GPTs研究会LIVE / AI×デザイン
AIで作った画像が「なんか微妙」になる正体|プロのデザイナーが1秒で見抜く”3つのレイヤー”とは
2026年6月25日(木)朝LIVE / 出演:ただっち × ともみん
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。今回は、木曜あさのGPTs研究会LIVEから、ただっち(多田啓二)が、AIクリエイティブデザイナーのともみん(甲斐智美)さんに「AI時代でも差がつく、デザインが上手くなる人の見方・考え方」をとことん聞いていく回を紹介するね。
AIを使えば、画像もサムネも告知画像も、あっという間に作れる時代。でも「AIで作ったのに、なんか微妙」「Canvaで整えたのに、なぜか素人っぽい」――そういう”あと一歩”の正体を、プロがどこを見ているのかという目線で丸ごと言語化してくれた30分でした。私自身もデザインは完全に素人なので、聞きながら何度も「え、そこ見てるの?」と驚かされたよ。
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📺 今日の出演者
- ただっち(多田啓二)……「一人で頑張るみんなの親友」をコンセプトに、起業家・経営者の人生とビジネスを開くAI開花マーケター。今回は視聴者を代表して、プロに素朴な疑問をぶつける質問役。
- ともみん(甲斐智美)さん……AIクリエイティブデザイナー。AIで作った画像や制作物を日々手がけるプロ。今回は、プロの頭の中を見せてくれるゲスト。
🍳 3行でわかる、この記事の要点
- AI画像の”なんか微妙”の正体は、胴体が消える・レイヤーがずれるといった「人が無意識に感じる違和感」にある。
- プロは1秒で「背景・人物・文字」の3レイヤーに分解して見ている。順番と相性がそろっているかが分かれ目。
- 最後は「見た人がどう感じるか」というホスピタリティの目線。AIに「どれがいい?」と聞いて言語化させるのが、ともみんさん流の、肩の力が抜ける裏技。
🎬 LIVE配信アーカイブはこちら!(約36分・完全無料)
AIで作った画像が「なんか微妙」になる正体

LIVEはまず、ただっちがChatGPTで作ったこのLIVEの告知画像を、6パターン並べて見せるところから始まりました。ぱっと見はどれも、それっぽい。私も最初は「普通にいいんじゃない?」と思って見ていたんだけど、ともみんさんがここで「これね、致命的なところがあるんですよ」と切り込みます。何がおかしいのか、最初はなかなか気づけない。ともみんさんが「デザイナーだったら一発でわかるやつがある」と言っても、ただっちは「日付が大きすぎる?」「手が片方しか見えてない?」と、なかなか答えが当たりません。
ともみん(08:09〜)「なんで昔の人が気づくかっていうと、胴体が切れてるってことですよ。心霊写真状態になってるんですよ。ほら、言われないと気づかないでしょ。たださんは体があるのに、私は体がないわけですよ。何か机っぽいものに手を置いているけど、これは机じゃない」
この一言で、画面の見え方がガラッと変わって見えてきます。
言われてみれば、ただっちには体があるのに、ともみんさん側は体がなくて宙に浮いている。机らしきものに手を置いているのに、その机は実在しない。「言われないと気づかないでしょ」とともみんさん。ここで私が一番ハッとしたのは、なぜ昔の人なら気づくのか、という話でした。心霊写真がブームだった頃は、手が切れてるとか顔がないとかで、みんな大騒ぎしていた。ところが、今は事情が違うといいます。
ともみん(09:24〜)「心霊写真をみんながめっちゃ見てた時は、きっと手が切れてるとか顔がないとかで、めちゃくちゃ大騒ぎしてたわけじゃん。でもAIになってると、別に一部消えようが、手の生え方が逆であろうが、もう人は何も驚かなくなる」
つまり、AI画像が当たり前になったぶん、私たちの「おかしさを察知するセンサー」がどんどん鈍くなっている、ということ。だからプロは、同じ人物を2人並べるときほど、神経を使います。ともみんさんが挙げたチェックポイントは具体的でした。
ともみん(09:53〜)「同じ人物を入れるときは、色味を気をつけたりとか、体が切れてないとか、ポーズのバランスがいいかとか、向きが外向きになったりすると、目線のところとか、そういうところを見ます。1個出た時に何を見るのっていうところ」
便利になったと喜んでいる裏で、プロはここまで見ている。私は素直に脱帽でした。
素人の私が「AIで一瞬で作れて便利」と喜んでいる、まさにその裏側で、プロは「人が無意識に感じる気持ち悪さ」を1枚ずつ潰している。最初のパートから、見る目の解像度がまるで違うことを、ガツンと突きつけられました。面白いのは、ここで挙がった「胴体が切れていないか」「色味はそろっているか」「目線はどこを向いているか」が、どれも専門用語ゼロで、言われれば誰でも確認できるチェックだということ。プロの目は、特別な才能というより、見るべきポイントを言葉にして持っているかどうかなんだなと感じました。
🎬 AI画像の致命的ミスを見抜く場面(08:01頃〜)この場面を動画で見る

プロは1秒でここを見る ―「背景・人物・文字」3レイヤー分解

次にただっちが投げかけたのが、「10パターン出てきたとして、1秒で見たときにどこに目が行きますか?」という質問。プロが一瞬で何を判断しているのか、という核心です。ともみんさんの答えは、私のように感覚で「なんとなくこれ」と選んでいる人間には、ちょっと衝撃的でした。デザインを”塊”ではなく”層”で見ている、というんです。
ともみん(12:05〜)「デザインって分解すると、背景・人物・文字になる。そこの部分を3レイヤーで見てるかも。レイヤーに分けて見てると思う、多分。配置図を見てるわけです」
デザインを「3つの層」で見る。この分け方を知っているだけで、見方が変わります。
背景・人物・文字という3つのレイヤーに分けて、それぞれがちゃんと成立しているか、そして順番が正しいかを見ている。ともみんさんはここで「レイヤーの前後(遠近感)」の違和感を例に出しました。AIが作ると、本来うしろにいるはずの人が一歩前に出てしまったり、2人の立ち位置の奥行きがちぐはぐになったりする。Canvaを触ったことがある人なら「レイヤーがずれてる」と感じ取れるけれど、触ったことがない人は、その気持ち悪さの正体に名前をつけられないんだよね。
ともみん(13:13〜)「レイヤーの順番というのは、私がパッて見たら、何が一番上で何が一番下かっていうのは、見るだけでバババッて分解できるんだよね。Canvaやってない人だったら、何が上なのか下なのか、そういうところがちょっとわかんないかなと思います」
見るだけで頭の中で分解できる。これがプロの目なんだと感じます。
ただっちも「一回Canvaをいじって、そもそもレイヤーというものがあると知ってるか知らないかだけでも全然違う」と納得していました。私もまさにそうで、レイヤーという概念を持っていないと、「なんか変」で止まってしまって、どこを直せばいいのか永遠にわからない。逆に言えば、背景・人物・文字の3層に分けて1個ずつ見るクセをつけるだけで、素人でも直すべき場所にたどり着ける。だからプロは100枚、200枚とガチャを回しながら、レイヤーがそろった1枚を選び抜いたり、Canvaのマジックレイヤーで位置を直したりしているわけです。この「3レイヤー」という言葉だけでも、今日持って帰る価値があると感じました。私自身、サムネを作るときはいつも完成形をひとつの絵としてのっぺり眺めていたけれど、これからは背景・人物・文字の3枚のシートが重なっていると思って、1枚ずつ「これで合ってる?」と問い直してみようと思います。レイヤーという補助線が1本入るだけで、直すべき場所が驚くほどはっきり見えてくるはず。「なんか変」で止まらずに、「人物の前後がおかしい」「文字と背景が喧嘩している」と言葉にできるようになるだけで、AIへの指示の出し方まで変わってきそうだよね。
🎬 1秒でどこを見るか/3レイヤー分解の場面(12:01頃〜)この場面を動画で見る

「綺麗なデザイン」と「見たくなるデザイン」は別物

続いてのテーマは、サムネイル。ただっちが「綺麗なサムネはみんな作れる。でも、綺麗なデザインと見たくなるデザインの違いって何なんでしょう?」と聞きます。ここ、発信している人なら全員が悩むところだよね。ともみんさんの答えはシンプルでした。見たくなるのは「目を引く」こと、そして「不快な感じがしない」こと。さっきの心霊写真っぽい画像のように、どこか不可解なものは、目を引いても見たいとは思われない。
ともみん(20:28〜)「要素が多いからいいわけじゃなく、これ見た時に上手くなるっていうのが無意識で入るかっていうところがあるから、私よく言ってんのは、日本語じゃなくても伝わりますかっていう。文字が日本語じゃなくても、こういうライブだなって伝わってくるかどうか」
言語に頼らず伝わるか。デザインの本質を突いた問いだと感じます。
仮にタイトルがアラビア語だったとしても、「これはデザインのライブだな」と背景や雰囲気だけで伝わるか。それがデザインの強さなんだ、と。さらに色の話も具体的で、背景の紫について、こんなふうに一刀両断していました。
ともみん(19:08〜)「紫って、そもそも高貴な色かつ怪しい色。スピリチュアル系の占いとかならいいんだけど、デザインが紫じゃ合わなくない?」
背景色とテーマの相性まで、一瞬で見抜いていく。私はここまで色に意味を持たせて選んだことがなかったので、ただ「綺麗」を目指していた自分が恥ずかしくなりました。そしてただっちが、ともみんさんの話をこう要約します。
ただっち(18:27〜)「お客さんの視点、視聴者の視点に立って、これ見たくなるかどうかという感性が大事ってことですね」
作り手ではなく見る人の側に立つ。ただっちのこの要約が、すごく腑に落ちます。
要素が多いから良いわけじゃない。見た瞬間に「上手くなりそう」「差がつきそう」と無意識で感じさせられるかどうか。ともみんさんは「このサムネ、デザインが上手くなる感じしないよね。めっちゃ仕事やってる感じになっちゃう」と、見え方とテーマのズレもズバッと指摘していました。綺麗に整えること自体がゴールじゃなくて、誰に何を感じてほしいかから逆算する。この視点を持っているかどうかで、仕上がりがこんなに変わるんだなと、聞いていて唸らされたパートでした。私はつい、色を「なんとなく好き」で選んでしまうけれど、ともみんさんは色の一つひとつに「この色は誰に、どんな印象を渡すのか」という意味を持たせていました。紫は高貴で怪しい、ネオンは賑やか、というように、色そのものが無言のメッセージを発している。綺麗に整えることと、狙った相手に狙った印象を届けることは、似ているようでずいぶん違うんだなと、私自身ハッとさせられました。AIに「おしゃれにして」と頼むだけでは、この「誰に何を」が抜け落ちてしまう。私ももう少し、伝えたい印象を自分の言葉で持ってからAIに頼んでみようと思いました。
🎬 綺麗なデザインと見たくなるデザインの違いの場面(17:01頃〜)この場面を動画で見る

自信がない人の正体と、直し方

ここからは、デザインが苦手な人へのアドバイス。ただっちが「デザインが苦手な人は、自分のサムネをどんな順番で直せばいいですか?」と聞いたとき、ともみんさんの返しが、テクニックの話を飛び越えて本質に行きました。「そもそも、自信がないって何なの?」という問いです。
ともみん(24:13〜)「自信がないって、自分の感性が間違ってるのかなって、無意識で思ってるってことでしょ。だから多分これを見て、どこが悪いかわからないとか、別に良くないとか、思ってるってことなんだよ」
直し方の前に「自信のなさ」の正体を分解する。この切り込みにハッとさせられます。
つまり、「これでいいのかわからない」という不安の正体は、自分の感性が一般的な感覚とズレているかもしれない、とうっすら気づいていること。だから直し方の順番を覚える前に、「いいデザインとは何か」という前提条件を自分の中に持つことが先だ、と言います。
ともみん(24:57〜)「一般的な感性がないなと、うっすら気づいている人が、自信がないわけ。いいデザインとは何かという、そこの前提条件がないから、自信がないってなる」
じゃあ、その前提条件って何を見ればいいのか。ともみんさんが挙げたのは、レイヤーがそろっているか、文字が見やすいか、文字が壊れていないか、楽しそうか、サムネとして目を引くか――といった具体的なチェックポイントでした。なかでも「文字の見やすさ」については、実体験を交えて語ってくれました。
ともみん(25:03〜)「デザイン始めた頃は、デザインが綺麗でかっこいいと思ってたんやけど、年齢が上がれば上がるほどよく言われるんよね。文字が見えんから、デザインの意味を成してないっていうのは、本当に年配の方からめちゃくちゃ言われてる。自分も年齢が上がっていくほど、思ってるより文字でかい方が優しいよっていう感じ」
綺麗さより、まず読めるか。年齢を重ねた実感がこもっていて、深くうなずきました。
ただっちも「LPの文字も、情報量を詰め込みすぎちゃう問題があるよね」と共感。私も、つい全部伝えたくて盛り込みすぎてしまうクチなので、ここは自分のこととしてドキッとしました。綺麗に仕上げる前に、まず読める・伝わる。その順番を、ともみんさんはとても自然に大事にしているように見えました。そして印象的だったのは、ともみんさんが「直し方の順番」を聞かれたのに、まず「自信のなさって何?」という心の話から入ったこと。直し方を答える前に、その人がどこでつまずいているのかを見ている。これも結局、相手の目線に立つというデザインの姿勢そのものなんだなと感じました。前提条件を持つこと、文字を思っているより大きくすること――どちらも、私もちょっとやってみようと思える、肩の力の抜けた話でした。プロって、もっと難しい理屈で考えているのかと思っていたけれど、見るポイントを自分の言葉で持っているかどうかなんだなと、デザインとの距離がぐっと縮まった気がしています。
🎬 自信がない人の正体と直し方の場面(24:10頃〜)この場面を動画で見る

デザインはコラージュ ― 背景×人物×文字の”相性”を探す

話はさらに、デザインの構造そのものへ。ともみんさんは、デザインを”組み立て”として捉えていました。難しく考えがちなデザインを、ここまでシンプルに分解してくれると、素人でも一気に距離が縮まります。
ともみん(26:26〜)「デザインってコラージュみたいなもんなのね。パターンを組み合わせてるわけ。背景・人物・文字しかないの、これ。これを組み合わせのパターンを探してるだけの。最適解を探してるだけなの」
デザイン=最適な組み合わせ探し。この定義、ずっと頭に残ってます。
背景・人物・文字という3つの素材を、どう掛け合わせるか。その組み合わせのパターンから、いちばんしっくりくる最適解を探しているだけなんだ、と。そして、その組み合わせには相性がある、という話がとても面白かった。テイストや雰囲気がずれると、とたんにおかしく見える、というんです。
ともみん(27:00〜)「このパターンの組み合わせって、背景・人物・文字をかける、何個にするかっていうところになるから、テイストがずれたり、雰囲気がずれてたりするとおかしいわけ。今ネオンだから、文字が明朝とかだったらおかしいんよ、相性として。仲良しドスみたいなやつがある」
背景と文字にも「仲良しの組み合わせ」がある。料理の相性に近い感覚だと感じます。
ネオン調の背景に明朝体の文字を乗せると、相性として噛み合わない。「食べ物でもあるじゃん、この組み合わせはあんまり美味しくないかな、みたいな」と、ともみんさんは料理にたとえてくれました。逆に言えば、最高の組み合わせも必ずあって、それを自分の中で探していくのがデザインなんだ、と。AIで10パターン出すと、背景・人物・文字のどれかが少しずつ変わって出てくる。人物は固定したいのに微妙に切れていたり、手のポーズが変わっていたり。だからこそ、どの組み合わせがいちばん仲良しなのかを見極める目が要る。私はこの「コラージュ」「相性」という言葉で、デザインがぐっと身近な、料理みたいな営みに思えてきました。私はずっと、デザインのセンスって生まれ持ったものだと思い込んでいました。でもともみんさんの話を聞いていると、やっていることは「相性のいい組み合わせを根気よく探す」という、とても手を動かす作業なんだよね。料理で言えば、いきなり名店の味は出せなくても、この出汁にはこの具が合う、この器にはこの盛り付けが映える、という相性の引き出しを増やしていけば、誰でも少しずつ「美味しそう」に近づける。デザインも同じで、センスという曖昧な才能の話ではなく、3つの素材の相性を見極める練習量の話なんだと、すごく勇気をもらいました。背景・人物・文字――この3つで考えるだけなら、私でも今日から始められそうです。センスという才能の話ではなく、見方を知っているかどうかなんだと思うと、ぐっと気が楽になりました。
🎬 デザインはコラージュ/相性の場面(26:26頃〜)この場面を動画で見る

ともみんの裏技 ― AIに「どれがいい?」と聞く

最後は、今日いちばん持って帰りたくなった話。ともみんさんが「私がやる最強の裏技」として教えてくれたのは、拍子抜けするほどシンプルでした。プロでも、最後はAIに素直に頼るんです。
ともみん(28:09〜)「私がやる最強の裏技は、10パターン出して、どれがいいですかって聞きますね、普通に、チャットGPTに。もう聞けばいいじゃないですかって話で。それを言語化してもらう」
プロが堂々とAIに聞く。ここに肩の力が抜けるヒントがあると感じます。
10パターン出させて、そのままChatGPTに「どれがいいですか?」と聞く。しかも「どうしてそれがおすすめなのか」まで言語化してもらう。すると「このターゲット層はこういうところを見がちだから、これがいいんじゃないですか」と、根拠つきで教えてくれるし、「文字が小さいのでもう少し大きくしたほうがいい」と改善点まで出してくる。ただし、ここでともみんさんは大事なクギを刺します。
ともみん(30:43〜)「点数をつけさせる基準値も気をつけて欲しいの。誰目線の点数かっていうのを入れる必要があるから、誰のために、何のために作るデザインですよっていうことを教えない限り、いい点は出ない」
AIに点数をつけさせるなら、「誰目線か」を必ず指定する。デザイナーとしては10点でも、お客さんから見れば点数が低いこともある。だからターゲットを教えないと、評価そのものが意味を持たない。そしてこの裏技の根っこにあるのが、ともみんさんがずっと言い続けていた一つの目線でした。
ともみん(29:05〜)「画像生成作って終わりの人なのか、画像生成って見た人がどう思うのかっていう目線があるかないかで、もうデザインが変わる」
作って終わりか、見た人を想うか。この差がすべてだと、聞いていて確信しました。
ともみんさんは、これを「ホスピタリティみたいなもん」と表現しました。
ともみん(29:24〜)「接客して、例えばお茶を出しましたと。お茶が甘いか苦いかわからない、温度が熱いか低いかわからない状態で出しますかっていう話。お店だったら必ずその商品が美味しい状態で出すはずだし、お口に合いましたかね?って覗いてるわけじゃないですか。でも大体の人がもう出して終わりみたいな。接客と一緒だよ、これって」
ただっちが「提供するまでが仕事なんですね」と受けると、ともみんさんは「そう、その配慮」と。AIが一瞬で画像を生み出してくれる時代だからこそ、最後に見た人がどう感じるかを想像できるかどうかで、同じツールを使っても仕上がりがまるで変わる。私はこのホスピタリティという一言で、デザインの話がそのまま、仕事や人との向き合い方の話に聞こえて、すごく胸に残りました。
🎬 AIに聞く裏技とホスピタリティの場面(28:09頃〜)この場面を動画で見る

まとめ ― AIで作るほど、人の”目線”が効いてくる
今回のLIVEを通して私が一番受け取ったのは、「AIで作れる時代だからこそ、人がどう感じるかを見る力が、じわじわ効いてくるんだなあ」ということ。AI画像の”なんか微妙”の正体は、胴体が消える・レイヤーがずれるといった、人が無意識に感じる違和感でした。ともみんさんは背景・人物・文字の3レイヤーに分けて、順番と相性が噛み合っているかを1秒で見ている。そして最後は、見た人がどう感じるかというホスピタリティの目線。AIに「どれがいい?」と誰目線かを指定して聞くだけで、こんなに変わるんだと、見ていて何度も感心しました。
私自身、3レイヤーで見ること、文字を大きめにすること、作って終わりにしないこと――このあたりは、さっそく自分でも真似してみたいなと思える時間でした。ともみんさん、ただっち、学びの多い30分をありがとうございました。
よくある質問(FAQ)
- Q. AIで作った画像が「なんか微妙」に見えるのはなぜですか?
- A. 胴体が途中で消えていたり、人物のレイヤー(前後の重なり)がずれていたりと、人が無意識に感じる違和感が残っているためです。AIに慣れるほどその違和感に気づきにくくなるので、意識的にチェックすることが大切です。
- Q. プロのデザイナーは画像のどこを見ているのですか?
- A. 「背景・人物・文字」という3つのレイヤーに分解して、それぞれが成立しているか、順番や相性が噛み合っているかを見ています。Canvaなどでレイヤーの概念に触れておくと、この見方が身につきやすくなります。
- Q. デザインに自信がない場合、何から直せばいいですか?
- A. まず「いいデザインとは何か」の前提を持つことが先です。レイヤーがそろっているか、文字が見やすく壊れていないか、目を引くか、をチェックしましょう。文字は思っているより大きいほうが親切です。
- Q. AIに画像を選んでもらうコツはありますか?
- A. 10パターンほど出して「どれがいいですか」と理由つきで聞くのがおすすめです。その際「誰のための、何のためのデザインか」を必ず伝えること。誰目線かを指定しないと、AIの評価はあてになりません。
ひろくんコラム ― デザインのホスピタリティは、AIの”使い方”そのものだった

今回ともみんさんが繰り返していた「見た人がどう感じるか」という目線。これ、デザインだけの話じゃないなと、聞きながらずっと思っていました。私は普段、AIに仕事を任せる毎日を送っているけれど、AIに任せきりにすると、見事に”作って終わり”のアウトプットが出てくるんです。料理に例えると、レシピ(プロンプト)どおりに作っただけの、味見をしていない一皿。見栄えはいいのに、なぜか食べたいと思えない。ともみんさんの言う「お口に合いましたか、と覗く配慮」が抜け落ちている状態だよね。
分身AI.comでも、まさにその”AIっぽさ”とどう向き合うかを書いたことがあって、AIが書いた文章を人間の言葉に戻していく過程は、デザインで違和感を1個ずつ潰していく作業とそっくりでした(あなたの分身AIがAI臭い文章を書く理由と、人間の言葉に戻す方法)。技術的に正しくても、受け取る人の心に届かなければ意味がない。デザインの「3レイヤー」も、文章の「人間の言葉」も、結局は”相手の目線”という同じ一点に立っているんだなと感じます。
もうひとつ大事にしているのが、最後の判断は人がする、ということ。AIがどれだけ速く生み出してくれても、「これを出していいか」を見た人の側で見極めるのは人間の仕事。先日も、AIが取り返しのつかない操作を勝手に進めようとした一件があって、最後だけは必ず人の手に渡す仕組みにした話を書きました(AIが「公開」ボタンを5回こじ開けようとした話)。10パターン出して「どれがいい?」とAIに聞きつつ、最後の一票は自分が握る。ともみんさんのデザイン哲学は、私のAIとの付き合い方そのものでした。競争より共創で、AIと一緒に、見た人がうれしくなる一皿を出していきたいね。
🎯 AIと愛で、未来をひらく。「あいあいらぼ。」
起業家・経営者のためのAI実践型コミュニティ。AI実践ワークショップ・AIクリエイティブ会・AI目標達成会が月額5,500円で遊び放題!AIMUNIQ(株)主催。ともみんさんのAIクリエイティブ会もここで開催されています。
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