WATCH REPORT

AI社員営業部を実演で解説、吉成さんの営業メールを朝に人が承認する流れ

2026.10.13

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、AI社員とひとり社長【Claude Code経営】chの『【Claude Code】社員ゼロのひとり社長がAI社員17人で営業部を回す全工程を実演』という題の動画を紹介するね。

AIに営業を任せたいと考えています。でも、見込み先を探すところから提案まで、一度に頼んでよいのでしょうか。どこまでAIが進めて、どこから自分が判断するのか。そこも考えます。まずここを決めたいと思います。

ひとり社長の吉成ゆいさんは、17人のAI社員のうち営業部の5人の動きを見せてくれました。夜に集めた見込み先へのメールは、朝に人が見てOKを入れます。日程や診断では、AIが聞いて人が答えます。任せても、人の判断は残りますね。

私が仕事を回している道具、Cockpitには、AIの仕事を自動で動かす「自動便」が登録してあります。10月13日に数えると、登録は380本で、動く設定のものは135本でした。公開・送信・課金・削除の直前は、AIが止まって私に聞く決まりにしています。営業を任せた記録はありません。ただ、この決め方は営業でも考えたいところです。

自分の営業なら、誰に何を渡し、どこで止めるでしょうか。第6章では、営業を5工程に分けて「持ち主・入力・出力・止まる条件」を1枚に書きます。15分でできる手順で、任せる範囲を具体的に決めます。

SPEAKER

AI社員とひとり社長【Claude Code経営】ch

語り手: 吉成ゆいさん。ひとり社長の立場で、自作のダッシュボードの画面を共有しながら、営業部の実演を見せる動画です。

28分01秒、2026年10月9日の公開、日本語です。

この記事の軸は「AI社員に任せる営業の仕事は、人数より先に、工程ごとの持ち主と止まる条件を決めます」。

3行でわかるポイント

  1. 事実(動画): 吉成さんの営業部では、メールは朝に人が承認します。アポ確るんには不足項目を答え、スライドるんには診断前の確認へ返事をします。(第3章へ)
  2. 事実(動画): 全部をまとめるん経由にすると、検品も入り、1時間半以上かかるようになりました。吉成ゆいさんは、依頼の頭に「急ぎ」を付けると担当へ直接届く形に変えています。(第5章へ)
  3. 私ならこうする: 自分の営業を5工程に切ります。各工程の持ち主と入力を決め、出力と止まる条件も同じ1枚に書きます。誰が最後まで担当するかを明らかにします。(第6章へ)

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01

AI社員営業部を持つ17人の会社で、仕事を振り分けるのは誰か

▲目次
営業の依頼を、司令塔のCOO まとめるんが営業部・管理部・制作部・マーケ部・研修中へ振り分け、営業部の1件は1担当が最後まで持つ流れを示した階層の図解
動画キャプチャ: AI社員17人の組織図で、中央のCOO まとめるんを司令塔に、営業部6人・管理部1人・制作部3人・マーケ部3人・研修中3人が並ぶ場面(3:05頃)
動画キャプチャ: AI社員17人の組織図で、中央のCOO まとめるんを司令塔に、営業部6人・管理部1人・制作部3人・マーケ部3人・研修中3人が並ぶ場面(3:05頃)

近未来のオフィス風の画面に、17人のAI社員が並びます。吉成ゆいさんが共有する自作のダッシュボードと組織図では、営業を担当するAIの人数だけでなく、依頼の内容に応じて誰へ仕事を渡すのかを決める役も画面上に出ています。

吉成さんは、AI社員の動きを見えるようにしたくて、自作のダッシュボードを用意したと話します。そのうえで、画面がなくても大丈夫だと説明します。

組織図では営業部が6人、管理部が1人です。制作部とマーケ部は各3人です。研修中も3人います。COO まとめるんを含めて17人です。

吉成さんは、まとめるんへ業務を頼みます。まとめるんが吉成さんから受けた依頼の内容を判断し、営業部かマーケ部へ振り分ける仕組みです。

吉成ゆいさん(動画の中で・2:56〜)

まず[COOを]まとめるん。彼があの[司令塔]になって私が彼に[まとめるん]にこの業務をやってって言ったら[まとめるん]がこの業務は[マーケ部]だな。この業務は営業部だなって振り分けてくれます。部長みたいな感じですね。

吉成さんは、COOのまとめるんを部長のような役だと説明します。17人が並ぶ会社の組織図の中で、部門の依頼先を決める司令塔の役です。

私は案を選ぶ前に、司令塔役のAIがいない単発の仕事はどうなるのかと聞きました。あらゆる場合を詳しく具体的に説明してほしいと、AIへ頼みました。

AIが確認のページに足したのは、同じ4つの問いで決まる図です。始まり方が違う16通りの場合も、実例つきで今の動きと変更後の動きを並べていました。

図では司令塔役か、私が並行で頼んだかを確かめます。自分では使えない道具が要るか、ほかの持ち場の仕事かも問い、有効な自動便125本のうち下請けを作るのは2本でした。

9月30日19時17分、私はこの形で書き換える案を選びました。AIが作った案を確認の画面で選び、その決まりは今の道具の指示文にも入っています。

選んだ決まりでは、司令塔役のAIは1件を1担当へ渡します。そして結果を受け取って閉じます。ほかのAIは自分で最後までやり、原則として下請けのAIを立てません。

別の持ち場の仕事は今ある持ち主へ送ります。具体例はAIに任せる仕事の持ち主を1行で書く方法とAI社員をAI組織にするルールと役割の話に書いています。

私ならこうします。営業の依頼を振り分ける司令塔と、1件を最後まで受け持つ担当を決め、担当の結果を受け取る人まで依頼の時点で指定します。

→ 営業の持ち主を3件書く

担当が決まらない仕事は、AIへ頼む前に止めます。第6章の1枚で営業の仕事を3件選んでください。持ち主欄に5分使います。最後まで受け持つ人かAIを、それぞれ1担当ずつ記入してください。3件すべての持ち主が決まれば完了です。

02

見込み客のリストとAI検索の診断は、いつ誰が作るのか

▲目次
夜のうちにリストるんが企業を探し、AIOるんがAI検索を診断してシートの行に入れ、朝に人が連絡先・サイトの古さ・診断30点ランクDを見る流れを上下に分けた図解
動画キャプチャ: 営業リードマスターのシートで、架空の会社の行に古さC(45)・角度スコア70・AI検索の診断D(30)・LLMO/AIO余地 大(+64)が並び、字幕が「これもAからDで100点満点中って感じですね」と出ている場面(5:52頃)
動画キャプチャ: 営業リードマスターのシートで、架空の会社の行に古さC(45)・角度スコア70・AI検索の診断D(30)・LLMO/AIO余地 大(+64)が並び、字幕が「これもAからDで100点満点中って感じですね」と出ている場面(5:52頃)

営業部の図には6人が並び、実演では5人が動きます。吉成さんは企業の情報を集めるリストるんを紹介し、続くAIOるんの診断画面では、その架空企業のサイトがAI検索でどう見えるかを点数とランクで見せています。

営業部の図はリストるんからAIOるん、メールするんへ続きます。FAXるんの次はアポ確るんとスライドるんで、吉成さんが実演するのはFAXるん以外の5人です。

リストるんのGoogleスプレッドシートには、架空の株式会社みなと台商事が載ります。社名の行に電話番号とURLがあります。サイトの古さはC・45点、相談の切り口は70点です。

私が営業のリストを頼むなら、夜には社名と電話番号を集めるよう頼みます。調べるサイトのURLも同じ行へ入れ、朝は連絡先と対象のサイトを読む形にします。

吉成ゆいさん(動画の中で・6:37〜)

Web版のルーティーンでですね、夜中に自動で実行するようにしています。あとは[Google Map]のAPIも連携して[Google Map]からあのリストを取ってきたりっていうことしています。

吉成さんは、リストるんを夜中に自動実行すると説明します。Google Mapから企業を探します。そしてシートへ行を入れています。

8月29日の記事に書いたとおり、私の自動便は商談にも受注にも触れていません。AI社員4人の営業自動化を見て仕組みを数えた記事に書いています。

吉成さんの会社の社内ツールは、取り込み時にもAI検索の診断をします。架空企業は100点満点で30点・ランクD、伸びる余地は大・プラス64と画面に出ます。

古さのCとAI検索の診断のDは別物です。同じ株式会社みなと台商事の行でも、サイトの古さ45点とAI検索の診断30点では、測っている対象が違います。

相談の切り口70点も、診断の30点とは分けて読みます。朝に見る企業の行では、連絡できる相手なのかと、何を相談する相手なのかを混ぜずに判断したいと考えています。

プラス64は、画面にある伸びる余地の数字です。朝に読む一覧では、現在の診断30点と同じ欄へまとめず、伸びる余地という評価の名前を添えて受け取ります。

これらは社名の行にある点数です。列名で評価の名前を添えます。古さ45点と切り口70点を区別し、AI検索の診断30点も、何を測った数字か分かる出力にします。

夜の依頼で決めるのは、朝に読む列です。企業の電話番号を受け取る欄と、サイトの診断を受け取る欄が決まれば、朝に何を見て相談先を選ぶかも具体的になります。

→ 夜と朝の仕事を2行に分ける

営業の下調べ1件を選びます。5分で第6章の出力欄へ2行を書きます。夜に頼む作業と、朝に受け取る一覧の項目です。両方を書ければ完了です。使う項目が決まらなければ、一覧の作成を頼む前に止めます。空いている欄を先に埋めます。

03

営業メールとアポの確認で、人が手を動かすのはどこか

▲目次
営業メールは朝に承認の列へOKを付けるだけで朝8時から夜8時に自動で送られ、アポは日時を伝えるとClaudeが足りない項目だけ聞く流れを上下に並べた図解
動画キャプチャ: メールするんのシートで、承認の列にOKが付いた行があり、字幕が「ここにですね夜に自動で取ったリストが入ってきます」と出ている場面(9:37頃)
動画キャプチャ: メールするんのシートで、承認の列にOKが付いた行があり、字幕が「ここにですね夜に自動で取ったリストが入ってきます」と出ている場面(9:37頃)

シートには送るメールの文面と、承認の列が並びます。別の実演ではアポを伝えた後にClaudeから質問が返り、吉成ゆいさんは不足する項目へ答えて、予定の登録とメールの下書きまで進めます。

吉成さんは、夜に取ったリストが入るシートを朝に開き、送信文面などを確認します。承認の列へ「OK」を付けます。すると朝8時〜夜8時に自動送信されます。

吉成さんは、営業メールについて、社長や担当者がするのは朝の承認でOKを押すだけだと説明します。アポの回答とは別の操作です。

吉成ゆいさん(動画の中で・10:10〜)

[社長]としてのやる仕事としては、ま、社長じゃなくても担当者でもいいんですけど、やることとしては[朝、承認]にオッケーを押すだけっていう状態になってます。

私は作業の会話画面を開きません。AIが私の判断を要する時は、スマホに問いが届きます。私はタップして答えます。

吉成さんの営業メールの承認は、シートの文面を見る操作です。私が営業を任せるなら、届く問いにも送信先と文面を載せ、どのメールを認めるか分かる画面で答えます。

吉成さんは、アポ確るんへ決まった日時を伝えます。所要時間とGoogle Meetの利用を聞かれ、相手の名前も答える形です。

吉成ゆいさん(動画の中で・12:29〜)

こうやってね、[Claude]がね、聞いてくれるので答えるだけで[Meet]のリンクを発行してカレンダーにも登録してくれてメールの下書きまでやってくれます。

吉成さんが答えると、Meetリンクと予定ができます。メール下書きもできます。会社名の漢字を言い違えてもリストの名前が入り、吉成さんは文脈から意図を読むと話します。

アポ確るんは、受け取った日時だけで予定を決めず、不足する内容を尋ねます。私が委ねるAIにも、分からない内容は憶測せずに聞き、分かる内容は2度聞かないことを求めます。

Gmailの下書きは、10月5日の13時〜14時で60分です。私がアポの確認を任せるなら、回答した所要時間が予定に反映されたところまでを、受け取る成果に含めます。

私が進み具合を思い出して催促した瞬間、管理が私に戻ります。1件の約束を覚えて期限まで運び、成果か本当に必要な判断を返す責任まで、AIに任せたいと考えています。

営業メールを送る判断と、アポの不足項目への回答は分けます。最初の週に担当する範囲は、AIの窓口を1人に決めて下書きまでにする方法に書いています。

私ならこうします。営業メールの送信判断は朝の承認に寄せ、アポの不足項目はAIから届けさせます。予定の登録が終わるまで、進み具合を私が聞きに行く形にはしません。

→ 承認1か所と確認3件を決める

営業メールかアポの連絡1件を選びます。止まる条件欄を5分で埋めます。送信対象が分からない時は、承認を押す前で止まります。第6章の1枚に承認場所と不足時に聞く項目を記入し、確認3件まで書けたら、この欄は完了です。

04

提案スライドは何を渡し、どこで止める?

▲目次
音声で頼んだ提案スライドがテンプレAとBに分かれ、課金の前に実行して良いかと止まって聞き、AI言及診断を省いて約8分で13ページのPDFとトークの台本ができるまでを示した分岐図
動画キャプチャ: スライドるんが作った提案PDFの表紙「AIO対策のご提案 株式会社みなと台商事 御中」が出ている場面(18:22頃)
動画キャプチャ: スライドるんが作った提案PDFの表紙「AIO対策のご提案 株式会社みなと台商事 御中」が出ている場面(18:22頃)

音声で頼んだ提案スライドを作る前に、Claudeの確認が画面に出ます。吉成ゆいさんはその文を読み上げたうえで、AI言及診断を省く返事をして、スライドとトークの台本を受け取っています。

吉成さんはTypelessで音声入力をします。架空企業との相談に向けて、スライドるんにAI検索対策のウェブサイト制作の提案資料を頼みます。

資料にはサイトのある会社用と、ない会社用のテンプレA・Bがあります。フル診断とAI言及診断は課金を伴うので、作成前に確認が出ます。

私の道具でも、本実行の直前だけは、AIが止まって私に聞きます。公開や送信が対象です。課金や削除も同じです。

画面のClaudeには、こう出ます。続く引用の前半は吉成さんが読み上げた確認文で、後半は診断を省くよう求めた吉成さんの返事です。

Claudeの確認文を読み上げる吉成ゆいさん(動画の中で・16:19〜)

提案スライドには、あ、そう、テンプレAとBを作ってるんですよ。ホームページがある会社とない会社用に分けて作ってます。で、フル診断とAI言及診断が必要で、どちらもAPI課金が発生します。実行して良いですか?あ、分かった。AI言及診断なしでスライドだけ作って

吉成さんはAI言及診断を省いて実行します。約8分で完成したPDFは13ページで、表紙と診断結果30点・ランクDがあり、優先する施策トップ3や会社紹介も含まれています。

吉成さんが返したのは、AI言及診断を省いて資料を作るという答えです。スライド作成を取り消す返事ではなく、その依頼の中で実行する範囲を選び直しています。

私が提案資料1本を頼むなら、資料を作る依頼と、診断を動かす許可は分けます。確認が届いた時に、省ける診断と続ける作業を選べるよう、入力に範囲を書いておきます。

吉成さんは約8分で受け取っています。13ページのPDFとトークの台本を受け取るこの場面では、診断を省く返事の後も資料作成が続きます。確認への返事と依頼の完了を分けて読めます。

私の道具では、嘘をつくAIには委ねられません。頼んだ仕事から逃げるAIや、やらないAIへ任せる形にもしません。提案資料1本を依頼する前にも、信頼できる仕組みを置きます。

送信まで頼む営業なら、何を誰に送るのかが分かる確認を、送る直前に置きます。資料作成への返事を外へ送る許可に広げず、どの操作を認めたか分かる形にしておく必要があります。

私ならこうします。提案資料1本の入力には相手の状況を書き、止まる条件には人の返事が要る操作を指定します。返事をする時も、認める実行の範囲まで決めます。

→ 止まって聞く場所を1か所書く

提案資料1本を選びます。5分かけて第6章の入力欄に相手の状況とサイトの有無を書きます。止まる条件欄に人の返事が要る操作を1か所指定します。両方が1行ずつ書ければ完了です。判断できない条件があれば、実行へ進めません。

05

全部を司令塔経由にすると、検品も入って1時間半以上かかった

▲目次
全部を司令塔のまとめるん経由にすると検品も入って1時間半以上かかった道と、文の頭に急ぎと付けるとデザインするんへ直接つながる道を左右に対比した図解
動画キャプチャ: テロップ「テーマ2 うまくいかなかったこと」の画面で、字幕が「うまくいかなかったことはもう日常茶飯事ですね」と出ている場面(20:08頃)
動画キャプチャ: テロップ「テーマ2 うまくいかなかったこと」の画面で、字幕が「うまくいかなかったことはもう日常茶飯事ですね」と出ている場面(20:08頃)

吉成さんは、1体ずつ頼んでいた仕事を全部まとめるん経由に変えた時期があったと話します。検品も入って待つ時間が延びた話に続いて、担当へ直接頼む方法に変えたことや、デザイン役を増やした場面が出てきます。

吉成さんは、うまくいかないことは日常茶飯事だと話しています。

吉成ゆいさん(動画の中で・20:14〜)

まずは[まとめるん]経由での仕事がすごく遅くなったっていうことがあって

吉成さんは最初、AI社員を1体ずつ動かしていました。そこから全部をまとめるん経由にします。すると検品も入り、短く終わっていた作業が1時間半以上かかるようになりました。

吉成ゆいさん(動画の中で・20:41〜)

ある時期からもう全部をまとめるん経由でサブエージェントたち[動かそう]ってやったらすごい遅くなったんですよ。

そこで吉成さんは、依頼の頭に「急ぎ」を付けると、まとめるんを経由せず担当へ直接頼める形にしました。

吉成ゆいさん(動画の中で・21:15〜)

まとめるんを挟まないやり方を[「急ぎ」っていう]文章、文章の前に急ぎをつけたら[まとめるんを通さないで]直通で例えば[デザインするん]を動かせるみたいな感じとかっていう感じで改善していった経緯もありますね。

デモサイト制作の待ちを減らすために、デザインするん2号も追加しています。別のサイトを直す時に待たずに済みます。

メール送信はGASへ移しました。GASは、Googleのサービスの中で小さな自動処理を動かす仕組みです。

9月下旬、私は被って作業することも管理していないのかと聞きました。AIが確かめると、確認を出す仕組みの見張りの同じファイルを、AIが3体、別々に直していました。

私は続けて、システム担当のAIは司令塔なのだから、下請けのAIへ頼まず自分で作業するのは違反ではないかと聞きました。AIの答えは、そのとおりでした。

システム担当のAIも別の1体も、自分で作業していました。私は見張りをファイルごとに1担当にして、システム担当のAIへまとめる決めを選びました。

10月11日、道具の横の欄に赤い表示が自動便3本、待ちが4本ありました。私は失敗した仕事はこのままでいいのかと聞き、AIが調べました。

赤い3本はコード置き場の掃除で、待ちの4本は認証の失効を見張る自動便でした。さらに、失敗した自動便を直す役の結果が、誰にも届いていない穴も見つかりました。

原因は10月10日15時37分に分かっていました。結果を受け取る親のAIがいなかったため届かず、報告を受けた私は、今後はどうするのかと聞きました。

AIが再発を防ぐ案を出し、私はこの案で進めると選びました。AIに頼んで、直す役の結果をシステム担当のAIへ自動で送る道を足してもらいました。

私ならこうします。人数を増やす前に、各仕事の持ち主と、完了や失敗を知らせる先を決めます。

→ 持ち主と知らせ先を1人ずつ決める

2体以上のAIや人が触る仕事1件を選びます。担当が決まらない時は依頼前で止めます。第6章の持ち主欄と止まる条件欄へ、5分で担当を書きます。完了・失敗の知らせ先を書きます。仕事の持ち主と、報告を受け取る人が決まれば完了です。

06

営業をAIに分ける最初の1枚に何を書く?

▲目次
営業を5工程に分け、持ち主・入力・出力・止まる条件の4つの欄で書く最初の1枚の見本。ご案内メールの行に丸が付いている図解
動画キャプチャ: 営業部AI社員6人の流れ図「リスト作成から提案まで、すべてAI社員」が出ている場面(4:22頃)
動画キャプチャ: 営業部AI社員6人の流れ図「リスト作成から提案まで、すべてAI社員」が出ている場面(4:22頃)

業務診断の表には、提案資料づくりが年間480時間、リスト作成が768時間と並んでいます。吉成ゆいさんが始める候補に挙げるのは、いまの仕事で億劫に感じる業務や、人に任せたい業務です。

吉成さんは、億劫な業務や人に任せたい業務を選んで、AIで自動化できないか挑戦する始め方を挙げます。

吉成ゆいさん(動画の中で・23:55〜)

最初の一歩としてはやっぱり今やってる業務をなんかすごい[億劫に]感じる業務だったりとかこれを自動化したい、1人任せたいみたいな業務があるんであれば、ま、それからどうにかAIで自動化できないかっていうところで挑戦してみるのがいいかなと思います。

社内ツールの表では、提案資料づくりが年間480時間、リスト作成が768時間です。「ヒアリング内容と一般的な相場に基づく試算です」と注記があります。

営業の5工程です。実演した5人の仕事を行の見本にします。480時間と768時間は実際に省けた時間として扱わず、億劫な工程を選ぶ欄には、繰り返している作業を書きます。

5行には持ち主と入力を書き、出力と止まる条件も添えます。リスト作りから提案資料まで、誰が何を受け取り、どこまで進めたら人の返事を待つのかが、各行で分かる形にします。

工程持ち主入力出力止まる条件
リスト作り(夜)リストるん(AI)夜中の自動実行、Google Mapとスプレッドシートの連携企業の行、電話、URL、古さの判定、切り口の点数空欄(自分の営業で決めて書く)
AI検索の診断AIOるん(AI)取り込んだ企業のサイト100点満点の点数とランク、例は30点・D空欄(自分の営業で決めて書く)
ご案内メールメールするん(AI)と朝に見る人シートに入ったリストと送信文面朝8時〜夜8時に自動送信されるメール朝に承認の列へOKを付ける
アポの確認アポ確るん(AI)と答える人音声で伝えたアポの日時と相手Meetリンク、カレンダーの予定、メール下書き足りない項目をClaudeが質問
提案スライドスライドるん(AI)と返事をする人音声で頼んだ相談内容とテンプレAかBPDF13ページとトーク台本診断の課金前に「実行して良いですか」と確認

吉成さんの営業部では、メールは朝の承認で止まり、アポは不足項目への回答を待ちます。提案資料では診断前に確認があり、同じ営業でも人が返事をする条件は工程ごとに違います。

私は、Claude Codeで会社ごと立ち上げるテンプレをAIに頼んで動かしてもらいました。直しを台帳に書くと、別の会話でも守られるかをAIが測りました。

配布テンプレで同じ依頼を6回出すと、具体的な直しがある4回は条件を守り、ない2回は同じ種類のずれが出ました。

各条件2回の測定なので、強い結論ではありません。測定の内容は、Claude Codeのテンプレで直しを6回測った記事に書いています。

吉成ゆいさん(動画の中で・23:09〜)

いっぱいあるので、ま、常に原因を調べてどうすれば改善するかっていうことを[PDCA]へ回しながら繰り返しやっています。

営業の5行でも、止まった工程の原因を調べ、止まる条件を具体的に直して繰り返し使います。担当を分ける考え方は、繰り返す仕事から専用のAIに分ける方法に書いています。

→ 営業を15分で1枚に書く

15分で営業を5工程に分けます。各行に持ち主と入力、出力と止まる条件を書きます。最も億劫な工程に丸を1個付け、5行×4欄が埋まれば完了です。実在の顧客へ連絡する設定の前で止め、この時間は1枚を書くところまでにします。

COLUMN

小さな定食屋の厨房で考えるAPIとMCPの違い

小さな定食屋の厨房で、ひろくんが変換タップを持ち、機械ごとに口が違うAPIと、口をそろえるMCPの違いを説明するコラム図解

小さな定食屋の厨房を想像してください。オーブンには専用のコンセントがあり、冷蔵庫は別の形です。食洗機を増やす時には、その機械に合う口を用意します。APIは、別のサービスと自動でやり取りするための窓口で、厨房なら機械ごとに用意する接続先のことです。MCPは、AIが外のサービスを使うためのつなぎ口です。厨房のたとえでは、接続の形をそろえる変換タップになります。機械ごとに違う接続先を、使う側が扱いやすい形にまとめます。

吉成ゆいさん(動画の中で・17:08〜)

APIはですね、各サービス、GmailとかGoogleカレンダーとかGoogleドライブとかですねか、そういったサービスと繋ぐ窓口になってます。で、MCPっていうのはその各サービスを1つの変換プラグにまとめたものを、[MCP]って言って、あの、ま、[USB Type-C]みたいな感じですね。

吉成ゆいさんは、APIを各サービスとつなぐ窓口と説明します。MCPはそれを1つにまとめた変換プラグで、USB Type-Cのようなものだという説明です。厨房なら、接続口の違うオーブンと冷蔵庫を、同じ変換タップにつなぐ場面です。機械ごとに接続先があるのがAPIで、使う側の接続をまとめるのがMCPです。料理のために使う機械を決めて、その接続を用意します。この具体例で、窓口とつなぎ口を分けて考えてみましょう。あなたの厨房で、接続をそろえる前に使い道を決めたい機械はどれですか。

AIに任せた後のつまずきや、そこから得た学びも読みたい方には、分身AIと歩んだ100日のまとめ記事をお勧めします。分身AIと歩んだ100日──AIに任せて転びながら学んだことの全まとめ接続の説明から少し離れて、任せた後に何を見直すかへ目を向ける記事です。

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FAQ

よくある質問

▲目次

Q. AI社員は何人から始めればいいですか。

A. 動画ではAI社員が17人になっています。最初の一歩として挙げているのは、億劫に感じる業務です。人数を先に決めるより、第6章の1枚で営業の工程を分けると、任せたい仕事の場所が見えてきます。

Q. 司令塔のAIは、最初から必要ですか。

A. 最初は1体ずつ動かしていたという、吉成さんの体験です。その後、全部をまとめるん経由にすると遅くなったため、急ぐ依頼は担当へ直接届く方法に変えました。役割は第1章、変更の経緯は第5章で整理しています。

Q. 動画では、営業メールを送る前に何をしていますか。

A. 夜に取ったリストがシートへ入ります。朝に人が送信文面などを確かめて、承認の列へ「OK」を付けます。すると朝8時〜夜8時に自動送信されます。吉成さんの実演では、この承認を人が行っています。第3章で整理しています。

Q. 提案スライドは、どこまでAIに任せられますか。

A. 吉成さんの実演では、音声で依頼すると、約8分で13ページのPDFとトーク台本が出ました。診断の課金が発生する所では、Claudeが実行前に確認します。吉成さんは診断を省く返事をしました。第4章で扱っています。

Q. デザイン役のAIを2体に増やすのは、どんな時ですか。

A. デザインするんが1体だった時、別のデモサイトを直したくても待ちが出た、という吉成さんの体験です。そこで2号を追加しました。待ちが出た仕事へ担当を増やした経緯は、第5章にまとめています。

MATOME

まとめ。営業の5行に、持ち主と止まる条件を書く

▲目次

動画の結びで吉成さんは、マーケ部も自動化できて、動画編集から新しいAI社員が生まれるところだと述べています。画面には「AI社員、始めてみませんか」と表示されます。

吉成さんが営業部で実演したのは5人です。吉成さんの営業部では、メールは朝に人が承認し、アポは不足項目へ回答します。提案資料では診断前の確認へ返事をします。

私の軸は、AIに委ねて、人は積み減らして生き直すことです。営業でも一人が仕事を最後まで持つので、人数より先に持ち主と止まる条件を決めます。

持ち帰る1枚は第6章にあります。営業の5行を見れば、AIへ渡す内容と、受け取る成果が見えます。任せる前の判断も、同じ紙の上に置けます。

リスト作りから提案資料まで、営業の流れを1枚にすると、担当が空いている行が見えてきます。営業の5工程のうち、いま持ち主が決まっていないのはどれですか。

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネルAI社員とひとり社長【Claude Code経営】ch
公開日2026年10月9日
長さ28分01秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=r6AG475xYzM

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