
2026年10月13日の公開、日本語です。
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大人になってから伸ばすものは、スキルの量だけでしょうか。資格や語学を足すほかに、何があるのか。物の見方が変わる成長はあるのか。天良さんの相談を言い直す所から、秋好さんの答えは始まる。
秋好陽介さん(動画の中で・0:41〜)
仕事というレールの中でスキルを磨くスキルの話で人間ってさ、水平的成長と垂直的成長があると思うんだけど、
テロップでは、水平的な成長を、語学・AIスキル・資格のように知識やスキルの量とレパートリーを増やすことと示します。垂直的成長は物の見方が変わることで、天良さんの相談はスキルの話だった、という受け方です。
3歳をバージョン1、15歳をバージョン2、30代後半をバージョン3と置いて、人間のOSは変わったかと問いかけます。例は、お金がある、赤信号は渡ってはいけない、人にはこういうケアをする、という物の見方。
秋好陽介さん(動画の中で・2:17〜)
30代40代50代になっても人格やOSがアップデートするんです。これ見た時にこれこそ経営者が見るべきだと思ったね。
ハーバード大学のロバート・キーガン教授の成人発達理論では、5段階に上下は無く、ただ違いがあると秋好さんは話します。経営者が自分と社員の段階を知ることには、とても意味があるという話です。
大人になってもOSは変わる。私の言う「委ねるOS」への変化も、スキルの量ではなく、物の見方が変わる側の話です。
スキルの量を足す成長と、見え方が変わる成長は、物差しが別です。集客に悩む前の話をした秋好さんの別の回も、量より先に見るものを扱っていて、スモールビジネスで先に磨くものとして視聴レポにまとめました。
物の見方は、その土台です。


ホワイトボードに、成人発達理論の5段階が書かれます。最初は第1〜第4段階です。それぞれの段階の人に、世界はどう見えているのか。答えは段階ごとに違います。
第1段階の衝動的段階は、言葉を覚えたての幼い時期です。怒りを言葉として扱えず、大人はもうここを超えた段階だという説明です。
第2段階の道具主義的段階は、自分の欲求に焦点があり、他者を道具のように見なしやすい。たとえは「ジャイアン」で、味方か敵かで分ける見方です。
秋好陽介さん(動画の中で・4:37〜)
どういう段階かって言うと自分の解釈では役割を演じるなんだよね。
第3段階は他者の期待に強く影響され、社長なら面倒見はいいが決めない段階です。割合は、動画では第3段階が70%、第4段階が10%。動画の補足では諸説ありとして、段階3が約70%、段階4が約20%、段階5が約1%とされています。
人からどう思われるかの話は、反応ほしさで発信する是非の話とも重なります。AI同士の討論の末に残るのは、不純かどうかではなく、反応と自分の順番です。
第4段階の自己主導段階は、自分の人生の指針、内から湧くものに従う段階だと秋好さんは話します。信念や価値観という意思決定の軸を持ち、他者の期待に流されずに決める段階です。
秋好陽介さん(動画の中で・5:49〜)
でも自分の中の価値観に従うからそうじゃないものは見えない。こことここって似てる側面あるわけ。このビジョンいいじゃん。僕興味ないです。そうね。なんかやりたいことないの?ま、あくまでも自分だよね。ここにいる人は。
2026年9月13日の魂磨き(自分の価値観を、問いに答えて掘る時間)で、胸に「この人となら力を尽くしたい」が湧く相手を、今の言葉で一文にするとどんな人か、と聞かれました。私は「パーパスがあう、波長が合う、話ししてるだけでワクワクする、軸がブレない他責思考でない自己実現段階以上の人」と答えました。
同じ日、そう感じた理由も聞かれました。私の答えは「承認欲求を求めていないから」でした。
私の判断では、承認欲求を求めないというこの答えは、動画の第3段階と第4段階の違いに並びます。人からの期待と役割に応じて生きるか、他者の期待に流されずに決めるか、の違い。
9月13日に聞かれて一文にした相手像は、動画の第4段階の見え方と重なります。答えの中の自己実現段階以上の人は、自分の軸で動く人を指す私の言葉です。
同じ9月13日の答えを掘ったボールの渡し方を二つの場面で見る話は、力を尽くすとは相手を抱えることではなく、渡して往復で互いが更新されることだと書いた記事です。
自分の軸で動く人となら、その往復が回ります。


第5段階は、番号が最も大きい。では、偉い段階なのでしょうか。番号が大きいほど上だと、つい読みたくなりますよね。ホワイトボードの5を前に、動画はいい悪いの話へ何度も戻ります。
秋好陽介さん(動画の中で・7:02〜)
良い悪いがないっていうこの現実を知った上でどうやって物事を動かすのが関係者や世の中や自らにとっていいか
第5段階の自己変容段階は、自分の信念や枠組みすら相対化し、多様な視点を柔軟に統合して意思決定できる段階です。こういう人がリーダーだと、相互にリーダーシップを取れる世界もあるという話。
秋好陽介さん(動画の中で・7:34〜)
これはさ、あくまでもいい悪いじゃないの。ここだからダメていうことでもないんだよね。
道具主義的段階で大きな会社の社長になっている人もいれば、他者依存段階でマーケットを伸ばしている人もいます。ただし第5段階の人の方がストレスは少ない、と続きます。
秋好陽介さん(動画の中で・7:55〜)
道具的動きしなかったら全部ストレス。役割に答えないといけないと思って相手の期待が高すぎたらストレス。
段階が違えば、ストレスの量も違う。動画はそう語ります。私の見方では、AIの作業を人が見張る位置と、一段上から見る位置とでは、見えるもの自体は似ていても、視座の高さで解釈が大きく変わります。
2026年8月20日の魂磨きで、高い視座からは監視していた時に見えなかった何が見えるか、と聞かれました。私は「見えるものは似てるが解釈が段違い」と答えました。
同じ日、同じAIの認識ズレを、監視の視点とメタの視点で見た時の違いも聞かれました。答えは「監視では現場ですり合わせしないとと思う。メタではおかげで仕組み改善できて感謝」でした。
同じAIのズレが、監視の位置では現場ですり合わせる物になり、メタの位置では仕組みを直す材料になって感謝が出てきます。私の判断では、ズレそのものは同じでも、どこから見るかで手を打つ場所が変わります。
前の段階の見方を、古いからと消さない。その時の見方は、その時の真実です。私の判断では、段階にいい悪いが無いという話も、ここに重なります。


動画の前半は、社長自身がどの段階にいるかの話でした。後半は、一緒に働くメンバーの話です。目の前の人が、どんな視界で仕事を見ているか。そこに焦点が当たります。
秋好陽介さん(動画の中で・6:09〜)
自分のメンバーがどの位置にいるかっていうことを知っとくことはめちゃくちゃマネジメント上大事でうん。例えばこういう社員だったら彼には彼の物の見方があるよね。彼から見たらどう見えるんだ?
動画が示すのは、段階ごとに話し方を変える関わり方。第2段階の人には、道具ではなく彼なりの物の見方があると踏まえて役割の話をし、第3段階の人には、期待に応えるだけでなく自分の中から動く世界もある、と伝えます。
秋好陽介さん(動画の中で・8:20〜)
なんでこの段階の面白いところはね、自分の知ってる世界が天井だと思ってんのよ。い、いい悪いじゃないよ。
5段階の先にもう1つあり、その世界は5の人には分からないから話せない、と秋好さんは言います。動画の補足では、その先はキーガンの成人発達理論に含まれず、クック=グロイターやウィルバーらが論じている、とされます。
秋好陽介さん(動画の中で・8:51〜)
どうやって段階上げていくかっていう本も出てるし、一緒に働く人の段階を知ると仕事のストレスがない。
ビジョンが無いと思える相手は、その世界を知らないだけなんです。動画は、韓国のキムチの話でそれをたとえます。
6の段階は、そこにいない人には分からない世界。分からない空白が残ります。私は、そこを使命や物語で埋めません。
私なら、相手の段階を知った上で、一つのボール、つまり一つの仕事を、人・AI・システムの誰か一人が全管轄し、やり切る形にします。複数人の共同責任にはしません。所有者を一人にします。
2026年9月30日の夜の振り返りで、私は「アシュラ作業会はメンバーに委ねることできて有難い。自立したメンバーでチームでやるとやっぱいいね」と書きました。
翌10月1日、作業会に私が出た前提で問われ、「作業会を委ねたんだろ。」と返しました。作業会に、私は参加していません。
9月30日の振り返りを、翌日の魂磨きで掘り下げたのが、仲間に任せた有難さの話です。
動画は、メンバーがどの位置にいるかを知ることを大事だと語ります。私の判断では、自立したメンバーとなら、作業会のような場を丸ごと渡せます。
2026年7月22日の魂磨きで、相手を喜ばせるか成長させるかをどう選ぶかを聞かれ、私は「感覚。相手のステージやレベル、目的やゴール、状況や状態で動的に。」と答えました。
メンバーの段階を知ると、ストレスが減る。動画はそう結びます。私の判断では、段階を知ることは、ボールの持ち主と伝え方を選ぶ材料です。


段階は、どうすれば上がるのか。動画では、天良さんがその問いを、自己主導段階に寄せてみるという形で受けます。内発的な動機や価値観にフォーカスし、それに従って決めて、成功体験を作る。言い換えは、受験の話から始まります。
天良さん(動画の中で・9:31〜)
誰かに言われたからやってみた。うまくいった。受験しなさいとお母さんに言われた。やってみた。うまくいったっていう期待に答えるんじゃなくて自分の中にあるものに向き合ってその向き合ってこうしてみよう。やってみる。
秋好さんの答えは、内発的なものに従った成功体験の数。違う筋肉を鍛える筋トレのようなもの、とたとえます。悩んで手一杯の時に他者依存段階だから上げようと言われても困る、自身もそうだった、と話します。
受験の話でいえば、言われてやったのが期待に応える側で、自分の中のものに向き合って動くのが自発の側です。外側の刺激に引っ張られる状態と、内側から動かずにいられない状態。私は、この二つを熱の強さではなく、自発的か反射かで見分けます。物差しの言葉は「自発的に動いているか、反射ではないか」です。
困った時や課題の時に、一つの指針として使う。過去のメールやSlackのやり取りをAIに見せて、キーガンの成人発達理論で見るとどの段階かを聞く使い方です。
秋好陽介さん(動画の中で・10:23〜)
自分はどの段階だと思いますか?て聞いてみたら教えてくれると思うよ。
AIが返した見立ては、経営に使ってもいい。社員の分析に使ってもいい、というのが動画の続きです。
2026年8月4日の魂磨きで、魂とつながる時にAIは何をする存在かと聞かれ、私は「AIの問いでのキッカケ。AIに教えることで気づき。」と答えました。その先を聞かれ、「自分をメタに俯瞰してみることができる」と答え、よりマクロな視点、視界、視座が上がる、と続けました。
私なら、AIに段階のラベルをもらうより、自分を俯瞰する鏡として使います。分身AIと対話すると、自然と客観的に自分を俯瞰できる。一次元上の視点も持てます。
AIに段階を教えてもらう。動画が示すのは、その使い方です。私には、段階の答えより、俯瞰して見え方が変わることの方が重い。
相手が動かない時に、動かす前にこちらを整えて一段上から見る順番を書いたのが、結果を握らない関わり方の話です。
段階の答えより先に、自分の見え方を整える。私はそこから始めます。
Q. 成人発達理論とは何ですか?
A. ハーバード大学のロバート・キーガン教授がまとめた理論で、大人になっても物の見方や人格が発達すると考えます。動画では、ホワイトボードに5段階が並びます。衝動的・道具主義的・他者依存・自己主導・自己変容の順です。
Q. 成人発達理論の段階は、上の方が偉いのですか?
A. 秋好さんは何度も、いい悪いではないと話します。第5段階が偉いわけでも、第1段階が低いわけでもない、という説明です。ただし第5段階の人の方がストレスは少ない、とも動画では語られます。
Q. 自分が成人発達理論のどの段階にいるかは、どう知ればいいですか?
A. 動画で挙がるのは、困った時や課題になった時に使う方法です。過去のメールやSlackのやり取りをAIに見せ、成人発達理論に基づくとどの段階かを聞きます。経営にも社員の分析にも使える、と秋好さんは添えます。
5段階は、上下ではなく違いだと語られます。知っている世界が、天井に見える話もあります。大人になっても物の見方は変わる。それが秋好さんの解説の柱です。
一緒に働く人の段階を知ると、仕事のストレスが減る。動画はそうも語ります。困った時は、過去のメールやSlackのやり取りをAIに見せて、どの段階かを聞ける、と続きます。
段階は、人を上下に並べるラベルではありません。相手から、今の仕事がどう見えるかを知る。そのうえで関わり方を選ぶための地図です。
AIに段階を聞くのも、相手を裁くためではない。関わり方を選び直すためです。私は「AIに委ねて、人は積み減らして生き直す」を、ここでも軸に置きます。
相手が動かない時に、私は先に自分の見え方を整えます。AIに段階を聞くのは、そのための一つの道具です。
関連記事
秋好陽介さんが出る別の動画の視聴レポです。筋トレをAIエージェントに任せる話から、AIに任せる範囲を考えます。
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参考リンク
今回紹介した動画本編。時刻つきの発言とホワイトボードの5段階は、ここで確かめられる
今回紹介した動画
| チャンネル | 上場社長 秋好陽介【AI×経営】 |
| 公開日 | 2026年10月13日 |
| 長さ | 12分12秒(日本語・ホワイトボードでの解説) |
| URL | https://www.youtube.com/watch?v=a33LdemdNeQ |
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