
GPTs研究会LIVE / AI仕事術 / 出演:ひろくん(田中啓之)
声だけで成果物が出てくる|Codex音声対話×AGI Cockpit実験LIVE
2026年7月29日(水)朝6:30 LIVE / 出演:ひろくん(田中啓之)単独回
最終更新: 2026年7月29日
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。水曜の朝6時半はいつも高崎さん(ゲタバコ先生)をお迎えしている枠なんですが、この日は高崎さんが引き続き海外。というわけで、私ひとりでお届けした回でした。
で、ひとりだからこそ、やりたかったことがあって。キーボードをほとんど触らずに、声だけでどこまで「人に渡せるもの」が出てくるのか。それを台本なしの一発勝負で、そのまま画面に映しながら73分やってみたんですよ。うまくいった場面も、AIとブラウザの取り合いになった場面も、全部そのまま入っています。
📺 今日の出演者
- ひろくん(田中啓之)……3方よしAI共創コンサルタント。家事と子育てのスキマで「社長無人化計画」を進行中。この回は水曜レギュラーの高崎さんが海外のため単独回で、Codexの音声対話・AGI Cockpit・アシュラを実際に動かしながら進めました。
🍳 3行でわかるポイント
- Codexの音声対話(Codexボイス)に声で頼むと、1枚図・30秒トーク・多重構造の設計図・ダッシュボードが、その場で組み替わりながら出てきた。料理で言うと、鍋の前に立ったまま「もうちょい濃いめで」と言うだけで、味付けが変わって皿まで出てくる感じ。
- そのCodexから、AGI Cockpit(AIチームの司令塔)へ声だけでリサーチを依頼。Claude Code Opus 5のマスターエージェントが調べ、GPTs研究会の会員数8,831人・残り1,169人、メルマガ登録率2.3%、そして「集客と紹介の仕組みが一本もない」という指摘が返ってきた。
- デザインが「AIっぽい」と感じたら、声で4人のデザイナーにコンペを開かせる。判断軸は分身AIひろくんが持っているので、AI同士が話し合って並べてくる。料理で言うと、作った本人が味見しつづけると舌が慣れてしまうから、別の人に味をみてもらう感じ。人間に残るのは「何をよしとするか」という判断軸と暗黙知の言語化だ、という話でした。
🎬 LIVE配信アーカイブ
水曜の朝、高崎さんは海外。ひとりでCodex音声対話の実験を始める


2026年7月29日、水曜の朝6時半。この枠はいつもならIF塾の高崎さん(ゲタバコ先生)と2人でやっているんですが、この日は高崎さんが海外滞在中。冒頭、私はこう切り出しました。
▶ひろくん(0:34〜)「毎週水曜日は高崎さんゲストにお迎えしてやっておりますが、高崎さん引き続き旅行中、海外に行っておりますので、私一人で今日もお届けしていきたいなと思います。改めまして、三方よしAI共創コンサルタントの田中啓之です。ひろくんと呼んでください。今日もよろしくお願いいたします」
この一言、聞き返すとちょっと嬉しそうなんですよね。相方がいない朝って、普通は寂しいはずなんですけど。
で、ここからいきなり本題に入らず、前日の地震の話を少しだけ。私自身、まったく気づかなかったんですよ。こういう時こそAIが役に立つ場面があるんじゃないか、という話をしました。ロボットも、避難所の環境も、ご飯も。ただ現場では電気も電波もない可能性があるので、そんな悠長なことは言ってられない、というのも同時に思っていて。それでも「こういう時はこうしなきゃいけない」という謎の空気じゃなくて、むしろ楽しむくらいの勢いでいけたらいいのにな、と。防災の話をしているのに不謹慎かもしれないんですけど、私はそっちの側に立ちたいなあ、と思っています。
そして、この日のテーマ。
▶ひろくん(2:08〜)「ということで今日はですね、声だけでなんと成果物が出てくるという、このCodexの音声対話、Codexボイスですね。これ先日からお届けしておりますが、非常にとても優秀ですし有効かなと思っています。AGI Cockpitとかアシュラのような AIツールとかですね、スキルとか、そういった部分を自分で育んできているときには、そのAIツールとかですね、音声で対話しながら操れるっていうのがとても有効だなと思っております」
「実験も兼ねて」。ここ、私はけっこう好きな入り方だなと感じます。うまくいく保証がないまま画面を出すの、正直こわいので。
ここ、ひとつだけ整理しておきますね。Codexの音声対話(Codexボイス)というのは、OpenAIのCodexアプリに向かって、文字を打たずに声で話しかけると、AIが声で返してきて、そのまま作業まで進んでくれる機能のことです。料理で言うと、レシピを紙に書いて渡すのが今までのプロンプト。声でやるのは、キッチンに立っている相棒に「あ、それ弱火にしといて」と口で言う感じ。手はふさがったままでいい。ここが決定的に違うんですよ。
で、私が面白いと思っているのは、その先。声で話しかけた相手が、AGI Cockpit(AIチームの司令塔)やアシュラ(IF塾のAI開発コミュニティで作られている、目的別のAIツール群)を裏で動かしてくれるところなんです。声はあくまで入り口。その奥に、すでに育ててきた道具が並んでいる。そこが繋がると、何が起きるのか。それをこの日は、台本なしで確かめにいきました。
実際、始まる前から私のパソコンはウィンドウが開きすぎて何が何だか分からない状態で、「整理してからやっていきたいなと思うんですが」と言いながら片付けるところからスタート。準備万端の教科書デモじゃないんですよ。そのへんも含めて、そのまま見ていただいた回でした。
スライド115枚の話から見えた、指示から「委ねる」への切り替わり


実験に入る前に、直近のアーカイブをざっと見返しました。まず月曜、ただっちと一緒にやった回。あれ、声だけでスライドを115枚作ったんですよ。数字だけ聞くと「量産しただけでしょ」と思われそうなんですが、そうじゃなくて。
▶ひろくん(4:51〜)「これはちゃんと1枚1枚作り込んだ内容ですし、もちろんここはこう変えてくれっていう風に切り替えることもできます。AIチームにね、まさに仕事割り振るとか、結局現場に居ながらできる。僕も料理しながら今ハンズフリーでやったりとか、このライブも後で実際デモしますけども、音声対話しながらライブしながらってやってるんで、一石二鳥三鳥四鳥ぐらいあるのかな」
「一石二鳥三鳥四鳥」。数えているうちに増えていく感じ、聞いていて笑ってしまいます。
1枚1枚、中身を作り込んである。しかも「ここは変えてくれ」と声で言えば差し替わる。この日のLIVE自体も、私は音声対話をしながら喋っていました。配信しながら、AIチームに仕事を振りながら、視聴者さんのコメントも読みながら。一石二鳥どころじゃないんですよね。
で、この「ながら」が成立するようになったのは、たぶん技術というより、私の頭の中のスイッチが切り替わったからだと思っていて。
▶ひろくん(7:10〜)「もう無意識、自転車が無意識とか自動車が無意識で運転したりとかしてるように、もうAIと慣れ親しんできると、AIを指示するということを考えるんじゃなくて、もう委ねていくってことができるようになってくる」
「委ねていく」。この言葉に切り替わった瞬間が、たぶん分かれ目だと私は見ています。
これ、自転車と一緒なんですよ。乗り始めたころは「右足を踏んで、ハンドルはまっすぐ」と考えている。でもある日から、考えなくなる。考えないから、乗りながら景色を見られるし、人と喋れる。AIも同じで、「どういう指示文にすれば伝わるかな」と考えているうちは、頭がそこで埋まる。その段階を越えると、口から出した言葉がそのまま仕事になる。
並列作業についても同じ話をしました。料理で言えば、手元の包丁を見なくても切れるようになった人は、鍋を気にしながら切れる。掃除機をかけながらでもいい。逆に、運転中のような「有意注意」が要る場面ではやらない。そこの線引きはちゃんとしてくださいね、と。
▶ひろくん(6:20〜)「それをやりながら、このゴールコマンドみたいな、もう1日でも2日でもずっと開発とか作業してくれるようなものをやっている間はですね、逆にもう音声も何もかもデバイスも無視して子供と遊ぶとかですね、っていう時間もやっぱ大事かなと思うんで、メリハリつけたオンオフと、オンオフのない何かやりながらやるということの組み合わせ、これがとても僕は今快適に仕事できているやり方だなと思っています」
「メリハリつけたオンオフと、オンオフのない何かやりながら」。この2つを並べて言えるのが、いまの私の手応えです。
ゴールコマンドを走らせている最中は、AIが1日でも2日でも勝手に進んでくれる。だったらその間、私はデバイスを全部無視して子どもと遊べばいい。「ながらでやる時間」と「完全に離れる時間」を両方持てるようになったこと。これが今のところ、私にとって一番快適な仕事のかたちです。
あ、ちなみにこの日は「イヤホンじゃないとハウリングする」問題と、配信ツール側の音声トラブルにずっと悩まされていました。そういうのも、まあ、生放送なので。
声で回すために要るのは3つ ― ゴール・コンテキスト・カルピスの原液


じゃあ、声だけで回すために何を準備しておけばいいのか。ここは私がずっと言っている話とつながります。先日書いたGraphエンジニアリングの記事を画面に出しながら、こう説明しました。
▶ひろくん(8:48〜)「こういうようなAIのプロンプトとコンテキスト、ハーネスみたいな、ハーネスの部分の仕組みと、このループという部分、この2つがあれば、ほぼほぼ全て自分の判断をしなくても勝手にやってくれるようになってきてますので、こちらのゴール、目的の得たい結果何なのかっていうところが明確に示せると、もう音声対話だけで、あとはここのモデルが動いてプロンプトを指示してコンテキストを入れて、ハーネスでしっかり仕組みとして、ループで仕上げてくれるところまでやってくれると」
言葉が横文字で難しいと思うので、料理で言い換えますね。プロンプトが注文。コンテキストが「誰に、どんな場面で出す料理か」という背景。ハーネスが厨房の段取りと器具の並べ方。ループが味見して直してまた味見する工程です。で、いま何が起きているかというと、厨房の段取り(ハーネス)と味見の往復(ループ)を、AIが勝手にやってくれるようになってきている。だから人間側に残る問いは、たった2つに絞られてきたんですよ。
▶ひろくん(9:45〜)「問題はどんなゴールなのか。そして背景、文脈、コンテキスト。なぜそこのゴールに行きたいんですか。そしてカルピスの原液、その素材ですよね。自分の固有の素材をいかに入れていくかっていうところですね。それがただの成果物として何かね、ただのLPがあればいいんじゃなくて、やっぱ自分のストーリーを入れたいよねとかあると思うので」
ここ、この日いちばん大事なところだと私は思っています。カルピスの原液というのは私の言い方で、自分の固有の素材のこと。自分がどこで転んで、何にこだわってきたか。その話が入っていない成果物は、ただのLPであって、自分のLPじゃない。AIがどれだけ賢くなっても、原液だけは自分の中からしか出てこないんですよね。だから、原液を薄めずに届けること。ここが全部の分かれ目になります。
もうひとつ、この流れで紹介したのが咽喉マイクです。喉に貼り付けて、か細い声でも入力できるというマイク。デモ動画を画面に出しながら、こう言いました。
▶ひろくん(11:28〜)「これまさに新幹線でやってますけど、外がうるさいとか、あとは声が小さくしかしゃべれない。囁き声でも入力できる」
これ、地味に効くと思っていて。声で回す働き方の最大の弱点って、「声を出せない場所では使えない」ことなんですよ。電車の中、カフェ、家族が寝ている夜。そこが囁き声でいけるなら、使える時間帯がまるごと増える。私もこの日、「ちょっと買ってみようかな」と言っていました。
ちなみにこの回では、私がよく言うグリルミー(AIに逆質問させて、答えていくだけでコンテキストが埋まる進め方)も、音声でまったく同じようにできる、という話をしています。やりたいことを言って、グリルミーして、実装してくれ。それでやってくれるんですよね。横文字が難しくても、聞かれたことに答えていけば埋まる。入口はそこで大丈夫です。
AGI Cockpitとアシュラ ― AIチームの司令塔と、非エンジニアのための奥義たち


実験に入る前に、この日の主役2つを紹介しました。まずはAGI Cockpitから。
▶ひろくん(12:30〜)「AGI Cockpitっていうのは、こちらのライブでもゲスト出演いただいた石川陽太さんが開発しているツールなんですけども、もうバージョンアップが最近やばい。26日、27日、29日ももうめちゃくちゃバージョンアップしてくれてるんですけども、何ができるかっていうと、ざっくり言えば全部やってくれるよ、とか、最新のAI全部使えるよ」
ここでいちばん大きいのは、AIを乗り換えるための引っ越し作業が要らなくなるということなんですよ。料理で言うと、和食の板前もフレンチのシェフも中華の料理人も、同じ厨房に立っている。注文が来たら、誰が作るかは向こうで割り振られるらしい。私はどの店に行くか選ばなくていい。
この日、画面に並んでいたのは、クロードコード、Codex、アンチグラビティ、カーソル、グロック。ターミナルも使えるし、Cockpitエージェントを通せばローカルのLLMやOpenRouter経由で世界中のモデルにも届く、という説明をしました。名前は覚えなくて大丈夫です。「よく聞くAIは、だいたい全部この画面から呼べる」くらいの受け取り方で十分だと思っています。
▶ひろくん(13:20〜)「この親のマスターエージェントってやつがいるので、そのマスターエージェントってやつにボスに言うと、その下の配下のAIカンパニーみたいにAIチームを組んで、CodexとGrokとClaude Codeとみたいなドリームチームを作ってですね、作業をすることもできますし、AI同士で会議をすることもできるんですね」
ここが司令塔と呼んでいる理由です。私はボス(マスターエージェント)にだけ話す。その下でAIカンパニーが編成されて、CodexとGrokとClaude Codeのドリームチームが組まれる。しかもAI同士で会議ができる。オートランで自動起動・自動終了もできるし、スマホからも叩ける。だから「パソコンの前にいないと仕事が止まる」という前提が、そもそも消えるんですよね。
もうひとつがアシュラ。水曜レギュラーの高崎さんが開発している、AI開発コミュニティです。
▶ひろくん(14:35〜)「このアシュラですね、非エンジニアのためのAI開発コミュニティという形になってまして、このアシュラでできることっていうのが、まさに奥義、ワークフロービルドの奥義があるんですけども、ここにゲームみたいなやつもあるし、奥義がここにいっぱいある。スライドメーカーとか、株式のレポートとか、あとLPを作るとかね」
この「奥義」というのが、目的別に作り込まれたワークフローのことで。スライドメーカー、LPメーカー、株式レポート、ショート動画、note自動投稿、公式LINE作成、3D、漫画、音楽、Instagramのカルーセル投稿——この日の時点で20本以上並んでいました。私はInstagramのカルーセルのやつを見て「あ、これちょっと試したいですね」と口走っています。
で、この日いちばん強調したのが精度の話です。「これただ単純にスライドメーカーを使わずに作ると何が違うかっていうと、精度が全然やっぱ違うんですね」と私は言っていて。ちゃんと作り込まれた奥義は、プロフェッショナルなスライドを作ることに特化している。LPもゲームも同じキットになっているから、こういうふうにやりたいんだよね、と言ったときのゴールにたどり着きやすくなる。
ここ、けっこう誤解されやすいところだと思うんですよ。「ChatGPTでもスライド作れるじゃん」と。作れます。でも、プロが現場で使う品質にたどり着くまでの往復回数が全然違う。惣菜屋で言えば、毎回イチから煮物のレシピを考えるのか、店で20年練り上げた仕込みのレシピを使うのか、の差です。ゴールに一発で着地しやすくなる。それが奥義の正体でした。
で、この2つをどう使い分けるか。声で全部やろうとすると浅瀬から出られないので、深く作業させたいものはAGI Cockpitに繋ぐ。ゴールが決まっている成果物はアシュラの奥義に流す。この日はその両方を、声だけで叩きにいきました。
Codex音声対話で実験開始。1枚図が多重構造とダッシュボードに育っていく


さて、ここからが本番です。Codexアプリの音声対話ボタンを押して、スタート。ちなみにこの日、私の声とAI側の声のどちらが配信に乗っているのか分からず、「AI側の声が聞こえてなかったら教えてください」とお願いしながら進めていました。実験なので、うまくいくかどうかも分からないまま、とりあえずやってみようという感じですね。
ここで固有名詞がもうひとつ出てくるので、先に片付けておきますね。ヘルメスというのは、この日Codex自身が「連絡と記憶のハブです」と説明していたツールです。AGI Cockpitが現場を動かす司令塔なら、ヘルメスは連絡帳とメモ帳の役。誰が何をどこまでやったかを記録して、次の人に渡す係だと思ってください。私はこの日、AGI Cockpitと一緒に使えますよ、という紹介だけしています。
最初のお題は、Codex自身に聞きました。「これ使って、なんかすごい、こんなことできるんだっていうデモをしたい。おすすめの方法ありますか」と。返ってきたのが「このまま使って60秒でAIチームが動いたを見せるデモだよ」という提案です。じゃあ、その通りやってみましょうか、と。AGI Cockpitとヘルメスの違いを1枚図と30秒トークにして、と声で頼みます。
▶Codexの音声(AI)(21:53〜)「任せて。今のライブ向けの一枚図と30秒トークを出すね。図はもう出しておいたよ。人がただ声で頼んで、コックピットがAIチームを動かし、ヘルメスが連絡と記録をつなぐ流れになってる。30秒トークはこれ。今声でAIチームに仕事を振りました。コックピットはAIたちの司令塔、ヘルメスは連絡と記憶のハブです」
数秒です。声で言って、数秒で図と台本が出てくる。で、面白いのはここから先が、会話でどんどん組み替わっていくところなんですよ。私はまず「アシュラを絡めたらどうなるか」を追加で頼み、次に「AGI Cockpit経由じゃないアシュラ単体版も」と頼み、さらに「LPもスライドも公式LINEもnoteもInstagramも同時にやる場合は?」と広げていきました。
そこで思いついたのが、階層の話。
「これさ、例えばCodex親タスクからLP担当は、LP担当からヘルメスとかAGI Cockpitを使うっていう多重構造にもできるのかな」。声でそう投げると、数秒でこう返ってきました。
▶Codexの音声(AI)(24:37〜)「できるよ。多重構造の図を今出しておいたよ。親が全体を見て、LP担当がさらに調査、コピー、図解に振って、コックピットは管理、ヘルメスは連絡って配置になってる。ポイントは作業する人と管理や連絡を混ぜないこと。LP担当の下に小さなAIチームがぶら下がって、コックピットが進捗を揃える」
ここ、私が一番「お」と思った返しでした。作業する人と、管理や連絡をする人を混ぜない。これ、人間の組織でも同じですよね。プレイヤーが進捗管理まで背負うと、どっちも中途半端になる。惣菜屋で言えば、揚げ場に立っている人がレジ打ちと在庫発注まで全部やったら、そりゃ天ぷらが焦げる。AIチームでも構造は変わらないんだな、と。
で、階層が深くなると、今度は人間側が追えなくなる。だから次にこう頼みました。
「何がどう動いてるかっていうのが分かりづらいと思うから、なんかダッシュボードみたいなのを作って、人間側からはマスターとだけ話をする。全部の状況をダッシュボード見てれば分かるみたいなものを作れるかな」。これ、この日いちばん実用的なコツだと思っています。並列で走らせ始めると、「これ誰に言ったんだっけ」「どのセッションだっけ」が本当に分からなくなるんですよ。会話の履歴を遡っても思い出せない。だから1個のマスターに全部投げて、状況はダッシュボードで見る。人間もAIも、同じ画面を見ながら「ああじゃない、こうじゃない」と言えるようになる。
そして最後にもう一段。指示を出すこと自体がめんどくさいし、頭が追いつかない。だったらそこも分身AIひろくんに委ねて、おかしいところだけ人間の私が直せばいい。そのフィードバックを学習して、分身AIも育つ。そういう設計にできるか、と聞きました。
▶ひろくん(26:35〜)「俺目線でいくと、AI秘書と話をしてたら、分身のAIとか専門家とかキャラクターとかいろんなAIが勝手に動いてもらって、目的達成のためにどう動けばいいかっていうチーム編成を考えてくれて、それを実行してくれているのがダッシュボードで見ながら分かって、そのAI秘書一人と話せば全部が完成するっていうイメージ」
人間の私が話す相手は、AI秘書の凛ちゃんひとり。裏では分身AIひろくんがチーム編成を考えて、専門AIたちが実務を進める。AGI Cockpitとヘルメスが進捗と連絡を支えて、全部ダッシュボードで見える。私がやるのは、目的を伝える・眺める・公開を決める。それだけ。ここまでの設計が、声だけで10分足らずで組み上がりました。ちなみに「味見」というのは私が元料理人なので全部そう言い換えているだけで、評価とかレビューとか確認という意味です。
声でリサーチを投げ、デザインコンペをAIに開かせる ― AIがAIを動かす現場


設計ができたので、実際のゴールを入れました。GPTs研究会を1万人にする。目的は「AIで愛が循環する」というパーパスがあるから。ローカルファイルもカルピスの原液のナレッジも全部調べ尽くしてから、軸がブレない設計をしてほしい、と。
ただ、Codexが返してきた会員数が仮置きだったので、そこで止めました。
「ちゃんと最新の情報を調べておいてください。分からなかったらAGI Cockpitに聞けば分かると思うんで、Claude CodeのOpus 5のマスターエージェントに、今ここに関わるものを全部依頼してリサーチして、それをまとめてレポートを受け取って確認してから進めてください」。声で、そう頼みました。
ここ、この日いちばんの見どころだと私は思っています。Codexに向かって喋っただけで、AGI Cockpit側に指示が飛ぶんですよ。CodexのリサーチよりAGI Cockpitのディープリサーチのほうが強いし、ローカルの資産も全部入っている。だったらCodexに調べさせるより、Cockpitに投げたほうがいい。それを口で言うだけでいい。
画面を切り替えると、AGI Cockpit側ではClaude CodeのOpus 5に「あなたはGPTs研究会1万人到達のマスター調査エージェントです」という長いプロンプトが、勝手に立ち上がっていました。
▶ひろくん(31:11〜)「今これ話したじゃないですか、Codexと。で、AGI Cockpitに調べさせてって言ったら、AGI Cockpitにこうやって指示が飛んでくるんです。僕は何も触ってないわけですよ。だからソファーとか、くつろぎながら、散歩しながらでも、今みたいに話をしてる。あれ、iPhoneからでもできますからね、Codexの」
私は一文字も打っていない。長いプロンプトも書いていない。声で「Cockpitに聞いといて」と言っただけで、向こうでマスターエージェントが立って、調査が始まっている。しかも上限が来たら別アカウントに切り替わる機能もある(切り替えには3分ほど待ちが要りますが)。ソファでくつろぎながらでも、散歩しながらでも、iPhoneからでも同じことができる。これができると、働き方がまるごと変わるんですよね。
ちなみにこのとき画面に出ていた指示文には、こう書いてありました。「まず調査だけを行い、外部公開・投稿・送信・課金・削除・push・mergeは一切実行しないでください」。声でざっくり頼んでも、取り返しがつかない操作には最初から柵が立ててある。ここ、地味だけど大事なところで。委ねるというのは、何でも勝手にやらせることじゃないんですよ。戻せることは任せて、戻せないことは自分が決める。その線をあらかじめ引いておくから、安心して手を離せる。
で、Cockpitが調べている間、私は別の作業を進めました。ここが並列のうまみです。先ほど組んだ設計から、モックアップのダッシュボードが出てきたんですが——正直、いまいちだったんですよ。いかにも「AIが作りました」という見た目で。そこで、こう言いました。
▶ひろくん(37:35〜)「もっとこの見やすく分かりやすく、グラフィカルになんか表現してほしいんだけど、一旦、これが最高じゃないかって思われるAIっぽくなっちゃってるので、このデザイナーさん入れてデザインコンペ開いてください。4人ぐらい全然違ったタイプのデザイナーさんに依頼をして、それをちょっと作ってみてください。提案合戦をしてください」
4人でも10人でもいい。全然違うタイプのデザイナーの視点で、同じ情報をどう見せるかをコンペさせる。そして「もし分からなかったら分身AIひろくんに聞いてみて」と付け足しました。ここ、地味だけど重要なところで。
▶ひろくん(39:20〜)「これ今何やったかっていうと、僕の分身AIはいろんな価値観とか判断軸を持っているので、僕経由で、こんな風にやったら俺見やすいよっていうのは僕の分身に考えて、デザイナーとコンペをやってるわけですね。だからまさにAI同士で話ししながら、ああじゃないこうじゃないってデザインを作らせてきて、出来上がったものが僕の目の前に並んでくる」
つまり、私の好みを毎回説明しなくていいんですよ。「俺はこう見えると読みやすい」という判断軸は、すでに分身AIが持っている。だから分身AIがデザイナー役のAIたちと直接やり合って、出来上がったものが私の目の前に並ぶ。この間に、さっきのリサーチは別のところで走り続けている。まさにAIがAIを動かしている状態です。
この流れの延長で、私はフィジカルAIの話もしました。数年のうちに、料理も掃除も洗濯も、接客も調理も販売も納品もサポートも、ロボットがやってしまう。じゃあ人間は何をするのか。
▶ひろくん(40:30〜)「何が人間やるかといったら、何がいいとするというこの判断軸とか暗黙知ですよね。現場でやってて、やってることを、あのこんな感じなんだよねみたいな、数値化されてないことを言語化していったりとか、そういったことが大事になってくるのかなと思います」
ここ、私の答えです。「何をよしとするか」という判断軸と、現場に染み付いた暗黙知の言語化。数値化されていないものを言葉にしていく仕事。これは人間の側に残る。というより、ここを言葉にできた人からAIに委ねられる範囲が広がっていく、という話でもあります。
そして、任せた判断が間違うこともある。だから責任を持って見る。「俺は人間側としてこう捉えてるよ」とフィードバックすると、「あ、そうだったんだ」と言って分身AIが成長する糧になる。並列作業が当たり前になった分だけ、分身AIを育てて判断を渡していく。これがこの日の、いちばん芯にある話でした。
8,831人と「集客の仕組みが一本もない」― そして入り口を1つに決める


しばらくして、AGI Cockpit側のリサーチが返ってきました。
▶ひろくん(43:20〜)「今8831人、残り1169人。いい感じですね。毎日4、5人が増えてる感じですかね。ジワジワと増え続けていますが、なんかこれはなんか一気に1万人に持っていきたいなっていうのもあるし」
グループを作ったのが2023年11月11日。作ってすぐ600人になって、1周年で4,000人、そこから6,000、7,000、8,000。本当にありがたいなあ、と画面を見ながら思っていました。ただ、レポートはそこで終わらない。ペースが落ちていること、そして数字の内訳まで返ってきます。
まず、メルマガ。Facebookグループに入った人のうち、メルマガに登録している人は2.3%しかいない。ここ、正直いちばん耳が痛かった数字です。その場では「皆さんメルマガ登録ぜひお願いします」と言うのが精一杯でした。そしてもうひとつ。
▶ひろくん(45:17〜)「集客の仕組み、紹介の仕組みが一本もない。すごい鋭い指摘が。もう本当にやりっぱなしなので」
集客の導線も、紹介の導線も、一本もない。画面に出ていたレポートには「工場はフル稼働、集客の水車が1本もない」と書かれていました。作るほうは全力で回っているのに、外へ流す水路がない、という指摘です。いや、その通りなんですよ。やりっぱなしなので。理念のほうは「凸凹のまま夢中に生きる」「AIで愛が循環する世界」「AIに委ねて人は積み減らして生き直す」と、ちゃんと私の原液を拾ってきていて。AGI Cockpitは私の母艦で、全部の情報が入っているから、こういう突き方ができる。おまけに「1万人の定義はどっちですか。実践会を足したらもう1万人行ってますけど」と聞き返してきました。鋭いんですよ、これが。
で、これ、私だけの話じゃないと思っていて。いいサービスを持っているのに、集める導線と、紹介してもらう導線を作っていない。厨房はフル稼働なのに、店の外に道が出ていない。コーチでも士業でもサロンでも、けっこう当てはまるんじゃないかなあ。私はこの日、それを他人にではなく自分に突きつけられました。痛かったけど、伸びしろしかないじゃん、とも思ったんですよね。
そのあいだにデザインコンペの案も出そろいました。新聞っぽいやつ、ゲームっぽいやつ、きれいで見やすいやつ。私は3番を採用。声で「デザインは3番で採用しますので進めてください」と言うだけです。並行して、アシュラのスライドメーカーで説明資料、LPメーカーでFacebookグループとAI氣道メルマガのLPを、それぞれ新規タスクで走らせました。
後半、面白かったのはアシュラの占い系の奥義です。四柱推命と姓名判断で、GPTs研究会そのものを鑑定してみる。誕生日は2023年11月11日。出てきたのは「自立、行動、仲間の力が中心」「知恵と愛嬌を合わせ持つ」で、大吉。ただの遊びに見えるかもしれませんが、そうじゃなくて。
「この占い結果を加味した、さっきのプランを作ることもできるんですよ」。ここが結構面白いところで、アシュラの占いシステムで診断した結果を意識したマーケティングプランを、そのまま作らせることができる。
経営者さんで、自分の会社の誕生日を見る人ってけっこう多いんですよね。私の診断結果と、GPTs研究会の診断結果と、ただっちの診断結果をくっつけて、この3者が一体でゴールを達成するにはどうするか、と聞くと、本当にいいプランが出てきたりする。占いを占いで終わらせず、そのままマーケの材料に流し込めるのが、奥義が横に並んでいることの強みでした。
ちなみにこのあたりでCodexが勝手に画面操作を始めて、私の画面共有と取り合いになっています。「AIと今ブラウザの取り合いをしています」と実況しながら切り替える羽目に。こういうのも、そのまま出てました。
最後に、この日の結論です。
▶ひろくん(63:20〜)「もうとにかくCodexとか、これ別にCodexじゃなくてもいいんですけど、自分がユーザーインターフェースとしてやりやすいところに、とにかく1個決める。そこにA2AでAIがAIを動かすことができると、何でもできるよって話ですね。MCPもそうですけども」
Codexじゃなくてもいい。自分が一番やりやすい入り口を、とにかく1個決める。そこにA2A(AIがAIを動かす仕組み)が繋がっていれば、あとは何でもできる。AGI Cockpitの画面を開いてタスクを1個ずつ叩くのではなく、Codexの音声対話を全部の窓口にしてしまう。こいつとさえ話していれば、全部の現状が分かるし、どうなっているかはダッシュボードで見られる。これが革命なんですよ。
締めくくりに話したのが、オンとオフの分け方です。料理とか掃除とかは「ながら」でできるわけじゃないですか。風呂掃除しながらAIと話したって、風呂掃除のクオリティはあんまり変わらない。そういう平行してできるところには、AIと話しながら入っていく。「むしろ散歩中にやるとアイデアめっちゃ出てくるし、あとお風呂。それめちゃくちゃおすすめですね」とも言っていました。
散歩中、お風呂、風呂掃除、保育園の送迎の帰り道。ぶつぶつ独り言を言いながら歩いていると、仕事が終わっている。むしろ散歩中のほうがアイデアが出る。ただし、オンオフを切り替えないと脳が焼けるので、睡眠はがっつり取る。子どもと遊ぶ、お祭りを楽しむ、運転する。そういう「ながらではできないこと」の時間には、AIを触らない。それでもAIは止まらずやってくれている。ここのメリハリが、今のところ私の最適解です。
よくある質問

- Q. この日のLIVEはどんな回でしたか?
- A. 2026年7月29日(水)朝6時半からのGPTs研究会 朝LIVEです。水曜レギュラーの高崎さんが海外滞在中のため、ひろくん(田中啓之)の単独回。Codexの音声対話・AGI Cockpit・アシュラを、台本なしでその場で動かしながら73分お届けしました。
- Q. Codexの音声対話(Codexボイス)とは何ですか?
- A. OpenAIのCodexアプリに文字を打たず声で話しかけると、AIが声で返しながら作業まで進めてくれる機能です。この回では、ChatGPTアプリのデスクトップ版を入れるとCodexも使えること、iPhoneではそのまま音声対話ができたこと(Androidはうまくできなかったこと)が語られました。
- Q. AGI Cockpitは何をしてくれるツールですか?
- A. 石川陽太さんが開発しているAIチームの司令塔です。Claude Code・Codex・Antigravity・Cursor・Grok・ターミナルを横断して使え、ローカルLLMやOpenRouter経由のモデルにも届きます。マスターエージェントに頼むと配下でAIチームが編成され、AI同士で会議もできると紹介されました。
- Q. アシュラの「奥義」とは何ですか?
- A. IF塾の高崎さんが開発している、非エンジニア向けAI開発コミュニティ「アシュラ」に用意された目的別ワークフローのことです。この回の時点で、スライドメーカー・LPメーカー・株式レポート・ショート動画・note自動投稿・公式LINE作成・3D・漫画・音楽・Instagramカルーセルなど20本以上が並んでいました。
- Q. 声だけで、実際にどこまで出てきましたか?
- A. 1枚図と30秒トーク、アシュラを絡めた構成図、親子タスクの多重構造の設計図、進捗を見るダッシュボードのモックアップ、4案のデザインコンペ、GPTs研究会の会員数リサーチレポート、四柱推命・姓名判断の鑑定結果まで出てきました。並行してアシュラのスライドメーカーとLPメーカーにも新規タスクを投げています。
- Q. リサーチで返ってきた数字は何でしたか?
- A. GPTs研究会のFacebookグループが8,831人、1万人まで残り1,169人(配信時点)。グループ作成は2023年11月11日。メルマガ登録率はグループ加入者の2.3%で、集客の仕組みと紹介の仕組みが一本もない、という指摘が返ってきました。
- Q. 声で回すときのコツはありますか?
- A. 「今どうなっているか」が分かるダッシュボードを最初に作らせておくこと、そして1個のマスターに全部投げることです。並列で走らせると「誰に言ったんだっけ」が分からなくなるので、人間もAIも同じ画面を見ながら指示できる状態にしておく、と語られました。
- Q. 人間の側には何が残るのですか?
- A. 「何をよしとするか」という判断軸と、現場に染み付いた暗黙知の言語化です。任せた判断が間違ったときに責任を持って見て、フィードバックすること。それが分身AIの成長の糧になる、という話でした。
- Q. AIエージェントを触ったことがなくても、私にもできますか?
- A. この日ひろくんは「その前にAIを使ってこうやってできるってことを知らないと指示も出せないと思うんで、結局はChatGPTとかGeminiとか普通のAIを対話しながら作っていくっていう経験値は必要です」と話しています。まずはいつものAIアプリを、キーボードではなく音声で使ってみるところからで大丈夫です。
- Q. 声で任せると、勝手に投稿や送信をされてしまいませんか?
- A. この回の画面には、AGI Cockpit側に立ち上がった指示文が映っていて、そこには「まず調査だけを行い、外部公開・投稿・送信・課金・削除・push・mergeは一切実行しないでください」と書かれていました。戻せることは任せて、戻せないことは自分が決める。その線をあらかじめ引いておく運用です。
- Q. 費用はどれくらいかかりますか?
- A. この日ひろくんが話していたのは、自身のCodexのプラン(月3万円ほどのもの)を3つ走らせ、Claude Codeも5本動かしている、という使い方です。ここまでは作業量が多い人の話。AGI Cockpitについては「無料でも使えますし、有料になるとより使えると思います」と紹介されていました。
ここに書ききれなかった実験のテンポや、AIとブラウザの取り合いになる場面は、YouTubeのアーカイブでそのまま確認できます。73分あるので、通勤や家事のあいだにどうぞ。
ここまで読んで「奥義を使う側じゃなくて、自分の現場に合わせて作る側に回りたい」と思った方へ、ひとつだけご案内を置いておきます。
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ひろくんコラム ― 味見役が自分ひとりだと、舌が壊れる

私は元料理人なので、AIの話をするときも全部「味見」に言い換えてしまうんですが。この言い換え、実は自分にとっての戒めでもあって。
料理を作った本人が味見ばっかりしていると、だんだん舌ができてきちゃうんですよ。慣れる、というやつです。慣れると、本当に美味しいのかどうかが分からなくなる。だから冷静なプロの目で、盛り付けから何からチェックさせる。作った本人じゃない人が、厳しい目で見る。この一手間があるかないかで、店の味は変わります。
で、この日のLIVEでやっていたことは、結局これなんですよね。デザインが「AIっぽい」と感じたから、私は自分で直しにいかなかった。4人のデザイナーを呼んでコンペを開かせた。しかも判断軸は分身AIひろくんに預けてある。作るAIと、判定するAIを分ける。別の脳みそでチェックさせる。声でやっていたことの中身は、厨房でやってきたことと何ひとつ変わっていません。
それでも、任せる範囲が広がるほど怖さも増えます。AIエージェントの品質管理について書いた記録では、直す腕は生えたけれど止まる関所はまだない、という話を残しました。もう一本、見張り役が48時間で2,619回書いて一度も報告してこなかった話もあります。見張らせているつもりが、見張られていなかった。任せることと、放置することは違うんですよ。ここは何度でも自分に言い聞かせています。
これ、私の中では抱え込みOSから委ねるOSへの書き換えそのものなんですよ。全部自分でやらないと気が済まない古いOSのままだと、道具が増えるほど苦しくなる。委ねるOSに書き換えると、同じ道具が味方になる。AIは横に広げてくれるけど、縦に掘るのは人間の仕事。そこは変わらないと思っています。
じゃあ、どこまで基準を渡せば任せられるのか。私はよくマクドナルドの話をします。世界中どこで食べても同じ味なのは、基準がめちゃくちゃたくさん決まっているから。ポテトを揚げるスイッチも、塩の振り方も決まっている。だから調理の技術がなくても美味しいものが出せる。基準が増えるほど、委ねられる範囲が広がる。AIもまったく同じで、手塩にかけて基準を教えていくと、自分の仕事はどんどん減っていきます。
この日、8,831人という数字を見ながら私が言われたのは「集客の仕組みも紹介の仕組みも一本もない」でした。痛いところを突かれたなあ、と。でも、こういうことを言ってくれる相手を自分の外に置いておけたのが、たぶん一番の収穫なんですよ。
そして最後に残る仕事のことも、私の中でははっきりしていて。場を作って、話を聞いて、伝える。人間がインターフェースとして持てる最低限の技術。あとはAIがどんどんやってくれる。この両輪が回ると、凸凹のまま夢中でいられる時間が増える。競争じゃなくて共創で回すなら、そこが自分の持ち場になります。
できるところから、一緒に整えていこうね。
🌱 今日からできる、いちばん小さい1つ
スマホでいつも使っているAIアプリを開いて、キーボードではなく音声で「今日やることを3つ聞き出して」と話しかけてみてください。返ってきた質問に、そのまま声で答えるだけ。所要3分です。文字を打たずに1往復できた瞬間、この日のLIVEでやっていたことの入り口に、もう立っています。この記事の後半はAIチームを何段も重ねる話でしたが、あれは全部この1往復の先にあるだけ。順番に足していけばいいので、今日はここまでで十分だと思います。
この日の実験は、月曜のただっちとの回からそのまま地続きになっています。横文字のところでつまずいた方は、まず1本目の解説記事から読んでみてね。日々の実験はこのブログと田中啓之(ひろくん)のXでも流しています。
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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成・画像制作にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。