WATCH REPORT

インプット術は、問いを先に書いて時間を先に確保すれば、読んだ中身が頭に残る

2026.10.23

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のテレ東AIアカデミーで、POSTS代表の梶谷健人さんが、AI時代のインプット術を7つのステップで話した回を紹介します。努力ではなく、仕組みでインプットを回すという話です。

AIで情報が増えて、読んでも見ても追いきれず、読んだはずの中身も頭に残らないまま。ブログやSNSで発信しながら、インプットが追いつかない毎日。そんな個人事業主や小さな会社の経営者で、動画を通しで見る時間がない人に向けて書きました。

動画の尺は21分41秒。聞き手の問いに答える形で、梶谷健人さんが7つのステップを順に話し、途中で自作サービスの画面も見せます。この記事では、7つを6章にまとめて、動画の順に追います。

読み終えると、7つのステップの流れと、各ステップの具体例を順に追えます。インプット術は、先に置く仕組みで回すもの。その見方を持ち帰れるように、横に私の記録と私の見方も添えました!

SPEAKER

梶谷健人さん

動画の話し手です。POSTS代表で、テレ東AIアカデミーの動画で、AI時代のインプット術を7つのステップで話します。

3行でわかるポイント

  1. 先に問いを書き出して材料を選び、SNSに偏るのは設計の問題だから、時間はルールにして守る、と梶谷さんは話します。(第1章・第2章へ)
  2. 読む前にタイトル・要約・本文の3段で絞り込み、学んだことはメモとして外に出す、と動画は続けます。(第3章・第4章へ)
  3. 私なら、問いを先に置き、時間も復習も組み合わせも、先に決めて回します。そこがこの動画の芯だと見ています。(第5章・第6章へ)

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01

インプット術は、先に問いを書き出す。ジャンルで学ぶと何も覚えられない

▲目次
図解。ジャンルで学ぶ、何も覚えられない、問いから材料を選ぶ、の三つの札が矢印で並び、ノートとペンの水彩画が添えられている。見出しは先に問いを書き出し、そこから材料を選ぶ
図解: 先に問いを書き出す
梶谷健人さんが、色々見ているのに何も覚えられていない、と話している動画の場面。上に問いを書き出しておくの帯が出ている
動画キャプチャ: 問いを書き出す話をする梶谷さん(2:40頃)

ジャンルを決めて学んでいるのに、読んだ中身が頭に残らない状態。そんな経験、ありませんか?読む量を増やす前に、手を入れる所があるんですよね。最初のステップは、ちょうどそこを突いてきます。

7つのうち1つ目に挙がるのが、問いを書き出しておくことです。梶谷さんは、目立たないけれど大事な一歩だと位置づけています。

梶谷健人さん(動画 2:16〜)

まず最初はあの問いを書き出しておくっていうところで地味なようですごい大事なステップなんですけど

話は、ジャンルで学ぶ人の話へ進みます。ITや歴史のように分野を決めてインプットする人は多く、それが色々見ても何も残らない1番の原因だ、と梶谷さんは見ています。

梶谷健人さん(動画 2:29〜)

ITとか歴史とかってジャンルを決めてインプットしてる人が結構多いんですけど

続いて、問いの例も出てきます。AI時代に能力主義が限界を迎える中で、新しいアイデンティティをどう持つか。その問いを考える材料になる記事や本から、インプットしていく進め方です。

梶谷健人さん(動画 2:47〜)

AI時代に、ま、能力主義が限界を迎える中で新しいこうアイデンティティの持ち方ってどんなものかみたいな

動画は、ジャンルで学ぶ弱さを2つに分けます。1つは、気持ちが入らず学ぶ理由がぼやけること。別の1つは、その分野に詳しくなるだけで、自分なりの洞察や意見が生まれにくいこと。

画面のテロップには、何を学びたいかを明確にして、自分なりの考えにつなげる、と出ていました。

ジャンルは入れ物で、問いは材料を選ぶ物差し。

正直、7つの中でいちばん地味で、いちばん後ろの段まで響く所です。

先に問いがあると、集める手が動きます!問いが無いまま読むと、増えるのは読んだ量だけで、中身は残りません。

問いを持って読むと、同じ記事でも拾う一文が変わってくるんですよね。読み終えた後に、自分はどう考えるのか、が手元に残ります。

で、問いは頭で整えて作るより、いま気になっている所から選ぶ方が長続きします。熱の無い問いを立てても、材料を探す手は止まりがちです。

実は、問いは完成していなくていいんです。まず1行だけ書いてみること。

書いた問いは、読みながら少しずつ形を変えていきます。それで構わないと私は考えています。

問いを先に書いて時間を先に確保すると、読む日が決まります。この2つが、入り口です。

問いが先、材料はあと。

02

栄養バランスを整えるなら、時間はルールにして先にブロックする

▲目次
図解。SNSが8割、時間が溶ける、朝の1時間を先に確保、の三つの札に、朝の窓辺の本と時計の水彩画が描かれ、下の帯にルーティンをルールにの文字。見出しは時間はルールにして、先にブロックする
図解: 時間はルールにして先にブロックする
インプットの理想の配分と、多くの人の実態を並べた二つの円グラフの動画の場面
動画キャプチャ: 理想の配分と実態を並べた円グラフ(4:10頃)

気づいたらSNSを開いていて、時間だけが溶けていく感じ。ここからは、何を食べるかと、いつ食べるかの話です。

メディアごとに摂れる栄養が違う、というのが梶谷さんの整理です。本は体系的で普遍的な反面、タイムリーではありません。記事はタイムリーでも体系的とは言えず、SNSや人はさらに速い、という並べ方です。

理想の割合は、記事や本で6〜8割。ところが実際は、多くの人がSNSで8割を摂っている、と話します。

梶谷健人さん(動画 4:09〜)

理想はあの記事であったり本で6割から8割ぐらいのインプット。実際多くの人がSNSでのインプットが8割みたいな、そういう方が非常に多いんですよね、今。

偏る理由の見方が、この章の山です。意思が弱いからではなく、SNSが情動をかき立てて時間を溶かすよう最適化されているから、と動画は説明します。

スローなインプットは、意識して時間を取らないと確保できません。速い情報の側に時間を取られるからです。だから、ルーティンをルールにする、と話は進みます。

梶谷健人さん(動画 5:00〜)

SNSだったりのファストなインプットにどんどん時間が持ってかれちゃうんですよね。

例の1つ目は、朝の1時間。ニュースや記事を読む時間として、カレンダーで先に押さえているそうです。

梶谷健人さん(動画 5:26〜)

朝の1時間はニュースとか記事のインプット時間みたいな感じでカレンダーでブロックしたり

2つ目は、AIエージェントの待ち時間です。別のAIエージェントで仕事を進めていたものの、深く考えにくく、脳も気持ちも疲れた、と梶谷さんは振り返ります。今は割り切って、待ち時間に本を読むそうです。

梶谷健人さん(動画 5:47〜)

あえてもう今はもう割り切って本読むっていう、あの、短期的には生産性下がるんですけど

目先の生産性は落ちても、脳が元気なまま朝から夜まで働け、深く潜る時間を強制的に作れる、という理屈です。そして、いきなり何個も作らず、最初は1つか2つ試す、と結びます。

いやー、偏りを意思の弱さで片づけないところ、ここが大きいですよね。

自分を責める話から、仕組みの話へ。

責める先を自分から仕組みに移すと、次に打つ手が見えてきます!

でね、時間を取るのに要るのは、決意より予定への記入です。本を読もうと心に決めるより、カレンダーに入れた枠のほうが、ずっと守りやすいんですよね。

手元でAIが動いている間、つい別の仕事を足したくなりませんか?

で、そこをあえて空けておく選択。待ち時間に本を読む割り切りは、AIを使い倒す人ほど要る線引きです。

1つか2つから始める、という順番にも私は賛成です!最初から全部そろえようとすると、どれも続きにくいので。

朝の枠を先に確保すれば、読む時間が毎週ちゃんとやってきます。

私なら、インプットの時間は、予定に入れて守ります。

03

読む前に3段階で絞り込む。AIに下読みさせるのは手抜きではない

▲目次
図解。タイトルだけ見る、AI要約を読む、本当に大事なものを読む、の三つの札に、積まれた記事の束と虫眼鏡の水彩画が描かれ、下の帯に下読みは手抜きではないの文字。見出しは読む前に、3段階で絞り込む
図解: 読む前に3段階で絞り込む
3段階で絞り込むトリアージを、逆三角形で示したスライドの動画の場面
動画キャプチャ: 読む前に3段階で絞り込む図(7:10頃)

読みたい記事も、見たい動画も、毎日どんどん溢れてきますよね。とても全部は読みきれません。迷っているうちに一日が終わる、なんて日もあるんですよね。じゃあ、その中から何を先に読みますか?

4つ目のステップは、高速で情報を絞り込むこと。トリアージは医療現場で優先順位をラベリングする考え方だ、と梶谷さんは説明します。読みたい記事も見たい動画も溢れている、という前提があっての話です。

梶谷健人さん(動画 6:48〜)

読みたい記事も見たい動画も溢れすぎてるじゃないですか。

やり方は3段階。タイトルだけ見て、気になるものだけAI要約を読み、要点が自分の関心に当たったら本文や動画をしっかり見る流れ。要約止まりでいいものもある、と話します。

続くのは、AIに下読みさせるのは怠惰でも手抜きでもない、という話。画面には、WIREDの連載に載った梶谷さんの記事の見出しが出ます。

生身の人間で処理できる量は、とっくに超えた状態。だから、情報を増やした張本人のAIを下読みの道具に回すのは、ズルでも手抜きでもない、という主張です。

梶谷健人さん(動画 7:59〜)

その情報量が増えた要因であるAIを、ま、ある種武器として使って下読みって感じで、え、情報の選別に使う

話は、AI要約で構造がつかめると動画も頭に入りやすい、と続きます。記事なら、倍速で読んでも入ってくる、とも。

梶谷健人さん(動画 8:11〜)

AI要約って形で構造的にこうまとまったものを目を通してくとその動画を見る時にあのすごくこう頭に入ってきやすい

このあと画面に出るのが、梶谷さんが作った要約サービス Superflow です。拡張機能で記事を保存すると、未読に溜まっていく仕組み。要約には難しい用語の補足が入り、元記事の画像も引用されます。

読むのはスマホでも、音声でも。未読が増えないかという聞き手の問いには、毎日全部は処理せず、2〜3日に1回まとめて見る、と答えています。

正直、この章がいちばん、明日からの読み方に直結する話です!

大事なのは、読む前に選ぶ段を1枚はさむこと。全部を同じ熱量で読むのは、時間がいくらあっても無理な話。

実は私は、はてブ・X・noteに保存したブックマークを、学習ライブラリ、ひろくんメモ、解説記事の3段フローで扱っています。この流れを、私はブクマ化と呼んでいます。

下読みをAIに任せる段と、自分の手で選ぶ段。この分け方が、梶谷さんのトリアージと近い形に見えるんですよね。

広げるのはAI、深く掘るのは人。この分担で見ると、どこを自分の手でやるかがはっきりします。

で、手抜きになる場所はどこか? 私は、下読みにAIを使う所だとは見ていません。要約を読んだだけで、分かった気になって止まる所。

梶谷さんも、要点が関心に当たったら本文をしっかり見る、と要約の先まで話していました。ここ、めちゃ大事な一言です!

要約だけが積み上がって、中身は自分の言葉にならないまま。

要約止まりでいいものと、最後まで読み切るもの。先にこの2つを分けておくと、読む時間の置き場所が決まります。

物差しは、自分の関心に当たるかどうか。分け方に、決まった正解はありません。

要約は入り口。読むかどうかを決める材料です。

04

学びはメモとして外に出す。吐き出した言葉が、外付けの脳になる

▲目次
図解。学んだこと、感じたことをメモに、自分の外付けの脳に、の三つの札に、一枚のメモと小さな箱の水彩画が描かれ、下の帯にメモを吐き出すの文字。見出しは学びは、メモとして外に出す
図解: 学びはメモとして外に出す
定着メモを生成するフォームで、印象に残ったことと思ったことを入力する画面の動画の場面
動画キャプチャ: 学びを自分の言葉でメモにする入力画面(14:15頃)

読んだ瞬間は分かったつもりでも、数日たつと、意外なほど手元に残っていないんですよね。5つ目は、その学びを外へ出す話です。

5つ目のステップは、学んだ内容を外に出して、記憶に定着させること。SNSはメモを吐き出す感覚でやるのが1番いい、と梶谷さんは話します。

構えて、いいことを言おうとした途端に、投稿は刺激の強い方へ寄っていく、という見立てです。例に挙がったのは、今後エンジニア不要だ、のようなAIの投稿。

梶谷健人さん(動画 12:40〜)

いいこと言うぞっていう風に決まっちゃうとなんか煽りが強い投稿になっちゃったり

話は、学んだことや感じたことのメモとして出すのが、SNSとの距離感としてちょうどいい、と続きます。

梶谷健人さん(動画 12:53〜)

あくまでこう自分が学んだこととか感じたことのメモって形で投稿していくのがなんかSNSとの付き合い方としてすごく距離感がちょうどいいと思ってるんですよ。

梶谷さんの使い方は、Xを自分メモの出口にすること。あとでXで検索し、AIエージェントとXをつないで、自分が何について発言していたかを聞く使い方も。自分の2個目の脳みそ、という位置づけです。

学びを出す、興味を持った人が仕事をくれる、仕事でさらに詳しくなる、という正のループ。そこに入りやすくなる、とも話します。

梶谷健人さん(動画 13:28〜)

自分が学んでること出してるとその内容に対して興味ある人が仕事くれたりする

最初は難しい人向けに見せたのが、Superflow の定着メモ生成の画面。印象に残ったこと、読んで思ったこと、の2つの問いに答えると、学びと考えが混ざった文章ができる機能です。

いやー、外に出す物は、メモと割り切ります。この線引きで、外に出すハードルがぐっと下がるんですよね!

外に出すって聞くと、つい、ちゃんとした文章を思い浮かべてしまいます。でも、メモなら読んだその場の一行で十分。

私も、2026年10月8日の夜の振り返りに、紙とペンで整理できてよかった、と書いていました。続けて「紙に書くと整理できるね」と書き、この日の捉え方として「アウトプットが最高のインプット」と答えています。

出す先は、Xでも紙でも、どちらでも。大事なのは、外に出すことそのものです。

出すと、頭の中の考えが、目の前で眺められる形に。並んだメモは、後から見直す材料にもなります!

構えて書こうとするほど、手は止まりがちです。メモとして出す方が、ずっと続けやすいんですよね。

人に見せる前の、自分のための一行。その温度なら、忙しい日でも出せます。

上手に書けるまで待つ必要、ありますか? 書きかけでも、外に出した時点で、考えを手元から離して眺められます。

立派に書こうとせず、まずはメモから。

05

読んだ中身が残る復習は、先に予定へ入れておく。週末の朝30分で見返す

▲目次
図解。頭で分かっていても怠る、週末の朝に30分をブロック、ハイライトを一気に見返す、の三つの札に、朝の光の差す机と線を引いた紙の水彩画が描かれ、下の帯に復習の時間を先に確保の文字。見出しは復習は、先に予定へ入れる
図解: 復習は先に予定へ入れる
ハイライトとメモの画面で、ハイライトした文がアイテムごとに並んでいる動画の場面
動画キャプチャ: 復習に使うハイライトの一覧画面(16:10頃)

読んだ記事や、ハイライトした一文。後から見返す日を決めていないと、読みっぱなしで終わります。6つ目のステップは、その時間の話です。手元に残るかどうかの分かれ目は、意外と地味な所にあるんですよね。

6つ目のステップは、復習の時間を前もってブロックしておくこと。受験勉強では復習するのに、社会人になった途端にしなさすぎる、と話します。頭で分かっていても怠るのが人間、という見方です。

梶谷健人さん(動画 15:16〜)

頭で分かってても怠っちゃうのが人間じゃないですか。

梶谷さん自身は、週末の朝の30分を、復習タイムとしてブロック。その週に学んだことや、ハイライトした所を、まとめて一気に見返しているそうです。

梶谷健人さん(動画 15:28〜)

週末の朝のあの30分を復習タイムで

ここで聞き手から、アウトプットの振り返りはどうしているのか、という問い。答えは、仕組みでやりたかったのでサービスに載せた、というものでした。

記事でここがいいと思った所をハイライトすると、自分のメモにまとまります。移動中でも、スマホで見返せる形。画面には、ハイライトとメモの一覧が出てきます。一覧にはハイライトが74件、メモが4件。記事ごとにまとまっていて、後から一気に見返せる形です。

ハイライトは、引いた瞬間には大事に思えます。見返す日が決まっていないと、積み上がるだけで終わりがちです。

分かっていても、つい後回し。だから意志に頼らず、先に予定へ入れておく考え方です。

正直、復習の話って地味に聞こえますよね。でも、読んだ物が手元に残るかどうかは、めちゃこの地味な所で分かれるんです!

私は、週に1回、氷山レビューで、集めた気づきを見返して、残す物を選んでいます。

2026年10月13日から19日の週の氷山レビューでは、信念と知恵の候補が上がってきました。私は「全部入れる」を選び、7件すべてを残しました。

梶谷さんの週末の30分と、私の週に1回。並べてみると、見返す時間を仕組みで持っている所が似ています。

で、そこから先です。見返すだけで終わるのか、何を残すかまで選ぶのか? 私は、選ぶ時間にした方が効くと見ています。

読み直すだけなら、ハイライトは積み上がるまま。選ぶと、残す物の輪郭が見えてくるんですよね。

見返す日は、先に予定へ。残す物は、その日に。

06

貯めずに、問いと組み合わせて使う。努力頼みにしない仕組みへ

▲目次
図解。貯めるだけ、問いに照らして組み合わせる、新しい知になる、の三つの札に、積まれた紙の束、赤と紺の紐で結ばれた紙、開いた本から芽が出る水彩画が描かれ、下の帯に努力頼みにしないの文字。見出しは貯めずに、自分の問いで組み合わせる
図解: 貯めずに自分の問いで組み合わせる
AIエージェントの画面で、過去に読んだものを組み合わせて問いに答える依頼と、結論を先にした出力が表示されている動画の場面
動画キャプチャ: AIエージェントに新結合を頼んだ画面(19:30頃)

ここまで、問い、時間、絞り込み、メモ、復習と来ました。最後の7つ目は、貯めた物をどうするか。読んで、残して、その先は? 実は、ここが山場なんです!

7つ目のステップは、結合して、加工して、新しい知にすること。インプットは貯めるだけで終わらせず、組み合わせて新しい知を産んでこそ価値がある、と話します。

大事なのは、一つひとつの情報を、最初に置いた自分の問いに照らすこと。組み合わせると何が言えるかを考える、加工の作業です。順番は、今週学んだことを自分で考えるところから。

梶谷健人さん(動画 16:44〜)

じゃあこれとこれ組み合わせるとこういうこと言えるよねみたいな、そういうやっぱ加工が大事なんですよ。

慣れないうちは、AIに新しい組み合わせを作ってもらうのも手だそうです。こういう結び方があるのか、と作法を教わります。それもいい練習になる、という話でした。

梶谷健人さん(動画 17:06〜)

慣れないうちはAIにそういうこう新結合やってもらってあこういう新結合の仕方があるんだみたいなこう作法をちょっとAIから教わるみたいなものもいい練習になる

画面では、読んだ内容やハイライト、自分のメモが、AIエージェントとリアルタイムに同期します。AIが強力なパートナーの時代。自分だけ頭が良くなっても意味は薄く、相方にも良くなってほしい、と話します。

デモでは、AIエージェントに、過去1か月に読んだアイテムから問いへの新しい洞察を出して、と頼みます。組み合わせた仮説がいくつか出て、結構面白い、と話します。ただし、完全に依存するのは良くない、という位置づけです。

終わりに梶谷さんは、AIをインプットに使うことへの、けしからんという意見は今も多い、と触れます。共感する面もあるそうです。一方で、情報が多すぎてメンタルに食らっている人も出ていて、方法論も情報環境に合わせた更新が必要、と話します。

梶谷健人さん(動画 21:12〜)

頑張ろうじゃなくて仕組みでインプットをあのうまくやってくっていうのが、ま、やっぱこれからの時代特に大事かなっていう風に思いますね。自分の努力を信じないというか、努力頼みにしない

貯める人から、組み合わせる人へ。重心をそっちへ移す話なんですよね。

いやー、読んだ量と、自分で言えることの量。この2つ、意外と比例しないんです。

私は2026年9月27日に、複数のブックマークを並べるだけじゃ意味がない、私の中で消化してパッケージにしないと、と言いました。同じ日に、ただのまとめ記事はだめ、とも言っています。

私の記事より(ブックマークを並べるだけでは記事にならない、と考えた私の発言を起点にした記事・2026年9月27日の私の発言の節)

複数ブックマークを並べるだけじゃ意味ない。俺の中で消化してパッケージにしないと。

並べるだけでは、まだ途中。自分の問いに照らして組み合わせるという動画の7つ目と、向きが近く見えます。

といっても、私の場合はブックマークの話です。動画の7つ目は、そこから先までを指しています。

自分の言葉になるまで噛み砕く。そこまでやって、ようやく形になるんですよね。

でね、AIに新しい組み合わせを出してもらうのは、作法を学ぶ入り口です。

ただ、自分の言葉にする最後の一手は、AIには任せられません。完全に依存しない、という線引きには賛成です!

足すのは、問いと組み合わせの流れ。

私なら、努力を足すより、問いと組み合わせの流れを先に決めます。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 動画は、どんな内容ですか。

A. テレ東AIアカデミーの動画で、梶谷健人さんが、AI時代のインプット術を7つのステップで話します。問い、栄養バランス、スローな時間、絞り込み、外に出す、復習、結合の順です。

Q. なぜSNSに偏ってしまうのですか。

A. 動画は、SNSが情動をかき立てて時間を溶かすことに最適化されているから、と話します。

Q. AIに下読みさせるのは、手抜きではないのですか。

A. 動画は、怠惰でも手抜きでもない、と話します。生身の人間で処理できる量を超えているから、という理由です。要点が関心に当たったら、本文をしっかり読みます。

Q. 復習は、いつやるのですか。

A. 梶谷さんは、週末の朝の30分をブロックして、その週に学んだことやハイライトを一気に見返す、と話します。

Q. 学んだことを、新しい知にするには、どうすればよいですか。

A. 動画は、自分の問いに照らして組み合わせる、と話します。慣れないうちはAIに新結合をしてもらい、作法を教わるのもよい練習。ただし、完全に依存しない、という位置づけです。

MATOME

まとめ。インプットは、先に置く仕組みで回す

▲目次

動画の筋道を振り返ると、まず先に問いを書くこと。栄養バランスと時間はルールに。動画はこの先で、読む前に3段階で絞り、メモとして外に出し、復習は予定に入れて、最後は自分の問いで組み合わせる、と進みました。

私が持ち帰ったのは、インプットは先に置く仕組みで決まる、という見方です。問いを先に書いて時間を先に確保すれば、読んだ中身は手元に残りやすくなります。中でもいちばん引っかかったのは、要約止まりで分かった気になる所。ここは、要約の先で自分の言葉にする時間を、先に置いておくことで埋めていきます。

振り返ると、手元に残る記録もそうでした。保存した物を3段で扱う流れ、紙に書いた振り返り、週に1回の見返し、並べるだけで終わらせない姿勢。どれも同じ向きを向いていました!

今週読んだものの中で、自分の問いに答えてくれたのは、どれでしたか?

COLUMN

先に、伝える日を決めておく。7つのステップが一本の流れになる

図解。見出しは先に、伝える日を決める。伝える日を決める、その日に向けて読む、準備も本番も学びになる、の三つの札が矢印で並び、左にひろくんの水彩画、札の中に朱色の丸を付けたカレンダーと開いた本が描かれている
図解: 先に、伝える日を決める

最後に、伝える機会を先に決めると、準備も本番も学びになる、と答えた魂磨きの記事を手がかりに、本文で書ききれなかったことを一つ足しておきますね。動画の7つのステップは、問いを書き出すところから始まります。その手前に私が足すとしたら、いつ、どこで、誰に伝えるのか、その日を先に決めることです。

私の記事より(伝える機会を先に決めると、準備も本番も学びになる、と答えた魂磨きの記事・2026年10月20日の魂磨きでの、私の回答の節)

アウトプットする機会が決まっていることで、その機会に向けてインプットもするし、準備する過程で学びも多いし、当日本番も教えることで学びが多いのでメリットがたくさんある。

魂磨きは、AIに問いを出してもらい、その問いに私が答えながら、出来事を言葉にしていく時間なんですが、2026年10月20日の魂磨きで、私はこう答えました。伝える機会が決まっているから、その日に向けてインプットもするし、準備する過程でも、当日の本番で教える中でも学びが多い、と。機会が先にあって、そこからインプットが動き出す向きです。

で、機会が決まると、7つのステップの何が変わるのか?最初の問いに期限がつき、絞り込みはその日に話すことが基準になり、復習と結合はそのまま準備の時間になるんですよね。伝える日を先に置くだけで、ばらばらに見えていた7つのステップが、一本の流れ。

インプットの量を増やす前に、仕組みのいちばん外側へ、伝える日を一つ。読むものも、見返すものも、組み合わせるものも、その日へ向かって動き出す。私はこの順番を手元に置いておきたいんです!

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネルテレ東AIアカデミー
出演梶谷健人さん
公開日2026年10月20日
長さ21分41秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=9-55yxeLczY

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