WATCH REPORT

動画編集をAIで任せたあと、外注との付き合い方をどう変えるか

2026.10.21

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル おさる&たくとのマーケ攻略 の動画で、おさるさんとたくとさんが、AIで動画編集を回せるようになった後に、発信の軸と外注との付き合い方をどう変えたかを話す回を紹介します。

動画の編集を外注に頼んでいて、AIで回ると聞いた。でも、外注との付き合いも、発信の軸も、組織の大きさも、どう変えるか整理できていない。動画を通しで見る時間もない。そんな、一人か少人数で事業を回す個人事業主や、小さな会社の経営者に向けて書きました。

34分の動画で、おさるさんとたくとさんが話すことは5つ。インスタのBANで発信を変えたこと、動画編集をAIで回すと編集代が月90円になったこと、AIにコピーされる時代の考え方、組織を大きくしない理由、外注との付き合い方。どれも動画の順に出てきます。

読み終えると、二人の話を動画の順に追えます。出てくる数字は、どれも二人の発言で、私が確かめた数字ではありません。その区別をつけたまま、横に私の記録と、私ならどうするかを添えました。

SPEAKER

おさるさん(サルのお面のアバター)

動画の中心になって話す出演者です。顔は出さず、サルのお面のアバターで登場します。インスタグラムでBANされた後に発信の軸を変えた話と、動画編集をAIで回すようになった話をします。

SPEAKER

たくとさん(線画のアバター)

もう一人の出演者です。顔は出さず、人型の線画のアバターで登場します。おさるさんの話を受けて、外注の払い方や、経費を抑えれば利益が増えるという見方を話します。

3行でわかるポイント

  1. おさるさんは、インスタのBANをきっかけに発信を変え、動画編集をAIで回して、毎日投稿の編集代が月90円になった、と話します。(第1章・第2章へ)
  2. AIで質の高い物を量産しても、みんながやれば選ばれなくなる。組織を大きくすると利益率が落ちるので、少人数でブランド力を高める、と二人は話します。(第3章・第4章へ)
  3. 私なら、編集をAIに任せて外注に払う額が減っても、価値のある仕事にはしっかり払い、価値が見えない請求には中身を聞きます。(第4章・第5章へ)

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01

インスタのBANで変えた、発信のコンセプト。数より、買う人を選ぶ

▲目次
「コンセプトを変える」の図解。「BANされた」「1000再生でいい」「自分にしか言えないこと」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「広い層より本気の人」
図解: 発信のコンセプトを変える
動画のスライド。「ぼくの講座を買う人」の見出しの下に、ローンチ・講座運営は上級者しか来ないと並び、大きな字で「1,000リスト集めても来る人は上級者」。左上にサルのお面の人物、右上に線画の人物の丸い枠
動画キャプチャ: スライド「1,000リスト集めても来る人は上級者」が出る場面(1:04頃)

動画は、インスタのアカウントを失った話から始まります。普通なら、ただの痛手になる出来事。そこで、おさるさんは何を変えたのでしょうか?

おさるさんは、インスタのアカウントがBANされた話から始めます。以前のインスタは、リストを増やす意味では良かった、と振り返ります。

ただ、講座を買う人は、インスタで学びたい人ではなく、講座運営まで学ぶ上級者ばかりでした。リストを集めても、来るのは上級者だった、と話は続きます。

そこへBANがあり、コンセプトを一回全部変えるチャンスだと考えた、とおさるさんは話します。

おさるさん(動画 1:14〜)

1万再生インスタリールで取っても意味ないから1000再生でもいいからガチで僕にしか発信できないことやろうと思ったの。

話は、XとYouTubeに移ります。こちらはBANされないので資産になる、という話です。インスタはすぐBANされるので、される前提で運用する、と続けます。期待値を下げた分、やりたい発信に振った、という整理です。

新しいコンセプトは、ひと言でいえばオンラインスクールの作り方。以前のYouTubeを伸ばす人、講座運営の人というイメージから、今はスクールを作る人へ。数字で語る、経営としての発信にする、とおさるさんは続けます。

おさるさん(動画 1:37〜)

簡単に言うとオンラインスクールの作り方ですね。

たくとさんは、オンラインスクールという言い方がいい、と受けます。広くて、インスタ層も拾えます。唯一無二のコンセプトをどう広げるかで、ポジションが取れる、という話でした。

動画の最後には、視聴者からの質問が出てきます。まだ資力の高くない層を引き上げる元のコンセプトの方が、割合は下がっても意外と引き上がるのでは、という内容でした。

おさるさんは、自分も最初はそう思って、1年以上やってみた、と答えます。それでも、来るのはレベルの高い人だけ。

おさるさん(動画 28:14〜)

逆にインスタの薄い層が申し込んだりするのもあってその人全員審査落としてんですよ。

数が取れたので、別のAI講座や手前の商品が売れた面では役に立ちました。ただ、インスタ新ルールのような発信で、ブランドは落ちたと思っている、とおさるさんは話します。

BANは、ここでは終わりの話として語られていません。発信を選び直す合図。アカウントを失った所から、コンセプトの話が始まっていました。

数を取る広い発信と、買う人を選ぶ狭い発信は、別の仕事だと私は見ています。同じ投稿で両方を狙うと、どちらにも振り切れません。そこが難しい所です。

数が増えても、来る人と売る物が合わなければ、最後は断ることになります。断る側も、断られる側も、気持ちのいい話ではないですよね。

それに、広げるほど、誰に向けて話しているのかがぼやけていきます。話す側の的がぼやけると、聞く側にも届きません。言葉が薄まってしまうんです。

じゃあ、コンセプトは何で決まるのか?私は、広さより、誰を相手にしないかで決まると考えています。相手を決めると、話す中身も自然に決まってくるからです。

相手にしない人を決めるのは、冷たい話ではありません。来てほしい人に、まっすぐ届くようにするための線引きです。入口で分ければ、後で断る人も減ります。

見る数字も変わります。再生の数より、手を止めた人が誰なのか。本気で変わりたい人が、その中に何人いたのか。見る所はそこ。

発信の軸を変えるなら、先に届けたい一人を決めてから、言葉を選ぶ順番になります。

私なら、数が取れる広い層より、本気の人に届く狭い言葉を選びます。

02

動画編集をAIで回すと、編集代は月90円になる

▲目次
「編集をAIで回す」の図解。「外注の編集」「AIの編集」「毎日投稿が続く」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「編集が速く安くなった」
図解: 編集をAIで回すと変わること
動画のスライド。「7分の動画編集」の見出しの下に、「今まで 5〜10万・1週間」から「AIなら 30円」へ矢印で進む二つの札。左上にサルのお面の人物、右上に線画の人物の丸い枠
動画キャプチャ: スライド「7分の動画編集」で今までとAIを並べる場面(5:20頃)

外注に頼んでいた編集が、AIで回り始めると、何が変わるのか?お金と時間、そして出せる本数。話は、具体の数字で進みます。

おさるさんは、7分ほどのショート動画の編集が、以前はだいたい5万円〜10万円だった、と話します。AIなら30円になります。編集にかかる時間も、1週間ではなくなったという話でした。

夜中に5本を頼んだら、5時間後に全部上がってきました。1分以内の動画なら、5分か10分で出る、と続けます。

以前は編集に月50万円〜100万円をかけていて、それが毎日投稿で月90円になった、とおさるさんは話します。1分以内なら1本3円という話もありました。

おさるさん(動画 6:40〜)

僕だから月のショート動画の毎日投稿の編集費90円なんですよ。

台本もAIで作り、撮れば勝手に編集される流れです。月90円なら、自分が発信したいものをインスタにも出せる、というのがおさるさんの見方でした。

おさるさん(動画 7:14〜)

AIですぐ一瞬で作るんですよ。もう本当にこの台本とかも一瞬で作ってで、それをもう取るだけで勝手に編集されるから

話は、以前の苦労にも触れます。編集代が高く、毎日投稿の手間もかかった頃は、1本に力を入れて伸ばす投稿をするしかなかった、と振り返ります。

動画の中で見せた例は、テロップも含めて、全部AIで作った物でした。トップクリエイターがAIを嫌う理由も分かった、一瞬でコピーされるから、とおさるさんは言います。

たくとさんは、自分も全く同じ考えで、YouTubeでもやっている、と話します。AIで作ると、インスタなどでAIのラベルが付く点が気になる、という声も出ました。

一方で、AIには同じ型に寄っていく弱さがある、とおさるさんは付け加えます。

おさるさん(動画 6:21〜)

AIの弱いところはワンパターン化する。

15分、20分の長い動画では微妙。1分や5分のショート動画なら余裕、という使い分けの話でした。

編集代が下がったことより大きいのは、毎日出せるかどうかの条件が変わったこと。1本に力を集めるか、毎日出すか。その前提が、ここで動いています。

前提が動くと、外注に頼む仕事の中身も変わってきます。頼むのは作業なのか、仕上がりの物差しなのか。

2026年10月4日に、朝LIVEの章切り抜きの仕組みへ、音量をそろえる工程と、間を詰めて1.2倍にする工程を入れました。

9月30日の朝LIVEの第6章は、176.9秒から125.8秒になりました。そろえ具合は、耳ではなく数値で検品する形にしました。

聞き比べは、人の耳で私がして、これでオッケー、と答えました。間を詰める量は、見込みの約10秒に対して実際は26.3秒でした。見込みを、そろえた後の音で測っていたためです。

動画は、編集代が下がる話でした。私の記録は、AIに任せた編集の仕上がりを、数値で測る形にした話。同じAIで編集を回す話でも、見ている所が違います。

AIで編集を回すほど、何で良し悪しを測るかを決める人が要ります。月90円で回せても、出来上がりを測る物差しが無ければ、安く速いだけで終わります。数値で測っていても、測る場所がずれれば、見込みもずれます。

外注に頼んでいた編集をAIに移す時、どこまで任せて、どこを自分で持ちますか?

任せる範囲は広げていい。ただ、良し悪しを決める物差しまで手放すと、出てくる物が自分の物ではなくなります。

同じ型に寄っていく弱さも、最後に見る人がいるかどうか。そこで、気づけるかが分かれます。

私なら、AIに量産を任せても、最後に自分が読んで違和感がないかを確かめる一手だけは、自分に残します。

03

AIにコピーされる時代。クオリティの高い物を量産する

▲目次
「コピーされる時代」の図解。「一瞬でコピーされる」「みんなやると選ばれない」「クオリティを高く量産」の三つの札が並び、下の帯に「コピーされる所で勝負しない」
図解: コピーされる時代に残る物
動画の画面。サルのお面のおさるさんが椅子に座り、下に字幕「一瞬で写輪眼される」。左上に「おさるの今後の施策」の帯
動画キャプチャ: 字幕「一瞬で写輪眼される」が出る場面(5:45頃)

編集代が下がると、同じような動画を、ほかの人もすぐに作れるようになります。そうなった時、見る人は何で選ぶのでしょうか?二人の話は、ここから先へ進みます。

おさるさんは、AIで再現しているのは、過去にクリエイターが作ったクオリティの高い作品のコピーだ、と話します。質の低い物をたくさん出すのとは違う、という整理でした。

AIで同じような動画を量産する人が増えれば、みんながやってダメになり、選ばれなくなります。だから週1でもいいので、クオリティの高い物をAIで自動にするのが一番いい、と続けます。

おさるさん(動画 9:17〜)

クオリティ高いものをAIで量産しないと意味がないと思ってそれだって僕でもできるじゃん。

弱い側でも、AIや動画編集を使えば、総合格闘技で強い側を破れます。毎日投稿で編集代を抑えながら、クオリティを上げます。おさるさんが話すのは、その戦い方です。

話は後半で、この章の続きに戻ります。AIは安くて早く、クオリティも高い。過去のクオリティの高い作品を読み込ませればできてしまう、とおさるさんは話します。

おさるさん(動画 23:35〜)

それを読み込んでけばできちゃうんですよ。で、これがトップクリエーターに嫌われるんですよ、結局。

トップクリエイターは、AIを受け入れて違う価値を出す人と、AIを否定して続ける人の二つに分かれます。おさるさんは、前者の方が伸びると強く思っている、と話します。

AIに大体やられてしまう時点で、それだけのスキルでした。それが、おさるさんの見方です。

おさるさん(動画 23:53〜)

だからそこで勝負しちゃってる自分が悪いと思った方がいい。

作る工程は、AIへ。選ばれるかどうかは、何を届けるかで決まります。

編集が安くなるほど、作れるかどうかでは差がつきません。差がつくのは、作る前の段階です。

私はLIVEで、AIを使ったらより大きな価値にして、より最適に届く、でもそのゼロイチの足し算の部分は人間がやるしかないよね、と話しました。

足し算の元になるのは、体験や痛み、気づき、価値観。AIが受け持つのは、それを大きくして、合う人に届ける所でした。

おさるさんの話は、AIに再現される所で勝負している側に向いています。

私の話は、その手前。元になる体験を、誰が出すかの側です。

AIで量産するのは、形を増やすことでしょうか?私は、届けたい中身が先にあって、その中身を増やすことだと考えています。

作る側が増えるほど、似た物が並びます。そこで選ばれるのは、技術の差よりも、誰のどんな困りごとに向けた物かが、読む人に見える物だと私は思います。

安く速く作れるようになった分、最初の一つに何を込めるかの重みは増えます。

私なら、速く安く作れるほど、誰に何を届けるかを先に決めます。

04

組織を大きくしない理由。利益率・固定費・しゃがむ時間

▲目次
「組織と利益率」の図解。「組織力は真似される」「利益率が落ちる」「少人数でブランド力」の三つの札が矢印で並び、下の帯に「固定費が重いと売り続けるしかない」
図解: 組織を大きくしない理由
動画のスライド。「1度1億売り上げても」の見出しの下に、「維持するための固定費3,000万」から「これが最悪 どんどんPLを追う」へ進み、大きな字で「また次も1億売らないと」。左上にサルのお面の人物、右上に線画の人物の丸い枠
動画キャプチャ: スライド「また次も1億売らないと」が出る場面(16:00頃)

人を増やせば、売上は大きくできます。それでも、あえて大きくしない、という選び方があります。何を守るために、そうするのでしょうか?二人の話は、利益の残り方から始まります。

話の中では、売れている人の強みは演者の顔と組織力で、発信の中身ではない、という見方が出ます。中身よりも、誰がどの体制で出しているかが強い、という整理でした。

組織力も、採用すれば再現できます。営業やマーケター、広告は用意できるからです。強みとしては高いけれど、個人の強さには及ばない、という話でした。

おさるさんは、組織力は利益率が相当落ちる、と話します。オンラインスクールには上限があって、その間にどれだけ利益を残すかのゲームだ、とも続けます。

おさるさん(動画 13:25〜)

組織力って利益率相当落ちるのよ。だからできればあんま使いたくないのよね。中長期で生きるには。

長く続いているのは、組織だからではなく、少人数でブランド力が高いから。ブランドの利益幅を取り、利益率が高いので、次に投資できる、という整理。

たくとさんは、組織で売上を大きくしても、長くなるときつい、と話します。おさるさんから買う人の数は人生で決まっていて、それを先払いしているだけ、という見方。

気づいたタイミングで人は来る、というたくとさんの話を受けて、おさるさんは、発信を薄くせず、ブランドを守って生きていれば、回り回って落ちてくる、と話します。

次に出るのが、しゃがむ時間の話です。事業が伸びている人ほど、1年ほどしゃがむ時間を作った方がいい。お客様の成果や運営、見えない足元を固める時間だ、と話します。

おさるさん(動画 14:59〜)

結構事業伸びてる人ほどしゃがむ時間作った方がいい。

広告費を倍にするのではなく、維持して、PRや実績の対談にお金を使う。これができるのは利益率が高い人だけで、低いと自転車操業になる、という話でした。

固定費の例も出ます。一度大きく売り上げ、それを維持するために、オフィスなどの固定費が3,000万円かかります。これが一番最悪で、次もまた同じだけ売らないといけない、とおさるさんは話します。

他の事業は伸び続けるので、損失を出してでも伸ばす意味があります。スクールは上限が決まっているので、組織化して利益率を落としても伸びない、と話します。

おさるさん(動画 17:55〜)

だからそもそもスクールはもう上限が決まってるんですよ。上限が決まってるから組織化して利益率を落としたところで伸びないのよ。

たくとさんは、組織化は悪くない、と受けます。ブランドを作るのは大変なので、短い期間で大手に並ぶ見せかけの数字を作るなら、組織化してもいい、という見方でした。

大きくしないのは、小さくいたいからではありません。利益率と、しゃがむ時間を守るためです。

私は登壇で、マーケティングとセールスと集客を人に委ねて、いい商品やサービスを作るのが好きなら、そこに集中する、という組み方のイメージを話しました。

そのとき、成功報酬で分け合う組み方で、パーパスやミッションが合う人と組めばいい、とも話しました。あくまで、組み方のイメージとして話したものです。

私の記事より(ひとり法人は本当に有利なのかを、古川大策さんの動画と報道で確かめ、法人にすることと人を雇うことは別の話だと整理した記事・即法人化を勧める理由と、従業員を雇わなくていい話の節)

法人にすることと、人を雇うことは別の話。古川さんのこの線引きは、会社を経営する立場から読んでも、そのとおりだと思います。

動画の、組織力は利益率が相当落ちる、という話に、この一文は重なります。法人にすることと、人を雇うことは別の話です。組織の形を決める時、法人にするか、人を雇うか、委ねるかは、別々に考えます。

三つをひとまとめにすると、売上を大きくする話が、そのまま人を抱える話になってしまう。そこを分けておきたいんです。

動画が見ているのは、組織を大きくすると利益率が落ちる所です。利益をどこで守るか、という話。

私の話は、人を抱える形にせず、成果に応じて分ける形で委ねる、というイメージでした。固定費にしない委ね方、という所で、二つの話はつながります。

手放すのは魂ではありません。実行と量産のボールを、人やAI、仕組みのうち一人の持ち主に渡すことです。

毎月出ていくお金が重いままで、1年しゃがめるでしょうか?守りたい時間は、組み方の段階で決まってくると思います。

私なら、魂を込める所は自分に残し、実行は固定費の形にならない委ね方にします。

05

外注との付き合い方。価値に払い、経費を抑える

▲目次
「外注は価値に払う」の図解。「ちゃんとした仕事は請求書を見ない」「価値のない請求は聞く」「経費を抑えれば利益が増える」の三つの札が並び、下の帯に「払うのは価値に」
図解: 外注は価値に払う
動画の画面。左に紺のシャツでサルのお面のおさるさん、右に白いシャツで線画のお面のたくとさんが並び、下に字幕「価値がある」
動画キャプチャ: 字幕「価値がある」が出る場面(20:16頃)

編集代が下がっても、外注先との付き合いがなくなるわけではありません。人に頼む仕事は、これからも残ります。では、何を基準に払うのか? 第5章は、二人がそこを話す場面です。

たくとさんは、おさるさんの規模なら編集に月50万円〜100万円かけてもいい、と普通は考える、と話します。それでも、そこまでコストを削れるのがおさるさんの強み、という整理。

おさるさんは、ちゃんと仕事をしている人にはガンガン払う、と話します。5年以上続けてくれている相手の請求書は、見たことがない、という話でした。

おさるさん(動画 19:52〜)

完璧な仕事してる人は僕ね、請求書見たことない。本当チェックしない。本当に。

一方で、何十万もの請求の中身が分からない時は、これは何の請求ですか、と相手に聞く、とおさるさんは続けます。価値が見えないものには、値段の理由をたずねます。

おさるさん(動画 20:12〜)

価値があるから。だから価値がないものに対して何のこの値段なんですかっていうのは超言う

価値のある相手にはチェックなしで払い、見えない請求には聞く。その方が相手も伸びて、調子に乗らない、と話します。法外な金額が当たり前になると、他の仕事でも本人のためにならない、という見方です。

たくとさんは、成果を出した人ほど金額設定も厳しい、と話します。1年前は、それをケチだと見ていました。今は逆だと気づいた、という振り返りでした。

自分も最初は、動画編集の相手を紹介するだけで、報酬は取っていなかったそうです。今は紹介報酬をもらっていて、動画編集は5%、ほかは10%、20%。金額が欲しいのではなく、当たり前じゃない、という合図だと話します。

お金を取らずに紹介を続けると、どれだけいい人でも当たり前になり、仕事が続かなくなります。お互いにウィンウィンでいるために、厳しくし合うのが大事、というたくとさんの整理です。

たくとさんは、おさるさんが以前は編集に月100万円以上かけていた、と紹介します。100万円、150万円ほど。それが月90円になった、という話でした。

動画の後半で、たくとさんは、売上を上げる話なら誰でも盛り上がるのに、経費の話でここまで盛り上がれるのは珍しい、と話します。

たくとさん(動画 24:34〜)

売上上げなくても経費抑えれば利益増えるんすもん。普通に。

楽をして売り上げている所には、必ず歪みがあります。ビジネスは楽をするものではない、というのが二人の見方です。営業の歩合が15〜20%、多くて30%、40%まで聞いたことがある、という例も挙がりました。

ここで言いたいのは、外注への払い方は、安いか高いかでは決まらない、ということです。決め手は、価値が見えているかどうか。

請求書を見ずに払える相手は、見なくていい仕事を何年も続けてきた相手です。信頼の積み重ね。

価値が見えない請求に、これは何ですか、とたずねます。それは疑っているからではないと私は思います。払う側と受け取る側で、価値の見え方をそろえるためです。

編集代がどれだけ下がっても、外注先は残ります。そこには、仕事の価値で払います。額の大小より先に、何を受け取っているかを見たいんです。

紹介に報酬をつける話も、根っこは同じ。当たり前にしないための線引きです。

私の記事より(節税の記事から、外に払うか、手元で担うか、機械に渡すかを決める見方を整理した記事・まとめの節)

外に払うか、自分でやるか、機械に渡すか。渡すとしても、仕込みまでにする。味見と、止まっていないかの確認は、社長に残しておく。

読み返すと、払う額は手応えではなく、何を渡しているかで見るのだと思います。仕込みまでは機械に渡し、味見と確認は自分に残す。この分け方は、外注に頼む仕事を決める時にも使えます。ただ、払う額を決める物差しは、動画が言うとおり、価値が見えているかどうかです。

自分が払っているお金は、どこまでが仕込みで、どこからが味見でしょうか?

私なら、払う時は価値を見て払い、価値が見えない請求は聞きます。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 動画編集の編集代は、どう変わったと話されていますか。

A. 7分ほどのショート動画の編集が、以前は5万円〜10万円ほどだったのが、AIで30円になった、とおさるさんは話します。毎日投稿で月90円、とも話します。

Q. インスタがBANされたあと、発信はどう変わりましたか。

A. 1000再生でもいいから、自分にしか発信できないことをやると決め、コンセプトをオンラインスクールの作り方に変えた、とおさるさんは話します。

Q. AIにコピーされる時代に、何をすればいいと話されていますか。

A. 週1でもいいから、クオリティの高い物をAIで自動化して量産する、と話します。AIに大体やられる所で勝負しているのは自分が悪い、という見方も出ます。

Q. なぜ組織を大きくしないと話されていますか。

A. 組織力は利益率が相当落ちるからです。少人数でブランド力が高い方が、利益率が高く、次に投資できる、と話します。

Q. 外注先には、どう払うと話されていますか。

A. 価値のある仕事にはチェックなしで払い、価値が見えない請求には聞く、とおさるさんは話します。たくとさんは、経費を抑えれば利益が増える、と続けます。

MATOME

まとめ。編集をAIに任せたあとも、価値に払い、固定費にしない委ね方を選ぶ

▲目次

動画は、インスタのBANで発信を変えた話から、編集をAIで回す話、コピーされる時代、組織を大きくしない理由、外注に価値で払う話へと進みます。

私が持ち帰ったのは5つ。数より、買ってくれる人を選ぶこと。AIに量産を任せても、最後は自分で確かめること。速く安く作れるほど、届ける相手を先に決めること。固定費の形にならない委ね方を選ぶこと。価値が見えない請求は、聞くこと。

私の運用でも、間の作業はAIに任せて、入口の体験と出口の確かめは、最後に私が持ちます。動画の二人の話とも、同じ向きで読めました。

外注に払っているお金のうち、価値が見えている分と、見えていない分は、分けて見られていますか?

COLUMN

数より、熱から入って小さく出す。その順で足りるのか

「熱から入り、小さく出す」の図解。「熱から入る」「小さく出す」「反応を見る」の三つの札が矢印で並び、最後の札に的と矢。左にひろくん
図解: 熱から入り、小さく出して、反応を見る

動画の第1章で語られた、1000再生でもいいから自分にしか言えないことをやる、という話。広い発信をやめると、反応まで減っていくように見えます。この見え方の手前にある考えは、AI同士の討論から、熱から入って小さく出して反応を見る考えを整理した本質討論の記事に書いています。

私の記事より(AI同士の討論から、熱から入って小さく出して反応を見る考えを整理した本質討論の記事・結びの一つ前の段落の節)

だから、この問いの答えは全員に共通の正解ではなく、始める本人が、確かめ方まで含めて決めることだと考えています。熱から入る。小さく出して、反応を見る。この二つだけは、外さずにいたいです。

熱から始めれば必ず商売になる、とは、私にも言い切れません。それでも、小さく出して反応で確かめる順番なら、広い発信を手放す一歩目を出せます。外れたら、そこで直せばいいんです。

私の記事より(AI同士の討論から、熱から入って小さく出して反応を見る考えを整理した本質討論の記事・最後の段落の節)

一人社長の私が、この討論を毎日続けているのは、判断の基準を、誰かに任せきりにしたくないからです。AIに議論してもらうのは、答えをもらうためではなく、自分の答えの輪郭を見るためです。

これを発信の仕事に重ねると、小さく出す前に見ておきたいのは、自分の答えの輪郭です。いちばん届けたいのは誰で、自分の何を開いて渡せるのか?AIに議論してもらうのも、答えをもらうためではありません。その輪郭を、自分の目で確かめるためだと考えています。

だから私は、数を取りに行く前に、いちばん届けたいひとりを仮に決めておくのがいいと考えています。仮なので、反応を見て決め直してかまいません。そのひとりが手を止めたかどうかを見れば、小さく出した結果を、再生数とは別のものさしで読めるようになります。

数の前に、熱と輪郭。この順番を、私は手元に置いておきたいです。

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネルおさる&たくとのマーケ攻略
出演おさるさん(サルのお面のアバター)、たくとさん(線画のアバター)
公開日2026年10月20日
長さ34分10秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=X3ldEge9Pd0

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