
WATCH REPORT
AI格差の先で本当に怖いのは失業ではなく、AIが使えなくなることだという話
2026.10.21
家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル AI仙人 の動画「今AIを触ってない人は、未来でAIを使う権利をもらえない説」を紹介します。AI仙人さんが、AIが使えなくなる未来と、値上げの先の格差、備え方を話す回です。
AIを仕事で使い始めたけれど、値上げや、AIが使えなくなる日の話を聞いて、備えたほうがいいのか、今のまま進めていいのか、整理がつかずにいる。
そんな個人事業主や、小さな会社の経営者に向けて書きました。長い動画を通しで見る時間がない方にも、読んでもらえる形にしています。
動画は55分。AI仙人さんと、画面の外の聞き手が、AIが使えなくなる未来、値上げの先の会社と個人の格差、仕組みを資産にして弱いモデルで回す方法、新しいモデルが止まる未来、基礎力という保険の順に話していきます。
読み終えた時に残るのは、動画の順に追える話の筋。その横に、私の記録と、私の判断を並べます。
SPEAKER
AI仙人さん
動画の話し手です。仮面とフード姿で、画面にずっと映ります。AIを使い倒している立場から、AIが使えなくなる未来と、その備えを話します。
SPEAKER
聞き手(画面には映りません)
カメラの側にいるもう一人の声です。氏名は動画の中で紹介されません。相づちを打ち、反論や疑問をぶつけます。
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AIで怖い未来といえば、仕事を奪われる話がよく出てきます。でも、この動画が最初に置くのは逆側で、AIを使いたいのに使えなくなる未来。それが一番怖いとは、どういうことなのでしょうか?
AI仙人さんが一番警戒している未来は、失業ではありません。動画の冒頭近くで、AIが使えなくなること、とはっきり言い切ります。話はここから、その理由へ。
AI仙人(動画 0:34〜)
AI使えんくなることです。AI使えへんくなる。そうなんですよ。
理由は、今のAIが使いたい放題になっていること。1回の指示で、AIが1〜2時間、長いと10時間ほど自走する、というのがAI仙人さんの説明です。
音声で1分ほど話して指示を出すと、同時に10個ほどのタスクが進み、仕事が無限に終わっていく、という説明。
事業は10個ほどを同時に進めていて、ほぼ全てをAIで作ったファネルで、初めて売れ始めたそうです。顧客を集めるところから、納品の手前までをAIで回す形。
動画では、従量課金にしたら自分の使用量は年間1億ぐらいになる、という話も出ます。聞き手が実際に使っているのかを確かめると、使っていない、との答え。実際に払っている額ではなく、仮の話です。
AI仙人さんの見方は、ループを回す世界でトークンの価格が持つはずがない、というもの。AIの企業側は使われすぎて利益が薄く、今の定額プランが何倍かになっても払う人がいる世界では、値上げが妥当になる、と続けます。
AI仙人(動画 6:58〜)
あの今の低額やったら仮に200ドルプランが500ドルになろうと1000ドルになろうと払ってしまうからそういうプレイヤーがいっぱいおる世界では多分値上げするのが正しくなる。
行き着く先は、とても大きな格差社会。AI仙人さんはそう話し、話は会社と個人の差へ。
失業ではなく、使えなくなることが一番怖い、という言い切りは、強いですよね。仕事をAIに取られる心配は、どこか遠い話に聞こえます。
でも、使っているAIが止まる心配は、毎日の仕事のすぐ隣にあります。だから、この章は他人ごとにできません。
2026年9月18日の朝7時。私が使っているAIのアカウント5つが、どれも利用枠を使い切って、上限に達していました。いちばん早く使えるようになるのは、翌19日の夕方です。止まった作業は、朝の時点で4件。
同じ日のうちに、19件まで増えています。値上げではなく、利用枠の上限による停止。AIが使えず作業が止まった日は、すでにありました。
ここで私が考えたのは、止まる理由の違いです。値上げで止まるのか、使える量の上限で止まるのか。
入口は違っても、手元で起きることは同じ。作業が前に進まなくなります。しかも、AIが長く自走する仕事ほど、止まった時に積み上がる量も大きくなるはずです。
定額の今が、この先も同じ形で続く前提で、AIとの仕事を組んでいないか? 止まる日は来る、という前提に立っておくほうが、慌てずに次の手を考えられると思うんです。
使えなくなる日が来た時に、手元に何が残るのか。それは、AIを使った量より、自分が育った分のほうです。
どのタスクを回すかより、私自身が成長し続けること。止まった日に手元に残るのは、AIに渡した量ではなく、自分で掘った分だと私は判断しています。


値上げの先で開く格差って、何と何の差なのでしょうか? 動画では、この格差が二つの意味で語られます。会社と会社の差と、個人と個人の差。順に見ていくと、話の向きが少しずつ変わっていきます。
一つ目は会社の差。顧客基盤のある会社は、大きな金額分のトークンを使っても全顧客に営業できるので割安になる、というのがAI仙人さんの見立てです。
新しく始める会社は同じ金額でも払いにくく、大元のAI企業が握る勝者総取りに近づく、という見方です。
ここで聞き手が、疑問をはさみます。大きい会社は人もソフトも抱えていてAI化しにくく、小さい会社のほうがAIを回しやすいのでは、という声。
AI仙人(動画 9:34〜)
図体がでかいと人が邪魔になってAI化できない分コストだけが膨らんでちっちゃい会社でAIをどんどん分回してる会社の方が正直生産性も高ければ強いっていうのが今の実態なんですよ。
返ってきた答えは、今はトークンが安いから、そのフェーズにある、というもの。大企業は従量課金でやらないと使えない、とAI仙人さんは言います。
ただ、値上げの幅次第で逆転もあり、どちらに転ぶかは分からない、と認めています。
二つ目は、個人の差。値上がりした後は、全員にAIの道具を配るのは無理になる、と話は進みます。別のAIで待っている人のところには順番が来ず、慣れた人だけに配られる世界になる、という見通し。
AI仙人(動画 11:11〜)
やっぱり普通の人と普通に会社にやってきてAIがめっちゃ発展して値段上がりました。てなった時に全員にクロードコードを配るのはやっぱり不可能になると思うんですね。うん。うん。だからジェミを使ってる人は待ってたらうちにもクロードコードが落ちてくるって思って待ってるかもしれないけど、それが落ちてくる頃にはクロードコード使い慣れてる人だけにクロードコードを配りますの世界が普通にちゃう。
AI仙人さんによると、大企業では、1つの部署だけが使える、1人だけが裏で使う、という例もあるそうです。会社の外だけでなく、会社の中でも、使える人と使えない人が分かれていく、という話の流れ。
会社の大小の話は、AI仙人さん自身も結論を出していません。私が気になるのは、個人の差のほうです。
慣れた人にだけ配られる、という部分。ここは引っかかる所です。値段の高さより、慣れているかどうかで線が引かれる話だからです。
慣れ、という言葉で私が思い出すのは、2026年9月18日の出来事です。AIに道具を評価させたところ、評価には、定額の契約なのでコストは下がらない、と書かれていました。
私はそこで「トークン=コストだろ」と言い、トークンが下がれば、それが価値だと返しました。それ以来、評価は使う前と後のトークン数で書く決まりにしています。
値上げの先で差がつくのは、払える額の大きさだけではありません。同じ仕事を、どれだけ少ない量で回せるのか。
その感覚を手で知っている人が、AI仙人さんの言う慣れた人に近いんだと思うんです。配られる側に入れるかどうかも、そこで分かれていくはずです。
私の記事より(AI格差は大物ほど得をする、という話を西野亮廣さんの音声から整理した記事・AI格差で得をするのは大物だと、西野亮廣さんは語りますの節)
使う人が増えるほど、AIを使えること自体では差がつかなくなります。差が残るのは、誰がそれを出したか。
前に私が書いた、この一文。動画を見たあとだと、この一文の続きが見えてくるんです。値上げで配られる人が絞られても、絞られた人の中で、使えることはまた当たり前になっていくはずです。
最後に残る差は、誰が出したか。その誰かの中身は、五感で感じた現場からしか、縦に掘れません。
会社と個人のどちらの差が大きく開くのか。そこは動画でも話されていたように、どちらに転ぶか分からないまま。私も、この留保を同じ位置に置いておきます。分からないままでも、掘る手は止めずにいたいんです。


値上げが来る前に、何をしておくのか?動画が勧めるのは、AIを使えるだけ使い倒すことではありません。先にトークンを使って仕組みを作り、それを手元に持っておくこと。章の話は、ここから守りの準備に入ります。
AI仙人さんは、AIに慣れておける時間は今しかない、と思って動いたほうがいいと話します。前の章の値上げの話を受けた、備え方の入口ですね。
AI仙人(動画 14:47〜)
やっぱり今この瞬間しかAI集熟することはできひんと思った方が多分いいんすよ。
話の流れは2段です。最初の仕組みを作る時にトークンを使い、その後はローカルのモデルでも回るようにしてコストを下げます。作る時と回す時で、使うものを分ける考え方なんですね。
作った仕組みと現場の知見をパッケージにして持つ人は、引っ張りだこになる、とAI仙人さんは話します。本人もこれをリスクヘッジとして実行していて、理由は、値段が上がってもAI自体は消えないから。
AI仙人(動画 15:44〜)
それをギゅっと持ってる人はさすがに値段上がってもAI自体が消えるわけじゃないから、ま、いろんなとこに引っ張りだこになるんじゃないかなっていうのでめちゃくちゃリスクヘッチしてる。
今からでも間に合う、と動画は続けます。AIと融合した脳みそは1日では作れないので、AI導入は言い訳になりつつある、という話です。
次は、モデルの使い分け。強いモデルで回すとトークンが一瞬で溶けるので、弱いモデルでも周りの仕掛けを調整して、ある程度のアウトプットを出します。モデルにグラデーションをつけて、トークンを節約するんだそうです。
AI仙人(動画 19:39〜)
なんか弱いモデルでもハーネスを調整すればある程度いいアウトプットが出てモデルにグラデーションをつけて
AI仙人さんは、ここで仕事の値段の話も重ねていますね。人件費がAIに置き換わっている以上、高い人にやらせる仕事を高いモデルにやらせるのは無駄、という整理です。
モデルにグラデーションをつける話は、私の運用と同じ向きです。正直、この章でいちばんうなずいた所です。重さの違うモデルを場面で分ける発想が、そのまま重なったから。
ただ、仕組みは別物です。動画はローカルのモデルで回す話。私のほうは、ふだん使うモデルを先に決めておく話です。
私の標準は、一段軽いモデル。強いモデルを使うのは、3つの場面だけに絞りました。
私の名前で出す文章と私の軸に関わる所、長時間の自律作業、一段軽いモデルでは届かない判断です(2026年9月19日)。それ以外は、軽いほうで回しています。
では、パッケージにすれば備えになる?仕組みと手順は渡せますし、実行のボールも、人やAIや仕組みに委ねられます。
でも、目的と守りたいものと判断軸は、自分で掘ったものしか残りません。中身が手順だけなら、値上げの先では、ほかの人もすぐ同じ物を作れるようになりますよね。
私の見立てでは、引っ張りだこになるかどうかは、判断軸まで掘ってあるかで分かれます。手順は真似できても、なぜその手順なのかは、掘った本人にしか書けないので。
だから、先に決めておくのは一つ。どこで強いモデルを使うか、です。そこが決まっていれば、値段が動いた時に、軽いほうへ寄せる仕事と残す仕事を、慌てずに分けられます。


AIが使えなくなる理由は、値上げだけではありません。動画は、別の悪い筋書きに進みます。セキュリティの事故で、新しいモデルそのものが出てこなくなる未来。値段の話とは、向きの違う心配です。
セキュリティの問題で新しいモデルの公開が止まることは全然ある、というのがAI仙人さんの見方です。AI仙人さんは、守るためのやり方として、自分で攻撃ツールを回して試す方法が流行っている、とも話します。
AI仙人(動画 25:56〜)
で、今ダークウェブとかで出回ってツールじゃなくても普通にそれ守るための攻撃用ツールっていうのがあるんですよ。
守るために自分で攻撃の手段を整える人が、今めっちゃ増えている、という説明でした。
最悪のシナリオは、重大な漏洩が続き、新しいモデルが一部の企業にしか出ない世界。そうなると、全社が弱いAIで平等に弱体化します。
だから、弱いAIでコンテンツを作れるようにしておくか、米国の企業に頼まれるほど強くなるかの二択だそうです。
これを聞いた聞き手は、どう返したのか?急いで勉強する大切さは分かるけれど、そのストレスやしんどさを感じる人も多いはずで、着実に勉強するのも悪くないのでは、という意見でした。
聞き手(画面外)(動画 31:32〜)
急いで勉強するっていうのは大事の大事なのもめっちゃ分かるんですけど、それによるストレスとかしんどいと思ってる人は正直普通に多いと思っていてであれば着実に勉強するのも悪くないんかなとは人間としてマジで思いました。
AI仙人さんは、進化が止まるより、トークンが値上がりしたまま強いモデルが伸び続ける確率のほうが高い、と答えます。それが一番の最悪のシナリオだ、という見方なんですね。
話は、米中にも広がりますね。中国のAIが安いことで、アメリカの価格が守られている、とAI仙人さんは話します。日本はモデルも投資基盤も他国に任せていて、安く使える今は確変状態だ、という見立てでした。
AI仙人(動画 34:13〜)
日本は有利やで。だってモデルも投資基盤も全部他国に任せとるからね。逆にね。いや、逆にだってこんなクソ安い値段で開発費用なしで日本国民全員使えるから。
ただ、止まるリスクは残る、というのがAI仙人さんの見方です。だからローカルの環境の優先度が上がり、パソコンを4台注文したそうです。
この章でいちばん大事だと私が考えるのは、聞き手の、着実に勉強するのも悪くない、という一言です。
急いで追いかけるより、自分の足元を固めるほうが先だと、私は考えているので。漏洩や停止のように、自分の手では動かせない話ほど、足元のほうに目を戻したくなります。
仕組みの形は早めに決めて、判断軸は時間をかけて掘る、と分けておけば、どちらの未来が来ても足が止まりにくいと思います。慌てて全部を急ぐと、掘る時間のほうが先に削られてしまうので。
2026年10月9日、私はAIに、パスワードなどは直接見られない形で、設定もしやすくしたい、と伝えました。続けて、「ローカル限定で。セキュリティ万全にしてあげて。でも管理しやすくする。」と頼みました。
守りと扱いやすさが、一つの頼みの中に並んでいます。漏洩の話と並べると、この頼み方の意味が見えてきます。
私の記事より(AI仙人さんの別の動画から、流出ニュースを公式発表・専門家の見立て・感想に分けて聞いた記事・「漏れる前提」を、AIに渡さない・見せない・止めるに変える。私の足元の実測と失敗の節)
会話の記録に値が出ていないことと、どこからも漏れないことは、別の話です。伏せ字がすり抜けた失敗が、その根拠です。
値が会話の記録に出ていないことと、どこからも漏れないことは、別の話です。守りを固めることと扱いやすさは、一つの頼みの中に並べられます。
どちらかを捨てると、AIに全部預けるか、怖くて触らないか、のどちらかに寄ってしまうので。鍵の置き場所を自分で決めておくことは、その小さな一歩です。
国どうしの値段の行方は、正直、私には先が読めません。安く使える時期がいつまで続くかは、私が決められる話ではないですから。
それでも、変わらないことがあります。何を自分の手元に置き、何を預けるかは、自分で決めます。
止まる未来への備えは、新しいモデルを待つことより、今あるAIで自分の決まりを回しておくことなのかな、と思っています。


値上げが進む未来と、新しいモデルが止まる未来。ここまでの章では、二つの行き先が並んでいました。どちらに転ぶかは、動画の中でも分からないままです。それでも最後の章で、話は同じ一つの答えに戻ってきます。
AI仙人さんは、ローカルのモデルへ移るにしても、AIを扱う力がなければローカルは使いこなせない、と話します。値上げの道でも、止まる道でも、基礎力がないと何もできない、という整理です。
AI仙人(動画 35:46〜)
多分ローカルにいくにしてもAIスキルを持ってないとローカル扱えないし、今と同じクロードやコデックスみたいな感覚でローカル扱えるようなタイミングも来るから、どっちにしても基礎力がないと何もできないのよ。
話はそこから、AIそのものを保険にたとえる方向へ進みます。AIはどの未来でも基礎力が土台になる保険だ、という言い方です。値上げにも停止にも、同じ備えが効くという見方です。
動画は、普段からAIに触れていない人の例も出します。その人に高いAIを渡しても、トークンを使うだけ使って、社長に怒られて終わる、という場面を、AI仙人さんはたとえに使います。
AI仙人(動画 36:46〜)
いかに高いAIは渡されようともAIを普段から全然触ってもない融合もしてへん人が渡されてもトークンだけ胸に使うだけ使って社長に怒られるわけですよ。
AI仙人さんは、1年前に学び始めた人の話もします。情報を集める、音声入力を使う、などを身につけた人の人生が良くなっている、という実感だそうです。動画では、AIがようやく自分のやり方に追いついてきた、という言葉も出てきます。
最後に出てくるのは、一流とそうでない人の壁の話です。アウトプットを見ても、どんな技術が使われたか誰にも推測できず、魔法のように感じられるかどうか。そこが分かれ目だ、という説明です。
AI仙人(動画 41:09〜)
アウトプットを見た時にそこそこ例えばAIのチャンネル全部見てますぐらいのリスナーが一切そのアウトプットに使われてる技術が推測できないうん。まるで魔法みたいに感じれるアウトプットが出せるかどうかなんですよ。
基礎力がないと何もできません。この言い切りには、全面的に賛成です。値上げの章も、止まる章も、聞いていて落ち着かない話が続きます。
最後に足元の話へ戻ってくると、正直、落ち着きます。どちらの未来が来ても、手元で育てられる物が一つ残るからです。
高いAIを渡されても、トークンを使うだけで終わる、という例えは、笑えないですよね。値上げの話になると、どうしても払えるかどうかに目が行くからです。
でも、同じ額を払っても、手が慣れていなければ、残るのはトークンの減りだけ。育てるのは財布ではなく、手です。
ただ、魔法の話は、私なら裏から言います。AIは魔法ではなく、使いこなすには縦に掘る努力が要ります。
なぜ、外から魔法に見えるのか?中で地道に掘った量が、見えていないだけ。言っていることは同じで、見ている側が違うんです。
以前、私は、まず自分が根を張る土を耕して根を張り、そこから幹として出て、その枝先としてAIを使っていかなければ全部空中戦になる、ちゃんと根を張りましょう、と話したことがあります。
動画の基礎力は、AIを扱う力のことです。私が言う根は、その手前の、自分の現場で掘る土台のこと。両方が要ると私は考えています。値上げが来ても、新しいモデルが止まっても、根が張ってある人は枝先を付け替えれば済みます。
基礎力は、保険と同じです。値上げや停止の知らせを聞いてから買えるものではありません。触れてきた時間の分だけ手元に積もっていくものです。
Q. 動画が一番警戒している未来は何ですか。
A. 失業ではなく、AIが使えなくなる未来です。値上げと利用の制限が進めば、AIを使いこなす人と、使えない人の差が開く、とAI仙人さんは話します。
Q. 値上げの先で、会社の差はどうなると話されていますか。
A. 顧客基盤のある会社が有利に見える一方で、今は小さい会社のほうがAIを回しやすいのでは、という聞き手の疑問も出ます。AI仙人さんは、値上げの幅次第で逆転もあり、どちらに転ぶかは分からない、と答えます。
Q. 値上げに備えて、何をしておくと話されていますか。
A. 最初に仕組みを作る時にトークンを使い、その後は弱いモデルやローカルのモデルで回して、コストを下げる流れです。作った仕組みと現場の知見は、値上げの後も資産になる、と話します。
Q. 新しいモデルが止まる未来とは、どんな話ですか。
A. 重大な漏洩が続けば、新しいモデルが一部の企業にしか出なくなる、というシナリオです。その場合は、全社が弱いAIで平等に弱体化する、とAI仙人さんは話します。
Q. どの未来でも効く備えは何だと話されていますか。
A. AIの基礎力です。ローカルにいくにしても、基礎力がないと何もできない、と話します。AIを普段から触っていない人に高いAIを渡しても、トークンを使うだけで終わる、という例えも出ます。
動画は、AIが使えなくなる未来から始まり、値上げの先で開く会社と個人の格差、仕組みを資産にして弱いモデルで回す方法、重大な漏洩で新しいモデルが止まる未来へと、順に進みます。
最後に行き着くのは、どの未来でも土台になるAIの基礎力でした。
この動画から私が持ち帰る判断は一つです。AIをどれだけ使ったかより、AIが止まる日にも自分の中に残る土台のほうが大切。使う量を増やす前に、その土台を育てる時間を取りたいと考えています。
値上げも停止も、どちらに転ぶかは動画の中でも分かりません。だからこそ、最後に一つだけ問いを置いておきます。今使っているAIが、明日から半分しか使えなくなったとき、手元に何が残っていますか?
COLUMN
止まることは、遅れることなのか

動画の第4章には、急いで勉強するしんどさと、着実に勉強するという選択の両方が出てきます。
この話は、前に書いたAI同士の討論から、立ち止まることと遅れることの違いを考えたAI討論の記事とつながります。止まることを、改めて考えてみます。止まることは、本当に遅れることなのでしょうか?
私の記事より(AI同士の討論から、立ち止まるのは遅れることなのかを考えたAI討論の記事・ひろくんの冒頭の節)
止まることと、遅れることは、同じ意味なのか。ここが今日の論点です。
その記事には、9月27日の夜に打った記録があります。家族3人がインフルエンザで寝込んだ日です。
食べ過ぎと寝不足で、少しイライラや罪悪感もありました。それでも、健康の大事さに気づけたし、子どもたちと遊べてよかった、と私は書いています。
止まるのは、やっぱり楽ではありません。それでも、止まった日に自分の中に何が残っていて、何がまだ揺れずにあるのかを見られたら、その日は無駄にはなりません。
慌てて走り出して遅れを取り戻そうとするより、その日を、自分の根を確かめる日にすればいいんです。止まった日は、走る速さを比べる日ではありません。
急ぐ日には、何のために走っているのかを、止まる日には、自分に何が残っているのかを、確かめればいいんです。
急ぐか止まるかより、根を確かめたかどうか。このコラムで置いておきたいのは、その一点です。
関連記事
AI格差は、使う人が増えても誰が出したかで差が残る、という話を読める記事。
流出ニュースを、公式発表と見立てと感想に分けて聞く話を読める記事。
モデルが似てきても、大手が最先端を競い続ける理由を読める記事。
課金の入口の違いから、AIの支払いを減らす考え方を読める記事。
モデルが毎週替わっても、判断は手元に残す、という話を読める記事。
ローカルのAI環境を、待ち時間で比べて考える話を読める記事。
AI同士の討論から、立ち止まることと遅れることの違いを考えたAI討論の記事。
参考リンク
今回紹介した動画の本編です。時刻つきの発言は、ここで確かめられます。
今回紹介した動画
| チャンネル | AI仙人 |
| 出演 | AI仙人さん、聞き手(画面には映りません) |
| 公開日 | 2026年10月20日 |
| 長さ | 55分30秒(日本語) |
| URL | https://www.youtube.com/watch?v=MYNYwQ4LCW0 |
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この記事はAIツール(Claude Code)を活用して制作しています。構成・文章生成にAIを使用し、最終的な内容の確認・編集・公開判断はひろくん(田中啓之)本人が行っています。「分身AIひろくん」(bunshin-ai.com)とは別のコンテンツです。
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