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GitHub週間ランキングTOP10(2026年10月第3週)は、1位と6位がプログラムを解析する道具でした

2026.10.19

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。

今回は、GitHub公式のTrending(週間)から、今週スターを多く集めた10本を紹介します。スターは、GitHubの「いいね」にあたる印です。毎週出しているシリーズの2本目になります。

今週の1位と6位には、AIにプログラムの中身を調べさせる道具が並びました。その間を、声・画像・動画・図をAIに作らせる道具が埋めています。英語のREADMEを読まなくても、自分の仕事に関係あるかが分かるように書きます。

今週のTOP10を4つの流れに分けた全体図

テーマは「新しい道具を探す前に、成功している方法と、手元にもう入っている物を先に見る」。

3行でわかるポイント

  1. 1位REAと6位Ghidraは、どちらもプログラムの中身を調べる道具。REAは解析にGhidraを使えます(1位へ)
  2. 声・画像・動画・図をAIに作らせる道具が4本入った。VoiceStudio・ArtCraft・Diagram Design・HyperFramesです(今週の流れへ)
  3. 10本のうち3本は、私の環境にもう入っていた。Diagram Design・HyperFrames・Claude公式プラグイン集です(コラムへ)

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01

GitHub週間ランキング10月第3週のTOP10一覧。新顔は8本、先週から残ったのは2本

▲目次
今週増えたスターを横棒で並べた図。1位REAだけが飛び抜けている

まずは10本を一度に見てください。「今週のスター」は、この1週間で増えた数です。

順位名前今週のスター何をする物か
1morluto/rea+229,268AIエージェントに、アプリやプログラムの中身を調べさせる(リバースエンジニアリング)ためのMCP
2debpalash/VoiceStudio+16,569声のクローン・吹き替え・文字起こし・オーディオブックを、手元のパソコンだけで作るアプリ
3storytold/artcraft+16,3792Dで組み、3Dで配置してから、AIで画像・動画を作る、作り手向けの制作アプリ
4boykopovar/AnyPS5+14,224PS5用の実行ファイルを、エミュレーターを使わずLinux・Windowsで動く形に変換する道具
5cathrynlavery/diagram-design+7,901AIエージェントに、ブランドに合った図解をHTML+SVGの1ファイルで描かせるスキル
6NationalSecurityAgency/ghidra+7,602米国家安全保障局(NSA)の研究部門が作り、公開しているリバースエンジニアリングの道具
7heygen-com/hyperframes+5,883HTMLで書いた画面を、毎回同じ結果のMP4動画にする枠組み(HeyGen製)
8MadsLorentzen/ai-job-search+5,742Claude Codeの上で動く、転職活動(求人の評価・履歴書・面接準備)の仕組み
9anthropics/claude-plugins-official+4,774Anthropicが管理する、Claude Code公式のプラグイン集
10K-Dense-AI/scientific-agent-skills+4,310AIエージェントを研究の助手にする、科学向けのスキル集(177個)

並べ方: GitHub公式 Trending(週間)を2026年10月19日に取得し、載った14件を「今週増えたスター」の多い順に並べ、上位10件を採りました。

先週との違いも見ておきます。先週1位だったAnyPS5は、今週4位。先週5位だったHyperFramesは、今週7位でした。先週の10本から今週も残ったのは、この2本だけです。

先週10位のcursor/pluginsは、今週は14件中14番目でTOP10の外。先週のほかの7本は、今週のTrendingに名前がありません。残りの8本は、すべて今週の新顔です。

1位のREAは、今週だけで+229,268。2位のVoiceStudioが+16,569なので、1位だけ桁が違います。

参考動画: 同じ週のランキングを紹介したTikTok(@aipro_match_com「GitHub週間ランキング 5位→1位|10月第3週」・順位は投稿者の数え方です)

@aipro_match_com GitHub週間ランキング 5位→1位|10月第3週
02

1位 REA。AIにアプリやプログラムの中身を調べさせるMCP

▲目次
1位REAが、AIエージェントにプログラムやアプリの中身を調べさせ、根拠と分からなかった所を返す流れの図

1位はREA(Reverse Engineer Anything)です。リバースエンジニアリングは、出来上がったプログラムから、中身や仕組みを調べ直すことです。

REAはMCPという形で作られています。MCPは、AIエージェントに外の道具をつなぐための、共通の差し込み口です。READMEの一言はこうでした。

“One MCP for reverse engineering across binaries, applications, and runtime behavior”

日本語にすると、プログラム本体・アプリ・動いている時の振る舞いまで、1つのMCPで調べる、という意味です。

つなぐ相手は広いです。ネイティブのプログラム、JavaScriptやElectronで作られたアプリ、.NET、Webサイト。ターミナルからも同じ道具が使えます。ネイティブの解析には、既存のHopper・Ghidra・IDAを使えます。JavaScriptの静的解析には、何も足さなくて大丈夫です。

私が大事だと読んだのは、結果の返し方です。REAの結果には、根拠と限界がつきます。限界とは、分からなかった所のことです。

AIに推測で埋めさせない。分かった事と、分からなかった事を分けて返す。私が分身AIとAIチームに求めている動き方も、ここにあります。まずやり切る。手を尽くす。調べ尽くす。そのうえで決める。やり切らずに「分からないから聞く」で止まるのは、私の考える動き方ではありません。中身を調べる道具をAIの手に渡すと、推測で答える前に、実物を開いて確かめる道が開きます。

解析は手元のパソコンで動きます(Analysis runs locally)。READMEのFAQには、自分のアプリをアップロードするのかという質問がありました。答えは、対象は手元で解析する。ただし、使うAIモデルの提供元には、それぞれのデータの扱いがある、というものです。

事例も載っていました。古いゲームDX-Ballの効果音の左右の振り分けの計算を復元した例。NotionのElectronアプリで、クリップボードの橋渡しを追った例。東方の4作目(TH04・DOS版)で、弾の輪の計算を復元した例です。

READMEには、30万スターへのお礼の一文がありました。私がAPIで確かめた累計は331,601です。作られたのは2026年4月14日。半年でここまで来ています。動かすにはNode.js 22.19以上、24.11以上、26以上のどれかが要ります。

使ってよい範囲 DISCLAIMER.mdに、責任ある使い方が書かれています。対象は、自分が持っているソフトか、調べる許可があるソフトだけです。商用の道具は、正規に入手して、許可を得て使う。割れ・盗んだ鍵・ライセンスの回避は認めない、とはっきり書いてあります。

6位のGhidraとは、ここでつながります。REAはGhidraを解析の道具として呼べます。今週の上位を「中身を調べる」がつないでいる形です。

参考: morluto/rea のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

morluto/rea のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @morluto(10月18日の投稿・投稿者の意見です)

03

2位 VoiceStudio。声の道具を、手元のパソコンだけで動かす

▲目次
2位VoiceStudioが、声のクローン・吹き替え・文字起こし・オーディオブックを手元のパソコンで動かす図

2位はVoiceStudioです。GitHubの紹介欄には、オープンソースで、完全に手元で動く、ElevenLabsの代わりと書かれています。

できることは、声のクローン、声のデザイン、動画の吹き替え、音声入力、文字起こし、オーディオブック作り。対応は646言語です。

READMEの一文が分かりやすいです。”Local workflows run on your hardware. Remote services are optional; usage analytics requires consent.” 手元の処理は自分のパソコンで動く。外のサービスは任意。利用の統計は、同意した時だけ取る、という意味です。

AIエージェント向けには、Local APIとMCPがあります。AIエージェントから、声の作業を頼める形です。

専用のGPUが無いパソコンでも、CPUで動きます。そのかわり遅くなり、空き容量は約5GB要ります。Intel Macは画面だけで、処理は別のマシンにつなぐ形です。ライセンスはAGPL-3.0。作られたのは2026年4月9日です。

READMEは、声のクローンについて “Clone voices only with permission” と書いています。許可を取った声だけを写す、という線です。

声で感じることはテキストではないものがいっぱいある。言霊というか響く。私は声について、そう感じています。VoiceStudioは、声の音をそっくりに写せる道具です。ただ、響くかどうかは、音だけでは決まらないのかもしれない。同じ声でも、誰の声として聞くかで、響き方が違うのかもしれません。そう考えると、許可を取った声だけという線は、ただの注意書きではなく、その声の持ち主との関係を守る線として読めます。

入れ方(READMEより): macOS/Linuxは curl -fsSL https://voicestudio.sh/install | sh、Windowsは PowerShell の irm https://voicestudio.sh/install | iex。または、エージェントに docs/install/agent.md に沿って入れてもらう手順もあります。

参考: debpalash/VoiceStudio のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

debpalash/VoiceStudio のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @RoundtableSpace(10月17日の投稿・投稿者の意見です)

04

3位 ArtCraft。2Dで組み、3Dで配置してから、AIで作る

▲目次
3位ArtCraftの、2Dで組み、3Dで配置してから、AIで画像・動画を作る3段の図

3位はArtCraftです。紹介欄には、アーティスト・デザイナー・映像の作り手のための制作エンジンとあります。READMEでは「The IDE for artists」。IDEは、プログラマーが使う開発の作業台のことです。それを作り手向けに置き換えた物、と読めます。

特徴は、作る順番にあります。文章だけでAIに頼むのではありません。

  • 2Dで画像を重ねて組む(2D Image Compositing)
  • 画像から3Dの形を起こす(Image to 3D Mesh)
  • 3Dで物や人の配置・ポーズ・カメラを決める(Scene Blocking)
  • 人物の見た目を引き継がせる(Character Identity Transfer)

ここまで決めてから、AIで画像や動画を作ります。言葉で伝えにくい「どこに何があるか」を、先に形で渡す作り方です。

つなげるAIの数も多いです。ArtCraft自身のカタログに62モデル。内訳は、画像16・動画25・音5・3Dメッシュ11・空間5です。ほかにGrok、Midjourney、Sora、World Labsにもつなげます。

Windows版とmacOS版があり、最新はv0.41.0。ライセンスはMITかApache-2.0です。リポジトリが作られたのは2022年3月31日。今週の10本の中では、6位のGhidraに次いで古い1本でした。

入れ方(READMEより): Windows版とmacOS版のアプリがあります(最新 v0.41.0)。

参考: storytold/artcraft のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

storytold/artcraft のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @UniverseB1020(10月13日の投稿・投稿者の意見です)

05

4位 AnyPS5。先週の1位は、今週も上位に残りました

▲目次
4位AnyPS5の、先週1位から今週4位への動きと、進み具合の図

4位はAnyPS5です。先週は1位でした。数字で並べると、先週は+21,365で累計26,985。今週は+14,224で累計43,917です。

先週の記事で、私はこの1本をこう紹介しました。

GitHub週間ランキングTOP10(2026年10月第2週)「1位 AnyPS5」の節より

経営者の仕事に直接は関わらない1本です。ただ、今週の10本の中で、AIの道具ではないのはこれだけでした。

今週も、経営者の仕事に直接は関わらない1本です。ただ、今週はAIの道具ではない物が2本になりました。AnyPS5と、6位のGhidraです。どちらも、出来上がったプログラムを相手にする道具でした。

先週は1本だけ浮いていた物が、今週は2本並んだ。AIの道具が並ぶ中で、AIではない道具が2週続けて上位にいることも、今週の景色の一部です。

中身を見ておきます。READMEの一言は “Tool for automatic executables porting to Linux and Windows”。PS5用の実行ファイルを、LinuxとWindowsで動く形へ自動で移す道具です。

エミュレーター(別の機械をまねて動かす仕組み)は使いません。かわりに、再リンカ(relinker)と、システムライブラリの実装を持っています。再リンカだけの版は、Apple siliconを含むmacOSでも動きます。Web版の変換器もあり、ファイルは自分の端末から出ません。

作者は10月14日にXで、v0.1.2で、システムライブラリが88.3%、シェーダーが100%と投稿していました。同じ投稿で「ほとんどのゲームはまだそのままでは動かない」とも書いていました。

使ってよい範囲 READMEの免責には、著作物・ファームウェア・鍵を含まず、求めもしない、とあります。持っていない物を手に入れるための道具ではない、ということです。ライセンスはGPL-2.0です。

参考: boykopovar/AnyPS5 のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

boykopovar/AnyPS5 のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @boykopovar(10月14日の投稿・投稿者の意見です)

06

5位 Diagram Design。AIに図を描かせるスキルは、私の手元にも入っています

▲目次
5位Diagram Designの、45種類の図の見本とブランドに合わせる仕組みの図

5位はDiagram Designです。AIエージェントに図を描かせるスキルです。スキルは、AIに渡す手順書と道具をひとまとめにした物です。

READMEの一言は、”An agent skill that draws diagrams as one self-contained HTML + SVG file, in your brand. 45 diagram types. No shadows. No Mermaid slop.” 図を、自己完結したHTML+SVGの1ファイルで描く。ブランドに合わせる。図の種類は45。影は付けない、という宣言です。GitHubの紹介欄は「44 diagram types」でしたが、ここではREADMEの45を使います。

図の種類ごとに、明るい・暗い・雑誌風の3つの見本があります。ビルドもJavaScriptも外部の画像も要りません。

自分のサイトのURLを読ませると、色と文字をブランドに合わせられます。draw.io・Mermaid・Excalidrawの図を取り込めて、PNGとSVGに書き出せます。作者は10月5日にXで、分解図・間取り図・配置図の3Dにも対応したと投稿していました。

いいなと思ったのは、READMEが自分で弱点を書いていることです。質はモデル次第。同じ頼み方でも、毎回配置が変わる。後から編集する元データではない。Gitで管理する文書の図なら、Mermaidの方が向く。ここまで正直に書いてある道具は、入れる前に判断しやすいです。

私の環境にも、このスキルは入っています(~/.agents/skills の下に v2.6)。

私にとって図は、出来上がった絵である前に、考えるための紙です。話すと、自分の声が自分に聞こえる。紙とペンで書くと、俯瞰できる。言葉だけでなく、図やつながりや構造として紙に出す。その紙をAIも一緒に見ながら対話すると、私の感覚とAIの構造化がスパークします。AIに図を描かせる道具は、その紙を早く出すための道具として見ています。

考えるための紙として使うのか。残す資料として使うのか。入れる前にここを分けておくと、READMEの弱点の欄がそのまま判断の材料になります。残す資料なら、READMEの言う通りMermaidを選ぶ手があります。

入れ方(READMEより): npx skills add cathrynlavery/diagram-design。Claude Code は /plugin marketplace add cathrynlavery/diagram-design → /plugin install diagram-design@diagram-design

参考: cathrynlavery/diagram-design のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

cathrynlavery/diagram-design のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @cathrynlavery(10月5日の投稿・投稿者の意見です)

07

6位 Ghidra。NSAが公開している、中身を調べる道具

▲目次
6位Ghidraが、プログラムの殻をはがして読める形に戻す図。1位REAが使う

6位はGhidraです。米国家安全保障局(NSA)の研究部門が作り、保守しているリバースエンジニアリングの枠組みです。

できることは4つにまとまります。逆アセンブル(機械の言葉を、人が読める命令に戻す)。逆コンパイル(さらに、プログラムに近い形に戻す)。処理の流れをグラフで見る。JavaとPythonでスクリプトを書く。Windows・macOS・Linuxで動きます。

GitHubのリポジトリが作られたのは2019年3月1日。最新版はGhidra 12.1.4です。ライセンスはApache-2.0。今週の10本の中で、いちばん長く公開されている1本です。

7年前からある道具が、今週また上位に来ました。理由はREADMEには書いてありません。ただ、1位のREAが解析の道具としてGhidraを呼べることは、READMEで確かめられます。推測: REAを入れた人が、Ghidraも合わせて見に来た可能性があります。

1位と6位を並べると、役割が分かれて見えます。Ghidraは、人が中身を調べる作業台。REAは、その作業台をAIエージェントにつなぐ差し込み口です。

使ってよい範囲 Ghidraを使う時も、REAのDISCLAIMER.mdと同じ線で、自分が持っているソフトか、調べる許可があるソフトだけを対象にします。

参考: NationalSecurityAgency/ghidra のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

NationalSecurityAgency/ghidra のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @wedtm(10月11日の投稿・投稿者の意見です)

08

7位 HyperFrames。HTMLで書いた画面を、毎回同じ動画にする

▲目次
7位HyperFramesの、お手本の動画・HTML・MP4・Brand kitsをつなぐ図

7位はHyperFramesです。HeyGenが作っています。先週は5位で、+4,081・累計60,379。今週は7位で、+5,883・累計67,291です。順位は下がりましたが、1週間で増えたスターは先週より多くなりました。

紹介欄は “Write HTML. Render video. Built for agents.” HTMLを書けば、動画になる。エージェントのために作った、という一言です。HTML・CSS・メディア・アニメから、毎回同じ結果のMP4を作ります。

先週の記事では、この仕組みをこう書きました。

GitHub週間ランキングTOP10(2026年10月第2週)「5位 HyperFrames」の節より

HTMLで書けるということは、AIに書かせやすいということです。画面の文字も、色も、動きも、コードで決まります。

この1週間で、その「AIに書かせやすい」がさらに進みました。HyperFrames公式は10月15日にXで、HyperFrames Studioに2つの機能が入ったと投稿していました。

1つ目は「Reference Any Video」。お手本の動画の形式で作る機能です。2つ目はBrand kits。サイトを1回読んで、色・文字・ロゴを動画に当てる機能です。

先週の私の言葉に当てはめると、コードで決まる文字・色・動きのうち、色と文字とロゴを、自分のサイトから持ってこられるようになった、ということです。5位のDiagram Designも、サイトのURLから色と文字を合わせられました。図と動画で、同じ方向の機能が同じ週に並んでいます。

Claude Codeでは、/hyperframesから始めます。21個のスキルが入っていて、/product-launch-video(商品の発表動画)、/faceless-explainer(顔を出さない解説動画)、/pr-to-video、/embedded-captions(字幕を動画に入れる)、/slideshow などがあります。

私の環境にも、npmのhyperframesが入っています。10月9日の更新作業で、0.8.139から0.8.143に上がりました。撮影した時点で、GitHubの最新はv0.8.174でした。

台本から動画を作る流れは、manaさんの解説を紹介した記事にも書いています(台本から動画を作る記事)。

入れ方(READMEより): Claude Code は claude plugin marketplace add heygen-com/hyperframes → claude plugin install hyperframes@hyperframes

参考: heygen-com/hyperframes のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

heygen-com/hyperframes のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @HyperFrames_(10月15日の投稿・投稿者の意見です)

09

8位 ai-job-search。作者が自分の転職で回した、Claude Code製の応募の仕組み

▲目次
8位ai-job-searchの、経歴の台帳から求人集め・書く役と見る役・面接準備までの4段の流れと、応募69件・1次面接20件・契約1件の図

8位はai-job-searchです。今週 +5,742・累計55,635。作られたのは2026年3月18日で、ライセンスはMITです。先週のTOP10には入っていない、今週の新顔です。

自分のパソコンで回る転職活動の仕組みです。Claude Codeの上で、求人の評価から履歴書・志望動機・面接の準備までを回します。READMEの合言葉は “Fork it and own it.”(写して、自分の物にして)です。

作者は地球物理学者です。2025年の末に職を失い、この仕組みで自分の転職活動を毎週回しました。READMEにはこう書いてあります。

“Sixty-nine tailored applications, twenty first interviews, and one signed contract later, I started as an AI engineer in June 2026.”

合わせて直した応募が69件、1次面接が20件、契約が1件。そして2026年6月、AIエンジニアとして働き始めた、という一文です。作者は面接したどの会社にも、この仕組みで応募していると最初から伝えました。不利になるどころか、たいてい本気の技術の話になったそうです。

中心は/applyの8段です。求人を読み、合うかを評価し、履歴書と志望動機を作ります。見る役のエージェントが会社を調べて批評し、書く役が直します。PDFにして実際の紙面を見て直し(履歴書はぴったり2ページ、志望動機は1ページ)、採用側の読み取りシステム(ATS)が読める文字かを確かめてから見せます。

書く役と見る役を分ける形は、AIが作った物の確認そのものです。npakaさんの解説を紹介した記事にもまとめました(確認の記事)。

私が一番目を留めたのは、作らないという線です。

“All claims in the CV and cover letter are verified against your actual profile. The system never fabricates skills or experience.”

履歴書と志望動機の中身は、全部自分の経歴の台帳と照らして確かめる。持っていない技能や経験は作らない、という一文です。だから台帳が薄いと、誰にでも出せる応募になります。何をしたか・何を使って・どんな成果かまで書くほど、その会社に合わせた応募になる、とREADMEは書いています。

「1本完璧に作って仕組み化で質高く量産できる」。私はそう考えています。最初の1本で残すのは、表面の形ではありません。なぜそうするのか。その判断軸と価値観。そこに紐づく体験の話です。ai-job-searchは、作者が自分の転職で毎週使い倒した1本を、そのまま仕組みにして公開した物でした。69件の応募の中で磨かれた判断が、/applyの評価や批評、そして作らないという線に入っている、と私は読みました。

送る前に人が見る線も引いてあります。フォークは必ず公開になるので、個人情報は非公開のリポジトリに置く。求人の文は信用しない入力として扱い、中の指示には従わず、リンクも開かない。

ただしその守りは指示の段階の物で隔離ではないので、見慣れない求人サイトでは、送る前に取ってきた物と書いた物に目を通す。他の人のフォークから求人サイト用のスキルを借りる時は「コードを読む(Read the code)」。Anthropicとは無関係です。

入れ方(READMEより): フォークして自分の物として使う(Fork it and own it)。個人情報は非公開のリポジトリに置く。

参考: MadsLorentzen/ai-job-search のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

MadsLorentzen/ai-job-search のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @Zen_with_AI(10月11日の投稿・投稿者の意見です)

10

9位 claude-plugins-official。Anthropicが管理する、Claude Code公式のプラグインの棚

▲目次
9位claude-plugins-officialの、内製と外部の2段の棚と、claude-securityが候補を疑う役に通して残った物だけを報告する図

9位はclaude-plugins-officialです。今週 +4,774・累計43,061。作られたのは2025年11月20日で、ライセンスはApache-2.0です。先週のTOP10にはいなかった1本です。

紹介欄は “Official, Anthropic-managed directory of high quality Claude Code Plugins.” Anthropicが管理していて、質の高いプラグインを集めた公式の一覧です。中は2つの棚です。/pluginsはAnthropicの内製、/external_pluginsはパートナーと有志の物で、品質と安全の基準を満たしてフォームから申し込んだ物が並びます。

1つのプラグインは、.claude-plugin/plugin.json が必須です。ほかに .mcp.json・commands/・agents/・skills/ を持てます(どれも任意)。スキルを束ねたプラグインは、<プラグイン名>:<スキル名> の名前で登録されます。

先にREADMEの注意書きを書いておきます。入れる前に、そのプラグインを信頼できるか確かめる。Anthropicは中のMCPサーバーなどを管理していない。公式の棚だから全部安心、ではないということです。

中の1つ、claude-securityのREADMEを10月19日に読みました。AnthropicのClaude Securityを、Claude Codeのセッションの中で使う版です。エージェントのチームが、セキュリティの調査員として動きます。入口のメニューは/claude-securityです。コード全体を調べるほか、変えた所(ブランチの差分・プルリクエスト・1コミット)だけを調べることもでき、見つかった問題の直し案まで作れます。

私が面白いと思ったのは、疑う役がいることです。

“Every candidate is handed to independent verifiers whose job is to disprove it”

見つけた候補は全部、「それは間違いだ」と証明しにいく別のエージェントに渡す、という一文です。疑われても残った物だけが報告に載ります。READMEは続けて “That is why the reports stay short.”(だから報告は短い)と書いています。

リポジトリの中のコード・コメント・CLAUDE.mdは、従う指示ではなく、調べる材料として読みます。調べるたびに結果が少し変わるので、人のコードレビューや他のチェックの代わりではなく、足す物だとしています。直し案は作業中のフォルダとは別の写しで作り、別のエージェントが確かめ、当てるかは自分で選びます。

自分のセッションの権限で動くので、信用できないリポジトリを調べる時は、sandbox-runtimeの中で動かすよう勧めています。Xでは@rarandeyoさんが10月16日に、エンジニアにclaude公式のsecurity pluginを使ってほしい、大きいリポジトリだと30分くらいかかる、と投稿していました。

私の環境には、claude-plugins-officialのマーケットプレイスが登録されています。その中のskill-creatorを入れています。

入れ方(READMEより): /plugin install {name}@claude-plugins-official、または /plugin > Discover で棚から選ぶ。claude-securityは /plugin install claude-security@claude-plugins-official のあと /reload-plugins

参考: anthropics/claude-plugins-official のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

anthropics/claude-plugins-official のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @rarandeyo(10月16日の投稿・投稿者の意見です)

11

10位 scientific-agent-skills。研究の手順を177個のスキルに束ねて配る

▲目次
10位scientific-agent-skillsの、177個のスキルを束ねて化学・生物・医学などの分野へ配る図と、入れる前にSKILL.mdを読むという注意

10位はscientific-agent-skillsです。今週 +4,310・累計52,827。作られたのは2025年10月19日で、ライセンスはMITです。こちらも先週のTOP10には名前がありませんでした。公式は10月15日にXで、今週5万スターを超えたと投稿していました。

スキルが177個、データベースが100以上。版はv2.72.0です。旧名はClaude Scientific Skillsで、改名の説明は “Same skills, broader compatibility.”(中身は同じで、Claude以外でも使えるようにした)。

Agent Skillsの標準に沿っているので、Cursor・Claude Code・Codex・Google Antigravityなどで使えます。plugin.jsonとskills/を持つ形なので、1つのプラグインとしても読み込めます。分野は生物・化学・医学・物理・工学・地球科学・データ分析、論文やスライドなど研究の書き物までです。

各スキルにはSKILL.mdがあり、目的・手順・版の情報を持ちます。スクリプト付きのスキルには、それぞれ試験が付いています。論文はarXiv 2609.00065。紹介欄の「used by 250,000+ scientists」(25万人以上の科学者が使う)は、作者側の主張です。

READMEには頼み方の例もあります。ChEMBLでEGFR阻害薬を探し、RDKitで構造と活性の関係を分析し、改良案を作る。続けて仮想スクリーニングをかけ、PubMedで耐性が生まれる仕組みを調べ、図と報告書まで作ります。ここまでを1つのプロンプトで頼むと、rdkitやpaper-lookupなど6つのスキルが動きます。

研究者でない経営者には、遠い1本に見えるかもしれません。ただ、この形そのものは身近です。ある分野の手順を、スキルとして束ねて配る。9位の公式プラグイン集も、5位のDiagram Designも、同じ形をしています。

束ねて配るからこその判断も見えます。2.72.0では、文書のスキル(docx・pdf・pptx・xlsx)がAnthropicのライセンスの物だったので、同梱をやめました。使う人はAnthropicのリポジトリから入れます。それで181個から177個になりました。

“Skills can execute code and influence your coding agent’s behavior. Review what you install.”

スキルはコードを動かし、エージェントのふるまいも変えられる。入れる物は中身を見て、という一文です。一度に全部入れず、要る物だけを、SKILL.mdを読んでから入れる。有志が足したスキルは作者側も見切れていないので、Ciscoのskill-scannerで自分でも調べられるようにし、作者側も毎週調べ直して結果を公開しています。

AIへ渡すのは、目的とゴールだけでは足りないと私は考えています。背景の文脈と意図、体験から磨いた感性と観まで渡して、初めて自分から生えたAIになる。177個のスキルや公式のプラグイン集は、誰かが磨いた手順を借りられる棚です。借りた手順に、自分の仕事の文脈を渡す。そこで初めて、借り物が自分のAIとして動き出します。

スキルの使い方は、むっちょさんが毎日使う10個を紹介した記事も参考になります(スキルの記事)。

入れ方(READMEより): npx skills add K-Dense-AI/scientific-agent-skills(GitHub CLIの gh skill でも入れられる)

参考: K-Dense-AI/scientific-agent-skills のGitHubページ(2026年10月19日撮影)

K-Dense-AI/scientific-agent-skills のGitHubリポジトリのページ(2026年10月19日撮影)

Xでの投稿: @k_dense_ai(10月15日の投稿・投稿者の意見です)

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10本から見える今週の流れ

▲目次
今週の流れを、自分という幹から伸びる4本の枝で示した図

10本を並べると、4つの流れが見えます。

1つ目は、中身を調べる。1位REAと6位Ghidraです。同じ「プログラムの中身を調べる」道具で、REAはGhidraを使えます。今週の上位を、この2本がつないでいます。

2つ目は、手元で動く。READMEで「手元のパソコンで動く・データが外に出ない」と言っているのは4本です。REA(解析は手元)、VoiceStudio(fully-local)、AnyPS5(Web版の変換器でもファイルは端末から出ない)、ai-job-search(runs on your machine)。

3つ目は、AIに作らせる物が増えた。VoiceStudioは声。ArtCraftは画像と動画。Diagram Designは図。HyperFramesは動画。文章だけだったAIの仕事が、耳と目で受け取る物にまで広がっています。

4つ目は、束ねたスキル集。claude-plugins-official、scientific-agent-skills、diagram-designです。誰かの手順を、まとめて借りられる形です。

10本のうち8本は、AIエージェントのまわりの道具か、AIで作る道具でした。例外は4位AnyPS5と6位Ghidraの2本です。

入れる前に確かめる所も、4つの流れから決まります。手元で動くか。何を外に送るか。許可が要るか。この3つのどれかは、REA・VoiceStudio・AnyPS5・ai-job-search・公式プラグイン集のREADMEに書いてありました。

私はAIを、外から別の人格を貼り付ける物とは見ていません。私の言葉では「あくまで本人からAIを生やすイメージ。拡張装置。」です。中身を調べる道具は、私の確かめる力を延ばします。声・絵・図・動画を作る道具は、私の伝える力を延ばします。今週の10本は、どれも自分から生やす道具の候補として並んでいる、と私は読みました。

同じ週のAIの動きは、週刊GPTs研究会の記事にまとめています(週刊GPTs研究会 10月3週)。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. このランキングは、どうやって並べていますか?

A. GitHub公式のTrending(週間)を2026年10月19日に取得し、載った14件を「今週増えたスター」の多い順に並べて、上位10件を採りました。累計のスターではなく、この1週間で増えた数で並べています。

Q. REAやGhidraで、どんなソフトでも調べてよいのですか?

A. いいえ。REAのDISCLAIMER.mdは、自分が持っているソフトか、調べる許可があるソフトの解析のため、と書いています。商用の道具は正規に入手して許可を得て使い、割れ・盗んだ鍵・ライセンスの回避は認めない、とあります。

Q. 手元のパソコンだけで動く道具はどれですか?

A. READMEでそう言っているのは、REA(解析は手元)、VoiceStudio(fully-local)、AnyPS5(Web版の変換器でもファイルは端末から出ない)、ai-job-search(runs on your machine)の4本です。REAは、使うAIモデルの提供元にそれぞれのデータの扱いがある、とも書いています。

Q. 気になった道具を入れる前に、何を確かめればいいですか?

A. 先に見ておきたいのは2つです。1つ目は、同じことをする物が手元にもう入っていないか。2つ目は、READMEの注意書きです。手元で動くか、何を外に送るか、許可が要るか。公式のプラグイン集でも、入れる前にそのプラグインを信頼できるか確かめるよう書かれています。

新しい道具を探す前に、成功している方法と手元にある物を先に見る、という図

COLUMN

新しい道具を探す前に、成功している方法と、手元にもう入っている物を先に見る

ランキングを見ると、新しい物を入れたくなります。私も同じです。

ただ、ここ最近の私は、AIに何度か同じことを返しています。分身AI日記に、その時の私の言葉がそのまま載っています。

分身AI日記 DAY195「『なんで成功してる方法調べて真似ないの?』と聞いたら、公式の標準手順が出てきました」の節より

何やってたの今まで?なんで成功してる方法調べて真似ないの?最悪なんだけどこういう無駄 再発防止して まずリサーチすること。

メールとLINEを同じ読者にまとめる仕組みを、AIが一から組み立てかけていた時に、私が返した言葉です。強い言葉のまま残しています。

この言葉のあと、使っている道具の公式の標準手順が出てきました。一から組むより先に、世の中で成功している方法を調べる。その順番を飛ばしていた、ということです。

もう1つは、少し前の回です。

分身AI日記 DAY187「同じフォルダにあった診断を動かし、5か所だけ直す案になりました」の節より

同じフォルダにあっても、開いていなかった。探す手順が無く、探したとしても日本語の言葉だけでは見つからない物でした。

作ってあった物は、すぐ近くにありました。開いていなかっただけです。動かしてみると、直すのは5か所だけ、という案に変わりました。

探す手順が無い。日本語の言葉だけでは見つからない。この2つは、GitHubのランキングを見る時にもそのまま当てはまります。READMEは英語です。自分の手元の道具の名前も、たいてい英語です。

今週の10本を並べてから、私の環境と照らしました。3本は、もう入っていました。

  • 5位 Diagram Design(スキルとして・v2.6)
  • 7位 HyperFrames(npmで・10月9日の更新作業で 0.8.139 から 0.8.143 に更新)
  • 9位 Claude公式プラグイン集(マーケットプレイスとして登録済み・その中の skill-creator を入れている)

10本のうち3本です。新しく探しに行く前に、手元を見れば分かったことでした。

ランキングは、新しい物を探す場所に見えます。でも、成功している方法の一覧としても読めます。そして、自分の手元にもう入っている物を照らす鏡にもなります。

成功している方法を先に見る。手元にもう入っている物を先に見る。その2つを通してから並べると、毎週のランキングが、自分の仕事に使える棚に変わります。私はこのシリーズを、その棚を作るつもりで続けています。

👉 分身AIのことは分身AI.comにまとめています。

MATOME

まとめ。中身を調べる道具と、作らせる道具が並んだ週

▲目次

今週のGitHub週間ランキングを、順に振り返ります。

1つ目。1位REAと6位Ghidraは、どちらもプログラムの中身を調べる道具でした。REAはGhidraを使えます。調べてよいのは、自分が持っているか、許可があるソフトだけです(REAのDISCLAIMER.mdより)。

2つ目。声・画像・動画・図をAIに作らせる道具が4本並びました。VoiceStudio、ArtCraft、Diagram Design、HyperFramesです。そのうちVoiceStudioは、手元で動くことと、利用の統計は同意した時だけ取ることを、READMEにはっきり書いています。

3つ目。先週から残ったのはAnyPS5とHyperFramesの2本だけで、新顔は8本。そのうち、私の環境には3本がもう入っていました。

10本の中から気になる1本を選んだら、入れる前に2つだけ見てください。同じことをする物が手元にもう無いか。READMEの注意書きに、手元で動くか・何を外に送るか・許可が要るかが、どう書いてあるか。それだけで、ランキングが自分の仕事の棚になります。

来週も、同じ並べ方で10本を紹介します。

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