WATCH REPORT

Claude Code AI社員の作り方は?5部署をフォルダ設計で分ける手順

2026.10.24

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル AIの中の人 で、Claude Code を使って営業・マーケ・事務・制作・経理のAI社員を作り、会社の仕事を一言で頼めるようにする手順を、実画面で解説した回を紹介します。

Claude Code などのAIに仕事を任せたいのに、毎回長い指示文を書いても答えは普通。文書やExcelに貼って手直しして、自動化したくても何から手を付けるか分からないまま。動画を通しで見る時間も、なかなか取れません。そんな個人事業主や小さな会社の経営者、会社員に向けて書きました。

動画は23分。AIの中の人さんが、フォルダの分け方と置くファイルを決めるだけでAI社員を作れる、と実画面で見せる回です。部署ごとの仕事を一言で頼むところまで、動画の順に追います。

読み終えると、動画の流れが頭に入ります。AIに仕事を任せる時、情報をどこに置き、どこで人が目を通すか。それを見直す視点を持ち帰れます!動画の整理に加えて、過去の記事への案内も入れています。

SPEAKER

AIの中の人さん

動画の話し手です。YouTube のチャンネル AIの中の人 で、白いロボットのキャラクターとスライド、VS Code のターミナル画面を見せながら、AI社員の作り方を順に話します。顔は映りません。

3行でわかるポイント

  1. AIの答えが普通になるのは、渡す情報のせい。フォルダ設計と、毎回読まれる CLAUDE.md で会社の前提をAIに渡す、とAIの中の人さんは話します。(第1章・第2章へ)
  2. 営業は正解の成果物を見本に企画書と見積書を作り、マーケは同じ企画書から案内メールと告知サイトを作ります。集客の視点は人が指示する、という話です。(第3章・第4章へ)
  3. 私なら、部署を分ける前に、AIに渡す情報の置き場と、人が目を通す場所を先に決めます。(第5章・第6章へ)

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01

AIの答えが普通になる原因は、情報の渡し方にある

▲目次
図解。毎回前提を説明し直す、資料が散らばる、何でも一つの会話に頼む、の三つの札が矢印で並び、整理された机の水彩画が添えられている。見出しはAI社員は、フォルダ設計だけで作れる
図解: AI社員は、フォルダ設計だけで作れる
AI社員を作ると一言で頼める、という説明が映る動画の場面
動画キャプチャ: AI社員の考え方を説明する場面(1:30頃)

丁寧に指示を書いたのに、返ってきた答えが思ったより普通でした。そんな場面、ありませんか?理由はどこにあるのか。動画は、その問いから始まります。

冒頭で挙がる悩みは、AIの答えを文書やExcelに貼って手直ししていること、毎回長い指示や修正を出していること、自動化したくても何をすればよいか分からないこと、です。

AIの中の人さんは、長い指示文を丁寧に書く人は、結構もったいないことをしている、と話します。

AI社員を作れば、長い指示や直しの指示を出さなくても、いつもの仕事が一言で進む、という説明です。

AIの中の人さん(動画 0:33〜)

AI社員を作ると長いプロンプトや修正指示を出さなくてもいつもの仕事をたった一言頼むだけであらゆる業務が一気に自動化できてしまいます。

作った社員は何人も同時に動かせて、1人で何倍もの業務をこなせる、とも続きます。例はセミナー運営会社。画面の組織図には、営業・マーケ・事務・制作・経理の5人のAI社員が並びます。

Claude Code はエンジニアが使うものでは?という声にも答えています。今回やるのは、フォルダの分け方と、置くファイルを決めることだけ。

AI社員づくりを一言で言うと、フォルダ設計。AIの出力は渡す情報で決まるので、普通に渡せば普通の答えが返ってくる、という整理です。

AIの中の人さん(動画 2:08〜)

AIの出力はですね、どんな情報を渡すのかで決まってきます。普通にやっていたら普通の答えになってしまうんですね。

普通の答えになる原因は3つ。1つ目は、毎回前提を説明し直していることです。会社のこと、取引先のこと、文章の口調。ここが抜けると、AIの返事は一般論に寄ってしまいます。

AIの中の人さん(動画 2:21〜)

これを伝えないとAIは一般論しか返せません。

2つ目は、必要な資料がパソコンのあちこちに散らばっていること。価格表や過去の企画書を貼り忘れると、AIがそれらしい数字を作ってしまう、と話します。

3つ目は、1つの会話に何でも頼むこと。営業と経理が混ざると、前の案件の会社名が出てくることがある、という説明です。

解決の手がフォルダ設計です。専用のファイルに1つ書けば、起動のたびに読み込まれます。決まった場所に置けば、AIが自分で探しに行く仕組み。部署ごとに起動すれば、会話も混ざりません。

部署ごとに、会社の事情を分かった担当者が座っている状態。それがAI社員です、と動画はまとめます。

答えが普通になる理由は、AIの賢さより、渡された情報の側にあります。動画の芯はここです。

正直、指示文の言い回しを磨く方に、つい目が行きませんか?

私は、その前に、前提と資料をどこに置くかを見直す方が先だと見ています。

説明し直す手間は、1か所に書いておけば減らせます。散らばる資料には置き場を。混ざる会話には部署の仕切りを。

どれも、人の側で直せる話です!AIを替える前に、できることがまだ残っています。

磨くのは、指示文より先に情報の置き場。

02

Claude Code AI社員の土台は、フォルダ一式とCLAUDE.mdの会社のルール

▲目次
図解。AIに会社のフォルダを作らせる、CLAUDE.mdが会社のルール、案件ごとのフォルダ、の三つの札に、組織図と開いた帳面の水彩画が描かれている。見出しは会社の形は、AIに作らせる
図解: 会社の形は、AIに作らせる
CLAUDE.mdと各フォルダが並ぶ画面が映る動画の場面
動画キャプチャ: できたフォルダの中身を見せる場面(7:30頃)

人によって仕事は違うのに、どんなフォルダを作ればいいのか。ここ、迷いますよね?動画の答えは、意外とあっさりしていました!

準備の画面は VS Code です。ターミナルには、文字で指示を直接送る黒い画面、と説明が入ります。黒い画面を見ただけで閉じたくなるけれど、少し我慢してほしい、とも話します。

AIの中の人さん(動画 3:50〜)

ターミナルっていうのは文字で直接指示を送る黒い画面のことですね。

ターミナルを勧める理由は2つ。フォルダの構造が一覧で見えること。複数のチャットを同時に動かせること。ブラウザやデスクトップのアプリでは、チャット画面しか見えないという話です。

空のフォルダで claude と打って起動します。例はイベント会社で働く人。1人で企画運営をして、関係者との調整や制作物づくりに時間を取られている想定です。

フォルダを作る作業は、丸ごとAIに預けます。一言頼めば会社の形が組み上がる、と実画面で見せます。

AIの中の人さん(動画 5:28〜)

フォルダー作りはですね、AIに、ま、全て任せて欲しいんですね。で、一言で会社の形が出来上がってきます。

依頼文には部署ごとの仕事を並べます。営業は企画書と見積書。マーケは告知文と案内メール、アンケートから報告書。事務は申込者リストの集計と当日名簿。制作は登壇スライド。経理は請求書です。

最後に添える一文、最適なフォルダ設計があればそれも追加してほしい、は必ず伝えるように、と強調が入ります。細部はAIに最適な形で設計してもらう方が正確、という理由です。

フォルダの階層は、会社の組織図のようなもの。本当に社員を雇う感じで、役割ごとにAI社員を作る、と話します。

できあがった Finder の画面には、01_営業から05_経理までの部署フォルダが5つ。その横に CLAUDE.md、context、decisions、events が並びます。

CLAUDE.md は、この会社の決まりを書いたファイル。作業を始める前に、Claude は毎回まずここを読む、という説明です。

AIの中の人さん(動画 7:16〜)

クロードMDというのはこの会社のルールが書かれてるファイルです。クロードは毎回作業を進める際にまずこのファイルを読みます。

中身は、会社の組織図、どの仕事をどのAI社員が進めるか、AIが勝手に書き換えてはいけないこと。全員が守る決まりを、ここにまとめるそうです。

context は会社の土台になる情報の置き場で、最初は空っぽ。events は案件ごとのフォルダで、いちばんよく使います。新しい案件をAIに伝えると、案件用のフォルダができあがります。

部署のフォルダは、作っただけでは足りません。どんな仕事をして、どんなスキルを持つかを伝えます。その業務特有の手順は、スキルとして残す、と話します。

AIの回答が遅い、まれな回答が出る、という症状です。原因は、フォルダの階層や中のファイルが整理されていないことがほとんど、と動画は言います。中身は、やりながら足してカスタマイズする方が効率的だそうです。

先に器をAIに作らせて、中身はやりながら育てます。この順番なら、気が楽です!

一から設計図を描かなくていいんです。そこが入口の低さ。

私の記事より(CLAUDE.mdの置き場所とルールを決めると、Claude Codeで作ってもファイルが散らからない・LIVE速報よりの節)

私も、AIに書いてもらったCLAUDE.mdが、すさまじい長さになったことがあります。長くなるほど、守られにくい。

実は私、10月19日のLIVE速報の記事に、AIに書いてもらった CLAUDE.md がすさまじい長さになったことがある、と書いています。

同じ記事の中で、全部ゼロベースで考え直してとAIに頼んだら九割ぐらい削られて、めちゃくちゃキビキビ賢く動いた、とも話しました!

動画が言うのは、フォルダの階層やファイルが散らかると、速さと精度に響くという話です。

動画はフォルダの散らかり、私の記録はファイルの長さ。どちらも、AIが毎回読む物は軽く保つ方がよく動く、という話です。

私なら、AIに作らせた会社の決まりは、毎回読まれる前提で、短く保ちます。

03

営業のAI社員は、正解の成果物を見本に企画書と見積書を作る

▲目次
図解。ヒアリングメモを渡す、企画書と見積書ができる、手順をスキルにする、の三つの札に、書類の束と一本の道の水彩画が描かれている。見出しは営業のAI社員は、企画書と見積書を一言で作る
図解: 営業のAI社員は、企画書と見積書を一言で作る
営業のAI社員が企画書を作る画面が映る動画の場面
動画キャプチャ: 営業のAI社員に頼む場面(11:00頃)

取引先から相談が来た時、最初に何から手を付けますか?ヒアリングのメモを横に置き、過去の企画書を探して、書き直す。この準備に、案件ごとにけっこうな時間がかかっていますよね。この章は、そこを営業のAI社員に任せる場面です!

場面は、信用金庫から相談が届いたところから始まります。取引先の経営者向けに、事業承継のセミナーを開く計画。共催先と組むので、集客から当日の管理、報告書まで支援してほしい、という中身です。

これまでの困りごととして挙がるのは、ヒアリングのメモを見ながら過去の企画書を探し、書き直す作業。あの提案があったはず、とフォルダを探して時間を取られる場面も出てきます。

手順は、営業フォルダで Claude Code を起動して、ヒアリングメモを参考資料に入れるところから。ここで作業フォルダを決めておくことが大事だ、とAIの中の人さんは話します。ほかのフォルダを読み込んで、ファイルを勝手に消されたら困るから、という理由です。

AIの中の人さん(動画 9:57〜)

AIが他のフォルダーを読み込んで勝手にファイルを削除されると困るので作業フォルダーを決めることが重要です。

参考資料のフォルダに入っているのは、先方との以前のヒアリングメモと、セミナー情報のシートです。

で、ここで依頼のコツの話。文章で伝えてもかまわないけれど、どんな形で出してほしいかを示す正解の成果物を渡して、それを元に作ってもらう方がいい、という説明です。

AIの中の人さん(動画 10:25〜)

どのように出力して欲しいのか正解となる成果物を共有してそれを元に作成してもらうのがおすすめです。

画面で入れた依頼は、参考資料のヒアリングメモから、信用金庫向けのセミナー企画書と見積書を作って、金額は価格表どおりに、というものです。

成果物のフォルダに、企画書と見積書が保存されます。見積の金額は価格表のとおり。企画書の背景と目的はヒアリングメモから読み取った内容で書かれていて、企画のテーマも決まっていました。

さらに、1度やれば何度も出てくる業務は、スキルにして残す流れ。AIに、この一連の企画書作成の流れをスキルにして保存して、と頼む形です。

AIの中の人さん(動画 11:08〜)

AIにこの1連の企画書作成の流れをスキルにして保存してという風に伝えてください。

AIは会話を見直して、実際の手順や失敗した部分を反映した手順書の SKILL.md を作ります。次からは、スラッシュでスキル名を呼ぶだけ。今回と同じ手順で成果物ができる、という話。

議事録を見ながらの企画書づくり、AIへの資料の添付、長い指示文。何時間もかかっていたこの作業がなくなり、AIのたたき台を確かめて磨くだけになる、と動画は続けます。

営業の仕事の重さって、資料を探す時間と、書き直す時間なんですよね。

AI社員がやっているのは、その両方を、決まった置き場と見本で短くすること。考える前の準備の部分です。

任せる前に先に決めておく物は、2点。見本になる成果物と、触ってよい作業フォルダです。

見本があれば、AIはこちらの好みを当て推量で埋めずに、同じ形へ寄せられます。見本が無いと、返るのは一般的な企画書。第1章の普通の答えに、ここで戻ってしまいます。

企画書の背景と目的がヒアリングメモから書かれていたのは、置き場が決まっていたから。

順番は、見本が先。

作業フォルダを決めるのは、触ってよい範囲を先に区切る話です。消されて困るファイルを、最初から手の届かない所に置いておけます。任せる量を増やす前の、土台の部分かな。

あ、それと、同じ流れが何度も出てくるなら、手順書にしておく方が手間が減ります。毎回ゼロから説明しないで済むので、AI社員がいつまでも、はじめましての相手になりません。

見本と手順書がそろうと、人の仕事はたたき台を磨く所へ。

次に相談が届いた時、見本にできる企画書は、手元にありますか?

04

マーケのAI社員は、同じ企画書から案内メールと告知サイトを作る

▲目次
図解。企画書から案内メール、告知サイト、LPOは人が指示、の三つの札に、手紙と小さな家の水彩画が描かれている。見出しはマーケのAI社員は、案内メールと告知サイトまで進める
図解: マーケのAI社員は、案内メールと告知サイトまで進める
マーケのAI社員が告知サイトを作った画面が映る動画の場面
動画キャプチャ: 告知サイトを見せる場面(13:45頃)

お客さんに送るメールの文面を考えるだけで、時間が溶けていませんか?書き出しで止まって、言い回しを直して、気づけば次の予定。この章は、その文章づくりをマーケのAI社員に回す場面です。

次はマーケのAI社員。相手に送るメールの文章を考えるだけで、30分や1時間を使っている人はまだ多いそうです。だから文章のたたき台はAIに作ってもらう方がいい、とAIの中の人さんは話します。

AIの中の人さん(動画 12:22〜)

文章の叩きは必ずAIに作成してもらうのが効率的です。

マーケのAI社員が下敷きにするのは、営業のAI社員が作った企画書。そこからマーケの目線で文章を考えます。

画面で入れた依頼は、信用金庫が取引先に送る案内メールとWebの告知文を作って、読むのは60代の経営者、という中身。同じ企画書から、案内メールと告知文がそろいました。

続けて、その文章をもとに集客用のウェブサイトづくりへ。この場面で、スラッシュでモデルを最新モデルに切り替えます。最新モデルの強みはLP作成のデザインの力で、かなり高くなっていると話します。

完成したサイトの画面に並ぶのは、信用金庫の名前、定員、個別相談会の案内、経営者と後継者候補への呼びかけ、事業承継セミナーの題。

ただし、サイトを作らせる時には注意が一つ。

AIの中の人さん(動画 13:38〜)

集客を最適化するLPOなどのですね、マーケティング的な視点はこちら側が指示をしないと反映できないので、AIでそのまま出したLPやサイトを使用する際は注意が必要になります。

時間の比べ方も出てきます。ウェブページに載せる文章を構成からゼロで考えると、余裕で20時間以上。フォルダ設計をしていないと毎回背景を伝え直すことになり、細かい観点が抜けていく、と動画は話します。

AI社員に頼めば、打ち合わせで出たクライアントの意向を読み取ったサイトが、10分もかからずにできあがる、というのがAIの中の人さんの説明。

上流に企画書が1枚あるだけで、メール、告知文、サイトと、下流の仕事がそろっていく流れ。この順番が見えるのが、この章のいい所です!

営業のAI社員が作った物を、マーケのAI社員がそのまま受け取れる作り。ここ、第2章のフォルダ設計が効いている所ですよね。

といっても、速く作れるほど目立つのが、人が決めること。

LPOなどの視点は人が指示しないと入らない、という注意は、判断の置き場所の話です。AIが出したサイトは、あくまでたたき台。

誰に読んでもらって、何をしてもらいたいのか。そこを決めるのはAIではなく、人の側です!

実は、この動画の中にも、人が決めた所がちゃんとあります。読むのは60代の経営者、という一言。あれが、人の指示にあたる部分です。

読み手が決まっていれば、同じ企画書からでも言葉の温度が変わります。決まっていなければ、普通の文章。第1章の話に、ここでもつながるんですよね。

自分の案件なら、読むのは誰か、という一行に何を書きますか?

05

事務・制作・報告書も、部署ごとのAI社員に一言で頼む

▲目次
図解。申込データを整える、登壇スライドを作る、アンケートを報告書にする、の三つの札に、名簿と棒グラフの水彩画が描かれている。見出しは事務・制作・報告書も、前の成果物を引き継ぐ
図解: 事務・制作・報告書も、前の成果物を引き継ぐ
アンケートの開催報告書の画面が映る動画の場面
動画キャプチャ: 開催報告書を見せる場面(19:00頃)

申込データの整理、スライドの構成、アンケートの分析。どれも、毎回どれくらい時間を取られていますか? この章では、この3種類の仕事を、部署ごとのAI社員に一言で頼む場面が続きます。

最初は事務のAI社員です。申込データには、同じ人の二重申込と、(株)と株式会社のような表記の揺れが混ざっています。手作業で直すのは大変、という困りごとです。

ここでAIの中の人さんは、ターミナルを別に1つ開けば、別のAI社員を同時に働かせて、業務をどんどん進められる、と話します。

依頼は、参考資料の申込データの二重申込と表記揺れを直して、1社1行にまとめること。当日の受付名簿を、会社名の五十音順でExcelにする、という中身です。整理した申込者リストと、受付名簿のExcelができました。

ここで、注意が一つ入ります。

AIの中の人さん(動画 15:13〜)

申し込みのデータは個人情報ですよね。

会社のデータをAIに渡してよいかは、社内のルールを必ず確認するように、と続きます。社内研修の出欠表や、展示会で集めた名刺のリストも、同じ頼み方で整えられる、という話です。

地味に時間を取るのは、セルの縦幅や横幅、色分け、表記揺れの直し。それだけで30分から1時間かかる、と話します。一言頼めば、バラバラのデータをAIが自分で判断して直し、空いた時間を当日の段取りに回せます!

制作のAI社員には、営業の企画書をもとに、1枚で伝えることは1つの条件で、60分のセミナーの登壇スライドを頼みます。できたスライドを見て、こう話します。

AIの中の人さん(動画 17:08〜)

企画書の流れ通りですね、1枚に1つずつ話が並んでますよね。

会社のスライドの見本をナレッジのファイルに入れておけば、最初から色や配置を見本に寄せて作ってくれる、とも添えます。

マーケのAI社員は、アンケートから開催報告書も作ります。大量のデータでは、何を読み取るかを考える時間が長い、という困りごとです。

AIの中の人さん(動画 18:11〜)

このプロジェクトの今までの仕事の情報が分かっているAI社員に依頼するので、データ分析において解像度の高いアウトプットを出してくれちゃいます。

5段階の満足度の表と、次回やってほしいテーマの上位3つが入った報告書ができ、そのまま次の提案のネタになります。分析はほんの3分、と画面を見せながら話します。

AIの中の人さん(動画 19:10〜)

結局AIに頼んだけど使えなかったっていう状態をめちゃくちゃ防ぐことができちゃいます。

並べてみると、事務も制作も報告書も、前の部署の成果物を、次の部署が受け取る形です。営業の企画書が制作のスライドになり、マーケの報告書は次の提案へつながります。

置き場が決まれば、渡し直しは不要。

で、この章でいちばん大事に見えるのは、名簿の手前に置かれた注意です。

個人情報を含む仕事は、AIに渡す前の確認が先です。手間が減るかどうかより、まず渡してよい情報かを見ます。

名簿も、出欠表も、名刺のリストも、中身は人の名前と連絡先。手順が同じでも、扱う情報の重さは違いますよね?

動画も、片づけ方の説明より先に、社内ルールの確認を挙げていました。この順番で考えます!

人が目を通す場所は、AIに渡す前の元のデータと、できあがった名簿の2か所だと思います。渡す前は、入っている項目が社内のルールで扱ってよい物か。できた後は、二重申込や表記揺れを直したあとの名簿に、同じ申込が残っていないか。

手間が減るのは、その2か所を人が見たうえでの話になります。

06

経理のAI社員は請求書をスキルにして、金額は人が見ます

▲目次
図解。請求書をスキルにする、見積書を読み込む、金額は人が確認、の三つの札に、封筒と虫眼鏡の水彩画が描かれている。見出しは経理のAI社員は、請求書を一言で作る。金額は最後に人が見る
図解: 経理のAI社員は、請求書を一言で作る
請求書のスキルを作った報告の画面が映る動画の場面
動画キャプチャ: 請求書のスキルを見せる場面(20:30頃)

月末に前の月の請求書を開いて、宛先と金額を書き換える作業。毎月くり返していませんか? この章では、その作業を経理のAI社員のスキルにする場面と、動画全体のまとめが続きます。

経理のAI社員の場面です。前の月の請求書を開いて、宛先と金額を書き換え、見積書を横に置いて金額を1つずつ見比べる、毎月の作業です。

経理のAI社員に頼むと、営業のAI社員が作った見積書をAIが読み込みます。金額や情報を自分で入力しなくて済み、毎回同じ手順の仕事はスキルにして手順書にする、と話します。

依頼は、請求書を作る手順を invoice という名前のスキルにすること。形式は見本どおりで、振込先と消費税の計算も入れて、と頼みます。一度作った請求書を見本に渡して、毎回の変更点を伝える方法もある、と添えます。

スキルは、日本語で書いた手順書。名前は英語の小文字にしておくと確実で、使う時はスラッシュを打ってスキル名を選びます。

実演では、invoice に、信用金庫宛てで見積書のとおりに、と頼みます。営業の成果物の見積書を読み込み、振込先と消費税まで入った請求書ができました!

消費税は、税率ごとに合計して1回だけ計算する作りです。見積書の税込合計と合わなければ、請求書を作らずに止まります。

端数の処理と請求番号の決まりは未決定なので、その場面では止まって確認する形になっていました。

金額の扱いには、注意が入ります。

AIの中の人さん(動画 20:45〜)

金額に関してはめちゃくちゃ重要なとこだと思うので、ま、最後にですね、必ず人が確認してから提出するようにしてください。

月末に前の月のファイルを開いて書き換える毎回の作業が、一言で終わります。経費の締めや、打ち合わせの議事録も、同じようにスキルにできる、と話します。

全体の振り返りでは、全部を1人でやると何十時間もかかる仕事が、AI社員に一言頼むだけで数時間で終わる、とAIの中の人さんは話します。

AIの中の人さん(動画 21:31〜)

何十時間もかかると思うんですよ。それがAIを活用してAI社員に一言頼むだけで数時間で完了することができると思います。

空いた時間は、本当にやりたいことや、力を入れたいことに使える、とも続けます。

まとめの要点は3点です。1つ目は、会社の前提を毎回自動で渡す設定です。

AIの中の人さん(動画 22:04〜)

まず1つ目はクロードMDで会社の前提を毎回自動で渡す設定にしてください。

2つ目は、部署、参考資料、成果物などのフォルダで、必要な資料をAIが自分で読み込むようにすること。3つ目は、部署ごとにAI社員を起動して、役割を分けて頼むことです。

経理の仕事は、手順が毎回同じなので、スキルにしやすい仕事です。といっても、数字が絡むぶん、任せた先の動きが見える形になっている必要があります。

止まる場所が、作りに書いてあるスキル。ここが大きいんです!

私は、登壇で、AIに任せ切るのも駄目だ、と話したことがあります。現場の生の一次情報と、最後にアウトプットするところは人間が持ち、その中間はAIがやってもいいのかな、という話でした。

動画の注意とこの話は、人が持つ場所の線引きが同じ向きです。動画では、金額という出口を人が持ちます。私の話は、入口の一次情報と、出口の最終のアウトプットでした。

請求書のスキルが、端数や請求番号の場面で止まる作りなのも、人が見る場所を先に決めておく発想だと見ます。

数字を丸ごと任せるのは、危うさがあります。で、どこで止めるかを先に書いておけば、任せられる範囲は広がりますよね?

私なら、請求書のような数字の仕事は、手順をAIに任せても、出す前の金額は自分の目で見ます。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. 動画は、どんな内容ですか。

A. AIの中の人さんが、Claude Code で営業・マーケ・事務・制作・経理のAI社員を作る手順を、実画面で見せる回です。フォルダ設計と、会社のルールを書いたファイルで、いつもの仕事を一言で頼めるようにします。

Q. AI社員とは、何ですか。

A. 部署ごとにフォルダを分けて、会社の事情を分かった状態で動くAIの担当者のことだと話します。部署のフォルダで Claude Code を起動して使います。

Q. AIの答えが普通になる原因は、何ですか。

A. 毎回前提を説明し直している、必要な資料が散らばっている、1つの会話に何でも頼んでいる、の3点だと話します。

Q. 個人情報を含むデータは、AIに渡してよいですか。

A. 動画では、会社のデータをAIに渡してよいかは、社内のルールを必ず確認するように、と話します。申込データも個人情報として扱っています。

Q. 請求書の金額は、AIに任せてよいですか。

A. 動画では、金額はとても重要な所なので、提出の前に必ず人が確認するように、と話します。請求書のスキルは、見積書の合計と合わなければ止まる作りでした。

MATOME

まとめ。AIの答えは、渡す情報の置き場と、人が見る場所で決まる

▲目次

動画は、Claude Code AI社員を作る前に、答えが普通になる原因を3点挙げる所から始まり、フォルダ設計と会社のルールを書いたファイルへ進みます。そこから営業・マーケ・事務・制作・経理のAI社員が順に動き、請求書のスキルで締めくくられます。

私が持ち帰ったのは、答えを普通から抜け出させるのは賢さより、渡す情報の置き場だということです。AIが毎回読む物は短く保つこと、見本の成果物と作業フォルダを先に決めること、個人情報は渡す前に確かめること、金額は人の目で見ること。

私が書いてきた記事でも、長くなったファイルを削ると動きがよくなったことと、最後は人が持つと登壇で話したことが、動画の向きと同じ線上に見えます。

自分がAIに毎回説明し直していることは、どのファイルに置けますか?

COLUMN

任せたあとの空いた時間は、何に使うか

図解。見出しは任せたあとの空いた時間は、何に使うか。任せる、手が空く、やりたいことに使う、の三つの札が矢印で並び、左にひろくんの水彩画が描かれている
図解: 任せたあとの空いた時間は、何に使うか

動画は、ゼロから考えると20時間以上かかる仕事が、AI社員なら10分もかからないと話します。任せて空いたあとの時間は、どこへ行くのか。ここからは動画を離れて、私の記事を一つ引きます。引くのは、AIに任せる目的は、子供のように夢中に遊ぶ時間を持つことの一節です。

私の記事より(AIに任せる目的は、子供のように夢中に遊ぶ時間を持つこと・魂磨きの記録よりの節)

AIに任せた結果が、仕事を回す量を増やしただけになる。手放したはずなのに、手は空かないままです。

手放したはずなのに、手は空かないまま。20時間が10分になっても、残った時間の行き先までは、AIが決めてくれるわけではありません。任せて回る仕事が増えることと、自分の手が空くことは、同じではないんです。

任せる量が増えるほど、浮いた時間は、次の作業で埋まりやすくなります。空いたから次を入れる、が続くと、浮かせたはずの時間は、いつの間にか別の作業の置き場になっているんですよね。だから私は、AIに任せて浮かせる前に、その時間を何に使うかを先に一つだけ決めて、置いておきたいんです!

AIに頼む仕事が何人分に増えても、浮いた時間の行き先が空欄のままなら、手はどうなると思います?浮いた時間に行き先を付けないと、手は次の作業へ流れていきます。私が先に置いておきたいのは、任せたあとに残る、子供のように夢中になれる時間です。

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネルAIの中の人
出演AIの中の人さん
公開日2026年10月23日
長さ23分30秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=MfbFh1vfZfM

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