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国づくりツアーとは?マナブさんが福岡で話した、孤立するフリーランス向けの構想を整理

2026.10.21

家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくん(@passion_tanaka)です。今回は、YouTube のチャンネル マナブ の動画で、マナブさんが福岡県大牟田市を拠点にした国づくりツアーの構想を、フリーランスの孤立と続かない仕事への不安から説明した回を紹介します。全体は約1時間40分で、話が始まるのは35分すぎからです。

この先も、いまの仕事が続くのか不安がある。会社の外には、気軽に会える友人がいない。地方に拠点を持つ暮らしにも関心はあるけれど、長い配信を通しで見る時間はない。そんな人に向けて、話が混ざらないように、構想の筋道だけを追えるようにまとめました。

話の入口は、続かない仕事と孤立という2つの悩み。そこから、地域の事業と住む場所の友人という2つの軸、友人がいない孤独、三日間のツアーと一緒にやる人の条件、役割分担と海外から人を呼ぶ構想、よくある質問へと、動画の順に進みます。

読み終えると、孤立するフリーランス向けの構想の筋道を、動画の順に追えます。

SPEAKER

マナブさん(ライブ配信で一人で語る形式)

画面には本人が一人だけ映ります。この回では、福岡県大牟田市を拠点にした国づくりツアーの構想を話します。

3行でわかるポイント

  1. マナブさんは、続かない仕事と、会社の外にない友人という2つの悩みから、地域の事業と住む場所の友人を育てる国づくりを説明します。(第1章・第2章へ)
  2. 話は、友人がいない孤独、三日間のツアー、組む人の条件、役割分担、すぐには稼げないという答えまで、動画の順に進みます。(第3章・第4章・第5章へ)
  3. 私なら、力を入れる所を先に選び、場は設計より先に、近さと一声から育てます。(第6章へ)

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01

続かない仕事と、会社の外にない友人。マナブさんが話した2つの悩み

▲目次
続かない仕事と会社の外の友人をテーマにした図解。5〜10年先の仕事、会社のつながり、会社の外の友人の3つの枠が矢印でつながり、山道の先に灯りのともる家が並ぶ水彩の絵
図解: 続かない仕事と、会社の外の友人
マナブさんが、フリーランスの仕事が続かないと感じる人が多いと話している場面の動画キャプチャ
動画キャプチャ: フリーランスの仕事が続かない、と話す場面(42:43頃)

動画が最初に置くのは、答えではなく悩みです。仕事が続かない不安と、会社の外に友人がいない孤立の2つ。この2つを、どんな順で話していくのでしょうか?

この回は、全体のコンセプトを話す配信です。細かい点は別の場で話すので、今日のライブはそんなに真剣に見なくていい、という前置きから入ります。話の型はブログを書く時のテンプレートと同じ、とも話しました。

題は、発表、福岡の国づくりツアー。コンセプトは、地域で事業を作り、地元の友人が増える場所です。想定する読者はフリーランスで、会社員でも当てはまる人は歓迎、という前提です。

悩みの1つ目は、仕事が続かないことでした。AIで自動化が進み、いまの仕事が5年、10年先に残っている可能性は少ない、とマナブさんは見ています。現実と理想のギャップが広がりすぎて、うつ病になる人もいると思う、とも話しました。

独立を考える人もいるけれど、いまの指標だと独立も厳しい、という見立てです。昔は独立や起業を勧めていたのに、いまは副業にも力を入れなくていい、と話が変わります。AIの勉強も、能力の高い人が全力で競っていて、そこで戦うのは苦しい、という説明でした。

マナブさん(動画 41:29〜)

副業ももう頑張らないでいいし

悩みの2つ目は、孤立です。リモートで働く人は、都市でも地方でも一人暮らしが多く、周りに友人がいない人が多い、と見ています。会社の飲み会は楽しめても、会社の事業が縮小したり倒れたりすれば、そのつながりは消える、という話でした。

身の回りのフリーランスは、ほぼ全員が仕事を失った、とマナブさんは話します。正確には1人だけ残りましたが、その人も社員として働いています。ホワイトワーカーにも同じ波が来る、という見方でした。

マナブさん(動画 42:43〜)

僕の周りのフリーランス本当に全滅しましたね

これからの働き方や生き方に悩む人は、日本にも世界にも溢れている、という認識でした。そういう人に向けて、この国づくりのプロジェクトで問題を解決できると思う、と話して前置きを閉じます。

ここで押さえておきたいのは、出発点が2つに分かれていることです。仕事が続かない不安と、友人がいない不安。

副業や起業の話も、マナブさん自身の考えが変わった跡として、そのまま聞いておきたい所です。

動画の、副業にも勉強にも力を入れなくていい、という話は、私には、何に力を入れないかを先に決める話として聞こえます。

私は、嫌いなことと後回しにしていることを、AIにやってもらっています。

ズボラじゃなければ、自分でやっていたと思います。任せると肩の荷が下りて、ワクワクすることにエネルギーが回ります。

私の記事より(嫌いなことと後回しをAIに任せて、肩の荷を下ろしていい、と書いた魂磨きの記事・母に似てきたズボラな私。嫌いなことと後回しは、AIに任せて、肩の荷を下ろしていいの節)

先に結論を書きます。ズボラだからいい。嫌いなことと後回しは、AIに任せて、肩の荷を下ろしていい。

この一節は、力を入れる範囲を決める側の結論。動画の話も、力を入れる所を選び直す向きで、この一節と並んでいます。

では、何から手放していくのか?

私なら、力を入れる所を先に選び、残りは任せます。

02

地域の事業と住む場所の友人。国づくりツアーの2つの軸

▲目次
地域の事業と住む場所の友人をテーマにした図解。地域に根差した事業、住む場所の友人、二つを同時に育てる、の3つの枠と、同じ畑に並んで育つ二本の苗の水彩の絵
図解: 地域の事業と住む場所の友人
マナブさんが、地域で営業するウェブマーケティングなどの事業の案を話している場面の動画キャプチャ
動画キャプチャ: 事業の案を話す場面(45:00頃)

悩みの次に、動画は解決の筋道を置きます。拠点は福岡県大牟田市で、軸は2つ。

1つ目の軸は、地域に根差した事業を作ることです。2つ目は、住む場所でつながる友人を増やすこと、とマナブさんは話します。

マナブさん(動画 43:48〜)

まず一つにその地域に根差した事業を作っていこうと思います

大牟田は、地下水が出て、自然が良く、空気もきれいな土地。心が疲れた人が安く滞在して癒せる場所や、お寺で瞑想できる施設も作りたい、という構想もありました。ただ、この回は事業作りを軸に話す、と断っています。

事業の考え方は、福岡には起業の助成や支援が多い、という点から始まります。福岡で法人を作り、代表はマナブさんではなく別の人が務める、という形でした。IT系の事業と助成を組み合わせて、複数の事業を作りたい、という考えです。

事業の案として並ぶのは、ウェブマーケティング、ウェブ制作、外国人向けのインバウンド、ゲーム教室、イベントです。ウェブマーケティングは、オンラインだけで仕事を取るのは大変でも、地域に根差して営業するなら取りやすい、という見方でした。

マナブさん(動画 45:19〜)

こういうやり方だとぶっちゃけ結構仕事取りやすいって思ってます

ゲーム教室は、マナブさん自身がやりたいことだと話します。学校に通えない子どもたちが集まるオンラインの場を作り、そこでゲームを一緒に遊ぶ予定です。県がゲーム教室向けの助成を用意していて、子ども向けの教室は単体で続けるのが難しいから多くが助成を使う、という説明が続きました。

以前にゲームのコミュニティを運営していて、ゲーム系の人材やプロゲーマーの知人もいる、とも話します。国もゲームやゲーム開発を重要な分野と見ている、という見立てです。イベントや祭りは、福岡がアクセスのよい土地だから開きやすい、という案でした。

目指すのは、大きな利益ではなく、小さな事業を複数作ることだと話します。ただ、どれもまだ全然決まっていない案です。ツアーで現地の人と話して決める、という段取りでした。

福岡でウェブ制作の会社を経営する方から、すでに連絡があったことにも触れます。福岡に住む友人とも会って、つながりを広げたい、という考えです。

この章の中心は、事業と友人が同じ場所に重なっている所です。働く相手と、日々を過ごす相手が、同じ地域にいる形。

地域で営業して仕事を取る話と、住む場所で友人を増やす話が、一つの土地の上で分かれていません。

もう一つの見どころは、順番です。事業を先に決めて場所を探すのではなく、場所で人に会ってから事業を決める流れ。

型と人、どちらを先に置くかで、話の進み方は変わってきませんか?動画を見る時は、この順番を頭に置いておくと、後半の話も追いやすくなります。

私の記事より(信じて待つのをやめ、ワクワク夢中の凸凹が自然につながる組織を考えた記事・場とAIは、割り当てずに何をするのかの節)

人間は縦に掘る。AIは横に広げる。それぞれが好きなことに夢中になっている状態を、無理に一つの型へ合わせず、そのまま横につなげていく。

この一節にあるのは、好きなことに夢中な人たちを、一つの型に合わせず、そのまま横につなげる見方でした。

まだ全然決まっていない案を並べて、現地で人と話してから決める進め方も、型を先に決めない点で、この一節に近い進め方です。

それぞれの好きを、最初から一つの型にそろえる必要はありません。

そして、事業の話の裏側で、もう一つの軸が待っています。

03

友人がいない孤独から、約束しなくても会える環境へ

▲目次
約束しなくても会える距離をテーマにした図解。一人のノマド、家に人を招く、約束しなくても会える、の3つの枠と、海辺の小屋から街のカフェへ続く水彩の絵
図解: 約束しなくても会える距離
マナブさんが、フリーランスになった後の感覚は圧倒的に孤独だと話している場面の動画キャプチャ
動画キャプチャ: 友人がいない孤独を話す場面(48:13頃)

事業の話の次に、動画が置くのは友人の話です。仕事の自由を手にしたあと、人は何を感じるのか? その孤独から、家に人を呼び、フラッと会える環境を作る構想へと、話は進みます。

地域に根差す事業の利点は、まず営業のしやすさ。2つ目の利点として挙がるのが、住む場所でつながる地域のネットワークです。心の健康や、日々の楽しさにつながる、と見ています。

リモートで自由に働く人も、フリーランスも、昔より増えました。では、ノマドやフリーランスになれたあとに何を感じるのか。この回でマナブさんが挙げる答えは、孤独です。

マナブさん(動画 48:13〜)

圧倒的に孤独なんですね

最初にノマドになったのは、タイのチェンマイ。これで自由に生きていける、と思ったのに、身の回りに友人がいなくて、つまらなかったそうです。そこで仲間を集め、シェアハウスと学びの拠点を作った、と振り返ります。

マナブさん(動画 48:41〜)

やっぱり周りに友達欲しかったからですね

話は、それを福岡版でやりたい、と続きます。協力者はすでに何名か。大牟田は福岡から新幹線で約30分の場所で、家はすでに1軒あり、別の1軒は買収が進み、さらに数軒を進められそうだ、という状況です。

家はきれいに整えて、カフェレストランやコワーキングスペースにする形です。移り住んだ人が過ごせる場所も作る、という構想。

海外の例も挙がります。ノマド界で知られる起業家が、毎週木曜日に自宅へ友人やエンジニアを招く。みんなで作業をして、終わったらブラウザゲームで遊ぶ。お金があっても周りに友人がいないとつまらないから、という理由です。

場所づくりをするインフルエンサーや事業家は増えている、という見方。マナブさんは、このプロジェクトに大きなお金を入れると決めています。うまくいかなければすぐやめる形にはせず、関わる人が多いので、少なくとも3〜5年は続けると話します。

後半のコメントへの返答でも、この話に戻ります。チェンマイは街がコンパクト。配信の朝、カフェで作業していたら、仲間がたまたま来て、別の友人も来て、コーヒーを飲み、軽く話し、ご飯を食べたそうです。

マナブさん(動画 92:51〜)

フラッと会えるじゃないですか

そういう環境を作りたい、と配信は続けます。まず住む家を作り、そのあとでレストランやカフェを作る順番です。狭い地域で一緒に住めば、自然と仲良くなりやすい、という考えです。

ここで出てくるのは、第2章で挙がった2つ目の軸、住む場所の友人への答えです。約束しなくても会える距離。その近さを、家とカフェで先に用意する形になっています。

私のGPTs研究会のFacebookグループは、計画して始めた場ではありません。

GPTsが出てきたとき、時代が変わると感じて、そのままグループを作ったんです。

そこに加わってくれた仲間の、一緒にやろう、という一声。そこから、ここまで場を一緒に育ててもらいました。

動画の3章も、人が集まる場を、家と近い距離から育てる話です。場は設計より先に、近さと一声から育つ、という見方です。

私の記事より(GPTs研究会のFacebookグループが9000人を超えるまでの経緯を書いた記事・GPTs研究会のFacebookグループが9000人を超えるまでの経緯の節)

計画して始めた場ではありません。

この一文が示すのは、場に設計図が先にあったわけではない、ということ。マナブさんの構想は、家とカフェを先に作って、近さから用意する形です。

順番は逆。それでも、最初から全部を大きく決めない点は、近い所です。

私なら、場を設計するより先に、近くにいる人への一声から始めます。

04

三日間のツアーと、一緒にやる人の条件

▲目次
三日間のツアーと組む人の条件をテーマにした図解。三日間の探索、雑談ベース、人柄と小さな事業の3つの枠と、畳の広い部屋、石段の上の寺、海辺の道を並べた水彩の絵
図解: 三日間のツアーと組む人の条件
マナブさんが、ツアーは講義ではなく雑談ベースで話すと説明している場面の動画キャプチャ
動画キャプチャ: ツアーの形を話す場面(55:50頃)

構想の次に、動画が置くのは具体的な三日間の過ごし方です。そして、一緒に事業を作る人の条件。三日間を、どんな時間として組んでいるのでしょうか?

ツアーは、来月の20日、21日、22日の3日間。金曜から日曜の見込みです。全日でなくても1日や2日の参加ができ、全部参加するほうが交流は深まる、とマナブさんは話します。

車はマナブさんが用意します。運転できる人がいれば、レンタカー代は持つので運転だけ頼みたい、という話。本人は運転が下手で、免許を持っていません。奥さんは運転できるそうです。

流れは、大牟田を車で巡るところから。奥さんと、仲間のファミリーを紹介します。みんな優しく、まったり系で、声の小さい人も多いそうです。昼は探索と食事、夕方はお寺で瞑想(したくない人は散歩)、そして夕食。

夜は、大きな物件の畳の広い部屋に集まります。トランプをして、お酒を飲みながら話し、星を見るような過ごし方です。その時間の中で、事業作りの話をマナブさんや奥さん、仲間がする、という組み立てです。

最初は講義をするつもりでしたが、講義はつまらなそうだ、と考え直したそうです。話は、肩の力を抜いた雑談の中でする形に。内向的な人でも大丈夫で、前回みんなで行ったときも全員が内向的だった、という経験からです。

マナブさん(動画 55:50〜)

普通に雑談ベースで喋る方が楽しいかなと思ってて

一緒に事業を作りたい人の条件は3つ。1つ目は、福岡や大牟田を好きと思える人で、いちばん重要と位置づけます。マナブさんは先月初めて九州に行き、福岡は勢いがあり、外国人が多く、空気がオープンだと感じたそうです。

住む地域は、成長しそうな街を選ぶようにしている、と話します。人はそこで影響を受けるから、という考え方。完全に住まなくても、頻繁に来られる人でもよい、と添えます。

2つ目は、人として優しい人。AIが出る前は、技術力と人間性を見て採用していたと話します。いまはほとんどの業務をAIが回せて、少し教えれば、たいていの人がIT関連の業務を覚えられます。だから優しさと、裏切らないことが重要になる、という説明です。

マナブさん(動画 58:23〜)

やっぱり人として優しい人ですね

3つ目は、コミュニケーション力か営業力。それが無ければ技術力です。ただ、コードはAIが書けるので強みになりにくい。ウェブデザインができて、デザインの感性もあるほうが価値がある、と話は続きます。

目指すのは、利益の大きな事業ではなく、小さな事業を複数作ること。レストランでもよく、畑仕事が得意な人も歓迎だそうです。いきなり完全に移住するのは大きな決断ですが、AI時代は働き方も生き方も変わる、という見方です。

マナブさん(動画 60:18〜)

スモール事業を複数で作っていく

ツアーの組み方は、講義ではなく、雑談と同じ時間の共有。条件の並びも、技術より人柄が先。

私はリアル会の懇親会で、たくさん教えることで学べて、人と人の絆も深まる、と感じています。

ワクワク夢中が、互いに広がっていくんです。

動画の4章も、講義の予定をやめて、雑談ベースで同じ時間を過ごす形。人が顔を合わせる時間の中で、絆が深まります。そこが、私の懇親会の話とつながります。

なぜ技術が3番目なのか? 動画の説明では、AIがほとんどの業務を回せるから、でした。

条件の先頭に並ぶのは、土地を好きなことと、人としての優しさ。技術は3番目です。

05

役割分担と、海外から人を呼ぶ構想。畑の話まで

▲目次
得意を持ち寄る役割分担をテーマにした図解。事業とお金、地域のつながり、畑と食の3つの枠と、パソコンと店、筆と水引、鍬と野菜を描いた水彩の絵
図解: 得意を持ち寄る役割分担
マナブさんが、人それぞれ得意分野が違うと役割分担を話している場面の動画キャプチャ
動画キャプチャ: 役割分担を話す場面(65:08頃)

地域が整ったあと、配信は海の外へ目を向けます。海外に営業して人を呼ぶ構想。その中で、マナブさん自身は何を担い、何を人に任せるのか? 話は畑のことまで続きます。

地域が整ったら、海外に営業して外国人を呼び込む。最初に動くのはマナブさんです。来月、審査を通ったITワーカー向けの住み込みの学校へ行き、福岡で国づくりが進んでいる話をする、という予定です。

以前に作ったゲームコミュニティも、デジタル国家というコンセプトで、今回と同じでした。違いは土地。大牟田が見つかったので、土地を押さえて、デジタルと掛け合わせたコミュニティにする、という説明です。

営業の見立ては、海外のお金持ちは現地で体験する旅を好む、というもの。フランスのキノコ狩りのツアーや、パーティーの島から健康の都市に変わったスペインのイビザが例に挙がります。大牟田もウェルネスシティのようにしたい、という考えです。

コメントには、地元の人に警戒されないか、という質問も届きます。一人で動くのではなく、その地域に住む方と協力して進めているので、多分大丈夫。それが返答でした。

地域のネットワーク作りは、内向的なので苦手で、自分ではやらない、とマナブさんは話します。得意なのは奥さんと、仲間のファミリー。人それぞれ得意分野が違う、という説明です。

では、自分は何を担うのか? 得意な場所は、事業作りとお金を稼ぐこと、海外からお金持ちを引っ張ってくること。そして配信での発信です。

マナブさん(動画 65:13〜)

僕の得意な場所は事業作りとかお金を稼ぐとか

それ以外の仕事は、周りの人にお願いします。この回で語られる役割分担です。ツアーも人を統率しない形で、途中から来るのも、飽きて去るのも自由、という形です。

マナブさん(動画 65:27〜)

でもそれ以外の仕事っていうのはもう全部周りの人にお願いをして

畑仕事ができる人や農家の経験者も歓迎、と配信は続きます。マナブさん自身は農業の知識がゼロ。今後10〜30年のうちに大きな地震や物価高、通貨の危機が起きると見ていて、食料の自給率と、地元に農家がいることが重要だと考えています。

三重県で10年ほど地域づくりをして、移住した人が農作業をしながら暮らす例も、友人から聞いたそうです。テレワークの人が移り住むのも、できる人ならいい、という答え。孤立してテレワークする人は多く、生活費も下げられる、と見ています。

構想の中でマナブさん自身が担う所は、はっきり絞られています。残りは、周りの人に任せる形。

私にとって委ねるは、仕事を手放すというより、ボールを持たないことです。

仕事を最後まで運ぶ責任のうち、覚えておく係まで、まるごと渡す。その形を、私はそう呼んでいます。

作業会を仲間にまるごと任せられて、有難かったです。自立したメンバーでチームでやると、やっぱりいいな、と感じました。

得意な所に集中して、あとは周りに任せます。動画のこの役割分担も、自分で動く人がいて初めて成り立つ形。その点は、私の経験と通じます。

私の記事より(作業会を仲間に委ねて、私と子どもまで思ってもらえた有難さを書いた記事・仲間に任せることができたの節)

同じ場にいなければチームではない、と考えていると、委ねることは、チームから離れることになってしまいます。でも、自分で動く仲間がいるなら、私が同じ場にいなくても、チームでいられる。

同じ場にいなくても、チームでいられます。この一節は、途中から来るのも去るのも自由、というツアーの形と重なります。

自由にできるのは、自分で動く人がいるから。私はそう見ています。

私なら、自分で動く仲間がいるなら、同じ場にいなくても、チームだと考えます。

06

すぐには稼げないという答え。よくある質問と、参入障壁の話

▲目次
すぐには稼げない、の前提をテーマにした図解。すぐには稼げない、全員とは組めない、住むだけでもよい、の3つの枠と、山の上を低く飛ぶ一羽の鳥の水彩の絵
図解: すぐには稼げない、の前提
マナブさんが、すぐには稼げないとよくある質問に答えている場面の動画キャプチャ
動画キャプチャ: よくある質問に答える場面(72:08頃)

最後の章は、よくある質問への答えです。すぐに稼げるのか? 全員と組めるのか。失敗したらどうなるのか。最後は、コメントで出たAI動画の話まで続きます。

最初の質問は、すぐに稼げますか。答えは、完全にノー。ブログも発信も、すぐには稼げません。会社員は会社の仕組みがあるので初日から給料が出るけれど、新しく作るなら準備の期間が要る、とマナブさんは話します。

マナブさん(動画 72:08〜)

すぐに国づくりとか事業づくりってどっちみち時間かかるし

新しい事業は、最初は低空飛行。ほとんどがそのまま潰れる、と話は続きます。ある程度勢いがついて飛び立てば、一気にやりやすくなります。ここ10年ほど休みなしで働き、ノウハウと人脈がある、と自分の事業経験も説明します。

生活費の話も出ます。博多から少し離れた所に住めば、生活費は大きく下げられます。大牟田は地下水があり、新幹線で博多まで約30分。収入が下がっても、手元に残るお金は地方のほうが楽、という見方です。

2つ目の質問は、確実に事業のメンバーに入れますか。答えはこちらもノー。事業は本気でやるもので、適材適所があります。全員とは組めないけれど、組む人にも組めない人にも全力で助言する、と配信は伝えます。

IT向きの人ばかりではない、とも言います。パソコンやAIが大好きな人はデジタルの事業に向く。ほかの人は、アルバイトや畑仕事、接客の仕事を探す道もある、という整理です。

3つ目の質問は、失敗したらどうなるか。資金を回収できる見込みがなければ、いったんは撤退します。続けても共倒れになるから。ただ、明日からいきなりやめるやり方はしない、とマナブさんは話します。

メンバー向けのチャットで、収支と今後の計画、今の状態を常に共有します。関わる人が多いので、一人の判断で急に変わることはない、という説明です。

4つ目の質問は、ツアーに行ったら必ず事業に加わるのか。答えは、問題なし。住むだけでも気持ちのいい地域で、地下水も野菜もあります。心が疲れた人が1年ほど休みながら、次の人生を考えるのもよい、と話します。

後半のコメントへの返答では、AIで作った動画で稼げるか、という質問が出ます。厳しいと思う、という答え。理由は、特別な技能がなくても始められるから。以前に教えていたプログラミングやウェブ制作は、学ぶのに3〜6か月かかり、それが入口の壁でした。

AIで作る動画は、2〜3日である程度学べてしまう。入口の壁が低い、つまり壁がありません。誰でも入れるなら、あっという間に競争が激しくなって終わる、と見ています。

マナブさん(動画 89:05〜)

一瞬でレッドオーシャンになって終わるよね

並べてみると、答えのほとんどが、できる・できないではなく、すぐにはできない、という前提で組まれています。時間がかかることを先に置いた構想。

最後の、AI動画で稼げるかという質問への答えは、誰でも入れる分野は、あっという間に競争になる、でした。

私は、凸凹ありのままでいい、と考えています。その凸凹は、誰かとパズルのように組み合わさるもの。

自分の凹は、誰かの凸で埋まります。だから、競争より共創です。

競争になる話は、凸凹ありのままでいい、という私の考えに戻してくれます。探しに行くより、出会える場かどうか。そういう見方です。

すぐには稼げません。全員とは組めません。住むだけでもかまいません。

構想がうまくいくかどうかは、動画の時点では誰にも分からないこと。

競う場に入る前に見ておきたいのは、そこで凸凹が噛み合う人と出会えるかどうか。

FAQ

よくある質問

▲目次

Q. この動画では、マナブさんが何を話しますか。

A. 続かない仕事と孤立の悩みから入り、地域の事業と住む場所の友人という2つの軸、三日間のツアー、一緒にやる人の条件、役割分担、よくある質問を、動画の順に話します。

Q. 想定している読者は誰ですか。

A. マナブさんが挙げるのは、フリーランスを中心に、会社員でも当てはまると思う人です。いまの仕事がこの先も続くか不安な人や、会社の外に友人がいない人に向けて話しています。

Q. 三日間のツアーでは、何をしますか。

A. 日程は来月の20日、21日、22日の3日間と話します。大牟田を車で巡り、夕方はお寺で瞑想(したくない人は散歩)、夜は畳の広い部屋で雑談をして過ごす流れを、マナブさんは描いています。

Q. 一緒に事業を作る人の条件は何ですか。

A. マナブさんが挙げる条件は、福岡や大牟田を好きと思えること、人として優しいこと、そしてコミュニケーション力か営業力。それがなければ技術力、という順です。

Q. すぐに稼げますか。全員が事業に加われますか。

A. マナブさんの答えは、どちらもノーです。新しい物には準備期間がかかり、事業には適材適所がある、と話します。事業に加わらなくても、住むだけで気持ちのいい地域だとも話しています。

MATOME

まとめ。構想は発言として受け取り、約束しなくても会える距離を考える

▲目次

動画は、孤立するフリーランスの続かない仕事と、友人のいない不安から始まり、地域の事業と住む場所の友人、約束しなくても会える環境、三日間のツアーと一緒にやる人の条件、役割分担と海外から人を呼ぶ構想、すぐには稼げないという答えへ進みました。

私が持ち帰ったのは3つです。構想や見通しはマナブさんの発言として受け取り、確かめた事実と分けること。力を入れる所を先に選ぶこと。場は、設計より先に、近さと一声から育つこと。

私は、全部に力を入れ続けるより、力を入れる所を選びます。そのうえで、凸凹ありのままで噛み合う人と一緒に、場を育てていきます。

動画を見終えて、自分にも向けたくなった問いがあります。会社の外に、約束しなくてもふらっと会える友人は、いま何人思い浮かびますか?

COLUMN

場を開く前に、決めることと開けることを分ける

場を開く前に決めることをテーマにした図解。自分の夢中と時間と進行の札を持つひろくん、丸い場の枠、右側の空いた相手の熱の札
図解: 場を開く前に決めること

本文の最後に、力を入れる所を選び、場は近さと一声から育つ、と書きました。ただ、その手前に一つ、弱い所が残ります。場を開くとき、何を先に決めて、何を開けたままにするのか。ここを分けておかないと、構想の言葉は聞き分けにくいんです。私には、場を開く前に、自分が何に夢中かを先に決める、と書いた記事があります。

私の記事より(盛り上げようとしないほうが場は盛り上がるのかを、AI2体に議論してもらった記事・AI時代、盛り上げようとしないほうが、場は盛り上がるのかの節)

一人社長が場を開くとき、自分で決めるのは、まず自分が何に夢中なのかです。そのうえで、時間と進行も決めておく。

引用のとおり、先に決めるのは、自分が何に夢中かと、時間と進行です。始まる前に手の中にあるのは、ここまで。動画でも、三日間の流れは先に置き、講義をやめて雑談ベースにしていました。一方で、事業の案はまだ全然決まっていない案で、ツアーで会ってから決める、とマナブさんは話します。流れは先に、中身は会ってから。この並びが、私の記事の分け方と重なって見えます。

決めておくことと、開けておくことが混ざると、構想の言葉は聞こえ方が変わります。約束にも、誘いにも。聞き分けにくくなるのは、そこなんです。始まる前に決められるのは、時間と進行、それから自分の夢中だけです。相手の熱は、その外側にあります。

私の記事より(盛り上げようとしないほうが場は盛り上がるのかを、AI2体に議論してもらった記事・AI時代、盛り上げようとしないほうが、場は盛り上がるのかの節の続き)

開いたままにしておくのは、参加者の熱です。自分の夢中を見せたら、次は相手の夢中を聞く。どこに熱がつながるかは、始まる前には決められません。

引用のとおり、どこに熱がつながるかは、始まる前には決められません。動画の、講義をやめて雑談ベースにした判断を、この分け方で並べてみます。講義は、話す中身を先に決める側。雑談は、誰の熱がどこへ向くかを開けておく側です。三日間の流れは決めてあっても、その中で何が起きるかは開いたまま。私が記事で開けておくと書いた場のぎこちなさも、この側に入ります。

私は、場を開く前に、自分が何に夢中かを一つだけ決めます。残りは開けたまま。本文の最後の問いも、ここに戻ってきます。約束しなくても会える友人は、決めて作るものではなく、開けておいた場所に来てくれる人。会社の外にそういう友人が何人いるか、私も静かに数えてみます。

LINK

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REF

参考リンク

今回紹介した動画

チャンネルマナブ
出演マナブさん(ライブ配信で一人で語る形式)
公開日2026年10月20日
長さ100分38秒(日本語)
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=agJDCDjSsZ0

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