WATCH REPORT

AIでアプリ開発して稼ぐ人が作っているのは、自分が欲しいから続けられる便利なアプリ

2026.10.22

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル みかみ の動画で、アドネス株式会社の三上さんが、AIでアプリを作って稼ぐ人は何を作っているのかを、自社サービスAddness(アドネス)の歩みと実演を交えて話す回を紹介します。

AIでアプリやサービスを作って稼ぐ人が出てきた、と聞くことが増えました。自分も作ってみたい。でも、何から作れば売れるのか、何をAIに任せて何を自分で持つのか、そこが整理しきれずにいる方。そんな個人事業主や小さな会社の経営者に向けて書きました。

動画は37分。アドネス株式会社の三上さんが、売れないアプリと売れるアプリの違い、3年の赤字と競争しない考え方、自前のAI基盤をやめて任せた判断、反対の声への向き合い方を話します。続いて、広がるまでの段階、Addness の実演、人間の仕事の考え方まで、順に進みます。

読み終えると、三上さんの話を動画の順に追えます。出てくる数字は、三上さん本人の発言として、確かめた数字と分けて読めるようにしました。その横に、私の手元の記録と、私なら、の一言を添えています!

SPEAKER

三上さん(アドネス株式会社)

この動画の話し手です。着ているスウェットにはアドネス株式会社の名前が入っています。聞き手の質問に答える形で、自社サービスAddness(アドネス)が広がるまでの歩みと、画面を見せながらの実演を話します。

3行でわかるポイント

  1. 三上さんは、売れるアプリは自分が欲しい、あげたら便利、という便利起点で作られ、割に合わない時期が長いので競争せずに続ける、と話します。(第1章・第2章へ)
  2. 三上さんは、自前のAI基盤をやめて Claude Code と Codex に任せ、Addness は何をやるかを整理する側に集中したと話し、反対の声は使いにくさの情報として改善に使う、と続けます。(第3章・第4章・第5章へ)
  3. 私なら、作る理由を先に自分の側に置き、実行はAIに委ねて、やりたいことが出てくる時間を取ります。(第6章・第7章へ)

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01

AIでアプリ開発は、儲かりそうではなく、自分が欲しい物から始まる

▲目次
「売れるアプリの作り方」の図解。「儲かりそう」「自分が欲しい」「あげたら便利」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「便利起点で作る」
図解: 便利起点で作る
動画の画面。三上さんが話し、自分が欲しい・あげたら便利・そういう便利起点で作ってる、と付箋の字幕が出ている
動画キャプチャ: 便利起点の話の場面(3:30頃)

AIでアプリを作って稼いでいる人は、いったい何を作っているのでしょう?動画はこの問いから始まります。で、聞き手が最初に確かめたのは、作る物の中身より先に、規模感でした。

聞き手は、AIで1人企業が増え、エンジニアでなくても Claude Code などでアプリを作って稼ぐ人が出てきた、と切り出します。相手は、自社で Addness を作っている三上さん。

返ってきたのは、導入は1500社ぐらいで、1日50社〜100社ぐらい増えている、という答え。三上さん本人の発言で、私が確かめた数字ではありません。

三上さんは、これはアプリ開発というより物づくりだ、と話します。みんなが使ういいものを作るのは、とても難しい仕事。

そこで出てくるのが、椅子のたとえ。椅子がある世界で椅子を作っても仕方がなく、椅子のない世界で作れば、世界中の人が座ってくれます!

難しいけれど、うまくいけば大きい物づくり。椅子のたとえは、この一点に集まります。

そして、いまはAIで何でもできるようになった時代。そこに手が届き始め、一人で大きなサービスを作れるようになっている、というのが三上さんの見立て。

続いて話は、売れないアプリを作ってしまう人の側へ。答えは、ひと言でいえば中途半端、でした。

三上さん(動画 3:11〜)

売れないアプリ作っちゃってる人達ってなんかこう中途半端なんだよね。

儲かっていない人の多くは、儲かりそうって理由で作っている、と話は続きます。

反対に、儲かっている人が作る起点は、自分がこういう物が欲しい、この人たちにあげたら便利だろうな、という所。三上さんはそう説明します。

三上さん(動画 3:29〜)

そういうなんかこうね便利起点で作ってる。

画面には、自分が欲しい、あげたら便利、そういう便利起点で作ってる、の付箋のようなテロップが並びます!

正直、ここがこの章の芯。

三上さんの分け方は、作る物の出来の良し悪しではありません。儲かりそうか、自分が欲しいか。作る理由をどこに置くかの違いなんです。

儲かりそう、は外の数字を見て決める理由。自分が欲しい、は自分の側から出てくる理由。同じアプリ作りでも、出発点が反対を向いています。

どちらで始めても、作る手間は同じくらいかかります。違うのは、途中で手が止まりそうな時に、戻ってこられる理由があるかどうか。

ここで思い出すのは、私の講座の決め方。

私は、2本目の講座を何から決めるかを考えた時、アクセス解析のデータから起点にするのはやめます、と伝えました。

そして、選んだ起点は、私の体験からでした。

私の記事より(AIで何でも作れる時代の個人開発で、役に立つだけの自作ツールを避け、好きなエンタメ要素を軸にする動画を整理した視聴レポの記事・何を作るか。結論は、自分が好きなエンタメ要素の節)

役に立つだけの物なら、見た人は自分でAIに作らせる方へ向かってしまう。

この一文を、三上さんの便利起点の横に置いてみると、どうでしょう?

役に立つだけの物は、見た人が自分でAIに作らせる方へ流れていきます。だから便利は入口。そこに自分が欲しい、好き、という熱が乗ると、欲しいから続けられる便利なアプリになるんです!

違いもあります。三上さんの話は、売れる物を作るための、作る理由の話。私の場面は、何を作るかを決める起点を、データから体験へ移した話です。

重なるのは、作る理由を先に置く所。数字は、作った後の答え合わせに回せばいいんですよね。

私なら、作る理由は、データより先に、自分が欲しいかどうかに置きます。

02

3年の赤字を越える、競争せず割に合わない時期を続ける

▲目次
「割に合わない時期」の図解。「長い赤字」「割に合わない時期」「椅子が効いてくる」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「競争せずに続ける」
図解: 割に合わない時期を越える
動画の画面。屋台が二軒並び、どちらも値下げして利益が減っていく図と、価格を比べる棒グラフ
動画キャプチャ: 値下げ競争の図の場面(6:02頃)

売れるアプリを作る人は、儲かるまでの間をどう過ごしているのでしょう?この章は、そのしんどい時期の話です。

三上さんは、プロダクト開発は割に合わない時期が長い、と話します。そして、どこかのタイミングで、一気に割に合う時が来る、という見方。

三上さん(動画 3:43〜)

確かに僕ら3年ずっと赤字やった。3 年割りに合わなかった。

椅子のたとえは、ここでも続きます。最初は、石でも切り株でもいい状態から。

一度椅子を作れば強化も楽になり、どこかで椅子の方が100倍良くなる、という話です!画面には、その流れの図。

叩かれても、とにかく出して夢に近づく、という姿勢。いまはAIで足りない所をすぐ直せる、という話も出ます。

Addness も、ここ3ヶ月から半年でかなり進化した、と三上さんは振り返ります。

生き残るのは、割に合わないことができる人。三上さんはそう見ています。

三上さん(動画 5:28〜)

生き残るのは、ま、やっぱね、割りに合わないことできるやつなんだよね。

競争の行き着く先は、値下げ競争と、利益の消えた店。動画では、これは鉄板だ、という言い方でした。

三上さん(動画 6:04〜)

もう絶対に値下げ競争な。だからもうね、競争すると利益はなくなる。これ鉄なの。

画面の図は、屋台が二軒。片方が値下げすると、相手の屋台も同じだけ下げて、利益がどんどん消えていきます。

だから競争はしない、が基本。屋台の図は、この一言のための絵、という話でした。

YouTubeも、儲かり始めるまではしんどく、始まると手がつけられない、と話は広がります。

一方のコンテンツ販売は、真似のコストが下がったぶん、競争にさらされやすい分野という位置づけ。

プロダクト開発は、一番大変な仕事。AIに頼んでも、いいものは簡単にはできません。

だからこそ、そこにこだわれる人間が重要で、AI時代と相性が良い、というのが三上さんの見方です。

いやー、この章は、儲からない時期の過ごし方の話。もっと言えば、その時期を競争の外で続けられるかどうか。

3年という長さは、三上さんが話した数字です。私が確かめた数字ではありません。

私が見ているのは、競争の土俵。上がった瞬間に、話が値下げへ寄っていく所。

でね、値下げの話が始まると、作る物を磨く時間より、相手の値札を見る時間が増えます。

相手が下げたら、こちらも下げるしかない状態。気づけば、何のために作っていたのかより、いくらで売るかの話ばかりです。

そうなると、割に合わない時期を支える力も細る一方。利益が消えるだけでなく、作る理由まで相手に決められてしまうんですよね。

割に合わない時期は、作る物を磨くための時間。そこを値下げで削ってしまうのは、もったいない話です。

大事なのは、土俵に上がる前に、競争しないって決めておくこと。

割に合わない時期を、どこで過ごしますか?

競う相手のいない場所を選べた人こそ、割に合わない時期を続けられる人。私はそう考えています。

選ぶ場所で、続けられる長さが変わります!

競争より共創。競う場所より、共に創る場所を選ぶこと。それが私の答えです。

03

自前のAI基盤をやめて任せる、集中するのは組織の脳みそ

▲目次
「任せて集中する」の図解。「自前の基盤」「Claude Codeへ任せる」「組織の脳みそに集中」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「AIが強いほど自分も強い」
図解: 任せて、集中する所を決める
動画の画面。AddnessとClaude Code・Codexの役割を示す図。Addnessが任せる側、Claude Codeが必要な機能を担う側
動画キャプチャ: 役割を分ける図の場面(14:32頃)

Addness は、どこから生まれたのでしょう? 始まりは、アプリを売る話ではありませんでした。人に教える現場で、何度もぶつかった悩み。そこから順に、話をたどります。

出発点は、三上さんの会社のスクール事業だったそうです。きちんと教えても、生徒がなかなかできないという悩み。三上さんの会社では、そこから行動を小さく分けて表示する仕組みを作った、と話は進みます。

動画の画面には、カレーを作る例の図が出ます。野菜を切る、茹でる、ルーを入れる、の3ステップに砕く場合と、6ステップに砕く場合。ステップをどう砕くかが難しい、という話の続きです。

砕き方は、人によって違います。三上さんの会社では、そこをAIで補う方向へ進んだ、と三上さんは説明します。

時期の話も出てきます。AIが広く使われる前の2022年に、三上さんの会社はAIで実現する準備を始めたそうです。2023年ごろには、スクール事業で実用化されて、事業が回っていた、という話でした。

それでも、スクールの領域だけではまだ足りない、という判断。話は、物事をなす所まで広がります。三上さんの会社では、エージェントを動かす仕組みも自前で作っていた、という話です。

ただ、自前で作り続けるには大きな手間がかかります。そこへ Claude Code と Codex が本気を出してきたので、座を譲った、と三上さんは話します。座を譲ったのは、約1年弱前のこと。

動画の話では、Addness を組織の脳みその側に集中させたそうです。何をやるかを整理する所。そこに力を寄せた形です。

動画の図では、Addness が任せる側。Claude Code や Codex は、必要な機能を担う側に置かれています。

三上さん(動画 14:22〜)

そういう形にしてその物事をなすっていうそのすごく大きな仕事をやり遂げるための必要な機能っていうのを周りのプロダクトに任せるようにしたん。

三上さん(動画 14:51〜)

これらを解決するための枠組すなわち組織の脳みそだね。

三上さんは、Claude Code を自分たちの一部と呼びます。Claude Code が強くなるほど、三上さんの会社も強くなる構造。動画の後半でも、同じ話が出てきます!

自前で作る側から、任せる側へ。ここで、集中する場所がはっきり決まりました!

でね、私が気になるのは、何を手放して、何を残したのか。

手放すのは、魂ではありません。何をやるか、守りたい物は何か。そこは自分で持つ所です。

渡すのは、実行と量産のボール。ここはAIに任せていいと思っています。

三上さんの、組織の脳みそに集中する、という言い方。私には、この線に重なって見えます。

作る手間を手放すと、何が残るでしょう? 何をやるかを決める時間です。

逆に、芯まで渡してしまうと、誰の仕事なのか見えなくなるんですよね。

あ、そうだ、AIが強くなるほど、渡せるボールは増えていきます。だからこそ、持ち続ける芯の重み。

実行はAIに委ねても、何をやるかの芯は手放しません。

04

反対の声は改善に使い、うまくいくと信じる

▲目次
「信じて改善する」の図解。「反対の声」「使いにくさは改善に」「うまくいくと信じる」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「マインドセットから始まる」
図解: 反対の声と信じること
動画の画面。Xの投稿画面で、2026年7月31日の三上さんの投稿が全文読める
動画キャプチャ: 7月のX投稿を見せる場面(19:48頃)

広がるきっかけは、何だったのでしょう? 三上さんが最初に挙げたのは、たくさんの人ではなく、1人のユーザーでした。そこから、5つの段階を順にたどる話になります。

広がるきっかけは、熱狂的なユーザー1人だった、と三上さんは話します。この椅子はとてもいい、と気に入った人が出たそうです。

動画では、5つの段階が順に示されます。最初は、空振り(7月より前)。反応が薄く、考え方はいい、で止まる時期だったそうです。

この時期の話として、反対の声への向き合い方も出てきます。三上さんは、周りの人は夢を見られていない、という強い言い方をします。

三上さん(動画 17:13〜)

周りのやつらなんて夢見れてないんだよ。夢見れてないやつが多ければ多いほどあなたの夢はでかい。

反対する人の数を、自分の夢の大きさの目安にする言い方。信じられているなら、信じた方がいい、とも話は続きます。

二番目は、共感と改善(7月)。動画の画面には、7月31日のXの投稿が出ます(表示は1万件)。各社のAIモデルが本気を出してきていて、どこかでPMFすると思う、という趣旨です。

その話の中では、月に行く船のたとえも出てきます! 否定的な意見は、使いにくい所の情報として改善に使う、と三上さんは説明します。

うまくいっていない理由は100万個あるけれど、爆速で潰していく、という構え。動画の中で、繰り返し出てくる姿勢です。

ただ、反対の声を全部無視すればいい、という話でもありません。信じる所は信じる、という線引き。聞き手とのやり取りの中でも、ここははっきり分けて話されていました。

話の締めくくりでは、プロダクト作りを、心の構えの仕事として語っています。信じることが、全部の出発点になるという話です。

三上さん(動画 20:43〜)

うまくいくって信じなきゃいけない。プロダクト作りはもうマインドセットだから。うまくいくって信じる。そこから全てが始まる。

反対の声を、無視するか従うか。その二択にしていない所が、この章の芯です。

正直、周りは夢を見られていない、という強い言い方は、私は使いません。

では、反対の声をどう受け取るか。私の見方は、使いにくさの情報として受け取ること。

使いにくいって言われたら、そこに直す場所が書いてあります。どこで手が止まったのか。何が分かりにくかったのか。

反対の声は、声の主の好き嫌いではなく、使った人がつまずいた場所の地図。そう読めば、怖がる理由が減ります。

声の主を説得するより、声の中身を拾う側に回ります。私は、この順番で受け止めます!

信じる所は信じて、磨き続ける側に立ちます。

で、AIは魔法じゃないんですよね。使いこなすには、縦に掘る努力が要ります。

だから、うまくいくと信じる、の中身は気合ではなく、毎回直す手間を引き受けること。

反対の声が届くたびに、直す所が一つ増えますよね? 増えた分だけ、磨く場所もはっきりします。

信じることと、直し続けること。この二つは、同じ手間の表と裏だと思います。

05

広がるまでの5つの段階。三上さんが語った伸び

▲目次
「5つの段階」の図解。「空振り」「PMF 9月1日」「急成長」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「語られた伸び」
図解: 広がるまでの段階
動画の画面。Xのタイムラインに、うん。PMFしました。と書いた9月1日の投稿が赤い枠で示されている
動画キャプチャ: PMFの投稿を見せる場面(23:51頃)

空振りから急成長まで、段階は5つ。後半の3つは、何が起きた時期なのでしょう? 反応の変わり方を、月ごとに順に見ていきます。

段階の三番目は、手応え(8月)。8月11日に導入講座があり、8月14日にはXで反応する人が出た、と三上さんは振り返ります。

8月21日には、仕事の順番を切り出してAIエージェントに指示を出す基盤は必ず要る、とXに書く人も出ました。潮目が少しずつ変わってきた、という振り返りです。

動画では、8月の出来事が日付つきで一つずつ挙げられます。大きな発表ではなく、反応の積み重なり。

四番目は、PMF(9月1日)。三上さんは9月1日にXで、PMFしました、と投稿したそうです。画面にもその投稿が映ります!

第3章の話の続きも、ここで一言。三上さんの会社にとって、Claude Code は自分たちの一部、という話です。

五番目は、急成長(9月から今)。動画の説明では、Addness を使いこなす人が出始めた時期です。

影響力のある人が導入後の反応を書いたことで、Addness の見られ方が変わった、と三上さんは話します。

5つを並べると、空振り、共感と改善、手応え、PMF、急成長。7月より前から9月以降まで、反応の変わり目ごとに区切られた流れです。

動画で挙がった数字は、9月1日の段階から売上は約15倍。直近1週間の速度なら25倍、というものです。本人の発言で、第三者が確かめた数字ではありません。

三上さん(動画 25:51〜)

9月1日とかの段階から俺たちの売上って約15倍とかになってるからね。

聞き手の問いは、プロダクトを磨けば磨くほど広まる構想か。返ってきた答えは、三上さんの会社にしか作れない椅子を完成させた、というものでした。

三上さん(動画 26:53〜)

もうだって俺たちは俺たちしか作れない椅子を完成させたんだよ。

5つの段階を区切っているのは、数字ではなく、反応の変化。ここが、この章でいちばん大事な所です!

15倍、25倍は、三上さんが話した数字。私が確かめたものではないので、伸びの大きさそのものは評価しません。

じゃあ、私が見たいのは何か? 各段階で、何を直したか。

動画の範囲では、否定的な意見を使いにくい所の情報として、改善に使った話が中心でした。

段階を一つ進むたびに、届く声の中身が変わります。だから、直す所もそのたびに変わるんですよね。

空振りの時期は考え方への声、手応えの時期は使い方への声。声の種類が変われば、直す順番も入れ替わります。

15倍って聞くと、目はどうしても数字に向きます。あ、でも、伸びの数字は結果で、直す手は自分の側にあります。

いやー、数字は真似できなくても、直し方の順番なら持ち帰れますよね。

センターピンは、人間の私が成長し続けること。数字より先に、自分が何を直せたかを見ていたいんです。

伸びの数字より先に、直し続ける自分の側を見ます。

06

Addness の実演。やりたいことがタスクになる流れ

▲目次
「実演の流れ」の図解。「やりたいことを入れる」「AIが質問し提案」「タスクに落ちる」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「Addnessでの流れ」
図解: やりたいことがタスクになる流れ
動画の画面。やりたいことを入れるとAddnessからAIに頼み、具体的なタスクに落とす流れの図
動画キャプチャ: やりたいことをタスクにする図の場面(32:30頃)

動画の後半は、話から画面の実演に移ります。三上さんが Addness を開いて、登録から順に手を動かして見せる運び。やりたいことを入れると、画面の中で何が起きるのか? そこを、出てきた画面の順にたどっていきますね。

実演に入る前に、三上さんは、AIが勝手に進めていて、自分は手を動かしていない、と話します。聞き手が、実際の画面はどうなっているのかと聞いて、実演が始まりました。

三上さん(動画 29:08〜)

AI が勝手にやってんの。俺何もしてないのよ、これ。

流れは、新規登録、1人かチームかの選択、そして目標の入力。目標の例は、2028年までに利用者100万人のサービスを作る、でした。登録した時点では、タスクはまだ入っていません。

次は、AI(Claude Code)との接続。つなぐと、AIがタスクを整理する作業を進めます。画面では、タスクごとのマークを押すと、AIに渡す指示文を入れる欄が開くんですよね。

画面の図は、こんな流れでした。やりたいこと(例は、YouTubeで海外展開。まだ抽象的)を入れて、Addness からAIに頼み、AIが具体に落とし込んで、タスクになる、の4段です。

続いて、AIからの質問の画面。置き場所はどうしますか、完了の基準はどうしますか、言語はどうしますか、と聞いてきます。置き場所には、Addness に入れる方を選んでいました。

三上さん(動画 32:18〜)

えっとおすすめはアドネスにタスクを入れる方がいい。

出てきたタスクの一覧も、ちゃんと具体的! 利用者100万人のサービスにする、の配下に、クーポンを送るDMとインフルエンサーなど、手を動かせるタスクが並びます。

別の画面では、どのチャンネルを作るかを、AIが A・B・C の案で出していました。Aは Addness の公式チャンネルを新しく作る案で、推奨の印つき。

でね、実演の骨はとてもシンプルでした。やりたいことを入れて、AIが質問と案を返し、最後にタスクへ落ちる、の3段構えなんですよね。

人の手が要るのは、最初の入力と、AIの質問に答える所。そこから先は、画面の中で目標が具体的なタスクへほどけていきました。

A・B・C の案が出る画面でも、人は選ぶ側に回っていました。推奨の印まで付けてくるのは、AIの側。

私も、Addness に置いた本のゴール設定は、一行も書いていません。AIと対話しながら、決めてもらいました!

ポイントはゴール設定で、ゴール設定が基本になります、と話しました。

三上さんの実演は、新しいサービスを作るというやりたいことを、タスクにまで落とす流れでした。私の方は、本のゴール設定を、AIとの対話で決めてもらった話。題材は、まるで違います。

それでも、重なる所はありますよね? 目的を先に入れて、AIとの対話でタスクに落としていく、その順番です。

ただ、Addness は三上さんの会社のサービス。画面の流れは動画の事実で、私の話は自分の本のゴール設定の記録です。ここは分けて読んでくださいね。

07

人間の仕事は二つ。やりたいことを思いつくことと本人確認

▲目次
「人間の仕事は二つ」の図解。「やりたいことを思いつく」「本人確認」「余白を作る」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「人が持つ仕事」
図解: 人間の仕事は二つ
動画の画面。AIが、どのチャンネルを作るか、をA・B・Cの案で提案している
動画キャプチャ: AIが案を出す場面(35:10頃)

みんながAIを使うようになったら、何で差がつくのでしょう? 最後の章は、聞き手のこの問いから始まります。三上さんの答えは短くて、はっきりしていました。

聞き手がまず投げたのは、みんながAIを使うようになったら、何が差になるのか、という問い。道具がそろった後で、どこに違いが出るのかを聞いています。

三上さんの答えは、AIはパソコンの中でしか動かない、という前置きから。何個やれるかは、やりたいことにかかっていて、たくさん思いつけた人が強い、という話でした。

三上さん(動画 34:43〜)

だからどんだけやりたいこと思いつけるかたくさん思いついたやつが強い。

続いて聞き手が、自分で考えることが少なくなるのでは、と聞きます。細かいことは頼めばいいので、大きなことを考えられるようになるって、三上さんは答えます。

考えることが減る、という話ではありませんでした。細かいことはAIに頼み、人は大きなことを考える側に回る、という答え方です。

人間の仕事は二つ、と三上さんは言い切ります。やりたいことを思いつくことと、本人確認。画面のテロップにも、人間の仕事は2つだけ、と出ていました。

三上さん(動画 35:47〜)

人間の仕事は2 つやりたいことを思いつくことと本人確認。終わり。

二つを挙げたあと、三上さんは、終わり、と短く締めます。並べたのは、本当に二つだけ。

話のまとめは、やりたいことを持って取り組む、でした。ゆっくり寝て、ご飯をちゃんと食べて、体を動かすこと。そうすれば暇になって、やりたいことは出てくる、と話します。

三上さん(動画 36:41〜)

ゆっくり寝てゆっくりちゃんと飯食って体動かしてそしたら暇でしょ。やりたいこと出てくるから絶対にね。

差がつくのは、作る力よりも、やりたいことを持っている側。三上さんの答えは、最後までそこから動きませんでした。

正直、ここは章の題そのものですよね。AIがパソコンの中で手を動かすほど、何をやるかを決める人の側が問われる、という話なんです。

作る手間をAIが引き受けるほど、人の手元に残るのは、何をやりたいかという問い。ここは、AIに渡せない側の仕事です!

dots勉強会のあとに、やりたいことを聞かれて、私は、AIに仕事を委ねて余白でワクワク夢中に遊び探求する、と答えました。

私の記事より(みかみの動画で、AIに一言で仕事を任せる5つの実演と、送る手前で人が止まる線を整理した視聴レポの記事・実例④ 使える場所を売る話と、連絡の送信まで任せる例の節)

私の場合、公開・一斉配信・送信・課金・削除は、最後の操作の直前でAIが止まり、私が最終GOを出す決まりにしています。

人間の仕事の二つ目は、本人確認! 私の側では、この決まりがそれにあたります。

公開・一斉配信・送信・課金・削除は、最後の操作の直前でAIが止まります。そこで最終GOを出すのが、私の役目なんですよね。

実行はAIに委ねても、最後のひと押しは手元に残す。ここだけは手放さない線。

三上さんの、ゆっくり寝て暇になればやりたいことが出てくる、という話と、私の、委ねて余白を作る、という話は、同じ向きです。

やりたいことは、探しに行く物というより、出てくる物。この見方が重なります。

違うのは、私が余白の先に、遊び探求する、という言葉を置いている所かな。委ねて空いた時間を、休むだけで終わらせず、ワクワク夢中に遊ぶ時間にします。そこが私の言い方です。

やりたいことが出てくる時間、最近は取れていますか?

私なら、委ねて余白を作り、やりたいことが出てくる時間を取ります。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 売れるアプリと売れないアプリは、何が違うと話されていますか。

A. 売れないアプリは、儲かりそう、で作られがちだと三上さんは話します。売れるアプリは、自分が欲しい、この人たちにあげたら便利、という便利起点で作られている、という話です。

Q. 3年の赤字は、どう越えると話されていますか。

A. プロダクト開発は割に合わない時期が長いので、競争はせず、割に合わないことを続けられる人が生き残る、と三上さんは話します。3年という年数は、三上さん本人の発言です。

Q. 自前のAI基盤をやめたのは、なぜですか。

A. Claude Code と Codex が本気を出してきたので座を譲り、Addness は何をやるかを整理する、組織の脳みその側に集中した、と三上さんは話します。

Q. 反対の声には、どう向き合うと話されていますか。

A. 否定的な意見は、使いにくい所の情報として改善に使う、と三上さんは話します。ただし全部を聞き入れるのではなく、信じる所は信じる、という話です。

Q. 人間の仕事は、何だと話されていますか。

A. やりたいことを思いつくことと、本人確認の二つです。ゆっくり寝て、ご飯を食べて、体を動かせば、やりたいことは出てくる、と三上さんは話します。

MATOME

まとめ。作る理由を先に自分の側に置き、実行はAIに委ねてやりたいことを持つ

▲目次

動画の筋道は、便利起点、3年の赤字と競争しない考え方、自前の基盤をやめて任せる判断、反対の声と信じること、広がるまでの段階、実演、そして人間の仕事は二つ、の順でした。

持ち帰ったのは、欲しいから続けられる便利なアプリという作る理由を、データより先に自分の側に置くことと、競う場所より共に創る場所を選ぶこと。実行は委ねても何をやるかの芯は手放さず、反対の声は改善に使い、委ねてやりたいことが出てくる時間を取ることです。

導入の数、赤字の年数、売上の倍率は、どれも三上さん本人の発言です。私の側では、最後の確認は私が持ちます。そこは、動画の三上さんと同じ向き。

作る理由は、データから選びますか? それとも、自分が欲しい物から選びますか?

COLUMN

止まる前に任せ、戻って見る話。ゆっくり休む日のこと

「止まる前に任せ、戻って見る」の図解。「止まる前に任せる」「戻って見る」「止まりどころを決める」の三つの札が矢印で並ぶ。左にひろくん
図解: 止まる前に任せ、戻って見る

止まることについては、前に AI同士の討論から、立ち止まって休むのは遅れることなのかを、止まり方と戻り方で整理したAI討論の記事 でも書きました。その記事の結びの一つ前に、いつ止まって、いつ戻るかを決めるのは私、って書いた一節があります。

私の記事より(AI同士の討論から、立ち止まって休むのは遅れることなのかを、止まり方と戻り方で整理したAI討論の記事・ひろくんコラムの、結びの一つ前の段落の節)

AIは動き続けられます。ただ、いつ止まって、いつ戻るかを決めるのは私です。

三上さんの最後の話は、ゆっくり寝て、ご飯を食べて、体を動かせば、暇になって、やりたいことが出てくる、というものでした。正直、ここで大事なのは、止まっている間もAIは動き続けられることなんですよね。だから、止まる前に任せて、戻ってきたら見に行く形で、止まりどころと戻りどころを私が決めておきたいんです!

私の記事より(AI同士の討論から、立ち止まって休むのは遅れることなのかを、止まり方と戻り方で整理したAI討論の記事・ひろくんコラムの、最後の段落の節)

AIに議論してもらうのは、答えをもらうためではなく、自分の答えの輪郭を見るためです。

その記事には、止まった日の記録から、健康の大事さに気づけたことと、子供達と遊べてよかったことも書きました。どちらも、止まらなければ見えなかったものです。で、AIとの議論も同じで、答えをもらうためではなく、自分の答えの輪郭を見るために使いたいんです。

任せる所と、見る所。やりたいことが出てくる時間を作るには、この二つを止まる前に決めておくのがいいかな、と私は考えています。でね、休んでいる間、何を任せて、どこを見に戻りますか?

止まる日も、やりたいことが出てくる大事な時間。遅れの印ではなく、次のやりたいことを迎える時間として、置いておきたいです!

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネルみかみ
出演三上さん(アドネス株式会社)
公開日2026年10月21日
長さ37分23秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=Ds3TnVwnj_c

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