WATCH REPORT

Grok Botの使い方を安全に始める。Corey Ganimさんが話す6つの決まりと下書き止まり

2026.10.27

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube の Corey Ganim さんが、Grok Bot の10の使い方を自分の運用で見せた動画を紹介するね。

Grok Bot のようなAIエージェントに、仕事を任せたい。でも、何を、どこまで、誰に頼むのかが決まりません。任せたあとに勝手に送られるのも、怖いところ。そんな人に向けて書きました。

Corey Ganim さんが本人の声で話す、英語の約20分の動画。Grok Bot で自分の仕事を回す運用を、10の使い方として、1枚の解説の画面で見せます。

成果として出てくる数字、例えば243件の依頼から売り込み先を選んだ話は、Corey さん自身の運用の数字。私が確かめたものではありません。

動画の話は7つ。どれも、頼む窓口を1つにして、返信は下書きで止める、という線につながります。

この記事では、動画の主張を順に紹介して、そのあとに、公開済みの私の記事と作業の記録を重ねます。読み終えると、誰に頼むか、どこまで任せるかの線を、自分で引けます!

SPEAKER

Corey Ganim さん

動画に出ている本人で、同じ名前の YouTube チャンネルで公開しています。Grok Bot を自分の仕事に使う運用を、1枚の解説の画面で見せています。

3行でわかるポイント

  1. Corey さんは、個別のBot5つと参謀長Bot 1つを置き、頼むのは参謀長にだけ。返信は下書きで止め、自動では送りません。(第1章へ)
  2. 日曜の週間計画、金曜のセカンドブレイン監査など、14本の定期の仕事を毎週回します。始め方は、先延ばしにしている仕事を1つ選ぶところから。(第2章へ)
  3. 私なら、頼む窓口は1つに絞り、AIには下書きまで出し切ってもらって、公開や送信の直前だけを人が決めます。(コラムへ)

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頼む窓口から、広報・人脈・返信・投稿調べ・数字集めの五枚の札に仕事が広がり、下書き止まりを経て、送るのは人で終わる流れを描いた全体図。下に週の定期便の帯
図解: 窓口を絞り、人が止める
01

頼む窓口を1つに。Corey さんの参謀長Botは、5つのBotにどう仕事を振るのか

▲目次
中央の朱色の窓口、参謀長に頼む先の道がつながり、窓口から広報・人脈・返信・投稿調べ・数字集めの五枚の札へ道が広がる図解
図解: 頼む窓口はひとつ
動画キャプチャ: 1. MY SETUP の画面。Me から Chief of Staff を通り、Newsjack・Connector・Speed to Lead・X Research・Analytics の五つのBotへつながる組織図(0:38頃)
動画キャプチャ: 1. MY SETUP の画面。Me から Chief of Staff を通り、Newsjack・Connector・Speed to Lead・X Research・Analytics の五つのBotへつながる組織図(0:38頃)

Bot が5つあると、頼むたびに、どのBotに話すかを選ぶことになります。地味ですが、これが毎回の手間。では、窓口を1つにすると、何が変わるのでしょう?Corey さんの答えは、参謀長でした。

Corey さんは、個別のBot5つと、それを束ねる参謀長Bot(Chief of Staff)1つを使っています。Grok Bot の画面では、参謀長が一番上に固定され、2番目が Speed to Lead Bot という並び。

Corey Ganim さん(動画の中で・0:27〜)

I have um five individual bots that I use and one chief of staff bot that kind of manages those five. So I actually delegate to my chief of staff bot.

頼む先は、参謀長だけ。参謀長が、ほかのBotへ仕事を振ります。個別のBotに直接話すことはほとんどなく、いつも先に参謀長へ送る、という話。

Bot 同士は、会話もできます。その会話を、Corey さんは横から見られる作り。参謀長は、予定の詰め込みも見つけます。例は、飛行機の時間と通話の終わりが近すぎる場面で、通話の予定を変えるよう勧める、と話します。

つないだアプリは11個、カスタムスキルは約10個。スキルは、毎回同じ形で頼む仕事にだけ作る、と話します。10の使い方は、どれも同じ4つの要素でできている、という説明。Bot・ルーティン(予定された定期の仕事)・スキル・アプリの4つです。

頼む先が1つになると、減るのは作業より、誰に頼むかを選ぶ手間です。迷う時間ごと、消える形。これ、地味に効くんですよね!

私なら、窓口は1つに絞ります。ただし、窓口が全部を持つのではありません。

決めるのは、1つのボールの持ち主を1人にすること。複数の共同責任にはしません。

先日書いた記事、dotsにPro課金しなくていい2つの理由|にゃんたさんの動画を私のMacで確かめたに、窓口を1つ作って試した数字を書きました。

朝の棚卸し1回で、25回の呼び出し、約222万トークンでした。

私の記事より(dotsにPro課金しなくていい2つの理由|にゃんたさんの動画を私のMacで確かめた)

そのうち新しく生んだ分は約16万。残りは、1回ごとに約9万の土台を読み直す分です。1日6〜12万という見積もりは外れました。窓口は動いた。でも重く、私はボツにして、窓口はOpenAIのdot側に戻しました。

10月6日のこと。私は、OpenAI の dot(私が窓口にしているAI)と同じ働きをする窓口を、自分の作業環境の中に1つ作って試しました。窓口は動きました。

動画との違いは、窓口の先。Corey さんは、その先に役割ごとのBotを5つ並べる形。私の試しは、窓口を1つ作り、重さを数えたところで戻しました。

02

週の回し方。日曜に1週間を割り振り、金曜に知識の置き場を見直す

▲目次
日曜の計画のカレンダー、平日の定期便の歯車、金曜の見直しの本棚と虫眼鏡を、一本の帯に左から並べた図解
図解: 日曜に決め、金曜に見直す
動画キャプチャ: 2. A WEEK ON AUTOPILOT の画面。曜日と時刻、Bot、仕事の内容を並べた定期の仕事の表。日曜8時と金曜6時15分の行がある(3:12頃)
動画キャプチャ: 2. A WEEK ON AUTOPILOT の画面。曜日と時刻、Bot、仕事の内容を並べた定期の仕事の表。日曜8時と金曜6時15分の行がある(3:12頃)

Corey さんの手元では、14本の定期の仕事が、毎週動いています。自分で回すのと、何が違うのでしょう?カギは、日曜の朝と金曜の夕方の2回です。

6つのBotで毎週回る、14本のルーティン(予定された定期の仕事)。Grok Bot の前は、Claude や ChatGPT を開いて手で動かしていた仕事か、AIを使わず自分でやっていた仕事だった、と話します。

日曜の朝、参謀長が1週間の仕事を見渡します。Todoist と Google カレンダーをつなぎ、日にテーマを付けて割り振る流れ。執筆の日、動画の日、事務の日、営業の日といった具合です。

Corey Ganim さん(動画の中で・7:37〜)

it takes the whole thought process out of me having to think about what to do when, and it just goes in and proactively does that.

何をいつやるか、を考えずに済む形。参謀長が先回りで割り振る、と話します。コンテンツの仕事は1日に、事務の仕事は金曜にまとめられます。

金曜の夕方は、セカンドブレイン(自分の知識の置き場)の見直し。参謀長が、GitHub にあるその中身と、1週間にやった仕事を突き合わせます。足す物と、食い違う物を勧めてきます。

Corey Ganim さん(動画の中で・5:00〜)

recommend that we either add that to the second brain so that all of our AI agents, not just our Grok bots, have that context.

Grok Bot 以外のAIエージェントにも、同じ文脈を渡すため、という理由。食い違いがあれば、直すか、一度きりの話かを聞いてきます。

計画も監査も、仕事のたびに考える手間を、週1回のまとめに移す仕組みです。ここが芯なんですよね!

私は、AIに委ねるのは、人が積み減らして生き直すためだと考えています。週の計画も監査も、仕事を増やすためではなく、減らすために回します!

回し始める前に決めるのは、何を減らしたいのか。

03

Newsjack と Connector。記者の依頼探しと人脈の紹介を Bot に任せる

▲目次
広報の望遠鏡と記者の依頼、人脈の糸と連絡が空いた人を左右に置き、中央の灯台の見張り役が両方を照らす図解
図解: 広報と人脈を見張る役
動画キャプチャ: 4. Newsjack Bot の画面。朝のニュース走査など四つの定期の仕事が並び、横に 5. Connector Bot の説明が見える(9:35頃)
動画キャプチャ: 4. Newsjack Bot の画面。朝のニュース走査など四つの定期の仕事が並び、横に 5. Connector Bot の説明が見える(9:35頃)

広報と人脈。どちらも、気づいた時に動けるかで差が出る仕事です。でも、毎日それを見張るのは誰でしょう?動画では、2つのBotがその役を持ちます。

Newsjack Bot は、公開されている GitHub のリポジトリで、エージェントを広報チームにします。動くのは4つ。朝のニュースの走査、記者が専門家を募る依頼の探索、金曜のスコアカード、月曜の広報カレンダーです。

Corey Ganim さん(動画の中で・10:36〜)

It was in my voice. It was perfectly on brand. And it went through 243 media requests to find the two that were a good fit for us.

導入2日目に、Corey さんの声で、ブランドに合う売り込み文が2本できた、という話です。選ばれたのは、243件の依頼のうちの2件。

Connector Bot は、Notion の人脈の記録、メール、カレンダー、議事録、DM を読みます。前回の話題を添えて、連絡が空いた人を知らせる役。動画の例は、Michael さんと3か月話していない、と知らせ、前回の話題も添える場面です。

Corey Ganim さん(動画の中で・11:17〜)

it just tells me who’s due for a check-in.

連絡が要る人を、Bot が教えてくれる、という一言です。紹介の候補探しも、Connector の仕事。毎週金曜には、ダイジェストと返信の下書きが届きます。

広報も人脈も、自分で気づくのを待つと、後回しになる仕事です。忙しい週ほど、真っ先に抜ける所かな。

紹介では、相手にボールと場を渡して、相手が自分で動く形にします。それで、双方が得をする関係になります!

04

返事が止まった商談を、Speed to Lead Bot が下書きにして知らせる

▲目次
止まった商談の封筒から、下書きを保存、知らせる、送るのは人へと進む四段の流れを描いた図解
図解: 返信は下書きで知らせる
動画キャプチャ: 6. Speed to Lead の画面。時間ごとの見回りと、フォローアップの下書きを作る仕事の一覧。最後に Drafts the follow-up. I hit send. と出る(12:58頃)
動画キャプチャ: 6. Speed to Lead の画面。時間ごとの見回りと、フォローアップの下書きを作る仕事の一覧。最後に Drafts the follow-up. I hit send. と出る(12:58頃)

商談の相手からの返事を待つ間に、3日、4日と過ぎてしまうことがあります。忙しい週ほど、起きやすい話。止まった商談に、誰が先に気づくのでしょうか?

Speed to Lead Bot を、Corey さんは参謀長の次に大事なBotだと話します。受信箱を見回って、取りこぼしそうな営業の作業を拾うBotです。

Corey Ganim さん(動画の中で・12:36〜)

It’s going to draft a response and it’s going to save it as a draft in my email and then it’s going to ping me

返信を下書きとしてメールに保存し、そのうえで自分に知らせる、という発言。例は、返事が3〜4日止まった商談で、Bot がそれに気づいた時の動き方です。

定期の仕事は3つ。平日の朝の通話前ブリーフは、通話の3時間前に Google ドキュメントで届きます。毎時の見回りと、2〜3日返事が止まったリードへのフォロー下書きも動きます。

気づくのは Bot で、出すのは人。返信を一から書くより、下書きが先に届いているほうが、取りこぼしは減ります!

私なら、返信の下書きまでAIに任せても、出す・止める・任せるの境界は自分で決めます。できあがった型の温度を、自分の身体で確かめてから。

先日の記事Grok Botの新機能をまさおさんが解説。Proactiveで声をかけられても、返信は私が見てから出すに書いたのは、返信の任せ方の向きの違い。

私の記事より(Grok Botの新機能をまさおさんが解説 Proactiveで声をかけられても、返信は私が見てから出す)

私は、返信と下書き作成を禁止に入れました。向きは違います。

窓口にしている dot に頼んだ棚卸しは、読むだけの依頼でした。頼む文には、送信・返信・削除・予定変更・下書き作成を、禁止として入れました。

dot の報告でも、この5つは0件。コマンドを動かす依頼と設定の変更では、dot のほうから私の確認を求めてきました。

いいよ、実行して、登録して、の返事は、毎回私が送りました!

05

伸びた投稿を Notion に集め、4か所の数字も1か所にまとめる

▲目次
伸びた投稿と発信の数字をひとつの置き場の木箱に集め、人は開いた本を読むだけにする流れを描いた図解
図解: 集めて、読むだけにする
動画キャプチャ: 8. Analytics Bot の画面。毎週月曜に、X・YouTube・LinkedIn・Kit のメールの数字を Notion に集めると出る。左に 7. X Research が見える(14:42頃)
動画キャプチャ: 8. Analytics Bot の画面。毎週月曜に、X・YouTube・LinkedIn・Kit のメールの数字を Notion に集めると出る。左に 7. X Research が見える(14:42頃)

Xで今何が伸びているかを、毎日見に行くのは手間です。自分の数字も、Xや YouTube やメールの画面に散らばったまま。見に行く回数を、減らせないでしょうか?

Corey さんはXに多く書くので、X Research Bot が、自分の分野で伸びている話題と、引用して一言足せる投稿を探します。

Corey Ganim さん(動画の中で・13:16〜)

every Monday and Thursday it’s pulling in these trending tweets into a Notion board that we just call X Briefs.

毎週月曜と木曜に、伸びている投稿を Notion のボードへ集める、という発言。自分の投稿のうち、ほかより伸びた物も探して、別の角度で作り直す材料にします。

Analytics Bot は、X・YouTube・LinkedIn・メール配信の Kit の数字を、Notion のデータベースに集めます。全体が一目で分かる形。Google スプレッドシートや Google ドキュメントにも出せます。

伸びた投稿を集めるのも、数字を集めるのも、見に行く手間を Bot に移す仕事。人は、集まった物を読むだけ!

私の場合は、数字は見に行かずに、決まった場所に集まってくる形にします。進み具合を思い出して聞きに行った瞬間、管理のボールは私に戻ってしまうからです。

X を読む道具のことは、先日の記事Hermes Agentとは何か、Grok Botやdotsとの違いをハーネスから整理に書いた話。

私の記事より(Hermes Agentとは何か、Grok Botやdotsとの違いをハーネスから整理)

私は X を読む仕事を、普段 Hermes の x_search でやっています。Grok の有料プランで動く道具です。AIに頼んで @karpathy さんの投稿を取ると、20件が本文全文・日付・URL つきで返りました。

AIに頼んで @karpathy さんの投稿を取ると、20件が本文全文・日付・URL つきで返りました。

06

Marketplace と Article Finder で不用品の返信と記事集め

▲目次
不用品の返信と記事集めの二枚の札の間に、湯気が消えかけた湯のみを置き、下に本業の外の仕事の土台を敷いた図解
図解: 冷める前に任せる
動画キャプチャ: 10. Article Finder の画面。テーマを渡すとよく読まれた記事を拾うスキルの説明。右に、10の使い方の終わりの案内が出る(15:59頃)
動画キャプチャ: 10. Article Finder の画面。テーマを渡すとよく読まれた記事を拾うスキルの説明。右に、10の使い方の終わりの案内が出る(15:59頃)

10の使い方の最後の2つは、おまけの枠です。どちらも本業の外の仕事。後回しにしているうちに、冷めてしまうものはありませんか?

Marketplace Bot は、Facebook Marketplace に出品した不用品の問い合わせに返信するBotです。きっかけは、Corey さんが Facebook や Messenger をあまり見ないこと。問い合わせに1週間後に気づき、買い手が冷めていた、という問題がありました。

Corey Ganim さん(動画の中で・15:24〜)

this bot just basically manages my Facebook Marketplace, it manages my Messenger, and it responds to people who are interested in buying stuff from me

Marketplace と Messenger を Bot が受け持ち、買いたい人に返信する、という発言。待ち合わせを決めるか、販売まで進め、発送の準備もします。

Article Finder は、Bot ではなくスキル、と Corey さんは話します。参謀長からも、どのBotからも呼べる手順書。

テーマを渡すと、最近よく読まれた記事5本のタイトルとサムネイルを拾います。例は Grok Bot の記事。拾った物を、自分の記事のタイトルとサムネイルの参考にします。

2つとも、本業の外で後回しになりやすい仕事です。返事が遅れると、相手の気持ちが先に冷めます!

07

安全の6つの決まりと始め方、下書き止まりから任せ始める

▲目次
送る前に止まる関所の門の下に、下書き止まりなど六つの決まりの札を並べ、土台に下書きから始めると書いた図解
図解: 任せる前に止める
動画キャプチャ: 安全のための決まりを並べた画面。One lane per bot、Tune the cadence、Bots audit bots などの札と、The new way の説明が出る(17:16頃)
動画キャプチャ: 安全のための決まりを並べた画面。One lane per bot、Tune the cadence、Bots audit bots などの札と、The new way の説明が出る(17:16頃)

何をどこまで Bot に渡すか。任せる前に、そこが怖くなりませんか?Corey さんの答えは、6つの決まりです。

Corey さんが最初に挙げる決まりは、「下書き止まり」。全てのBotが下書きで止まり、何かを自動で送ることはありません。

Corey Ganim さん(動画の中で・16:44〜)

I always have mine draft first. None of them are auto sending anything. And I think that’s just like best practice.

Botは必ず下書きから、という発言です。自動送信は、技術にかなり慣れているか、ごく限った種類の返信だけ。顧客に出す物は、承認を求める下書きとして届きます。

2つ目は、1Botに1レーン。めったに出ない仕事なら、その仕事だけのBotを作り、終わったら削除してもかまいません。

3つ目の1タップで承認は、Bot が選択式で聞き、タップ1回で承認できる形です。

4つ目は、削除せず一時停止。使わなくなった仕事の扱いについて、Corey さんはこう話します。

Corey Ganim さん(動画の中で・17:51〜)

a lot of workflows, you don’t have to delete them if you’re no longer using them, you can just pause them, right?

使わなくなった仕事は、消して作り直さずに止めておけば、また使える、という発言です。

5つ目の頻度の調整は、毎日だったセカンドブレイン監査を、参謀長へのひと言で金曜の週1回にした例。

6つ目の Bot 同士の監査では、参謀長がほかのBotのチャットとルーティンを読み、最適かどうかを知らせます。古いやり方は、連絡を自分で追いかけること。新しいやり方は、見回り・調べ・最初の下書きを Bot が担い、人は確認して送るだけ。

Corey Ganim さん(動画の中で・19:22〜)

Pick one pain point, one task that you dread or one thing that you keep putting off, that you keep forgetting to do.

ここからは、決まりとは別の、始め方の話です。

始め方の1手目は、嫌な仕事・先延ばしの仕事・忘れがちな仕事から、悩みを1つ選ぶこと。2手目は、その仕事だけのBotに、はっきりした名前を付けること。

残りの4手は、必要なツールだけつなぐ、ルーティンを1つ足す、下書き止まりにする、出力が合うまで調整する。全部で6手です。

6つの決まりは、任せる前に止める場所を決めるもの。任せ方より先に、止め方を決めるんです!

私なら、AIには下書きまで出し切ってもらい、公開や送信の直前だけ、人が決めます。

先日の記事ループ型AI駆動経営で数字を一画面に集め、次の一手を決める。茶圓さんの講演に、送信を止める仕組みを書きました。

私の記事より(ループ型AI駆動経営で数字を一画面に集め、次の一手を決める 茶圓さんの講演)

メールは、私が配信前の確認に「送る」と答えたときにしか出ない形にしています。AIが書いた号でも、確認の記録が無ければ送信の道具が止まります。

送信の道具は、確認の回答が私の回答で、「送る」で始まる選択肢かを見ます。

確認の本文に、号の日付と件名が入っているかも見ます。合わなければ、そこで止まる作り!

10月3日から26日までに送った28号は、すべてに確認の記録が付いています。

4つ目の削除せず一時停止は、私の手元にもある線。窓口の定期の仕事2本は、毎日、朝と夜に動く設定。この2本は削除せず、無効のまま残しました。

削除には私の許可が要るので、消していません。10月27日の一覧でも、2本とも無効のまま!

Corey さんの下書き止まりは、Bot が下書きで止まる形です。私の線は、確認の記録が無ければ、送信の道具のほうが止まる作り。止める場所が違います。

COLUMN

▲目次

先延ばしの仕事を、1つだけAIに

ひろくんが、後回しの仕事、まず選ぶ、荷物を下ろす、の三枚の札を紹介している図解。下に、道具はあとで、の薄い札
図解: 後回しを手放す

動画の始め方の1手目は、悩みを1つ選ぶことでした。やりたくない仕事。先延ばしにしている仕事。忘れがちな仕事。Corey さんは、その中から1つだけを選ぶ、と話します。専用の Bot を作るのは、その後。道具より先に、選ぶ仕事があるんです。別の記事で、私はAIに委ねた経験を聞かれて、こう答えていました。

私の記事より(母に似てきたズボラな私 嫌いなことと後回しは、AIに任せて、肩の荷を下ろしていい)

サボると言うか嫌いなこととか後回しすることをAIにやってもらう。ズボラじゃなければ自分でやってたかも。

AIにやってもらうのは、サボるためではなく、嫌いなことと、後回しにしてしまうこと。その2つだけ。ズボラじゃなければ、自分でやっていたかもしれない、という答えでした。動画の1手目と並べると、選ぶ仕事の形がよく似ています。やりたくない仕事と、先延ばしの仕事。入口は同じ所にありました!

私なら、道具や Bot を決める前に、嫌いで後回しにしている仕事が何かを決めます。嫌いな仕事は、人によってさまざま。Bot の名前も、つなぐツールも、ルーティンも、そのあとで選べます。先に軸、次に道具。この順番は崩しません。

Bot が何体あっても、下ろした荷物が無ければ、手元は軽くならないんですよね!

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FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 参謀長Botとは、何をするBotですか?

A. Corey さんは、個別の Bot 5つと、それを束ねる参謀長 Bot 1つを使います。頼む先は参謀長だけ。参謀長がほかの Bot に仕事を振り、Bot 同士の会話も見られます。詳しくは第1章。

Q. 14本の定期の仕事では、どんな仕事が動きますか?

A. 6つの Bot で14本が毎週動く、と Corey さんは話します。日曜の朝は、参謀長が1週間の仕事を日ごとのテーマで割り振ります。金曜の夕方は、セカンドブレインと1週間の仕事の突き合わせ。詳しくは第2章。

Q. 返信を Bot に任せる時、どこで止めますか?

A. Speed to Lead は、返事が止まった商談の返信を下書きとしてメールに保存し、知らせてくれます。Corey さんの運用では、どの Bot も下書きで止まり、自動では送りません。詳しくは第4章と第7章。

Q. Grok Bot を始めるなら、何から作りますか?

A. Corey さんの始め方は6手です。悩みを1つ選び、その仕事だけの Bot に名前を付けます。必要なツールだけをつなぎ、ルーティンを1つ。下書きで止めて、出力が合うまで調整します。詳しくは第7章。

MATOME

まとめ

▲目次

Corey さんは、Grok Bot の10の使い方と、安全の6つの決まり、始め方の6手を、「参謀長」を窓口にする運用から順に見せてくれました。

頼むのは参謀長にだけ。Corey さんの運用の入口。私は10月6日、窓口を1つ作って試し、重くてボツにしました。私の線は、窓口を1つに絞ること。ボールの持ち主は1人。

止める場所も、先に決めておきたい所です。Corey さんの Bot は下書き止まり。私のメールは、配信前の確認で私が「送る」を選んだ時だけ出ます。任せる前に決めるのは、出す・止める・任せるの境界!

動画の始め方は、1つの仕事だけの Bot を作り、必要なツールだけをつなぎ、ルーティンを1つ足して、下書き止まりにする流れでした。Bot を増やす前に、どの荷物を下ろすのか。先に決めるのは、そこです。

Corey さんの始め方も、1つの悩みを選ぶところからでした。いま手元にある仕事のうち、先に任せる1つは何で、その仕事はどこで止めますか?

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネルCorey Ganim
出演Corey Ganim さん
公開日2026年10月26日
長さ20分28秒(英語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=qOcJcZ-if1I

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