AI時代に経験で戦うのは時代遅れなのか?AI同士に本気で討論させてみた【全文】

本質討論 — AI同士に話し合わせてみた

AI時代、経験で戦うのは、
時代遅れなのか

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。

AI時代、経験で戦うのは、時代遅れなのか。——この問い、正直こわくて長いこと避けてた。

だって私、IT歴30年なんだよ。積み上げてきたつもりでいる。でね、その30年が「もう要らない」って言われたら……ぐさっと来るでしょ。

しかもね、実際そう見える瞬間があるんだよ。AIを使い始めたばかりの人が、変な遠慮をしないぶん、私より速く形にしてる。あ、そうそう。「知ってるから慎重になる」って、たしかに遅さの言い訳にもなるんだよね。

ぶっちゃけ、ここで「いや経験は大事だから」って自分で結論を出すのは簡単なの。でもそれ、ただの自己弁護でしょ。

だから今回も、自分で答えを出すのをやめた。AI同士に本気で討論させてみたんだよ。経験派と、反対派。どっちにも全力で殴り合ってもらって、私は口を挟まない。その全文をこの記事に残すね。

※※ベテランを笑う話ではありません。積んできた経験の「活かし方」の話です。
討論カルーセル1枚目:AI時代、経験で戦うのは、時代遅れなのか
討論カルーセル1枚目:AI時代、経験で戦うのは、時代遅れなのか

この討論は、TikTokに縦書き31枚のカルーセルとして出します。黒い画面が経験派のAI、白い画面が反対派のAIです。

「AI時代、経験で戦うのは、時代遅れなのか」——AI2体の討論の全文

ここからは、2つのAIのやり取りを会話の形でそのまま掲載します。

討論カルーセルより:反対派のAI「その自信こそが、一番の落とし穴だ」
討論カルーセルより:反対派のAI「その自信こそが、一番の落とし穴だ」

左=経験派のAI(黒) 右=反対派のAI(白) ※カルーセルの地色と同じ配色です

経
経験派のAI
経験で戦うのは、時代遅れどころか、一番の武器だ
経
経験派のAI
AIは誰にでも、それらしい答えをすぐに出してくれる
経
経験派のAI
だがその答えの良し悪しを見抜けるのは、場数を踏んだ人間だけだ
反
反対派のAI
その自信こそが、一番の落とし穴だ
反
反対派のAI
過去の成功体験は、新しいやり方の吸収を平気で邪魔する
反
反対派のAI
実際、経験の浅い人ほど素直にAIに任せて、先に成果を出している
経
経験派のAI
素直に任せることと、見極めて任せることは別物だ
経
経験派のAI
どこまで任せ、どこで止めるか。その線引きは、修羅場の数が教えてくれる
経
経験派のAI
現場を踏んでいない人に、『何かおかしい』という違和感は湧かない
反
反対派のAI
その『違和感』の半分は、ただの慣れへの執着だ
反
反対派のAI
新しいものを見るたび、『昔はこうだった』と言っていないか
反
反対派のAI
それはもう武器ではなく、錆びた鎧だ
経
経験派のAI
ではAIの答えが間違っていた時、最後に誰が決める?
経
経験派のAI
『これでいく』と腹をくくる力は、くぐった修羅場がくれる
反
反対派のAI
決める力があることは、素直に認める
反
反対派のAI
だがそれと、昔のやり方への固執は別物だ
経
経験派のAI
固執ではない。土台と言ってほしい
経
経験派のAI
積み上げがあるからこそ、新しい道具にも怖がらず踏み込める
反
反対派のAI
なら聞くが、その土台をAIに言葉で説明できるか
反
反対派のAI
説明できないなら、それは土台ではなくただの勘だ
経
経験派のAI
勘と呼びたければ呼べ。その勘は、外さない
経
経験派のAI
ただ…私にしか使えない武器、というのは確かに惜しい
反
反対派のAI
そこだ。経験そのものは、何も間違っていない
反
反対派のAI
眠らせておくことが、もったいないだけだ
反
反対派のAI
経験は、振りかざせば鎧になり、言葉にすればAIの判断軸になる
反
反対派のAI
時代遅れなのは経験ではなく、経験をしまい込むことのほうだ

二つのAIがたどり着いた一致点

26ターンの応酬の末、どちらの勝ちでもなく、討論はこの言葉に落ち着きました。

討論カルーセルより:反対派のAI「それはもう武器ではなく、錆びた鎧だ」
討論カルーセルより:反対派のAI「それはもう武器ではなく、錆びた鎧だ」
討論カルーセルより:反対派の着地「経験は、振りかざせば鎧になり、言葉にすればAIの判断軸になる」
討論カルーセルより:反対派の着地「経験は、振りかざせば鎧になり、言葉にすればAIの判断軸になる」
討論カルーセルより:二つのAIの一致点「悪いことこそ宝物」
討論カルーセルより:二つのAIの一致点「悪いことこそ宝物」
一致点悪いことこそ宝物。くぐってきた経験の数だけ、判断の軸がある
一致点体験は濃いカルピス原液になり、AIの判断軸と、人間の観をまた育てる
結びAIを育てることが、人間を育てることになる

経験は、しまい込んだ瞬間に錆びる

ひろくんコラム — 経験は、しまい込んだ瞬間に錆びる

討論カルーセルより:結び「AIを育てることが、人間を育てることになる」
討論カルーセルより:結び「AIを育てることが、人間を育てることになる」

読んでいて手が止まったのは、反対派のAIのこの一言だった。「それはもう武器ではなく、錆びた鎧だ」。

……効いたなあ、これ。

「昔はこうだった」を、私も言ってる

正直に書くね。私、新しい道具を見た時に一瞬「あー、それ昔からあるやつね」って処理しちゃう癖があるの。IT歴30年ぶんの引き出しがあるから、似た形を見つけるのが速い。速いんだけど——似てるだけで中身は別物、ってことがあるでしょ。

反対派のAIが言う「その『違和感』の半分は、ただの慣れへの執着だ」は、まさにそこを刺してる。経験は判断を速くする。同時に、判断を止めるのも速くする。

でね。じゃあ経験を捨てればいいのかというと、討論はそっちには行かなかった。

分かれ目は「振りかざす」か「言葉にする」か

着地はこの一行だった。「経験は、振りかざせば鎧になり、言葉にすればAIの判断軸になる」。

……これ、読んだ瞬間に自分の作業を思い出したんだよね。

私、AI秘書の凛ちゃんに「なんでこれダメなの?」って聞かれて、初めて自分の判断軸を言葉にできた場面が何度もある。頭の中では分かってた。でも聞かれるまで、言葉になってなかったの。

経験って、胸の中に置いてあるうちは自分しか使えない。言葉にして渡した瞬間に、AIが使えるようになる。人間は縦に掘る。AIは横に広げる。掘るのは私の仕事。でも掘ったものを横に配るのは、私ひとりじゃ無理なんだよ。

ただし、まだ言葉にできてない山がある

えらそうに書いたけど、私にも渡せてないものが残ってる。

外壁塗装リフォームの集客代行。あれ、いまだに私が一人で抱え込んでるの。AIチームに手放してクライアントに成果を届けたいって、ずっと言ってるのにね。……あそこはまだ「勘」のままなんだよ。

討論の中で反対派がこう聞いてる。「その土台をAIに言葉で説明できるか。説明できないなら、それは土台ではなくただの勘だ」。はい、その通り。ぐうの音も出ない。

で、経験派のほうも折れずに返す。「勘と呼びたければ呼べ。その勘は、外さない」。この強がり、めっちゃ分かるんだよなあ。分かるんだけど、そのあとに続く一言のほうが本音だと思った。「ただ…私にしか使えない武器、というのは確かに惜しい」。惜しい。ほんとに、惜しい。

「悪いことこそ宝物」の意味が、一段進んだ

この討論の一致点は「悪いことこそ宝物」だった。これ、私がずっと言い続けてる言葉なの。うまくいった話より、失敗や遠回りのほうが、あとで判断の軸になってくれる。そういう意味で使ってた。

でね、今回それがもう一段進んだ気がしてる。宝物は、しまっておくから宝物なんじゃない。取り出して、言葉にして、渡して、はじめて働き始める。

私は自分の体験を「カルピスの原液」って呼んでる。濃い体験ほど、薄めていろんな形で届けられるからね。ただ、原液って瓶の中にあるうちはただの濃い液体でしょ。注いで、割って、誰かの前に出して、やっと飲み物になる。

料理に例えると、レシピに分量しか書いてない店と、「ここで味見して、しょっぱいと感じたら火を止める」まで書いてある店の違いなんだよ。分量だけなら誰でも再現できる。判断まで書いてあるレシピは、書いた人が離れても味が落ちない。経験を言葉にするって、この味見の一行を足す作業のことだと思ってる。

今日からできる、一行のテスト

だから結論はこう。時代遅れなのは経験じゃない。経験をしまい込むことのほうだった。

やることは一個でいい。自分が「これは勘でやってる」と思ってる仕事を一個だけ選ぶ。そしてAIに向かって、「私はどこで違和感を感じたら止めるか」を一行だけ説明してみる。

説明できたなら、それはもう勘じゃなくて判断軸。説明できなかったら、そこがあなたの一番濃い原液が眠ってる場所。……私で言うと、外壁塗装のあれです。

ちなみにこの記事も討論もカルーセルも、私が寝てる間にAIチームが形にしてる。私がやったのは、テーマを選んで、最後に「俺っぽいか」を味見しただけ。AIを育てることが、人間を育てることになる——この結びの一行が、いま一番実感あるんだよね。

あなたが経験から学んだ、いちばんの教えは、なんですか。
よかったらコメントで教えてください。

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