WATCH REPORT

dotsはOpenAIのAIエージェント。「AI秘書」から「AI首席補佐官」と呼ばれる理由を動画で読んだ

2026.10.07

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、いけともさんの動画を紹介するね。

ChatGPTのdotsが、頼んでいないのに気を利かせて連絡をくれる。便利な反面、どうして分かったのか、どこまで見ているのかが気になりませんか。

いけともさんの動画は、その裏側を16分27秒で解説します。dotsはAI秘書ではなく、AI首席補佐官。論点を整理して、時間の流れで追って、重要なものだけ連絡する、という見立てです。

この記事では、動画を7つの場面に分けて、私の判断軸を重ねます。重要度を並べてもらう時ほど、並べる基準は私が持つ、という立場です。

読み終えると、論点3つ、重要度の基準1行、渡さないデータの線1本が書けます。

SPEAKER

いけともch

話者: いけともさん(池田朋弘さん・株式会社Workstyle Evolution)。動画の画面に出ていたdotsは、話者のアカウントのものです。

動画は16分27秒、2026年10月6日の公開です。

この記事の軸は「AI首席補佐官に重要度を並べてもらう時、基準は誰が持つか」。

3行でわかるポイント

  1. 事実(動画): dotsは、AI秘書ではなくAI首席補佐官。何百もの論点を整理して、重要なものだけ連絡する(第1章へ、第2章へ)
  2. 事実(動画): 仕組みを聞いても教えてくれないが、持っている論点の一覧とログは出させられる。ログで裏側が追える(第3章へ、第4章へ)
  3. 私の考え: 重要度を並べてもらう前に、基準を1行で書く。渡さないデータの線は、信頼ではなく先に引く(第5章へ、第6章へ)

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01

「AI秘書からAI首席補佐官になりました」。頼んでいないのに届いた、曜日違いの1通

▲目次
頼んだことだけを置くAI秘書の机と、頼んでいない曜日違いの1通まで届けるAI首席補佐官の机を左右に対比した図解
動画キャプチャ: 12月14日と書いたメールに、dotsが「曜日違い」と通知を出す画面(3:32頃)
動画キャプチャ: 12月14日と書いたメールに、dotsが「曜日違い」と通知を出す画面(3:32頃)

dotsは、AI秘書からAI首席補佐官になりました。動画は、この一言で始まります。頼んでいないのに先回りして連絡が届く、その見え方が変わる話です。まず、冒頭の言葉から見ます。

いけともさん(動画の中で・0:05〜)

一言で言うと、AI秘書からAI首席補佐官になりましたと。そしてその裏側がどうなってるのか。この動画ではこれを考察していきたいと思います。

首席補佐官という言葉は、まとめの部分(13:14〜)にも出てきます。「首相の横にいる超優秀な人」という説明で、全てを把握して、優先度をつけて、耳打ちしてくれる役だと続けています。

では、実例です。いけともさんが自分の身に起きた実例として出すのが、メールの日付ミスです。

いけともさん(動画の中で・3:16〜)

何がすごいかっていうと、やっぱ頼んでないのに来ると。例えばこれ昨日なんですけど、私があるお客さんにメールを送って、十月十四日と送るつもりが十二月十四日って間違えて送っちゃったんですね。

10月14日のつもりで送ったメールに、12月14日と書いてしまった。10分後に、dotsから「曜日違うけど大丈夫ですか」と連絡が届きます。いけともさんはすぐフォローを送って、事なきを得たそうです。動画のスライドにも「日付ミスを、AIが10分後に指摘」と書かれていました。

ここで大事なのは、速さだけではありません。頼んだ覚えのない1通が、メールの日付と曜日が合っていないことを見つけた。見ていた範囲が、頼まれた作業の外にあります。

動画は、全てを把握して、優先度をつけて、耳打ちする役、と言います。私が欲しいのは、その先です。約束を覚えて、期限まで運んで、成果か、本当に必要な判断だけを返してくれる所までです。これは、8月18日の魂磨き(私がAIと繰り返している深掘りの問答)で整理した軸です。

この軸で言う「ボール」は、仕事の持ち主のことです。催促や言い直しをするたびに、ボールが私に戻ってしまう。そう整理しました。

AI秘書の凛ちゃんが出した、AIの役割分担の案があります。Cockpitが本部、dotsが外回りの秘書、Grok Botが実験場、Hermes Bot(エルメスボット)が連絡係。その案を見て、私はこう返しました。

ひろくん(10月4日、凛ちゃんの案への返事)

全然違います。窓口はdotsに絞るイメージですそこから全ての AI たちに指示指揮系統してまとめてくれるようなイメージで、私は1人のドットに話しかけてるだけで全てが完結するようにできないかという案です

この形は、動画の首席補佐官とよく似ています。全てを把握して、まとめて、私は1人に話しかけるだけ。ただ、この言葉には、並べる順番を決める基準を誰が持つか、までは入っていません。そこが、この記事で考えたい所です。

先回りして届く一言については、dotsの「先回り」を両学長が解説した動画を読んだ記事にも書いています。

02

「氷山の一角」。見えているのは連絡、大事なのは下側

▲目次
水面の上に見える届く連絡と、水面の下にある論点・時間の流れ・重要度を氷山で示した図解
動画キャプチャ: 「大事なのは、氷山の下側がどうなっているか」と出るスライド(1:25頃)
動画キャプチャ: 「大事なのは、氷山の下側がどうなっているか」と出るスライド(1:25頃)

次は、勝手に届く連絡の部分です。いけともさんは、その連絡を、氷山の一角だと言います。見えているのは、水面の上だけ。大事なのは、水面の下がどうなっているか、という話です。

いけともさん(動画の中で・1:16〜)

出てくる内容っていうのは氷山の一角でして、本当に理解すべきなのはこの下側がどんな風になっているのか。

理解したいのは、なぜあんなに気を利かせて連絡できるのか、という水面の下です。

いけともさん(動画の中で・4:34〜)

こちら側の状況を踏まえた上で優先順位をつけて、しかも連絡の頻度があんまり鬱陶しくないんです。本当に重要なことだけまとめて連絡をするという風になっていて、これがすごいんですね。

首席補佐官の守備範囲は、長期の目標や論点を見ながら、重要度で整理するところです。スライドには、判断の段の言葉として、「全部の電話に出る人より、かけ直す1本を教えてくれる人」と出てきます。

この「かけ直す1本」を、私の朝に引き直します。10月4日の日曜朝LIVEで、私はこう話しています。

ひろくん(10月4日の日曜朝LIVEで)

寝る前に、8時間寝るから、これからこれやっといてっていう、Xでもバズってたプロンプトがあったんですけど、それを試したところ、夜の23時になると自動でドッツが動き始めて、その時に残ってるタスクを全部やり尽くして、朝6時に報告が来るというところが勝手に回っているので、毎晩勝手に作業して、毎朝6時に仕事が終わった状態のものを眺めてチェックするという生活がもう始まりましたって感じですね。

朝6時に報告が届く朝は、私にとっては、始まっている暮らしです。この回の全体は、10月4日の日曜朝LIVEの記事にあります。

AIの連絡を見る時は、届いた数ではなく、その1本が自分の何に当たるのかを見る。動画から持ち帰れる見方は、まずこれです。連絡が少ないほど、その1本を選んだ基準が大事になります。

では、その1本は、どうやって選ばれているのか。次の章から、裏側に入ります。

03

「仕組みを聞いても教えてくれないんですね」。出力を頼むと、論点の一覧が出てくる

▲目次
仕組みを聞いても教えてくれないが、出力を頼むと論点の一覧が出てきて自分の目で読めることを、左から右への流れで示した図解
動画キャプチャ: ChatGPTのスペースに、論点とトピックの一覧のページが並んだ画面(7:40頃)
動画キャプチャ: ChatGPTのスペースに、論点とトピックの一覧のページが並んだ画面(7:40頃)

ここから動画は、裏側を見る方法に入ります。いけともさんが最初に言うのは、少し意外なことです。dotsに仕組みを聞いても、教えてくれないんです。そこで、聞き方を変えます。

いけともさん(動画の中で・6:58〜)

あのですね、この裏側がどうなってるかっていうのは、実は仕組みを聞いても教えてくれないんですね。ただ、知ってることをアウトプットしてっていうとアウトプットしてくれます。

スペースは、Notionのようなページを作れる、ChatGPTの機能だと説明されています。

動画の頼み方は、1文です。「あなたが把握している私の論点やトピックをスペース上にページを作り、わかりやすく一覧で整理して」。仕組みの説明を求める代わりに、持っている記録を出させる。出てきた物は、自分の目で読めます! 出させるのは、AIを疑うためではありません。見える形にして、一緒に確かめるためです。

いけともさん(動画の中で・7:27〜)

これをお願いするとどうなるかというと、この左側のスペースに行ってクリックすると、このような感じで、今把握してくれている論点が何があるかってことを一覧にしてくれます。

いけともさんの論点の一覧は、カテゴリが12個ありました。

ここで、私が頷いたのは、順番です。仕組みを聞くより先に、記録を出させる。dotsが持っている論点の一覧は、読めば、合っているか間違っているかを、自分で確かめられます。

わからないことは、憶測せずに聞く。わかることは、2度聞かない。記録を出させて読むのは、聞き直す手間を減らす方法でもあります。

動画の方法を試す時は、一覧が自分の仕事の写しになっているかを見るとよさそうです。ずれていたら、頼み方を直すのが先ではないか、と私は考えます。1つずつ試せば、どこでずれたかも分かります。

いけともさんは、論点を時間の流れで整理していく考え方を「イベントソーシング」と呼びます。次の章のログにつながる話です。

04

「階層を作ってログを残してくれと」。日付・時間・何をしたかが並ぶ

▲目次
論点の一覧は写真で、ログは日付・時間・何をしたかが縦に並ぶ記録で、あとから追えることを示した図解
動画キャプチャ: スペースに、日付と時刻つきのキャッチアップ記録のノートが並んだ画面(9:04頃)
動画キャプチャ: スペースに、日付と時刻つきのキャッチアップ記録のノートが並んだ画面(9:04頃)

ログの話に入ります。論点の一覧は、ある時点の写真のようなものです。ログは、その写真が、いつ、どう変わったかの記録です。いけともさんは、この記録も、dotsに頼んで作らせます。

いけともさん(動画の中で・8:45〜)

階層を作ってログを残してくれと。新しい情報を確認、キャッチアップしたタイミングで、その下にノートを一個作って、日付、時間と何をしたかのトピックを更新してってねと。

この頼みのあとに、日付と時刻つきのノートが並ぶ画面が出てきます。いけともさんは、これで、dotsが裏側でどう情報を見て、何を更新しているかを、人間が理解できると言います。そして、その画面について、こう話しています。

いけともさん(動画の中で・9:16〜)

中身をクリックすると、これちなみにデモでですね、実データではないんですけど、クリックするとこんな感じで、いつ何を把握したかってことが中を見てわかるわけですね。

ログの一覧の中身をクリックした画面は、デモで実データではないと、話者が話しています。

ログがあれば、裏側を人間が追える。この話に、私も賛成です。ただ、私の考えでは、委ねる前に、信頼できる仕組みが先です。委ねた先が嘘をつく、逃げる、やらない。そうなったら、委ねられないからです。

ログの使い方には、私の運用の考え方も足します。8月31日に記録した、私の発言です。

ひろくん(8月31日に記録した、私の発言)

やった後に嘘つくときがあるんで本当にできてるかサブエージェントでチェックしてっていうのを覚えてくださいサブエージェントでチェックすると脳みそ切り替わるんで違う脳みそでチェックするんで同じ脳みそでやると嘘つくんですねごまかしたりとか大丈夫です

同じ脳みそで自分を確かめると、ごまかしが出る。だから、別の脳みそ(別のAI)にも確かめさせる。これが、私の運用の考え方です。ログは、確かめる側が読む材料にもなります。確かめる手間を、先に仕組みに入れておくんです。ログを残す場所を先に決めておけば、読む時に探さずに済みます。

▶ ログの置き場と見る時刻を決める(10分)

対象は、自分のAI秘書1つ。ログを残す置き場を1つ決めて、毎日見る時刻を1つ決めます。2つとも紙に書けたら完了です。置き場が決められない日は、そこで手を止めて大丈夫です。AIに「何をした記録を残せますか」と聞いて、答えを読むところまでで終えます。

05

「何百もの論点」を、誰の基準で並べるのか

▲目次
何百もの論点が基準1行の漏斗を通り、かけ直す1本だけが出てくることを示した図解
動画キャプチャ: 「論点リストは、貯め続けさせる」と更新の速さ・追記の頻度などを示すスライド(10:40頃)
動画キャプチャ: 「論点リストは、貯め続けさせる」と更新の速さ・追記の頻度などを示すスライド(10:40頃)

いけともさんは、dotsが何百もの論点を整理していると言います。何百もの論点を、重要度で並べるのは誰なのか。まずは動画の言葉を見ます。

いけともさん(動画の中で・3:40〜)

ただ、これがすごいっていうのは氷山の一角でして、考えるべきはこの裏側です。dotsがすごい理由は何かというと、AI秘書ではなくて、もはやAI首席補佐官であると。そしてこの裏側では何百もの論点を整理している。

カテゴリごとに「何百という論点」を時系列で整理して、「緊急性が高くて重要度が高いものから、うっとうしくないレベルで通知をしていく」動き、と話しています。

10月4日の日曜朝LIVEで、私はこうも話しています。

ひろくん(10月4日の日曜朝LIVEで)

完全にゲームチェンジャーで、インターフェースが優しいので、チャットGPTユーザーがここに突入できます。その代わり、自分のやりたい意図とか目的がないと、こいつに食われてしまう、という恐れもあったりします。

この「食われる」を、この章の言葉に引き直します。重要度の基準を持たないまま、並べ方を渡すこと。それが、食われる入口です。重要度は、並べる人の目的で変わります。今日15時の提案と、来週の案件。どちらが重要かは、何のためにやっているかで決まります。

動画は、この先の姿も語ります。

いけともさん(動画の中で・11:08〜)

これからのAIエージェントがただの秘書だったりとか、えー、アシスタントではなくて、もっとレベルが高い参謀であり、えー、アドバイザーというか、コンサルタントであり、超有用な執事であり、えー、首席補佐官であるというふうに行くという方向性

参謀、アドバイザー、執事、首席補佐官。呼び方は並びますが、方向は同じです。全体を見て、重要なものを選んで、耳打ちする役です。

私は、目的と、守りたいものと、判断の軸を、自分で掘ります。そのあとで、実行を委ねます。魂は渡さない。魂は込めるもの、と考えているからです。基準を書く時は、この目的と守りたいものの、いちばん短い言い方を書きます。

私ならこうする。並べてもらう前に、重要度の基準を、1行で書きます。意図がない時の怖さは、dotsと別のAI秘書の設計思想の違いを読んだ記事でも触れています。

▶ 論点と基準1行を書く(15分)

対象は、今週の自分の仕事。動いている論点を3つ書きます。次に、そのどれを先に見るかを決める基準を、1行で書きます(例: 「お客さんとの約束に関わるもの」)。論点と1行が並んだら完了です。止まる条件は、1行が書けない時。論点を書いたところで止めて、翌日に回します。

06

「どこまでデータを渡すかってことも含め、自分で判断して」

▲目次
読むだけは任せ、送る・変える・消すは私の一言が要る鍵の扉の向こうに置くという、渡す線を先に引く図解
動画キャプチャ: いけともさんが、どこまでデータを渡すかを自分で判断して使いこなす大切さを話す場面(15:46頃)
動画キャプチャ: いけともさんが、どこまでデータを渡すかを自分で判断して使いこなす大切さを話す場面(15:46頃)

動画の最後は、まとめのあとの補足です。いけともさんは、dotsの動きを見ても、最初はピンとこなかったそうです。そのうえで、最後に何を言うのか。ここは、動画の言葉をそのまま見てください。

いけともさん(動画の中で・15:44〜)

氷山の裏側をAIに解いてもらうことによってだいぶ理解が進みまして、あのぐらい任せたらできるんだなと。明らかにこれはChatGPTだけではなく、Claudeもそうだし、Geminiもそうだし、Copilotもそうだし、多くのAIツールがあそこに行こうとしていると。早くあの状態を理解した上で、もちろんどこまでデータを渡すかってことも含め、自分で判断して自分で使いこなすことができるのがこれから重要かなと思うので、ぜひこの動画がその参考になれば幸いです。

ここで拾いたいのは、後半の1文です。どこまでデータを渡すかも含めて、自分で判断して、自分で使いこなす。動画のまとめは、そこで終わります。線の引き方そのものは、動画では語られません。

この1文に、私は、判断より先に線を引く、で答えます。10月5日から6日に、AI秘書の凛ちゃんが、Cockpit(私のAI作業画面)のブラウザから、dots(私のアカウントの1体)へ頼む試運転をしました。誰が何をしたかを、分けて書きます。

読むだけの依頼は、確認なしで通りました。メール・カレンダー・Driveの未完了の棚卸しと、その振り返りです。実行したのは、dotsです。

Macでコマンドを動かす依頼と、設定を変える依頼(毎週の自動棚卸しの登録)は、dotsが私の確認を求めてきました。「いいよ」「実行して」「登録して」は、毎回、私が送りました。AI秘書の凛ちゃんは、私の代わりに答えていません。

AI秘書の凛ちゃんが頼む文に、送信、返信、削除、予定変更、下書き作成の5つを禁止として入れました。dotsの報告でも、この5つは0件でした。

棚卸しで出た一覧は、対応待ちが3件、完了不明が23件でした。

別に挙がった「今日の3件」は、私が決める事です。AI秘書の凛ちゃんは、手を付けていません。並べるところまでは任せても、どれを今日やるかは私が決める。動画の最後の問いに、先に線を引いて答えた形です。

受信箱を読ませた結果は、10月2日の別の試運転として、OpenAI Dotsの活用事例まとめの記事にも書いています。そこには、こう書きました。『受信箱の「返信が要るもの0件」です。234通あっても、私宛ての個別の返信待ちはなかった。』

任せる範囲の線引きは、週刊GPTs研究会の10月1週号でも取り上げました。

▶ 渡さないデータの線を1本引く(10分)

対象は、AIにつなぐ予定の先1か所(メールでも、フォルダでも)。その中で見せない物を1つ書きます(例: 銀行の口座番号が書かれたメール)。書いたら、AIに見せない場所へ移します。移し終えたら完了です。見せるかどうか迷う物は、見せない側に置いたまま、つなぐのを先に延ばします。

07

無茶ぶりを型で試す。画面の整理と、私が最初に試す1つ

▲目次
型1の丸ごと頼む、型2の仕組みにする、型3の論点を更新し続けるを並べ、最初に型3を試し、更新はdots・基準は私とボールを分ける図解
動画キャプチャ: 「無茶ぶりは、3つの型で試す」と題したスライド(13:00頃)
動画キャプチャ: 「無茶ぶりは、3つの型で試す」と題したスライド(13:00頃)

動画の後半(12:51頃)に、スライドが1枚出てきます。大きな頼み方を、どう試すかの整理です。型を決めてから試す、という考え方でした。画面では、型がこう並んでいました。

  • 型1: 丸ごと頼んで、完成形を見る(例: プレゼン資料を3つのシナリオで作らせる)
  • 型2: 集めて、分けて、仕組みにさせる(例: データを集めて分類させ、手順をスキルにする)
  • 型3: 自分の論点を、更新し続けさせる(例: 論点リストに毎日の情報を貯めさせ、重要なものだけ通知させる)

型3だけが、続けて更新させる頼み方です。第3章の論点の一覧と、第4章のログに、そのままつながります。

いけともさん(動画の中で・13:29〜)

論点を整理し、時系列で状態を把握した上で、次のtodoまでしっかり理解し、優先度をつけて出してくると、この仕組みが裏にあるからでして、これはさっきご紹介したようにdotsに依頼すれば吐き出してくれるので、これを吐き出させて、そしてキャッチアップしてる度にログを残させることによって動き追えますので、これぜひやってみてください。

私なら、型3を最初に試します。仕事の持ち主のことを、私はボールと呼んでいます。一つのボールは、一人が全管轄する。私は、そう決めています。

型3なら、ボールは2つに分けられます。論点リストを更新し続ける仕事のボールは、dots。そのリストを読んで、重要度の基準を書く仕事のボールは、私。ボールを分けても、1つのボールの持ち主は1人です! 型1や型2を先にやらない理由も、同じです。出来上がりが大きいほど、確かめる場所も増えるからです。

最初は、論点を「来週の提案」の1つに絞ります。その提案に関する新しい連絡を見つけたら、日付と時刻つきで記録して、とだけ頼む。他の論点は、最初は触りません。1つなら、ログを読んで、更新が合っているかを、その日のうちに確かめられます。

第4章の置き場と、第5章の論点は、そのまま型3の頼み方に使えます。完了条件の書き方は、みやびさんの記事を読んだ回にまとめています。「何ができたら完了か」を最初に書いて渡す、という考え方です。

私なら、論点1つだけで始めます。提案です。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. dotsは、何が「AI首席補佐官」なのですか?

A. 動画では、スケジュールの確認やメールの抜けのチェックをする秘書に対して、長期の目標や論点を見ながら重要度で整理して、重要なものだけ連絡する役、と説明されます。

Q. 裏側を見るには、dotsに何を頼むのですか?

A. 動画の方法は2つです。把握している論点を、ChatGPTのスペースに一覧のページとして整理させること。新しい情報を確認するたびに、日付と時刻と何をしたかを、ノートに残させることです。

Q. 動画のログの画面は、実際のデータですか?

A. ログの一覧の中身をクリックした画面は、デモで実データではないと話者が話しています。

Q. 重要度を決める基準は、誰が持てばよいですか?

A. 私は、自分が持つと考えています。並べてもらう前に、何のためにやるのかを1行で書くのが、私の答えです。書き方は第5章にあります。

Q. 動画を全部見る時間がない時は、どこを見ればよいですか?

A. 3分16秒からの日付ミスの実例、6分58秒からの「仕組みを聞いても教えてくれない」場面、8分45秒からのログの頼み方、15分33秒から始まる補足(データの話の引用は15分44秒から)の4か所です。動画は16分27秒あります。

MATOME

まとめ。並べてもらうほど、基準は私が持つ

▲目次

いけともさんの動画は、dotsを「AI秘書」から「AI首席補佐官」へ引き上げて見せてくれました。論点を整理して、時間の流れで追って、重要なものだけ連絡する。裏側は、論点の一覧とログで、人間にも見えます!

私が欲しいのは、耳打ちの先です。約束を覚えて、期限まで運んでくれる所までです。

私が自分で持つと決めたのは、重要度の基準です。並べてもらうほど、何のためにやるのかを、私が先に言葉にしておきます。

渡さないデータの線は、信頼ではなく、先に引いておきます。読むだけのことは任せて、動かす・変える・送ることは、私の一言を要る形にします。

あなたが今日、かけ直す1本は、どれですか?

COLUMN

かけ直す1本は、誰が選ぶのか

前の晩にひろくんが基準を付箋に1行書き、朝6時にたくさん鳴る電話の中から朱色に光るかけ直す1本を湯のみを手に眺める場面の図解

首相の横にいる人が、どれだけ優秀でも、首相が何を決めたいのかを聞いていなければ、かけ直す1本は選べません。電話が100本鳴っていても、1本に絞る基準は、その人の中に最初から入っているわけではないからです。基準は首相の側にあって、横の人は、それを聞いて、はじめて並べられます。基準を渡された首席補佐官は、その基準に沿って、全力で並べてくれます。渡されなかった首席補佐官は、自分の基準で並べるしかありません。

ここまでは、首相の側の話です。並べてもらう側の私にも、同じ場面があります。10月4日の日曜朝LIVEの記事のコラムに、こう書いています。「夜23時にdotsが動き出して、朝6時に結果が届く。この暮らしで試されているのは、dotsの賢さより、任せたあとの私の手の置き方かな、と思っています。」基準を渡すところまでが、私の仕事です。その次に試されるのが、手の置き方、と書いています。朝6時に届く報告は、渡した基準の結果が、最初に見える場所でもあります。

その続きに、こう書いています。「朝6時の報告を待つ時間って、この話の練習場かな。催促せず、仕事が終わった状態のものを眺めて、確かめる。それだけに手を置けるかどうか。ここが私の課題です。」並べてもらった朝に、かけ直す1本を決めるのは私です。ただ、並べ方に不安が出るたびに催促したり、同じ品質基準を言い直したりすると、並べる役がAIから私へ戻ってしまいます。朝6時の報告を待つ時間は、基準を渡したあとの、手の置き場所の練習になっています。

基準は私が持つ。並べてもらったあとは、催促せずに待つ。この2つは、同じ話の表と裏です。基準を渡すところまでが、私が手を動かす仕事です。渡したあとは、手を出さずに眺める仕事に変わります。だから、渡す前に、1行で書いておく。並べてもらったあとにすることは、待って、眺めて、確かめることです。かけ直す1本を決める基準は、並べてもらう前に、私が持っておきます。どちらも、私の手の置き方の話です。ここまでが、私の考えです。

明日の朝に、AIの報告を眺める時間があるなら、その前の晩に、1行だけ書いておきたいことがあります。何のために、どの1本を先に見たいのか。その1行があれば、朝の報告は、催促せずに眺められる物に近づきます。完璧な1行でなくて構いません。書いてあれば、報告を見た時に、基準が合っていたかどうかを、後から直せます。まずは1行、書いてみる。かけ直す1本は、誰が選ぶのか。私は、最初の1行を書いた人だと考えています。

AI秘書にたまった判断待ちを、誰が判定するのか。この話は、分身AIの日記にも書いています。→ 「賢いAI」より「委ねるAI」だった話(分身AI日記 DAY160)

分身AIについてもっと知りたい方は分身AI.comもチェックしてね!

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

タイトルChatGPTの「dots」は何が凄い?「AI秘書」から「AI首席補佐官」へ、その裏側を考察
チャンネルいけともch
公開日2026年10月6日
長さ16分27秒
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=9HbWnA7WmEY

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