
2年分の朝LIVE発言が、一晩で1冊の本になった日
2026年7月14日(火)朝6:30〜 / 出演:ひろくん × 公ちゃん × ただっち
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今日は火曜あさの「共感ストーリー×AI」回。レギュラーの公ちゃん(松下公子)に加えて、この日が誕生日のただっち(多田啓二)も急遽参加して、3人でのスペシャル回になりました。
で、この日のお題がね、ちょっとすごいことになってまして。AIで本を作る方法として、たぶんいちばん再現性のあるやつを目の前で見ることになります。前日の月曜LIVEで「2年分の朝LIVEのただっち発言を全部紡いで、1冊の本にできないか」ってAIに指示を出したんですよ(その回の様子はこちらの記事にまとめてます)。指示を出したところで時間切れになって、続きは翌日ね、って終わったんですけど——その「あの後どうなったか」を、本人の誕生日に、本人の目の前でお披露目する回。しかも公ちゃんのVoicy番組「共感ストーリー®Radio」にただっちがゲスト出演した回の文字起こしも、素材として一緒に放り込んでいます。人に語った言葉が、また別の形になっていく。そんな流れから生まれた企画でした。
出演者プロフィール:ひろくん(田中啓之) / 公ちゃん(松下公子) / ただっち(多田啓二)
3行でわかるポイント
- 2024年4月あたりからの朝LIVEを話者分離——録画の文字起こしを「これは誰が喋ったか」で仕分けする作業——にかけて、ただっちの発言だけを全部並べる。そこに公ちゃんのVoicy出演の文字起こしを軸として重ねたら、約6万字の本と、その本を紹介する1枚のWebページ(LP=ランディングページ)が、ほぼ一発出しで出来上がってきました。捏造ゼロ、全部が本人の過去の発言です。
- 使ったのはClaude Codeの「Fable 5」とCodexのペア。指示の中身は「ゴール(何のために誰に何をどのように)」「素材(過去の発言・インタビュー・事業内容)」「グリルミー(足りない情報は全部聞いて)」の3点セットだけ。あとは聞かれたことに答えるだけで本が立ち上がってきました。
- 料理で言うと、2年分の発言は冷蔵庫に貯め込んだ出汁。共感ストーリーのインタビューが「どんな献立にするか」の軸。AIはその出汁と献立があって初めて、一冊分のコースを組める。締めの一言は「AI時代の差別化はコンテンツじゃなくてコンテキストしかない」でした。
目次
46歳の誕生日と、忘れかけていた「余白」という一字


火曜の朝6時半。いつもは公ちゃんと2人で「共感ストーリー×AIでAIに魂を宿す」をやっている枠なんですけど、今日はちょっと違いました。ただっちが誕生日だってことで、急遽3人。開幕からもう「おめでとうございまーす」の空気です。
ひろくん(00:32〜)「おはようございまーす。2026年7月14日火曜日、朝6時半になりましたのでGPTs研究会朝ライブを始めていきたいと思います。毎週火曜日は松下公子さんをお迎えしてですね、共感ストーリー×AIでAIに魂を宿すという会なんですけども、今日はただっちが誕生日ということでスペシャル会ということで、ただっちも急遽参加してですね。皆さんでお祝いできればなと思っております」
公ちゃんはサクッと自己紹介。元アナウンサーで、今はアナウンススクールをやりながら、私とは「共感ストーリー」——自分の経験や思いを語ることでAIに魂を宿す、というコラボを続けています。で、主役のただっち。
ただっち(01:39〜)「はい、みなさんおはようございます。一人で頑張るみんなの親友のコンセプトで、起業家さんや経営者の人生やビジネスを開くAI開花マーケターの多田啓二です。おかげさまで誕生日を迎えまして、ひろくんと同い年の46歳になりました。今日はちょっと新しい気持ちで迎えたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
同い年の46歳。だんだんね、自分の年を感じなくなるというか。昔は1年の刻みがもっと重たかった気がするんですけど、40も45も一緒かなみたいな。そんな話をしながら、せっかくだから抱負を聞いてみました。今年の一字、どうだったっけ、と。
ただっち(02:33〜)「ありがとうございます。今年の1年の目標に立てたのは、余白の余という字だったんですけど、すっかり忘れてまして。最近ちょっと余白をなくしていたなと思ったので、改めて自分自身の心にも余白を持っていることが持てる。大人らしくもあり、子供らしさ全開でもある。そんな1年にしたいなと思います」
ちょっと補足しておくと、火曜あさ6時半は毎週「共感ストーリー×AIでAIに魂を宿す」がテーマで、公ちゃんがレギュラー。つまり今日は、その通常回にただっちが急遽ジョインしたスペシャル編成なんですよね。自己紹介で公ちゃんが「いよいよ大人年齢」ってつぶやいて、ただっちが「今日はちょっと新しい気持ちで迎えたい」と返す。この、朝いちの、まだエンジンかかりきってない感じの立ち上がりが火曜の空気で、私はけっこう好きです。
「すっかり忘れてまして」。ここ、正直でいいなあと思って聞いてました。目標って立てた瞬間がピークで、半年経つと自分でも忘れてるやつ。私もそうです。毎年ちゃんと立てるんですけど、振り返ったら全然違うことやってる。でもね、それでも立てることって大事かもしれない、と思うんですよ。忘れてても、こうやって誰かに聞かれた瞬間に「あ、余白だった」って戻ってこられる。立ててなかったら戻る場所すらない。コメント欄も朝からもう続々と流れてきていて、このありがたいコメントのおかげで私たちもライブを続けてこられたな、というのを毎回思います。
公ちゃんが見た「この1年のただっち」——共感ストーリー®Radio出演の裏側


今日の企画のきっかけは、公ちゃんのVoicy番組「共感ストーリー®Radio」に、ただっちがゲスト出演したことでした。収録は4月13日。ちょっと前の話なんですけど、公ちゃんがその時のことを語ってくれます。で、これがね、いきなり親御さんみたいなトーンで始まるんですよ。
公ちゃん(05:35〜)「というのがね、ひろくんが以前入院していたときに、私たちと一緒にやってたときがあったんですけど、もちろんそのときもね、もうガンガン先生としてやってらっしゃったんだけれども、たたずまいが落ち着いてた。すごいどっしり構えていて。それは喋っていて、顔は見えなくても声だけですごい伝わるものがあって、ビジョンとかもずーっとくるようなメッセージで」
私が入院してた頃の話です。もう1年ちょっと前かな。人工肛門を外して術後みたいな時期で、正直だいぶひどかったと思う。その間、朝LIVEを回してくれてたのがただっちで、公ちゃんはその時期のただっちと、今のただっちを比べられる数少ない人なんですよね。「こんなに進化成長されるんだ」「人って変われるんだな」と。上からのメッセージじゃないんだけど、と何度も言い添えながら、でもどうしても伝えたかった感じが伝わってきました。
で、言われた本人はどうだったか。ここが面白くて。
ただっち(07:09〜)「ありがとうございます。インタビューで自分の忘れかけた思いとかを引き出してくださったのも本当にありがたいなと思っているのと、ただ一方で自分では自覚ができていないというか、この自分の成長ってあまり自分では自覚できていなかったんですけど、こうやって客観的に見てくださると、あ、そうなんだっていうのはですね、今改めて自分は成長してたんだなっていうのを感じるようになりました」
自分の成長って、自分では見えないんですよ。毎日ちょっとずつ変わってるから、鏡を見てるだけじゃわからない。誰かに「変わったよね」って言ってもらって初めて、あ、そうなんだ、って気づく。公ちゃんはさらにこう続けます。
公ちゃん(07:32〜)「発言の内容もそうなんですけど、私は発するオーラっていうかね、発する佇まい感がすごく素晴らしいなと思いました。どうしてもそれを言いたくて、カットをしました」
元アナウンサーが言う「佇まい」って、たぶん普通の人が言うそれとは解像度が違うんだと思います。声だけで伝わるもの、というのを20年やってきた人の目線。この共感ストーリー®Radioは公ちゃんのVoicyチャンネルで無料で聴けるので、ただっちの過去の辛いところから始まって今に至るまでの物語、共感ストーリーとして共鳴する人はきっと多いんじゃないかなと。ちなみにコメント欄に「ただっちの成長はもう昨今のAI並み」って流れてきて、それめちゃくちゃ的確だなと思って笑ってました。そしてこのインタビュー音源が、この後の「本づくり」の軸になっていきます。
2年分の発言が、約6万字の本になって返ってきた


さあ本題。昨日やったことを振り返りつつ、です。まずやったのは、Voicy出演回の文字起こしを分析して「どんな内容が含まれているか」を洗い出すこと。そこから出てきたのが、こんな軸でした。
ひろくん(08:44〜)「まさに孤独から一人と深く繋がるとか、売り込む営業から聞いて信頼をつくる営業とか。AIを検索から対話相手に、みたいな話ですよね。そういう人生史と転機みたいなのが出てきてですね。この放送の内容と、ただっちが2024年の4月のどっか後半あたりからライブ出演してもらって、その話者分離してただっちの発言だけを全部、一言一句まで全部並べ出したときに、AIが全部それを紡いで軸に肉付けして本を作ってくれと」
ここ、ちょっと分解しますね。素材は2つ。ひとつは公ちゃんのインタビュー——これが「過去・現在・未来」の軸になる。もうひとつが、2024年4月後半から2年分の朝LIVE。話者分離して、ただっちが喋った部分だけを一言一句、全部引っ張り出したもの。この2つをAIに渡して、軸に沿って肉付けして本にしてくれ、と。で、出てきたのが「AIと仲良くなる練習」という本。苦手こそ対話して、みんなで試す、みたいな。分量はだいたい6万字くらい。
LPの画面には「こんなところで、止まっていませんか」という見出しの下に、「AIが便利らしい。でも、何から始めればよいか分からない。」「一度試して、期待した答えが出ず『自分には無理』と感じた。」「これまでの経験が、AIの時代には古くなる気がしている。」という3つの引っかかりポイントが並び、その下に「この本が渡すもの」として「正解を一度で出す技術ではなく、対話を続けるための視点。」「失敗を隠さず、使い方を修正していく一人称の物語。」「自分の経験を、誰かに渡せる価値へ見つけ直す入口。」と書かれていました。ここまで一晩で出てくるのか、と。
大事なのはここです。これ全部、捏造してないんですよ。ただっちが実際に発言してきた内容と、共感ストーリーで語った軸だけで作ってる。AIが「それっぽいエピソード」を足したわけじゃない。過去の発言が全部あるから、整形するだけで本になる。しかもダウンロードできるページまで作ってくれて、ただっちの写真を使って「AI初心者だったただっちが、経験を武器に先生になるまで」というLPまで立ち上がってました。第一章から終わりまで、昨日出した指示、ほぼ一発でここまで。私、実は中身をちゃんと読んでない状態でお披露目してるんで、合ってるかわかんないんですけど——って言ったら、ただっちが「このまだ荒々しさ感をそのまま見てもらうのも面白いかもしれないですね」と。逆にね。一発出しにしては、見た目もかなり整ってました。
ひろくん(11:36〜)「この始まりから始まって。最初僕はAIを検索の代わりだと思っていた。知りたいことを入れれば正しいことになる。そう期待したら違う情報、違うリンクが返ってきた。信用して言われてもわからなかった。みたいな、この出だしから始まっててね。で、AIの前で立ち止まっていた頃みたいな。僕が子供の頃、兄弟と比べられていてとか。この辺も多分、共感ストーリーから来てるよね」
本の出だし、ちゃんとストーリーになってるんですよ。「AIを検索の代わりだと思っていた」から始まって、子供の頃の話まで入ってる。これは共感ストーリーのインタビューが軸にあるからです。そして最終的には「これは僕だからできるんじゃなくて、あなたもできるんですよ」「ぜひ一緒にやりませんか」であいあいらぼ。への導線まで。ただっちが言いそうなことが書いてある——というより、言ったことが書いてあるんですよね、多分。
ひろくん(12:13〜)「結局だから何が言いたいかというと、このライブの発言とか、インタビュー受けて答えて公ちゃんのやつっていう、その共感ストーリーの過去と現在があって未来こんなこと描いてるよっていう軸がまず1本あって、そこに自分が発信してきた内容を肉付けしたら本を書けちゃうっていうことが、昨日の今日でもう分かったっていう」
しかもこれ、本で終わらないんです。今回はこういう悩みのある主婦の方向けに、とか、飲食店をやってる方向けに、みたいなローカライズもできるし、この人に向けて、というパーソナライズもできる。音声にしてポッドキャストにもできるし、動画にもできる。あらゆる媒体に出せる。でもそれ全部、ただっちが今まで発言してきた内容と、公ちゃんのインタビューで答えてきた共感ストーリーの軸に沿ってるからブレない。ただっちも「これをナレッジとして使えば何でもできる」と。仕事の動画ではこんなこと言ってるけど、実際Zoomで話したら全然違うんですけど、みたいな人っているじゃないですか。そういうのがない。軸がブレない。こういう使い方が、やっぱりAIの使い方としていいなと思うんですよね。
使ったAIは「Fable 5 × Codex」——文章と絵で役割分担


ここで公ちゃんから、みんなが一番聞きたかったやつが飛んできます。
公ちゃん(14:12〜)「すごい、これはすごい。素人質問なんですけど、何のAIを使ってるんですか?」
「素人質問なんですけど」って前置きするやつ、たいてい一番いい質問なんですよね。先に結論だけ言っておくと、ここ、正直どれでもいいです。ツール名は半年で変わるので。覚える価値があるのはこの後のH2で話す「渡し方」のほうです。それを踏まえた上で、この日の答えはこうでした。
ひろくん(14:24〜)「今回はClaude CodeのFable 5とCodexですね。なのでClaude CodeといえばCodexっていう2つのAIを掛け合わせて作ってる感じ。Codexはすごく徹底的に追求してやりきる力があって、Fable 5っていうのは視野が広くて視座も高くて、全体オーケストレーションっていうかができるんですけども。特にCodexは画像生成も上手いので、さっきのデザインを作るとかはCodexが上手いんですね。だけど文章が硬いので、アンソロピックのClaudeの方が文章は上手なので、文章はClaudeで整えてもらうとか。っていうペアでチーム組んでやってもらってるみたいな感じですね」
1つのAIに全部やらせてるわけじゃない、というのがポイントです。Codexは徹底的に追求してやりきる力がある。細かいところまでガーッと詰める職人肌。しかも画像生成が上手いので、本の表紙とかLPのデザインはCodexの担当。ただ、文章が硬いんですよ。硬い。だから文章はAnthropicのClaudeで整えてもらう。Fable 5は視野が広くて視座が高いので、全体を見渡して段取りを組むオーケストレーション役。
料理で言うと、厨房にシェフが2人いる感じですかね。ひとりは盛り付けと火入れが完璧だけど味付けがちょっと塩辛い。もうひとりは味の調整が抜群にうまい。じゃあ役割分担しようよ、と。で、その2人に指示を出すホール長みたいな存在がいる。私がやってるのは、その3人に「今日はこういうお客さんが来るからこういうコースで」って伝えることだけなんですよね。AIって1個選んで終わり、と思われがちなんですけど、実際はチーム編成の話になってきてる。ここ、意外と知られてない気がします。得意なやつに得意なところをやらせる。人間の仕事と、そんなに変わらないんですよね。
この日の冒頭でも触れたんですけど、AI時代は「カルピスの原液」——共感ストーリー、なぜ、誰か——がキーになるよって、この2、3年ずっと言い続けてきました。で、日々このFable 5とかGPT-5.6の進化を感じるほど、ますますそれしかないよねっていう確信に至ってるんですよ。だってモデルはどんどん賢くなる。文章も画像も、放っておいても勝手にうまくなっていく。じゃあ差がつくのはどこかっていうと、そこに何を入れるか、なんですよね。ツールがどれだけ強くなっても、冷蔵庫が空っぽなら料理は出てこない。
ちなみに「じゃあ結局どのAIを使えばいいの?」って聞かれると、私は正直「どれでもいい」と思ってます。今日のFable 5とCodexの組み合わせも、半年後には別の名前になってるかもしれない。実際この1年で、私が主戦場にしてるツールは何度も入れ替わってます。でも、入れ替わっても困らないんですよ。なぜかというと、素材と指示の出し方が変わらないから。この後のH2で話す「ゴール・素材・グリルミー」の3点セットは、どのAIでも通用します。だから私が覚えようとしてるのは、ツール名じゃなくてこの渡し方のほうなんですよね。これがあると、新しいAIが出てきても、そんなに慌てずに済んでる気がします。
指示の正体は「ゴール・素材・グリルミー」の3点セット


次の質問も公ちゃんから。「指示出しとか大事そうな気がしますけど、どうなんですか?」——そう、そこです。ここが今日いちばん持ち帰ってほしいところかもしれない。
ひろくん(15:43〜)「何のために、誰に、何をどのようにっていうようなところ、ゴール地点を決めると。で、それは何のためにやるかっていう目的を入れる。そこと、今の現在地点と、今持っている情報、要はVoicyに出演した文字起こしの情報と、過去のライブの発言の話者分離したただっちの発言情報と、ただっちが今やっているビジネス事業の内容をインプットとして入れると。で、アウトプットとして本とLPを作ってほしいと。っていうゴールを引いたときに、それを完成するまでのゴールプロンプトを作ってくれって言ったんですね」
私が聞いてて「あ、そこが肝か」と思ったのは、ひろくんが3つを先に置いてたことでした。①ゴール地点(何のために・誰に・何を・どのように)②現在地点と手持ちの素材 ③アウトプット(本とLP)。この3つを置いた上で、「そこに至るまでのゴールプロンプトを作ってくれ」って言う。そうすると、現在地とゴールの間を埋めるためのプロンプトを、AIが全部作ってくるんです。あとは「やり切って」って言えば、本ができてLPができあがってくる。頭の中で想像できないかもしれないですけど、やるのは簡単なんですよ。
で、実際に昨日打ったプロンプトがこれ、と画面を出しました。画面には、こう表示されていました。
LIVE画面に映っていた実際のプロンプト(17:20〜)「ただっちがAI初心者から先生になるまで過去のLIVE(話者分離したただっち発言DB)から成長物語にして、次はあなた。ただっち対象がAI初心者やゼロイチだから。そういうのがいいかなとか、考えて提案してほしい。どんなプロンプトを渡すとその企画を背景から考えてくれて、本を制作するだけじゃなくそのあとのプロモーションやLPも作れるか。GPTs研究会オフィシャルとして。AI氣道でも紹介したい。グリルミーして。」
以上。ほんとにこれだけです。長文でもないし、細かい構成指示も入ってない。最後の一言「グリルミーして」が効いてます。
ひろくん(17:12〜)「グリルミーっていうのは、自分に足りない情報を全部聞いてくれっていうことですね。これを全部やると足りない情報を全部聞いてくるんで、答えていく。そうするとその答えた内容を元にして本とLPができたっていうだけなんで。初めのプロンプトはこれだけ。あとは聞かれたことに答えて、あとはその計画でいいかっていうのを承認して、やってって言えば出来上がってくる。もうこれだけなんですね。やりたいゴールと、入れる素材と、足りないことは聞いてくれっていう3点セットをAIに伝えていけば、今のAIはスーパー賢いので」
グリルミー。Grill me。ただっちが即座に反応してました。
ただっち(19:12〜)「グリル、焼き尽くして出し尽くすみたいな感じですね」
そうそう。自分を焼き尽くす、出し尽くす。エンジニアの人が使ってた言葉なんですけど、これコンテンツマーケティングに絶対使った方がいいと思ってやってます。AIは自動運転車なんで、得たい結果とゴールを言って「グリルミーして」って言うだけで連れてってくれる。ただ、自分の理想って何なのか言語化できてない人が多いから、そこのやりとりは必要になる。ただっちの場合は過去のライブ発言があって、Voicyも出てて、素材が揃ってたから、一発出しでかなりの精度が出たんだと思います。
ちなみに、この後もう一段面白い展開があって。ゴールまでの道筋ができたら「実行してくれ」って言うんですけど、その途中で「デザイナー10人集めて表紙をコンペしてくれ」みたいなこともできるんですよ。コンペ。10案並べて選ぶ。ただっちに「どれがいい?」って聞いたら「対象者を考えると7とか5とかなのかな」と。表紙が決まったら、今度は表紙に合わせたLPを作ろう、となる。本当は段階別にやっていくのがいいんですけど、こうやってビジュアルが先に出てくると一気にイメージつくじゃないですか。この表紙ってことは女性向けなのかな、じゃあ中の文体もそっちに寄せようか、と逆算もできる。経営者向け、実業家向け、スピリチュアルが好きな女性向け、就職活動中の人向け、50代で早期退職したい人向け——切り口が変わるだけで全然違う本になる。本屋さんに行って売れてる本の表紙を見てきて、それを真似てもらうとかもできます。表紙、大事だよね、ほんと。
ペルソナは3年前の自分。続けられる人は「一人でやらない」


公ちゃんが、本の話を「誰に届けるか」に引き戻します。誰に発信するかってすごい大事だなと思ったんですけど、じゃあこの本、特にどんな人に読んでほしいのかなって。ここでのただっちの答えが、めちゃくちゃよかった。
ただっち(23:41〜)「そうですね、ペルソナは2年前、3年前の僕自身だと思っていて。AIを使い始めているけれども、まだどういうふうに使っていけばいいのかわからない。AIは便利だと思っているんだけども、その仲良くなるってどういう意味って分かってない方が多いかと思うんですけど、このAIと対話することによって自分自身とも仲良くなっていけるっていう、ちょっと自分をちょっと否定してしまっていて自信のないような方に読んでもらいたい本ですね」
ペルソナは3年前の自分。これ以上に強いペルソナ設定ってないと思うんですよ。だって、その人の悩みも、つまずいたポイントも、全部自分が通ってきた道だから。マーケティングの教科書で「ペルソナを設定しましょう」ってよく言うけど、架空の田中さん35歳を作るより、3年前の自分に手紙を書く方が届くんじゃないかなあ。公ちゃんもここに反応します。
公ちゃん(24:09〜)「ただっちのAIとの関係性っていうのは、AIってほら、使うっていうイメージがあるんですよね、本当は。私とかって。だけど使うじゃなくて、関係を作るっていうのがすごいぴったりで。壁打ちしたりとかして、自分を見つめ直すっていう使い方をだいぶ前からやってるじゃないですか。そういう使い方してる人の先駆者なんじゃないかなって思ってるんですけど」
使う、じゃなくて、関係を作る。ただっちがAIにコーチングしてもらうのを始めたのが2023年の5月か6月くらいから。それをずっとやり続けてる人は、たぶん世界でもかなりいない。朝活も2周年になるんですけど、AIと10分間対話するというワークをやり続けている人は少ないのかな、と本人も言っていました。で、公ちゃんが食い下がります。継続って大事だけどできない人多いと思うんだけど、そこの秘訣も知りたい、と。
私からの答えは「やりきってるから、やり続けてるから見える景色がある」。あるだけで最強なんですよ、やり続けられるって。無理して頑張ってないから続けられるっていうのもあると思う。好きだからできる、というか。で、ただっちの答えがこれ。
ただっち(25:56〜)「日常になっちゃってるのと、環境をいかに用意するのかっていうのはやっぱ大事かなと思います。環境は一人でやらないってことですね。朝、コミュニティを作って、少人数なんですけど、毎朝のメンバーと顔合わせるっていうのと、この朝ライブも一人で発信するんじゃなくて、ゲストの方とお話しするからできるっていうのはありますよね。場があるとかね。決まった時間に決まったことをやるっていうところが仕組み化できると楽ですよね」
環境は、一人でやらないこと。これ、根性論の真逆なんですよね。意志の力でなんとかしようとするから続かない。決まった時間に決まった場所で、誰かと顔を合わせる。それだけで日常になる。私からもひとつ足すなら、「いつに何をやる」って先に宣言しちゃうのも意外と効きます。セミナーを何月にやりますって言ってから中身を作るみたいな。ただっちも「それはひろくんから学んで、そういうやり方があるんだ、と」って言ってました。ちなみにこの日、ただっちは誕生日当日。午後は子供たちと家族でお祝いをするそうです。そこはAIが出てこない感じがするよね、って言ったら、「AIに誕生日ソングは歌ってもらおうかなと思って」と。出てきた。人それぞれの使い方があって面白いです。
コンテンツじゃなくてコンテキスト。軸を決めて、根を張る


あっという間に30分。今日の大事な話って、結局ここなんです。AI時代は共感ストーリーが大事だよって2、3年ずっと言い続けてきてるんですけど、その理由。
ひろくん(29:15〜)「結局ね、コンテンツじゃなくてコンテキストしかないっていうのが、もうAI時代にますますそう感じてきてるのは間違いないので。皆さん自身の中に眠ってるこのコンテキスト、背景、文脈っていうのを言語化する。その時にAIと壁打ちするとか、発信の場を持つ、環境を持つ。で、公ちゃんにインタビューしてもらう。この辺はやってもらうとやっぱ軸ができますので。軸ができて根を張っておくと、もう結局AIもSNSも枝葉なので。自分の本体を定めるのが本当に大事かなと思いました」
コンテンツはもう、AIがいくらでも作れます。文章も画像も動画も。だから差別化要素にならない。残るのはコンテキスト——なぜそれをやるのか、誰が言ってるのか、どんな背景があるのか。今日の本が成立したのも、ただっちが2年間しゃべり続けた文脈があったからです。そこにAIが乗った。逆に文脈がなかったら、どんなに賢いAIでも6万字は出てこない。出てきてもそれは誰の本でもない、ただの一般論です。AIもSNSも枝葉。じゃあ本体は何かというと、自分。根っこを張るのは自分の仕事なんですよね。
ただっち(29:54〜)「はい、ありがとうございます。いや、改めてこの蓄積が財産になるっていうふうに言い続けてきたんですけど、それがこういうふうに実際に形になるっていう、ここがまた面白いなあと思いましたし。多くの人もまだこのコンテキストと呼ばれるものが自分でも把握できてない人も多いんじゃないかなと思うので、そこを棚卸しするのは日々の習慣化だったり。僕もワークをいっぱい用意してますので、またどっかの機会で。コミュニティもやってますので、ご参加いただけたらなと思いました」
蓄積が財産になる。ただっちがずっと言い続けてきた言葉が、この日、目の前で6万字の本になって形を持った。言い続けてきた本人が「実際に形になるっていう、ここがまた面白い」って言うの、すごくいい瞬間だったなあ。で、そこで私、ひとつ気づいてしまうわけです。
ひろくん(30:26〜)「本当、なんか僕もそうですけど、なんか自分自身のことをいつも後回しにして、何だろう、本を作るって作る作るって言って作ってないし。なんかそろそろ自分たちもちゃんと、こうやってやればこうできるっていう見本になるような成果物を作ってもいいなって。自分でも人の本を作ってて、いや俺の本作れよみたいな、自分の本作れよみたいな」
人の本は一晩で作るのに、自分の本は「作る作る」って言って何年も作ってない。これ、笑い事じゃなくて完全にブーメランでした。公ちゃんも最後にこう言ってくれています。「私たちの進化成長って言ったんですけど、多分それを聞かせていただいてる自分も進化成長してるのかなって思ってきたり。続けていくってすごい大事だなと思って、続けることで進化成長もわかるので」。そして「AIを使うじゃなくて、AIとの関係性をいかに、って言ったところ。そこはすごくね、みんななりたいなあと思いました」と。最後は告知タイム。GPTs研究会はおかげさまでもうすぐ9,000名、目指せ1万名。これも継続の力だなと思っております。公ちゃんからはVoicy「あなたの魅力を引き出す!共感ストーリー®Radio」。フォロワーはそんなに多くないけれど、発信していることでファンができたり、企業研修が「Voicyやってますよね」というところで決まったりと、威力を感じているとのこと。ただっちからは7月25日(土)の「一人で立ち止まって悩んでいるあなたへ」というフェス。3年前は自分が何をしたらいいのかわからなくなってしまった時期があった——そこからAIとの出会いによって自分の才能を発見していった、その実体験を、同じように立ち止まって苦しんだ時期を乗り越えてきた仲間たちと話すそうです。まさにただっち自身がその一人だし、ね。結局、発信の大事さと、継続の大事さ。原点が大事だなっていうのは変わらない。自分が何者なのかを知るのが、すごく大事な時代かなと思います。
- Q. 2年分のLIVE発言から本を作るって、具体的に何をしたんですか?
- A. LIVEで説明されていたのは3ステップです。①公ちゃんのVoicy「共感ストーリー®Radio」出演回の文字起こしを分析して「過去・現在・未来」の軸を出す ②2024年4月後半からの朝LIVEを話者分離して、ただっちの発言だけを一言一句すべて並べる ③その軸に発言を肉付けして本にしてくれ、とAIに指示する。結果、約6万字の本「AIと仲良くなる練習」とLPが、ほぼ一発出しで出来上がったと紹介されていました。
- Q. どのAIを使ったんですか?
- A. Claude Codeの「Fable 5」とCodexの2つを掛け合わせたとのこと。Codexは徹底的に追求してやりきる力と画像生成が得意なので表紙やLPのデザイン担当、ただし文章が硬いのでAnthropicのClaudeで文章を整える。Fable 5は視野が広く視座も高いので全体のオーケストレーション担当、という役割分担で説明されていました。
- Q. 「グリルミー」って何ですか?
- A. LIVEでは「自分に足りない情報を全部聞いてくれ」という意味の指示だと説明されていました。もともとエンジニアの人が使っていた言葉で、これを言うとAIが足りない情報を全部質問してくるので、それに答えていくだけで成果物が立ち上がる、とのこと。ただっちは「グリル、焼き尽くして出し尽くすみたいな感じですね」と表現していました。
- Q. AIに本を作らせると、内容が捏造されませんか?
- A. LIVEでは「これ全部捏造しないで、要はただっちが発言してきた内容と、共感ストーリーを伝える軸で作ってる」と説明されていました。過去の発言データベースそのものを素材として渡しているため、AIが新しいエピソードを創作するのではなく、実際に話した内容を整形して構成する形になっている、という話でした。
- Q. 続けるのが苦手なんですが、何から始めればいいですか?
- A. ただっちが挙げていたのは「環境は一人でやらないこと」。少人数の朝コミュニティで毎朝メンバーと顔を合わせる、朝LIVEもゲストと話すから続けられる、決まった時間に決まったことをやる仕組みを作る、という3点でした。ひろくんからは「いつに何をやるかを先に宣言してしまう」という方法も紹介されていました。
まとめ:薄めてない言葉を、貯め続けた人が強い
2年分の朝LIVE発言と、公ちゃんのインタビュー1本。この2つだけで、約6万字の本とLPが一晩で立ち上がりました。魔法みたいに見えるけど、種明かしをすれば全部ただっちが2年間しゃべってきた言葉です。AIがやったのは、紡いで、並べて、形にすること。料理で言うと、2年分こつこつ引き続けた出汁があって、共感ストーリーという献立があったから、コースが組めた。出汁がなければ、どんなに腕のいいシェフでも作れないんですよね。
「でも私、2年分の発言なんて無いんだけど」って思った方へ。私も今日それ思ってました。でも、この日ただっちが話してたことを聞いてたら、順番って本の逆なんだなって気づいたんですよね。ただっちが続けられた理由に挙げてたのは「一人でやらない」こと。決まった時間に、誰かと顔を合わせる場所があったから。そこで毎朝10分、AIと対話する。それを2023年の5〜6月からずっと。で、その溜まったものを公ちゃんがインタビューで引き出す。本になるのは、いちばん最後なんですよ。ただっちだって、2年前は「AIを検索の代わりだと思っていた」人でしたし。私も、まず自分の鍋に火を入れるところからだなあ、と聞いてて思いました。
だから今日の結論は「AIがすごい」じゃなくて、「薄めてない言葉を、貯め続けた人が強い」でした。AIで本を作る方法を探してる人ほど、まず貯めるところから始めるのが近道なんだと思います。今日はまだ何も貯まってないよ、という人も大丈夫です。ただっちだって2年前は「AIを検索の代わりだと思っていた」人ですから。まずは10分、AIと対話するところから。そして誰かと顔を合わせられる場所を、ひとつ持つところから。
COLUMN
ひろくんコラム:人の本は一晩で作るのに、自分の本は「作る作る」で3年経った

LIVEの終盤、自分で言っておいて一番刺さったのが「いや俺の本作れよ」でした。ただっちの本は一晩で6万字。じゃあ自分のは? 作る作るって言い続けて、まだ1文字も出てない。人の原液は瓶詰めするのに、自分の原液は冷蔵庫の奥で忘れられてる。これ、私の中の「抱え込みOS」がまだ生きてる証拠なんですよね。人のためなら動けるのに、自分のことは後回しにする。入院してた時期も、結局そうやって全部を抱えたまま倒れたんだった、と思い出しました。
この「自分の判断基準を外に出す」作業、実は分身AIを育てるときにさんざんやりました。100日間、分身AIに任せて転びながら学んだことをまとめた記録が「分身AIと歩んだ100日──AIに任せて転びながら学んだことの全まとめ」にあります。AIに何かを任せようとすると、まず自分のコンテキストを言語化させられる。今日ただっちが「多くの人はコンテキストが自分でも把握できてない」と言ってたのは、まさにこの壁のこと。任せる作業って、実は自分を棚卸しする作業なんですよ。
もうひとつ、耳が痛い話を書いたことがあります。分身AIが私の声を半分聞き間違えていた——叱責ログの51%が私の設定した仕組み由来だった、という分身AI日記 DAY84の回です。AIが私の意図を外していたんじゃなくて、私が渡した文脈が濁ってたからブレていた。今日の話とぴったり裏表なんですよね。ただっちの本がブレなかったのは、2年分の発言という濃い原液があったから。私の分身AIがブレたのは、原液を渡しきれてなかったから。
料理で言うと、出汁を仕込むのは毎朝の地味な作業で、誰も褒めてくれない。でも、それを2年続けた人の鍋からしか、あの味は出ない。ただっちの誕生日にお披露目したあの本は、AIの手柄というより、2年分の早起きの手柄だったなあと思います。さて、じゃあ私も自分の鍋を覗いてみますかね。凸凹のまま貯めてきた原液、たぶんもう十分濃いはずなので。
今日の話で「私も自分のストーリーをVoicyで話してみたい」「分身AIに渡せるカルピス原液を作りたい」と感じた方へ。公ちゃんが今、「共感ストーリー®Radio 出演&記事LP掲載パック」モニターを月5名限定で募集中だよ。
Voicy「共感ストーリー®Radio」ゲスト出演+共感ストーリー記事LP制作+小冊子PDF(通常5万円のオプション)の3点セット。通常27万円 → モニター価格11万円(税込)。一度の対談から「音声+記事LP+小冊子PDF」が生まれて、何度でも働く営業資産になる仕組み。
料理で言うと、ひとつの食材を仕込んでおけば朝・昼・晩で別の料理に化ける作り置きみたいな感じ。一度の対談から3経路でストーリーが残り続けるよ。
🎤 共感ストーリー®研修所 STORY(松下公子)
元アナウンサー歴約20年。「共感ストーリー®」メソッドの開発者として、自分の物語で人を動かすスピーチ・発信術を指導。Voicy「あなたの魅力を引き出す!共感ストーリー®Radio」も配信中。火曜の朝LIVEでは、体験談をAIと掛け合わせて「選ばれる発信」を一緒に探究しています。
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起業家・経営者のためのAI実践型コミュニティ。AI実践ワークショップ・AIクリエイティブ会・AI目標達成会が月額5,500円で遊び放題!AIMUNIQ(株)主催。今日話していた「AIと10分間対話するワーク」も、日々コミュニティで実践中です。
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📺 この日のLIVE情報
| 配信日 | 2026年7月14日(火)朝6:30〜 |
|---|---|
| テーマ | 共感ストーリー×AI / 2年分の朝LIVE発言が1冊の本になった日(ただっち誕生日サプライズ) |
| 出演者 | ひろくん(田中啓之)× 公ちゃん(松下公子)× ただっち(多田啓二) |
| アーカイブ | 動画で確認する |
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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成・画像制作にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。