WATCH REPORT

西野亮廣さんの話、再生回数を狙うとピッチ番組は喧嘩と説教に寄っていく

2026.10.24

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル 西野亮廣 / Akihiro Nishino で、西野亮廣さんが、韓国のプチョンから急いで回した動画を紹介します。

発信やお店、小さな会社の仕事で、再生回数やアクセス数を追うほど、何かがずれていく感じはありませんか? 出資を募るピッチ番組は面白いけれど、あの空気が自分の仕事にどう役立つのかは見えにくいんですよね。動画を通しで見る時間も、なかなか取れません。

実はこれ、5分27秒の動画なんです。韓国のプチョンから急いで回した動画で、ピッチ番組は再生回数を狙うと喧嘩と説教に寄る、という話から始まります。資金調達はスタートだと語り、お金が動いた量で測る番組、投資村の第1回の結果まで進みます!

読み終えると、動画の流れを順に追えます。何を物差しにするかで、集まる人も場の空気も変わる。その見方を持ち帰って、自分の仕事の数字を見直せるようにしました。その横に、私の記録と私の見方が並びます!

SPEAKER

西野亮廣さん

動画の話し手です。韓国のプチョンから、スマホで自分を撮りながら1人で話します。動画の最後に、西野でした、と名乗ります。

3行でわかるポイント

  1. 再生回数を物差しにすると、出資を募るピッチ番組は喧嘩と説教に寄りやすい、と西野さんは話します。(第1章・第2章へ)
  2. お金が動いた量を物差しにする番組、投資村を始め、第1回は19時にスタートして19時20分に525万円が集まった、と話します。(第3章・第4章へ)
  3. 私なら、数字を物差しに選ぶ前に、その数字が自分の手の中にあるかを確かめ、数字の向こうの空気も見ます。(第4章へ)

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01

再生回数を狙うと、ピッチ番組は喧嘩と説教に寄っていく

▲目次
図解。ピッチ番組が好き、再生回数を狙う、喧嘩と説教が生まれやすい、の三つの札が矢印で並び、スマホの画面と向かい合う二つの吹き出しの水彩画が添えられている。見出しは、再生回数を狙うと、ピッチ番組は喧嘩と説教に寄っていく
図解: 再生回数を狙うと、ピッチ番組は喧嘩と説教に寄っていく

経営者が出資を募るピッチ番組、つい見てしまいませんか? 面白いんですよね。といっても、あの空気は何でできているんでしょう。この回の入口は、まさにそこです!

冒頭で、珍しく緊急で動画を回している、と話します。韓国のプチョンにいて、映画祭が始まり、映画の上映と舞台挨拶が明日と明後日にあるため、一足先に現地入りした、という説明です。

動画は、スマホで自分を撮った1カットで、最初から最後まで1人で話す形です。スライドも図もありません。だから耳に残るのは、話の順番そのものです。緊急の前置き、好きな番組、再生回数と喧嘩の関係へと、一本の線で進みます。

そして、大変なことになっている、と続けます。ただし、映画の話ではない、と断ります。

本題は、経営者や起業家がプレゼンやピッチをして、出資を募る番組。結構好きで、いつも面白いと思って見ている、と話します。

西野亮廣さん(動画 1:10〜)

そん中でやっぱり再生回数を、え、狙いに行くとどうしたってやっぱ喧嘩を煽るような構造になってしまうと、あるいはこの説教が生まれるような、え、構造を、え、作りがちっていうか

出資を募る人の社会性が低いほど喧嘩が生まれ、ビジネスプランが悪いほど説教が生まれます。だからどうしてもそちらへ行きがち、と話します。

それはそれで、動画として非常に面白い。番組としては大正解だと思う、と西野さんは話します。

緊急と前置きして始まったのに、出てきたのは好きな番組の話。しかも西野さんは、喧嘩や説教の出る作りを悪者にしていないんですよね。

番組としては大正解、と言い切っているんです。 作り手を責める話は、ここにはありません。見たいのは、番組がどういう仕組みでその形になるかです。

で、ここで見たいのは、作り手の良し悪しではありません。何で測るかが、番組の中身を決めます。 物差しは数を数えるだけの道具に見えて、作る物の向きまで決めてしまうんです。

再生回数を物差しにすれば、番組は人の目を引く形へ寄っていきます。喧嘩や説教が増えるのは、作りの問題です。出ている人の問題にはしません。お店でアクセス数だけを追えば、目を引く見出しが増えていきます。番組と同じ仕組みです。

番組なら喧嘩と説教という目に見える形で出ますが、ふだんの仕事のずれは、少しずつ静かに進みます。だから気づきにくいんですよね。

では、自分の仕事の数字はどうでしょう? 追っている数字が、作る物を知らないうちに曲げていませんか?

先に決めるのは、何で測るか。

02

資金調達はゴールではなくスタート、物差しが再生回数だと番組が偏る

▲目次
図解。資金調達はスタート、物差しが再生回数、盛り上がる人選に寄っていく、の三つの札に、出発点の旗とものさしの水彩画が描かれている。見出しは、資金調達はスタート、物差しが再生回数だと番組が偏る
図解: 資金調達はスタート、物差しが再生回数だと番組が偏る

出資が決まったら、そこでゴール? 番組を見ていると、ついそう感じてしまいます。でも、事業の毎日はそこから始まるんですよね!

一方で、実際の社会では、そんなにすぐ感情的になって、わあっと怒ってしまう感じではない、と話します。

西野亮廣さん(動画 1:58〜)

お金資金調達ってあのゴールじゃないじゃないですかスタートじゃないですか全ての事業のこっからやらなきゃいけないのにその社会性の低さでお客さんとか取引先と信頼関係気づけるかってちょっと怪しいとこだなと思ってて

資金調達は、全ての事業の入口。その先で付き合うのはお客さんや取引先で、社会性が低いままで信頼関係を築けるのかは怪しいところだと思っている、と西野さんは言います。

実際、お金が集まった後の事業がどれくらいうまくいっているのか、という点もある、と続けます。

ではなぜ、そういう番組、そういう作りが増えるのか。答えは、物差しが再生回数になっているから、と話します。

追うものが再生回数になると、作りがそちらへ寄ってしまう。西野さんの答えは、ここまでです。

西野亮廣さん(動画 2:45〜)

呼べば呼ぶほど番組が盛り上がってしまうからなんならばポンコツキャスティングしに行くみたいな。で、それはやっぱ事業と全然違うとこじゃないですか。

盛り上がる顔ぶれを呼ぶほど番組は盛り上がり、キャスティングもそちらへ寄っていく。それは事業とは全然違うところ、と西野さんは話します。

事業を回そうと思ったら、その感じは難しい、と続けます。

出資が決まる場面と、その後の事業の毎日。西野さんは、ここをはっきり分けて話しています。ここが大事なところです。

私の記事より(集客の優先順位を上げる方法、声をかけた数を数えて人が集まる場を作る考え方・リアルで着席する100人。最初のKPIは、声をかけた数の節)

正直、ここが最初の一歩の置き場所だと思います。来た人の数ではなく、声をかけた数から見る形。数える物が、自分の手の中にあるんですよね。

私は、集客の優先順位の動画を整理した記事に、声をかけた数を物差しにする話を書きました。数える物を、自分の手の届く所に置く。そういう向きの話です。

正直、再生回数は見る人が決める数字です。自分の手の外にある物差し。手の外の数字を追うと、作る物がその数字に引っぱられていきます。

なぜ手の外だと引っぱられるのか。自分で動かせない数字は、伸びた理由も落ちた理由も外にあるので、次の一手を数字に合わせて変えるしかなくなるからです。番組が盛り上がる顔ぶれへ寄っていくのも、同じ形かな。

出資の場でも、ふだんの発信でも、何を数えるかを決めるのは自分です。そこが手の中にあれば、数字が伸びない日にも、次に変える所が見えてきませんか?

私なら、見る人の数より、自分が動かした数を物差しにします。

03

お金が動いた量で測る番組、投資村を立ち上げる

▲目次
図解。再生回数はいらない、お金が動いた量を見る、番組の名前は投資村、の三つの札に、村の入口の門と動画の枠の水彩画が描かれている。見出しは、お金が動いた量で測る番組、投資村を立ち上げる
図解: お金が動いた量で測る番組、投資村を立ち上げる

物差しを替えると、番組はどう変わるのでしょう?再生回数を追うと、喧嘩と説教に寄っていきます。前の章は、そこまでの話。そこで西野さんは、測る物そのものを替えた番組を作ってしまいます!

そこで、再生回数は追わず、どれだけお金が動いたか、どれだけの事業がきちんと立ち上がって今も進んでいるかを、ちゃんと追いかけようと考えた、と話します。

西野亮廣さん(動画 3:05〜)

事業がちゃんと立ち上がって、今現在進んでいるかっていう、そこをちゃんと追っかけようっていうことで、え、投資村っていう番組を立ち上げてみたんですね。

その番組の名前が、投資村です。この番組では、再生回数もいらない、とはっきり言い切ります。

物差しは、どれだけお金が動いたか、どれだけ集まったか。見るのはこの一点だけ、という説明です。

作りとしては、事業者に事業のプレゼンをしてもらい、その動画の出口に、事業投資型クラウドファンディングをくっつけた形、と話します。

動画を見てプレゼンを聞き、面白いと思った人は、その仕組みを通して事業に出資する、という立て付けです。続けて、そういう形で一度やってみた、と話します。

ここで変わったのは、測る物だけではないんですよね。動画そのものの役目が変わっています。見せ物から、事業の話を届ける場へ。

私の見方では、事業者の側から見ても、この形は違ってきます。喧嘩で目を引く必要がなく、事業の話をそのまま届ければいいからです。聞く人も、面白いかどうかの先で、自分が動くかどうかを決めることになります。

で、私が見たいのはここです。再生回数が物差しなら、作り手は人目を引く方へ寄っていきます。お金が動いた量が物差しなら、寄る先は事業の話がきちんと伝わる方。同じ番組という器でも、中身の寄り方は正反対です。

私の見方では、喧嘩を呼ぶ理由そのものが消えるんですよね。お金が動くかどうかで測るなら、場を荒らしても得がありません。出演者の選び方も、話の運び方も、動画の終わり方も、物差しひとつで向きを替えます。

正直、投資の仕組みの細かいところは、私がこの動画から持ち帰る物ではありません。持ち帰るのは、物差しを替えると作り方まで替わる、という一点。数字の取り替えに見えて、中身は番組の芯ごと入れ替えです。

発信でも同じ形があります。アクセス数を追う記事と、読んだ人の次の行動を追う記事では、書く中身が変わってきますよね。

発信やお店の仕事でも、同じ形はあるはずです。今追っている数字は、作る物をどちらへ寄せていますか?

物差しを替えれば、作り方も替わります。

04

19時20分に525万円、喧嘩のない場で動いたお金

▲目次
図解。19時にスタート、19時20分に525万円、目標は5000万円、の三つの札に、時計とノートパソコン、積み上がる札束の水彩画が描かれている。見出しは、19時20分に525万円、喧嘩のない場で動いたお金
図解: 19時20分に525万円、喧嘩のない場で動いたお金

物差しを替えた第1回は、どうなったのでしょう?喧嘩を呼ばない作りで、人は本当に動くのか、という問いでもあります。その答えが、動画の後半に出てきます!

第1回をやってみたところ、19時にスタートして、19時20分の段階で、ある事業者のプロジェクトに525万円が集まっている、と話します。

西野亮廣さん(動画 3:54〜)

19時にスタートして、19時20分の段階で525万が集まってますと、これなんか、いや、で、この動画をずっとYouTube上に置いとくわけですけども、

この動画は、YouTubeにずっと置いておく、と続けます。それが、その事業のプレゼン資料やプレゼンページになればいい、という説明です。

しかも、その間、喧嘩のようなものは1回もなかった、と続けます。

西野亮廣さん(動画 4:23〜)

喧嘩みたいなものは1回もなく普通に淡々と事業の話聞いて、あ、そうなんですねみたいな。じゃあ皆さんどうですか?興味があるからどうぞっていう感じで投げたところ、え、お金がガッて動いてるっていう。

場の運びは、普通に淡々と事業の話を聞いて、興味があるならどうぞ、と投げかけただけ。それでお金が動いた、という話です。

目標は5000万円。そこまで行くんじゃないか、という見込みも話します。

西野亮廣さん(動画 4:51〜)

非常に面白いものが始まったんじゃないかなって思ってます。こういうのが増えるといい。

締めは、緊急で動画を回した、韓国のプチョンから届けた、と話して終わります。

喧嘩のない場、淡々と聞かれた事業の話、その先に集まったお金の量。この流れを、西野さんはひと続きで並べて話しているんですよね。

実は私、10月21日の振り返りに、自分の発信で響いた人と会うと学べて貢献できて稼げて、と書いていました。

書いた順番は、響いた人と会うのが先で、稼げるのは最後。

525万円は、動いた量がひと目で分かる数字です。西野さんの話には、喧嘩がなく淡々と話が聞かれた、という場の様子も出てきます。私は、そこにも目を向けたいと思っています。

場の様子まで見たい理由は、はっきりしています。数字は、どれだけ動いたかは教えてくれても、なぜ動いたかまでは教えてくれないので。

数字だけなら、見えるのは集まった量までです。場の様子まで見ると、誰がどう動いたのかの手がかりが残ります。

5000万円は、西野さんの見込みとして話された数字です。届くかどうかは、私が言える話ではありません。見たいのは、喧嘩のない場が回を重ねてどう育つか、の方。

数字が大きく動いた日、その場の様子まで振り返っていますか?

私なら、数字を見たあとで、その場の様子を確かめに行きます。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 動画は、どんな内容ですか。

A. 西野さんが韓国のプチョンから急いで回した動画です。再生回数は追わず、お金が動いた量で測る番組、投資村を始めた話をしています。

Q. ピッチ番組は、なぜ喧嘩や説教に寄りやすいのですか。

A. 動画では、再生回数を狙うと、喧嘩をあおる作りや、説教が生まれる作りになりやすい、と話します。出資を募る人の社会性の低さや、ビジネスプランの弱さが、番組の見せ場になる作りです。

Q. 投資村は、何を物差しにしていますか。

A. 動画では、再生回数は追わず、どれだけお金が動いたか、どれだけの事業がちゃんと立ち上がって今進んでいるかを物差しにする、と話します。

Q. 第1回は、どうなりましたか。

A. 動画では、19時にスタートして、19時20分の段階で525万円が集まり、その間に喧嘩は1回もなかった、と話します。目標金額は5000万円という説明です。

Q. 物差しの話は、自分の仕事にどう引き寄せられますか。

A. 自分が追っている数字が、自分の手の中にあるか。数字の向こうの空気も、一緒に見ているか。この2点から、ふだんの物差しを見直せます。

MATOME

まとめ。何で測るかが、作る物を決める

▲目次

再生回数を狙うと、ピッチ番組は喧嘩と説教に寄っていく。で、資金調達は事業のスタート、と西野さんは話します。そこで物差しをお金が動いた量に替えた投資村を立ち上げ、第1回は19時20分に525万円、という流れでした。

正直、私がこの動画から持ち帰ったのは、何で測るかが作る物を決める、という見方です。物差しは、自分の手の中にある数字に置く。そして、数字の向こうの空気も一緒に見ておきたいんです!

実は、私が前に書いた記事にも、物差しを手の中に置く見方と、響いた人と会って学ぶ見方が出てきます。どちらも、この動画の向きと同じ線の上に見えるんですよね!

自分が追っている数字は、手の中にありますか?

COLUMN

数字は目盛り、鍋の中は自分の目で

図解。見出しは、数字は目盛り、鍋の中は自分の目で。目盛り、鍋の中、次の一手、の三つの札が矢印で並び、左にひろくんの水彩画が描かれている
図解: 数字は目盛り、鍋の中は自分の目で

動画の整理に出てくる、再生回数という目盛りと、お金が動いた量という目盛り。この二つの目盛りは、以前、私が書いたことと同じ向きで並びます。どちらの目盛りも、見ているのは数字の上の位置です。

私の記事より(集客は攻略できるゲームか?自由に試す楽しさと、結果をみて嬉しい気持ち・数字は目盛り、鍋の中は自分の目での節)

数字の仕事にも、画面の外に鍋があります。数字が示すのは目盛り。届いた人の反応や、数字の向こうの空気は、鍋の中です。つまみだけを見て次の手を決めると、味を見ないまま塩を足すことになりかねません。目盛りと鍋の中の両方を見て、次の一手を選ぶ。

私は10月12日の魂磨きの記事に、数字が示すのは目盛りで、届いた人の反応や、数字の向こうの空気は鍋の中です、と書きました。そして、目盛りと鍋の中の両方を見て、次の一手を選ぶ、とも書いています。

私は、成功の目安を、数字より状態が変わることに置いています。家族に、お父さん、最近楽しそうだね、と言われること。物差しをどこに置くかで、見る場所が変わります。

私は、数字を答えそのものにはせず、どの鍋をのぞきに行けばいいかを、そっと知らせてくれる合図だと考えています。目盛りが動いた時、その鍋の中で何が起きているのかは、数字のどこにも書いてありません。上がった時も下がった時も、その理由は、ふたを開けて味を見に行かないと分からないんですよね。

自分が毎日追いかけている数字の向こうで、鍋の中は今、どんな味になっていますか?ふたを開けるのは、自分の手。

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネル西野亮廣 / Akihiro Nishino
出演西野亮廣さん
公開日2026年10月23日
長さ5分27秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=XR9-IeuZ26o

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