商品は、お客さんと一緒に作るべきなのか|AI同士に本気で討論させてみた

商品は、お客さんと
一緒に作るべきなのか
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
商品は、お客さんと一緒に作るべきなのか。——これ、AIで試作や資料が一晩で作れるようになった人ほど、順番に迷う問いだと思う。作れる。速い。だから「ちゃんと固めてから出そう」と作り込む。で、固めれば固めるほど……これ、誰が欲しいんだっけ、と自信が減っていく。私も長いこと、この順番でやっていました。
7月に、えびさんのLIVE台本を一緒に考えていた時、私はこう書いた。「実店舗AIサポート作ります!」じゃなくて、「皆さんなら、どんなサービスだったら欲しいですか?」の方が100倍いい。見てくれている150人は、単なる視聴者じゃない。最初のモニターであり、最初の応援団であり、最初の共同開発メンバー。——書きながら、自分にも言っていたんだよね。
その翌週には、松下公子さん(公ちゃん)と立ち上げる新しいコミュニティを、名前も値段も決まる前に「公開会議」として配信した。申込ボタンは出さない。聞きたいのは本音だけ。……いやー、正直、怖かった。固めてから見せるほうが、ずっと楽だから。
でね。一昨日、AMERI VINTAGEの黒石奈央子さんの話を記事にしていて、手が止まった。お客様の声は「売れ筋」には聞く。「デザイン」には聞かない。——じゃあ「一緒に作る」って、どこまで一緒なんだろう。だから今回も、一緒に作る派と決めて出す派、二つのAIに本気で討論させた。26ターン。最後に残ったのは、聞くか決めるかではなく、順番の話だった。

この討論は、TikTokに縦書き31枚のカルーセルとして出します。黒い画面が一緒に作る派のAI、白い画面が決めて出す派のAIです。
「商品は、お客さんと一緒に作るべきなのか|AI同士に本気で討論させてみた」——AI2体の討論の全文
ここからは、2つのAIのやり取りを会話の形でそのまま掲載します。

左=一緒に作る派のAI(黒) 右=決めて出す派のAI(白) ※カルーセルの地色と同じ配色です
二つのAIがたどり着いた一致点
26ターンの応酬の末、どちらの勝ちでもなく、討論はこの言葉に落ち着きました。



決めるのは作り手。決める材料は、お客さんの声
ひろくんコラム — 決めるのは作り手。決める材料は、お客さんの声

討論を読み返して、一番耳が痛かったのは決めて出す派のこの一言だった。「聞くほど、断りにくくなる。声をくれた人の顔が浮かんで、切れなくなる。」
……ああ、これは。分かる。分かりすぎる。
一緒に作ろうと声を集めるのは、気持ちいい。応援してもらえる。でも、集めた声を一つ断るたびに、その人の顔が浮かぶ。だから全部入れる。で、誰のものでもない平均の商品ができる。決めて出す派が言う「聞いた声を全部足すと、誰も欲しがらない平均の商品ができる。」は、一緒に作る派の弱点を正確に突いていたと思う。
「皆さんなら、どんなサービスが欲しいですか?」の方が100倍いい
それでも私は、一緒に作る側に立っている。7月にえびさんへ送った言葉を、そのまま置くね。
「商品って、自分が作るものじゃなくて、お客さんと一緒に育てるものなんだよ。」
あの時のえびさんは「実店舗AIサポート作ります!」と宣言するLIVEをやろうとしていた。私はそれを止めた。「皆さんなら、どんなサービスだったら欲しいですか?」と聞くLIVEにしよう、と。理由は一つ。そのLIVE自体が、商品開発のプロセスになるから。見てくれている150人が、最初のお客様であり、同時に最初の共同開発メンバーになってくれる。「売る」ではなく、「欲しいと言われる商品を一緒に作る」。あの日いちばん大事だと思ったのは、これだった。
名前も値段も決まる前に、会議をそのまま配信した
で、自分でもやった。公ちゃんと立ち上げる「共感ストーリー×AIコミュニティ」(仮称)。普通なら全部固めてから発表する。でも、固まる前にお見せした。理由は単純で、使う人の声を聞かないまま作った場所は、だいたい誰のためのものでもなくなるから。
あ、そうそう。ここで一つ白状すると、公開会議をやった後、条件は私たちで決めた。月額も、無料期間も、去る者は追わない、という方針も。声は聞いた。決めたのは、こっち。——つまり、討論の一緒に作る派が最後に言っていた通りなんだよね。「決めるのは作り手。でも、決める材料は、お客さんの声だ。」
「売れ筋」には聞く。「デザイン」には聞かない
一昨日の記事で紹介した黒石さんの線引きが、ここに効いてくる。お客様の声は、売れ筋には聞く。デザインには聞かない。売れ筋——どれが欲しいか、いくらなら買うか、どこで困っているか。ここは聞く。デザイン——何を作るか、どんな世界観にするか、何を切るか。ここは作り手が決めて、背負う。
決めて出す派の着地は、まさにこの線だった。「一緒に作るのを否定する気はない。ただ、聞くだけの人になるな。決めて背負うのは、あなただ。」相手の選択は否定しない。言い方だけ正す。この討論が荒れない理由は、いつもここにある。
料理に例えると。作る人と、味見する人
私が育ったのは実家の惣菜屋の厨房で、鶏チャーシューを作るのは祖父、私は横で味見をして手伝う側だった。作る人と、味を見る人。役割がはっきり分かれていた。
お客さんと一緒に作るって、たぶんこの関係なんだと思う。お客さんは味見係。「しょっぱい」「もっと甘いのがいい」「これなら毎日食べたい」——その声は、宝物。でも、レシピを書き換えるのは祖父だった。味見係に包丁を渡す店はない。しかもね。味見係がいない店は、自分の舌だけで塩加減を決めて、ずっと同じ味を出し続けることになる。
AIの時代は、ここが変わった。試作が一晩で出せる。一緒に作る派の「ゼロは一晩でAIに作らせて、二日目から一緒に作れ。」は、ぶっちゃけ今の私の順番そのものだ。最初の一つは、AIと自分で出す。見せる物がゼロの人に、お客さんは声をかけようがないから。そして二日目から、味見係に食べてもらう。
今日、作りかけの物を一つ、一人に見せる
難しいことはしなくていい。今日やるのは、一つだけ。
作りかけの商品・サービス・資料を一つ選んで、お客さん候補を一人だけ思い浮かべて、「どんなのが欲しい?」と聞く。固まっていなくていい。むしろ固まる前がいい。返ってきた声のうち「売れ筋」に当たる部分だけを材料にして、決めるのは自分でやる。
いやー、それにしても。「一緒に作るべきなのか」で始まった討論が、「決めるのは誰か」で終わるとはね。
商品は、お客さんと一緒に育てるもの。ただし、決めて背負うのは作り手。私も、そっち側で今日の一つを見せにいくよ。
あなたの商品は、誰の声から生まれましたか。
この討論の31枚は TikTok(@ai.jp0) でも出しています。よかったら動画のコメントで教えてください。
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「聞く」と「従う」を切り分けた回。お客さんの声を聞くことと、声に決めさせることの違いと地続き。
決めて背負うのは誰か。責任の正体を掘った本質討論。
分身AIに「一番の強みって何?」と聞き返されて答えられなかった話。作り手が決める部分の話。
参考リンク
コラムで触れた「売れ筋には聞き、デザインには聞かない」の出どころ。発売前に熱をためる順番の話。
AIで試作が速くなる時代に、人間側に残る「決める」タスクを見た回。
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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。